【なつぞら】神地航也(染谷将太さん)は新人アニメーター!どんな人物?
「なつぞら」はなつがアニメーターを目指して上京し、東洋動画で活躍する物語。その東洋動画という会社でなつの後輩、新人アニメーターとして登場するのが神地航也(かみじ こうや)です。
染谷将太(そめたにしょうた)さんが演じています。歯に衣着せぬタイプ。そして感情的。監督見習いでアニメーターに無理難題を言う坂場とは意見が合うといった人物です。
抜群の画力で入社した新人アニメーター。仕事に対して情熱的に取り組み、時に知的でウィットに富んだ言い回しで、周囲を和ます愛されキャラ。柔軟で大胆な発想を得意とし、アニメーション界に新しい風を吹かせていく。
https://www.nhk.or.jp/natsuzora/cast/index.html
NHKのなつぞら公式ページでは次のように紹介されています。
かなり天才肌のアニメーターといった感じです。なつの後輩というポジションも今まではなかったですから、どういった関係になるのかも気になります。
神地航也に出演シーンに注目してみました。
神地は「面白い」とよく言う
神地が「なつぞら」にはじめて登場したのは第87話でした。なつの提案した短編映画「ヘンゼルとグレーテル」を作ることが決まり、その打ち合わせに神地は参加していました。
(坂場)漫画映画ではアニメーターが作家にもなり役者にもなる。そういうやり方がもっと試されていいはずなんです。どんなにありえない話でも本当のように見せる力はアニメーターにしか発揮できないんです
(神地)面白い!
(堀内)君、誰だっけ?
(下山)新人君だよ
(神地)神地航也です
演出を担当する坂場が脚本を作らずに進めるというと、いきなり神地は「面白い!」と言ったのです。この「面白い」はわりと多く神地が言う言葉ですよね。
(なつ)森に来る時にヘンゼルはパンをちぎって落としていくじゃないですか。そのパンを食べた鳥たちが今度はヘンゼルに恩返しをするんです。鳥たちが魔女を襲ってヘンゼルたちを逃がしてやるんですよ
(堀内)話を作り過ぎてないか?それじゃもうグリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」ではないだろう
(神地)面白い!あっ…面白いと思います!僕もやっとこの企画に乗れるような気がしてきました
(なつ)本当?
(堀内)新人が生意気なこと言うなよ
(神地)遠慮なく意見を言えって言われたんで
(坂場)いいですよ、何でも言って
(神地)あっそれからどうなるんですか?鳥が助けたあとは
このシーンを見ると、神地はちょっと生意気なところがあって、みんなが受け入れないタイプなのかなと思うのですが、その空気を変えたのは神地自身でした。
なつぞら第87話のあらすじと感想(2019年7月10日放送)
なつぞら第88話のあらすじと感想(2019年7月11日放送)
その場で絵コンテを描いてストーリーを説明
「ヘンゼルとグレーテル」のストーリーをなつが説明していた時のことでした。神地は「面白くない」と言います。そして、自分が考えるストーリーを話します。すぐにそのシーンの絵を描いて見せました。
(なつ)ヘンゼルとグレーテルはそれで逃げるんですが魔女が追ってきてまた捕まっちゃうんです。例えば妹のグレーテルが魔女に捕まって兄のヘンゼルが悪魔の塔に助けに行くんです
(神地)面白くない!
(なつ)えっ?
(神地)僕は捕まるなら兄のヘンゼルだと思います。それを妹のグレーテルが助けに行くんです。ずっと魔女の手伝いをさせられながら兄を助けようとしてきた。その思いを最後までいちずに貫かせてやるべきです!
(なつ)なるほど…
(麻子)ちょっと
(なつ)えっどうやって塔の上まで登るの?
(神地)壁をよじ登ればいいと思います。あの絵だと塔につたが絡まってるんでしょ?そのつたをよじ登っていくんです、こうやって、まなじりを決して登るグレーテル
(神地が絵を描いて見せる)
(なつ)面白い!
(茜)悪魔の目的って何なんだろう?
(なつ)えっ?
(下山)そりゃもちろん魔女に代わって子どもたち食べるんだろ?
(なつ)普通に考えればそですよね
(神地)あ~もうそれじゃ面白くない!オオカミはどうでしょう!?
(なつ)オオカミ?
(神地)悪魔は塔の上でオオカミを飼っているんですよ、ペットのように。そのオオカミの餌食として、魔女は子どもを太らせて連れてくるように命じられていたんです
(茜)怖い!
(神地)闇のオオカミたちです。その前に差し出されるヘンゼル。
(絵を見せる)
(なつ)危機一髪、そこにグレーテルが助けに来た!
(坂場)さしずめそのオオカミは戦争兵器の象徴といったところか
(茜)でどうなるの?そこから2人はどうやって逃げるの?
(なつ)どうしよう?
(神地)魔女が裏切るんですよ
(なつ)えっ?
(神地)魔女が悪魔を裏切ってグレーテルの味方になるんです!
(なつ)すごい!おもしろい
(麻子)ねえちょっと待ってよ!これは短編なのよ!そんなに話複雑にしてどうすんの!
(堀内)ますます何の話だか分からなくなってきたな
(なつ)えっでも面白くないですか?
(茜)私は何となくですが面白いと思いました
(麻子)面白いか面白くないかじゃなくて…
(神地)アクションの連続にすれば時間は大丈夫です
(麻子)1本も作ったことない人が何言ってんの!
(神地)まあそうですけどね …
「ヘンゼルとグレーテル」のストーリーをどんどん考えて行ったのは神地だったのです。しかもすぐに絵を描いて見せることができました。この能力はすごいとみんな関心したのですが、さらに神地はすごいことをやりました。
なつぞら第87話のあらすじと感想(2019年7月10日放送)
神地はどんな人なのか
神地とはどんな人なのでしょうか。「ヘンゼルとグレーテル」のストーリーをどんどん考えていった神地はやはり優秀な人物でした。下山が説明しています。
(なつ)すごいですね、あの人
(下山)うん…神地航也君か
(なつ)新人とは思えません
(下山)まあ生意気な新人はここじゃ珍しくないけど、あそこまで物言う新人って珍しいかもね
(なつ)大学を出たばかりということは、私より年は1つ上ですか
(下山)研修期間の能力試験じゃ1番の成績で動画になったらしいよ
研修期間では1番の成績だったようです。その力をしっかり仕事でも見せています。
なつぞら第87話のあらすじと感想(2019年7月10日放送)
神地に絵コンテにみんな驚く
なつたちが喫茶店で話をしていたとき、神地が入ってきます。そして絵コンテを描いたので見てほしいと言いました。
(下山)あれ神地君!
(神地)すいません、ちょっといいでしょうか?
(下山)えっどうしたの?
(神地)さっき話してたところを僕なりに絵コンテにしてみたんですけど
(下山)絵コンテ?
(神地)あっとはいっても、描いたことがないんで絵コンテみたいなものですけどね。見てもらえますか?
(坂場)是非見せて下さい
(なつ)私も見たいです!
(下山)はいはい…
(絵を見る)
(下山)えっこれ…君が描いたの?
(神地)言いっ放しもどうかと思ったんで、使えなかったら捨てて下さい
神地の絵コンテを見た下山は驚きました。そして坂場は次の見たいと言い出します。こうして神地は実力で周りを認めさせていったんですね。
なつぞら第87話のあらすじと感想(2019年7月10日放送)
神地が短編映画の絵コンテを描くことに
神地の力を認めていた坂場は、自分が作る絵コンテの手伝いとして神地を示しました。いきなりのことでしたから、神地もびっくりしたようですが、うれしかったようです。
(坂場)僕が今までの話を脚本に起こして、それを神地君と一緒に絵コンテにします
(神地)えっ?
(坂場)手伝ってくれますか?
(神地)はい…喜んで!
ですが、麻子は「新人に絵コンテを描かせる気?」と気に入らない様子ではありました。それでも、坂場と一緒に神地は「ヘンゼルとグレーテル」の絵コンテを描き上げました。
なつぞら第89話のあらすじと感想(2019年7月12日放送)
神地が原画をやりたいと志願
神地はちょっとほかの人と違って、かなり優秀なアニメーターだというのはわかっていたわけですが、いきなり原画をやりたいと言い出します。
(神地)あの僕も原画を描いちゃいけないでしょうか?
(下山)おっ…どうしよう?
(坂場)絵コンテも手伝ってもらったし、私は構いませんが
(下山)マコちゃんとなっちゃんはどうかな?
(麻子)できるものならやってみれば?
(なつ)はい 私もみんながよければ
(下山)うん、茜ちゃんと堀内君は構わない?
(堀内)いや…
(茜)別にいいですよ、動画も手を抜かずに覚えられるなら、ねえ?
(堀内)うん
(下山)うん、じゃやってみる?
(神地)はい分かりました!
みんなも神地の能力を認めていたんでしょうね。意外とすんなり、神地は麻子やなつと一緒に原画を担当することになりました。
なつぞら第90話のあらすじと感想(2019年7月13日放送)
いきなり「なっちゃん」「茜ちゃん」と呼び始める
神地は絵の才能はありますが、やはりちょっと変わったところがあります。それが見えたのが第91話でした。
(神地)あの、なっちゃん
(なつ)えっ?
(神地)これ原画を描いてみたんですけど見てもらえますか?あのマコさんもよかったら
(麻子)もちろんいいわよ
(なつ)分かった
(麻子)よく描けてるように見えるけど
(なつ)はい…でもどうでしょう、これで…
(裏からも絵を見る)
(茜)すごい…裏から見てもデッサンに狂いがないわね
(神地)それぐらいは常識でしょう
(堀内)奥原の初めの頃とは大違いだな
(なつ)はい、わざわざ言います?それ
(堀内)すまん
(麻子)これでいいと思う、じゃこれ自分で動画も描いてみる?
(神地)はい!あっ茜ちゃん描いたら見てくれる?
(茜)あ…うん、もちろん
(神地)ありがとう、じゃ…ありがとうございました
(茜)ちょっとなれなれしいけど文句言えないわね、あれじゃ
(なつ)いきなりちゃん付けですか…
(麻子)神地航也…神っちと呼んであげましょう
たしかにみんなが感心するほどの腕を持っていることがわかるのです。でも、なつや茜はちゃん付けで呼ばれたことを気にしているようでした。馴れ馴れしいところもあるんですよね。
大物感のある神地は遅刻もしてくるようです。
(神地)おはようございま~す、ん?あれっどうかしたんですか?
(下山)遅刻だよ、少し
(神地)すいません…でも徹夜してこれだけ原画を描いてきたんです、あっ面白いかどうか見てもらってもいいですか?
(茜)神のようなタイミング…
(神地)えっ?
ちょうど深刻な話をしてきたときだったので、余計に神地の遅刻が神のようなタイミングになってしまいました。
さらに、坂場に麻子がイライラしていた時のことでした。麻子が原画を直すように言われ、怒っていました。そのタイミングで神地が発言します。
(神地)俺の原画は褒めてくれましたけどね
(麻子)何が言いたいの、あんた
(なつ)マコさん!冷静に
ちょっと空気が読めないところがあるのかもしれません。
なつぞら第91話のあらすじと感想(2019年7月15日放送)
なつぞら第92話のあらすじと感想(2019年7月16日放送)
なつぞら第94話のあらすじと感想(2019年7月18日放送)
神地は三村茜が好き?
神地はもしかしたら、茜が好きなのではないかと思わせるシーンがありました。それはみんなで遊びに行って、お弁当を食べる場面。
(神地)あっ茜ちゃん、ちょっとそれ頂戴
(茜)あっちょっと!あんたは最初から近すぎなの
(堀内)ずうずうしいんだよ
(神地)分かりましたよ
(茜)あげないとは言ってないでしょ
(神地)えっ!
(茜)はい
(神地)あっ…頂きます!
茜と神地がなんとなくいい感じになるのではないかと予想される場面でした。
なつぞら第96話のあらすじと感想(2019年7月20日放送)
神地は茜とは結婚できなかった
遊びに行ってお弁当を食べるシーンで、茜は神地とこれから発展しそうだとみんな思ったと思うんです。ところがの事態が起こります。第104話でした。
茜が神地ではない人と結婚を発表しました。
(一同)ええ~っ!
(下山)いや~一か八かで告白をしたらオーケーをもらいました
(拍手)
(下山)皆さんの前で僕は永遠の愛を誓います!
(茜)いやいや…ここで誓わなくてもいいから!
さすがに突然の報告で、神地は混乱したのでしょう。神地はあきらめきれないという様子です。
(神地)ちょっと待った!
(茜)神っち…
(神地)いや、それはないよ茜ちゃん!
(堀内)往生際が悪い
(茜)自分でも驚いてるのよ。でも…前から好きだったって気付いたの
(下山)僕も驚いています
神地は茜を諦めますが、ダンスをしたいと言い出しました。
(神地)茜ちゃん、最後に俺と踊って下さい!
(茜)えっ?
(神地)君との別れのダンスを体が覚えていれば、いつか仕事の役に立つ時が来ると思うんだ!
(茜)う…うん、いいわよ
(神地)あっ手…はい、あっちょっとあっち行って
(下山)うわっちょっと、おい…
茜の手を取りながら、下山を突き飛ばすようにする神地。悔しかったのでしょう。
(神地)ステップ
(茜)ステップ?
(神地)ステップ
(茜)何?これは…
(坂場)さすが神っち…
(なつ)どんな時も前向きだわ
(神地)ああ…
(神地が茜の眼鏡を外して髪をほどく)
(神地)ああ、かわいい!
ちなみになつが坂場と結婚することになったときは、神地はあっさりしていました。でも、坂場は映画の失敗で会社を辞めることになっていて、坂場にとても素敵なことを神地は言ったのです。
(神地)世界がいつか気付く時が来るさ!あの映画のよさに!堂々とこんな会社辞めちまっていい!
(坂場)ありがとう
坂場と意見が合うことの多かった神地ですからね。この言葉は自信を無くしかけていた坂場にとって、大きな意味があったのではないでしょうか。
なつぞら第104話のあらすじと感想(2019年7月30日放送)
なつぞら第108話のあらすじと感想(2019年8月3日放送)
下山と茜が結婚してしまって、次は神地はどうなるのでしょうか。もちろん、アニメーターの実力がありますから、これからも楽しませてくれると思います。
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