なつぞら第96話のあらすじと感想(2019年7月20日放送)

2019-07-22

なつぞら第96話のあらすじと感想(2019年7月20日放送)

第15週「なつよ、恋の季節が来た」の第96話。

なつ(広瀬すず)たちの短編映画の声を録音する作業が進められている。声優には咲太郎(岡田将生)の事務所から蘭子(鈴木杏樹)らが担当し、作品が完成していくが…

第96話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
  • 小畑雪次郎(山田裕貴)…菓子屋の息子
  • 仲 努(井浦 新)…アニメーター
  • 下山克己(川島 明)…アニメーター
  • 大沢麻子(貫地谷しほり)…アニメーター・セカンド
  • 三村 茜(渡辺麻友)…新人アニメーター
  • 神地航也(染谷将太)…新人アニメーター
  • 堀内幸正(田村健太郎)…作画課の動画担当社員
  • 森田桃代(伊原六花)…彩色担当
  • 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
  • 亀山蘭子(鈴木杏樹)…劇団「赤い星座」女優
  • 土間レミ子(藤本沙紀)…歌手・煙カスミの付き人
なつぞら登場人物

なつぞら第96話のあらすじ

ヘンゼルとグレーテルの制作が終わって、作画課のみんなで遊びに行った。絵を何度も描き直させられた麻子はバレーボールでミスをする坂場を許さなかった。

みんなで談笑する中で、麻子ははじめてなつを「なっちゃん」と呼んだ。それにすぐなつは気づいて、うれしさのあまり泣いてしまう。

麻子は突然、結婚すると言った。麻子はなつや坂場と比べると、自分には何か足りないと感じていた。短編映画でふんぎりがついたので、アニメーターも辞めることにした。

また戻ってきてほしいと伝えたなつに、麻子は戻って来たくなるようなすごい漫画映画を作るようにとなつを励ました。

蘭子が麻子の描いた魔女のキャラクターを褒める

ヘンゼルと具体的なグレーテルのアフレコが行われた。魔女役は蘭子が声優を務めた。蘭子が魔女はとてもよいキャラクターだと言い、麻子がありがとうございますと言った。魔女は麻子が描いたキャラクターだった。

なつたちの短編映画がようやく完成に向かい声を吹き込むアフレコの時を迎えました

(坂場)それじゃあ よろしくお願いします

(魔女)「私がお前たちを食べるって?そんなことはしないさ、グレーテル、これからお前たちを森のお城に連れていくんだよ」

(グレーテル)「お城に?」

(魔女)「そうお城には森の王がいて、この森が平和なのはその王様がいてくれるからなんだよ、ありがたいことにヘンゼルはその王様のために働けるんだ、よかったね」

(グレーテル)「嫌!そんなことは絶対にさせないわ!」

(魔女)「いいからさっさとヘンゼルを連れておいで、ヒェ〜!何をするんだい。おやめ!おやめって!

(グレーテル)「さあこっちよ!」

(ヘンゼル)「うん!」

(グレーテル)「ヘンゼル今よ!」

(ヘンゼル)「グレーテル逃げよう!」

(魔女)「そうはさせないよ!」

(ヘンゼル)「うわ~!」

(グレーテル)「ヘンゼル!」

(ヘンゼル)「グレーテル!」

(うなり声)

(悪魔)「ハハハハさあ食え!腹を満たせ!闇のオオカミたちよ!」

(グレーテル)「うっうっ」

(魔女)おや!

(グレーテル)「うっ…ああ〜!うっうっ」

(魔女)「全くなんて子だい!あの子は何があっても最後まで諦めない気か」

(グレーテル)「うっえい!ヘンゼル!」

(ヘンゼル)「グレーテル!」

(オオカミのうなり声)

(魔女)「えっえい!さあおゆき!」

(悪魔)「魔女め。裏切ったな!」

(ヘンゼルグレーテル)「はあはあはあはあ」

(鳴き声)

(グレーテル)「あっ!」

(ヘンゼル)「大丈夫か!?」

(グレーテル)「うん!」

(ヘンゼル・グレーテル)「はあはあはあはあ」

(グレーテル)「ありがとう」

(アフレコが終わる)

(坂場)大丈夫ですね、はいオッケーです

(一同)お疲れさまでした

(雪次郎)お疲れさまでした

(蘭子)ありがとう、どうだった?

(雪次郎)まるで魔女に蘭子さんが乗り移ってるみたいでした

(蘭子)そう、私の演じた魔女はとてもいいキャラクターね、気持ちが自然と入ったのよ、絵もチャーミングだしとても好きだわ

(雪次郎)はい

(麻子)ありがとうございます、あっあっすいません

(なつ)魔女はほとんどこのマコさんが考えて描いたんです

(麻子)本名は麻子です、大沢麻子と申します

(蘭子)そう魔女には大沢麻子さんの魂が込められていたのね

(麻子)はい

感想

雪次郎のなまりは大丈夫か心配でしたが、出番はなかったみたいですね。そして、声優を咲太郎の会社に頼んだのは、なつの希望もあったのでしょうか。でもそれならなおさら、雪次郎のスキルアップのことも考慮して役を与えてあげたらよかったのにと思ってしまいました。蘭子とレミ子は完璧でしたね。

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なつはもっと坂場と作りたいと思った

なつは坂場に仲が何か言っていたかと尋ねたが、坂場は何も言っていないと答える。坂場がなつに満足しているかときく。なつは満足していない、もっと坂場と漫画映画を作りたいと言った。

(なつ)イッキュウさん、仲さん何か言ってましたか?

(坂場)いや何も

(なつ)きっと大丈夫ですよね?

(坂場)あなたは大丈夫ですか?

(なつ)えっ?

(坂場)これで満足してますか?

(なつ)してません、もっとイッキュウさんと作りたいです

(坂場)それなら私と同じです

感想

あなたは大丈夫ですか?と言いながら階段を登ってなつのもとに歩み寄って来た時は、キスとかしちゃうのか勝手にドキドキしてしまいましたが、それはなかった(笑)『(坂場)これで満足してますか?(なつ)してません、もっとイッキュウさんと作りたいです(坂場)それなら私と同じです。』ここだけ聞くと、これって何に対して?って思いますよね。恋の予感!?なんでしょうか。

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バレーボールでの坂場のミスを麻子は許さない

短編映画の制作を終えたなつたちはみんなで遊びに行った。バレーボールでミスをする坂場は抜けようとするが、麻子はそれを許さなかった。

短編映画を作り終えてなつたちはしばしの休息を味わいました

(堀内)はいはいはいイッキュウさん

(坂場)ああ!

(下山)ちょっとまあドンマイドンマイ!ドンマイ!

(坂場)やっぱり僕は抜けます

(下山)大丈夫だって

(麻子)ダメよ!できるまで何度でもやるの!

(坂場)無理です!

(麻子)あんたね、人にはさんざん何度も描かせといて自分は簡単に諦めるわけ!?

(茜)いやそんな真剣に怒らなくても

(麻子)何でも真剣にやらないと身につかないわよ

(なつ)とにかく頑張りましょう!

(桃代)はい

(下山)マコちゃん!

(神地、堀内)はい!あ~!

(茜)イッキュウさん!

(なつ)はい

(桃代)ナイス〜!

感想

坂場はいつも冷静で動きは鈍いようなイメージなので、ボールが来ると足をばたつかせて意外と動きにスピード感があったことに違和感がありました。坂場がここでバレーボールも完璧にこなすとかわいげがないので、こういう欠点があることはキャラクターの設定として必要なんだと思いました。やりようによっては、ちょっとイジメの雰囲気がありました。

麻子がはじめて「なっちゃん」と呼ぶ

みんなで談笑する中、麻子がなつを「なっちゃん」と呼んだ。なつははじめて「なっちゃんと」呼ばれたとうれしがった。下山が短編映画を通して距離が縮まったと言うと、神地が茜のお弁当をもらおうとして、茜から最初から近すぎだと言われる。

(なつ)イッキュウさん お握り食べませんか?

(坂場)ありがとうございます。それじゃ僕のパンをあげましょう

(なつ)ありがとうございます

(桃代)あっお握りは落とさないで下さいね

(なつ)モモッチ!

(桃代)フフフ冗談でしょ

(なつ)冗談が通じるような相手じゃないでしょ

(桃代)そっか

(坂場)通じますよ、僕だって冗談は大好きです

(なつ)えっそうでした?

(麻子)なっちゃんこそ冗談と真面目の境目がない人だもんね

(なつ)マコさん!

(麻子)何よ 文句ある?

(なつ)今なっちゃんって呼んでくれました?

(麻子)えっ?

(なつ)マコさんに初めてなっちゃんって呼んでもらいました!

(麻子)初めて?そうだった?

(なつ)何かうれしい!

(麻子)泣くことないでしょう!

(下山)よかったよかった今度の短編でみんなの気持ちがぐっと近づいたってことだ。ね。

(神地)あっ茜ちゃん、ちょっとそれ頂戴

(茜)あっちょっと!あんたは最初から近すぎなの

(堀内)ずうずうしいんだよ

(神地)分かりましたよ

(茜)あげないとは言ってないでしょ

(神地)えっ!

(茜)はい

(神地)あっ…頂きます!

感想

この前、仲と喫茶店で話した時に麻子は「なっちゃん」と言っていましたが、本人に言ったのははじめてだったんですね。これまではずっと「奥原さん」でした。作画課の中に仕上課のモモッチが一人だけ入っていたので、麻子と仲のいい富子もこの後の展開を考えると呼んでおけばよかったと思います。なつと坂場よりも、神地と茜の恋が先に発展しそうな予感です。神地は何かと積極的なのですぐだと思います。

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麻子が結婚してアニメーターを辞めると発表する

森の中を歩いていると、突然麻子が止まる。そして麻子は結婚するのでアニメーターを辞めると伝えた。麻子はなつや坂場と比べると自分には何か足りないと感じて、いったん止まって考えてみようと思った。必ず戻って来てほしいとなつは言った。

(なつ)ここに作画をする前に来たかったですね

(下山)その余裕があればねハハハ…

(坂場)今度作る時には必ずこういうことをやりましょう

(なつ)マコさんどうしたんですか?何か見つけました?

(麻子)見つけた

(なつ)えっ 何を?

(麻子)私…結婚するの、やっと白馬に乗った王子様を見つけました!

(茜)マコさんちょっとよく分かんないんですけど

(麻子)学生の時につきあってた人がいて、彼は一人前の建築家を目指してて、今度イタリアに行くことになって…それでプロポーズされて、別れるべきか悩んだんだけど、この作品やってやっとふんぎりがつきました

(なつ)えっ…それはアニメーターを辞めるってことですか?

(麻子)そうよ

(なつ)それはないですよマコさん!

(麻子)だから私はこの作品を絶対に成功させたかったの、成功させて私にはこれしかないってそう自分に思えたら、彼と別れることも決心がつくかなと思ってた。けど実際は反対だった…。仕事に満足したから結婚してもいいと思えたの

(なつ)マコさん…

(麻子)この先私がもっと何かを作るためには、ここで立ち止まることも大事なのかなって思えたの。なっちゃんやイッキュウさんと比べると私には何か足りないような気がして、それが悔しくてね

(なつ)そんなことないです!マコさんのようには私はまだ描けません

(麻子)楽しめないのよ。あなたのようにはまだ。それがどうしてなのか…才能なのか迷いなのか、ここで一旦立ち止まって考えてみたくなったの

(坂場)あなたはいいアニメーターです。少なくとも日本にはあなたのようなアニメーターはまだそういないと思います

(麻子)ありがとう…そうやって冷静に言われるとかえってうれしい

(なつ)マコさん、必ずまた戻ってきて下さい!

(麻子)また戻ってきたくなるような羨ましくなるようなもっとすごい漫画映画をこれから作ってよね、なっちゃん

(なつ)分かりました

(神地)俺も頑張ります!

(茜)あなたが言うとちょっと嫌みに感じちゃうの

(神地)嫌み?

(麻子)でも、みんな勘違いしないでよね。私はもっと幸せになるんだから、安月給のアニメーター暮らしとはおさらばできるんだから

(桃代)羨ましい!

(なつ)モモッチ…

(麻子)でしょ

(桃代)はい

(堀内)下山さん何描いてるんですか?

(下山)マコちゃんとみんなのこの幸せな瞬間を描いてんだ、忘れないように

(茜)じゃみんなで集まって描いてもらいましょう

木漏れ日の降り注ぐ平和な森でなつは新たな誓いを立てました

自分は一生アニメーターを続けていたいと

笑顔で笑顔で

ああなつよ、これからも、好きな仲間と思いのままに生きよ

(画面に「完」と出る)

こら!まだまだ終わらせるなよ

来週に続けよ

感想

麻子は結婚の話だけでは辞めるつもりはなく、それと同時になつと坂場が現れて、決心がついたということなんでしょう。前々から最後の作品になりそうな感じはありました。楽しく仕事ができないと思ったら、立ち止まるサインなのかもしれません。厳しい上司がいなくなって、堀内は少しほっとしたかもしれませんが、麻子が作画の仕事を急かしていたことを思い出すと、なつと茜の仕事が納期に間に合うのか心配になります。

参考

【なつぞら】大沢麻子(貫地谷しほりさん)はなつの天敵!?麻子の出演シーンをまとめました

今日の名シーン

麻子が突然、結婚すると言ったシーン。

今日の名台詞

「マコちゃんとみんなのこの幸せな瞬間を描いてんだ、忘れないように」

下山がみんなの絵を描きながら言った言葉。

次回の見どころ

ヘンゼルとグレーテルも終わって落ち着いた感じがあります。坂場と新しい映画作りが始まるんだろうと思います。

なつぞら

Posted by popi