なつぞら第153話のあらすじと感想(2019年9月25日放送)
なつぞら第153話のあらすじと感想(2019年9月25日放送)
第23週「なつよ、あっぱれ十勝晴れ」の第153話。
大好評のうちに「大草原の少女ソラ」の放送が終わった。マコプロでは放送後、なつ(広瀬すず)や坂場(中川大志)達が集まり、打ち上げパーティーを開催する。
第153話の主な登場人物
- 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
- 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
- 杉山千遥(清原果耶)…なつの妹
- 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
- 岸川亜矢美(山口智子)…おでん屋「風車」女将
- 前島光子(比嘉愛未)…咲太郎の妻
- 下山克己(川島 明)…アニメーター
- 大沢麻子(貫地谷しほり)…マコプロダクション
- 三村 茜(渡辺麻友)…アニメーター
- 坂場一久(中川大志)…なつの夫
- 神地航也(染谷将太)…アニメーター
- 森田桃代(伊原六花)…彩色担当
- 山田陽平(犬飼貴丈)…天陽の兄
- 松武博(大泉洋)…ミルコス社長
- 石沢裕也(大野泰広)…マコプロの制作進行
- 町田義一(鈴鹿央士)…マコプロの制作進行
- 坂場優(増田光桜)…なつの長女

なつぞら第153話のあらすじ
「大草原の少女ソラ」は最終回が終わり、マコプロではお祝いのパーティーが行われた。そこに提供のミルコスの社長の松武博も駆けつけた。松武の祖父も北海道の開拓者だった。
パーティーでマコプロの社員が挨拶した。神地はモモッチにプロポーズして、「大草原の少女ソラ」の主題歌に合わせて踊った。
亜矢美が東京に戻り、なつや咲太郎と千遥の店で会った。またおでん屋を始めると言う。千遥が日本料理は二番だしが大事だと言うと、私たちみたいなものだと亜矢美は言った。
なつと坂場と優は北海道に行く。千遥と千夏も一緒に行き、千遥は懐かしいと感じた。
「大草原の少女ソラ」の最終回が放送される
ミルコスまんが広場で「大草原の少女ソラ」の最終回が放送された。レイが獣医になるという夢を叶えて戻ってきてソラと再会するシーンだった。
(レイ)ソラ…ソラ〜!
(ソラ)あっ…レイ?レイなの…?レイ!
(レイ)ソラ~!
(ソラ)レ~イ!
(二人が会う)
(ソラ)本当にレイなのね…
(レイ)ああ、ただいまソラ
(ソラ)お帰りレイ。やっと会えたのね…
(レイ)ソラ会えなかったけど僕はずっとソラと一緒にいたよ。だから成長できたんだ
(ソラ)獣医になったのね?夢をかなえたのね!
(レイ)ああ、だけどソラと家族になっていなかったら、今の僕はなかった
(ソラ)それは私も同じよ、レイ
(レイ)ここからまた始めよう、ソラ。僕はまだ何も夢をかなえてはいないんだ。これから始まるんだ
(ソラ)レイ…さあ父さんと母さんが待っている。早く行きましょう
(レイ)うん、行こう、ソラ
感想
このソラとレイの再会シーン、なつが信哉と子どものときぶりに再会したシーンが思い出されました。この作品はなつが経験してきた様々なことを少しずつ変えながら描写しているようですね。家に向かうソラとレイのあとを付いていった牛たちがかわいすぎました。
ミルコスの松武社長がマコプロに来る
マコプロでは「大草原の少女ソラ」の完成を祝っていた。ミルコスの社長の松武博が来てねぎらった。そして、麻子にまた同じ路線の作品を依頼した。麻子は坂場となつを紹介する。祖父が北海道の開拓者だった松武社長はなつに会いたかったと言った。
(松武)いや~皆さんご苦労さまでした!ミルコス社長の松武博でございます。本当にすばらしい番組をありがとうございました。この作品を誇りに思っております。私の祖父は明治の時代に北海道に入植した開拓者でありました。その開拓者精神を受け継いで私の父がミルコスを創業したのです。祖父と父を代表して皆様にひと言お礼申し上げたいと、はせ参じた次第です。マコプロダクションのマコちゃんには、是非ともまた次の作品をと依頼したところであります
(一同)えっ!
(麻子)はい。松武社長からまた是非親子がそろって楽しめるような同じ路線の作品をと提供を約束して下さいました
(神地)また寝ずにやれっていうのか…
(麻子)それだけこの番組が成功したということです。本当に多くの方々のおかげで、この作品は最後まで放送を続けることができました。みんなお疲れさまでした!
(拍手)
(松武)お疲れさまでした
(麻子)ご紹介いたします。この作品を全話演出した坂場一久です
(坂場)坂場一久です
(松武)いや~坂場君、よくやってくれた。君にも開拓精神があるんだね。この作品は我がミルコスに匹敵する偉業だよ
(坂場)いや…開拓とは偉業を達成することではないと思っています
(松武)うん?
(坂場)自分の生活を一から作り上げることが開拓の基本だと私は思っています。そして我々が作品を作る時の基本でもあると考えます。皆さんには最後までその開拓精神を貫いて頂きました。感謝します
(松武)すばらしい
(拍手)
(麻子)それから社長、彼女が作画監督の奥原なつです
(松武)ああ
(なつ)奥原なつです
(麻子)みんなからはなっちゃんと呼ばれています
(松武)いや~あんたがなっちゃんかい
(なつ)ハハハ…
(松武)会いたかったよ。あんたも北海道の開拓者なんだべさ
(なつ)私は開拓者に育てられただけですが、この物語を描けたのは身近にそういう人たちがいたからだと思います
(松武)うん
(なつ)だけど、今ここにいるみんなと出会わなければ…みんなと一緒じゃなかったら、この作品は絶対に生まれなかったということです。みんなに出会えた私はソラやレイよりも幸せ者です。私はただ目の前にある動画用紙を耕してきたにすぎません。その力をみんなが与えてくれました。本当にありがとうございました
(松武)すばらしいね
(拍手)
(ミルコスの社員)社長そろそろお時間でございます…
(松武)もうか
(麻子)松武社長、是非あの乾杯の音頭をお願いいたします
(松武)ああ…それでは…と思ったのですが、やはりここはなっちゃんに任せるしかないでしょう
(なつ)いや私は…
(松武)いやいや我が愛する北海道を代表して乾杯して下さい!
(なつ)え…
(松武)さあ
(なつ)分かりました!それではせん越ですが、全ての開拓者に乾杯!
(一同)乾杯!
(拍手)
感想
(坂場)「いや…開拓とは偉業を達成することではないと思っています」相手の意見を頭から覆す坂場のクセが出ましたね。なつも一瞬そんな坂場に対して不安そうな顔をみせましたが、結果的には松武社長を納得させることが言えたので一同ホッとしたのではないでしょうか。松武社長はなつに方言で話しかけましたが、なつは標準語でサラリと返しましたね。そこはナマリで返してほしかったです。一言でもいいから。そこがなつのかわいくないところですね。乾杯も北海道の言葉を入れながらやったらもっと盛り上がったはずです。
神地とモモッチが結婚へ
マコプロの一人ひとりがみんなの前で挨拶する。下山と茜、陽平の後は神地だった。神地は大いなる予算と人材を備えた砦を築くという夢を話した後、モモッチに一緒にいてくれとプロポーズした。モモッチは神地と一緒に踊り、みんなからおめでとうと言われた。
(下山)派手なアクションを思い切り描きたいという欲求不満はたまりまくっております。次はこの感情を爆発させたいであります!バンバン!ハハハハ…
(拍手)
(茜)アニメーションって難しいけど面白いです。子どもと一緒に私もまだまだ成長していきたいと思うようになりました
(陽平)やっとこの仕事に心から誇りを持てるようになった気がしています。この作品を弟天陽にささげます
(神地)いつか大いなる予算と人材を備えた我らの砦を築こう!そしたらモモッチ、ずっとそばにいてくれ!
(下山)ええっえっ…何?何?
(桃代)私は色指定に一生ささげていいと思ってます!特に神っちと一緒なら!
(神地)オホッ…!
(下山)あら…
(拍手と笑い声)
(下山)おめでとう!
(神地とモモッチが踊る)
「まぶしい大地に」
「広がる空」
(桃代)上下上下、はい回る!
「風は優しさ運んでくれる」
「森は心を育ててくれる」
「昨日の」
(神地)あれ?
「涙と」
(神地)わっ!
「明日の笑顔はきっと友達」
「ララララララ」
(拍手と歓声)
(なつが咲太郎と光子と話す)
(咲太郎)なつ、お疲れ様
(なつ)ああ、お兄ちゃん、ありがとう
(光子)なっちゃん、おめでとう
(なつ)光子さん、お世話になりました
(光子)この作品は歴史に残ると思うわよ。テレビ漫画として1つの道を作ったと未来でもそんなふうに味わえる作品になると思うわ、きっと
(なつ)はい…声を吹き込んでくれた皆さんも大活躍ですね
(咲太郎)俺は今に声だけでスターになれる時代が来ると思ってるんだ
(なつ)お兄ちゃんも本当にいい世界を開拓してるんだね
感想
神っちの言葉はプロポーズ!?とも思えますが、「いつか」と言ってるんですよ。その「いつか」はいつくるのでしょうか。モモッチは嬉しそうにしてるからそれでいいのかもしれませんが、少し不安になりました。神っちは茜とダンスをしたときより、楽しそうでしたね。ダンス好きなモモッチと神地はお似合いのカップルだと思います。
富士子は北海道に帰る
坂場家ではなつと坂場の忙しい時期が終わり、優の面倒を見ていた富士子は北海道に帰ることになった。なつは優に夏休みに遊びに行こうと言った。
(優)おばあちゃん明日帰っちゃうの?
(富士子)うん。あのひげのおじいちゃんが寂しがってるからね
(なつ)もうすぐ夏休みだからそしたら会いに行こう、優
(優)うん
(富士子)待ってるからね
(なつ)母さん、本当にありがとうね
(富士子)なつ…よく頑張ったね。あんたがちゃんと母親だったから安心して帰れるわ。これからも自信持ちなさいね、なつ
(なつ)母さん…ありがとう
(坂場)本当にありがとうございました
感想
富士子、そういえばまだいたのですね。入学して数ヶ月は提出する書類とか、宿題のこととか学校の準備等、本当に大変だったと思います。しかも勝手のわからない家で。唯一救いだったのが、婿の坂場が泊まりがけで仕事をしてあまり家に帰って来なかったことですね。優にとってはかわいそうかもしれないけど、富士子にとっては余計な気を使わずに済んでよかったのではないでしょうか。富士子、よくがんばりました。
亜矢美がまた東京でおでん屋を始める
なつが咲太郎に呼ばれて千遥の店に行くと、亜矢美が戻ってきていた。またおでん屋を始めると言う。千遥の料理のおいしさを亜矢美が尋ねると、二番だしが大事だと千遥は言った。私たちみたいなものだと亜矢美が言うと、なつも納得した。
次の日咲太郎に呼び出されたなつは千遥の店にやって来ました
(なつが杉の子に入る)
(千遥)いらっしゃい
(なつ)千遥…あっ!
(亜矢美)あ~!
(なつ)え~亜矢美さん!
(亜矢美)なっちゃん、うれしい!会えた会えた…
(なつ)えっどうしたんですか?
(咲太郎)まあ座れよ。ピールでいいか?
(なつ)お茶でいい。優が待ってるから。ごめんね、千遥
(千遥)ううん
(なつ)え~
(亜矢美)ハハハハ…会えた~!
(咲太郎)帰ってきたんだよ、母ちゃんが。またおでん屋始めるそうだ、新宿御苑の近くで
(なつ)いよいよまた始めるんですか!
(亜矢美)始めますよ。歌って踊れるおでん屋よ。遊びに来て
(なつ)行きます…よかったね、お兄ちゃん
(咲太郎)ムーランルージュの復活だよ
(亜矢美)ジャジャ~ン…いやそれよりさ、これこれこれこれ、これには参っちゃったね~。千遥ちゃんの味には勝てないわ。何かね、そこら辺のとはね、全然何かが違うのよ。どこが違うんだろう?
(千遥)あ…やっぱりだしでしょうか。日本料理はだしが命だと私は親方からさんざんたたき込まれました
(亜矢美)だしが命
(千遥)一番だしだけじゃダメなんです。一番だしをとったあとに更に手間ひまをかけて二番だしをとることが煮物では大事だと親方が言ってました
(亜矢美)二番だしか!はあ…なるほど
(咲太郎)それは二番煎じみたいなもんか?
(亜矢美)バカだよね、相変わらず
(千遥)お兄ちゃん、それは味が薄くなっていくものでしょ。二番だしは出し殻を煮詰めて、材料も足すから更にコクと風味が出るの
(咲太郎)うん、ハハハ…
(亜矢美)まあ言ってみれば私たちみたいなもんかしら
(咲太郎)えっ?
(なつ)どういう意味ですか?
(亜矢美)人生の二番だし
(なつ)人生の二番だし?
(亜矢美)うん。自分の人生、一生懸命生きてく中で、コクと風味の二番だしがあるわけでしょう。でも一番だしの本当の家族のことは決して忘れない。だってそっから来てんだから
(なつ)一番だしがあって二番だしがある…だからこんなに深~いうまみが出るんですね
(亜矢美)ねえ
(咲太郎)ねえ
(亜矢美)何が「ねえ」だよ…
感想
亜矢美はお店を出す資金が溜まったということですね。各地を転々としながらお金を貯めるってすごいですよね。雪月で働いていたのは知ってるけど、どんな稼ぎ方をしてきたのか、気になります。亜矢美のフーテン生活だけで特集が組めそうですね。
なつは千遥と北海道へ
なつと坂場と優、そして千遥と千夏も一緒に十勝にやってきた。千遥も北海道に来たことを覚えていて、懐かしいと感じた。
そしてなつたちは夏休みに十勝へやってきました
(なつ)どう千遥?覚えてる?
(千遥)懐かしい…記憶の中にあるままだ
(なつ)行こう
感想
帰れる家がある帰れる田舎があるって幸せなことなんだなぁ。と感じるシーンでした。気がかりなのはじいちゃんが元気かどうかです。拓男と優は同級生同士、仲良くするのでしょうか。優も千夏も牛の乳搾りをしたいと言っていたから、たぶん体験するんでしょうね。千夏が乳搾りをしたら、昔のなつそのものに見えそうですね。そのものなんですけどね(笑)
今日の名シーン
神っちとモモッチがまるで練習でしていたかのように息ぴったりで踊ったシーン。
今日の名台詞
「まあ言ってみれば私たちみたいなもんかしら。人生の二番だし。自分の人生、一生懸命生きてく中で、コクと風味の二番だしがあるわけでしょう。でも一番だしの本当の家族のことは決して忘れない。だってそっから来てんだから」
料理には二番だしが大事だと千遥から聞いた亜矢美が言った言葉。
次回の見どころ
幼いころのなつにそっくりの千夏を見た泰樹の反応が気になります。
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