最終回なつぞら第156話のあらすじと感想(2019年9月28日放送)

なつぞら第156話のあらすじと感想(2019年9月28日放送)

第23週「なつよ、あっぱれ十勝晴れ」の第156話。

嵐の翌日、復旧作業に追われていた。荒れ果てた天陽の畑では靖枝(大原櫻子)がジャガイモを掘り起こしていた。なつ(広瀬すず)と泰樹(草刈正雄)も手伝いはじめ…。

第156話の主な登場人物

  • 坂場なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 坂場一久(中川大志)…なつの夫
  • 坂場優(増田光桜)…なつの長女
  • 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
  • 奥原光子(比嘉愛未)…咲太郎の妻
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
  • 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
  • 柴田照男(清原 翔)…剛男と富士子の長男
  • 柴田砂良(北乃きい)…照男の妻
  • 柴田地平(吉田隼)…照男と砂良の長男
  • 柴田拓男(吉田奏佑)…照男と砂良の次男
  • 小畑夕見子(福地桃子)…雪次郎の妻
  • 岸川亜矢美(山口智子)…おでん屋「風車」
  • 三橋佐知子(水谷果穂)…風車プロ従業員
  • 大沢麻子(貫地谷しほり)…マコプロダクション
  • 土間レミ子(藤本沙紀)…声優
  • 亀山蘭子(鈴木杏樹)…劇団「赤い星座」女優
なつぞら登場人物

なつぞら第156話のあらすじ

天陽の家の畑を手伝いながら、泰樹は自分が死んでも魂を大地にしみ込ませておくから悲しむなとなつに言った。なつの中に自分が生きているから大丈夫だと言う。なつが「大好き」と言うと、泰樹は驚いて転んでしまった。二人は寝ころびながら笑う。

麻子から坂場に電話があって、次の作品の相談がしたいと言う。坂場はなつと相談してなるべく早く帰ると言った。

照男は牛舎の建て替えは出直すことにした。砂良のアイスクリーム屋もやり直す。

千遥と千夏は東京に帰った。みんな来年も来いと言った。咲太郎の風車プロダクションも新しい仕事が決まり、お祝いに亜矢美のおでん屋に行く。

なつと坂場と優は広い草原を歩き、坂場はなつたち兄妹の映画をいつか作りたいと言った。なつも坂場もお互い出会ってよかったと言う。

なつはこれからまた開拓を始め、家族の夢をアニメーションのように一コマ一コマ描いていきましょうと言い、3人は手をつないで歩き出した。

泰樹が畑で転んで大笑いする

天陽の家の畑で、泰樹となつが話す。泰樹はもうなつの中に生きているのだからもう十分だと言う。そして、よく東京を耕したと言う。なつが「じいちゃん大好き」と言うと、泰樹は転び大笑いする。

(なつ)なつ

(なつ)うん?

(泰樹)わしが死んでも悲しむ必要はない

(なつ)じいちゃん…何言ってんの?

(泰樹)天陽と同じじゃ

(なつ)天陽君と?

(泰樹)わしの魂もこの大地にしみ込ませておく、ハハハ…寂しくなったらいつでも帰ってこい。お前は大地を踏みしめて歩いていけばそれでいい

(なつ)分かった

(泰樹)それに…わしはもうお前の中に残ってるべ?お前の中に生きとる

(なつ)うん

(泰樹)それで十分じゃ…しかしよくやったな、なつ

(なつ)えっ?

(泰樹)お前はよく東京を耕した

(回想)

(泰樹)行ってこい。漫画か映画か知らんが、行って東京を耕してこい!開拓してこい!

(泰樹)いつでも東京帰れ。わしはいつでもお前と共におる

(なつ)じいちゃん…大好き

(回想)

(なつ)おじいちゃん、大好き

(泰樹)えっ?おおっ…

(泰樹が倒れる)

(なつ)あっちょっと!ちょっとじいちゃん!

(泰樹)おお…

(なつ)じいちゃん…じいちゃん大丈夫?

(泰樹が笑う)

(なつ)えっ?

(泰樹が笑い続ける)

(なつ)じいちゃん…

感想

泰樹は自分の寿命がそろそろ尽きることを悟っているのですね。柴田家の中でなつのことを一番かわいがってきた泰樹がいなくなってしまうことは、なつにとって本当に寂しいことだと思います。自分が死んだあとのなつのことを気にかけてくれている泰樹は本当に心の広い人なんだと思いました。畑でバランスを崩して倒れたときは一瞬心配しましたが、なつと二人並んで寝転びながら笑っている姿はとても平和そうでしたね。

坂場に麻子から電話が来る

柴田家にいた坂場に麻子から電話が来た。麻子は新しい企画が決まりそうなので相談したいと言う。坂場はなつと相談してなるべく早めに帰ると答えた。富士子にはなつを休ませたいから慌てないと言った。富士子はこれからもなつをよろしくと言った。

(坂場)すみません

(富士子)あっそれ

(坂場)あっはい

(坂場が電話に出る)

(坂場)もしもし

(麻子)あっイッキュウさん。ねえ、いつまでそっちにいるの?

(坂場)あ…まだはっきりとは決めてないんです

(麻子)次回作の企画が決まりそうなのよ

(坂場)企画ですか

(麻子)そう。同じ時間同じ枠でね。それで早く相談したいんだけど

(坂場)分かりました。なつと相談してなるべく早く戻ります

(麻子)待ってるわね。なっちゃんにもよろしく

(坂場)はい

(回想)

(麻子)ここからの遅れは仕上に迷惑かけるばかりだからね。分かってる?奥原さん

(なつ)分かってます。今描いてます…

(麻子)手休めないで答えなさいよ

(富士子)仕事かい?

(坂場)あっ…はい。けど慌てません。少しはなつを休ませたいんで

(富士子)イッキュウさんもでしょ

(坂場)あ…いや僕はもう退屈で

(富士子)えっ?

(坂場)あっいやあの…ここがという意味じゃありません

(富士子が笑う)

(富士子)イッキュウさん、これからもなつをよろしくね

(坂場)こちらこそ

感想

坂場、退屈って本当のことを言ってしまいましたね。ここがという意味じゃありませんと弁解したけど、じゃあどこが退屈なんでしょうか。言い訳も下手くそで坂場らしいです。そんな坂場に笑って返した富士子でしたが、笑顔の奥にムカつきを隠しているような表情でしたね。

牛舎の建て替えもアイスクリーム屋も出直し

照男と砂良は牛舎を片づけていた。牛舎の建て替えは出直しだと照男は言う。砂良もアイスクリーム屋は富士子とやり直すと言った。

(砂良)牛舎の建て替えはどうする?

(照男)まだ早いべ。またこっから出直しだ

(砂良)そうだね

(照男)あっアイスクリーム屋はどうする?

(砂良)またお義母さんとやり直すわ。今度はちゃんと宣伝も考えて。まだまだ私らは先が長いもね

(照男)そうだな

(回想)

(照男)俺と一緒に生きて下さい!

(弥市郎)どうする?撃つか?

(砂良)撃つ時は自分で撃つから

(照男)これからもよろしく頼む

(砂良)こちらこそ、お願いします

感想

牛舎の建て替えは、一旦保留になったのですね。結果的に焦って借金を背負わずに良かったと思います。照男と砂良もここから再スタートという感じで、二人のプロポーズシーンのとうに新鮮な感じで最後にあらたまって挨拶していましたね。

千遥と千夏は東京に帰る

千遥と千夏だけ先に東京に帰ることになった。みんな来年も来いと言った。夕見子が空港へと送っていった。

明くる日、千遥と千夏は、先に帰ることになりました

(夕見子)そしたら空港まで送ってくわ

(なつ)夕見ありがとう、お願いね

(夕見子)うん。なんもだ

(なつ)千遥、千夏ちゃん、それじゃ東京でまたね

(千遥)うん。お姉ちゃんもゆっくりしてね。イッキュウさんも

(坂場)うん、また

(千夏)優ちゃんバイバイ!また東京でね

(優)千夏ちゃんバイバイ!

(富士子)千遥ちゃん、千夏ちゃん、来年も来て

(剛男)そうだ。来年も待ってるからな

(千遥)はい

(照男)毎年来い

(砂良)待ってるからね

(菊介)必ず来いよ。菊介さんに会いに来い!

(悠吉)わしが元気なうちに来てくれや

(千遥)はい。皆さんありがとうございました

(剛男)元気でな!

(千遥)はい。皆さんもどうかお元気で。おじいさん、ありがとうございました

(泰樹)気い付けてな

(千遥)じゃさようなら

(夕見子)行こっか

(車を富士子となつが見送る)

(クラクションが鳴る)

(富士子)来年必ずね!必ず待ってるからね!

千遥はこうして東京に帰りました

何すぐに私を超える料理人になるでしょう

感想

あれ?なつたちは一緒に帰らないの?って思いました。坂場は麻子から電話があったことをなつに話していないのでしょうか。一緒に来たのに帰るときは別々なんてかわいそう。でも千遥にも故郷ができてよかったです。故郷で待っていてくれる人がいるというのは幸せなことですよね。夏休みに北海道に行けるなんて羨ましい限りです。来年には富士子と砂良のアイスクリーム屋もできているでしょうね。

咲太郎の会社では新しい仕事が決まる

咲太郎の声優の会社では次の仕事が決まった。泥棒の一味の役で蘭子、島貫、松井は張り切った。レミ子も予定がいっぱいだった。光子の提案でお祝いすることになり、亜矢美のおでん屋に行くことにした。

(咲太郎)はいはいはい

(咲太郎が電話に出る)

(咲太郎)はい風車プロです。はい、いつもお世話になっております。はい…泥棒の一味?

そして、東京では咲太郎もますます忙しくしていました

やがてアニメや声優という言葉がブームとなり、数々のスターを送り出すことになるのです

(咲太郎)皆さん次の仕事が決まりました。魔女と手下が2人、どうやら泥棒の一味らしいです

(松井)面白そうじゃねえか

(島貫)泥棒か、お前得意じゃないかよ

(松井)うるせえバカヤロー

(蘭子)じゃあ私が魔女ね。任せてちょうだい

(レミ子)えっじゃあ私は何をやればいいんですか?

(佐知子)レミ子さん予定びっしり詰まってるじゃないですか

(レミ子)あっそうか、ハハハ…

(光子)新しい仕事も決まったし今日はお祝いしません?

(咲太郎)お~いいね!じゃあ母ちゃんの新しいおでん屋に行きましょう!

(拍手と歓声)

(島貫)おごりね、おごりね!

(咲太郎)おごりです

感想

亜矢美の店はついにオープンしたのですね。どんな感じのお店か気になりましたけど映りませんでした。店の外まで聞こえるくらい元気な声で歌いながら楽しそうに接客している亜矢美の姿が想像できますね。レミ子は予定がびっしり詰まるくらいの売れっ子声優になったのですね。蘭子も雪次郎とのことがあったとき一時はどうなるかと思いましたが元気そうで安心しました。

なつたち家族が未来へ歩き出す

広い草原でなつと坂場と優が歩いている。坂場はいつかなつたち兄妹の戦争を映画で描きたいと言った。なつはここからまた開拓を始め、アニメーションのように一コマ一コマ家族の夢を描いていこうと言った。そして3人は歩き出した。

(坂場)いつか君たちきょうだいの戦争を描いてみたいな

(なつ)私たちの戦争?

(坂場)うん。過酷な運命に負けずに生きる子どもたちをアニメーションでリアルに描くことに挑戦してみたい

(なつ)テレビ漫画で?

(坂場)う~ん、これは…できるとしたら映画だろうな

イッキュウさんとなつは、およそ12年後にその夢をかなえます

(なつ)ここからまた始まるんだね、私たちの開拓が

(坂場)うん

(なつ)私たちもまた何もない道を歩いていきたい

(坂場)君と出会っていなければ、僕の未来はきっとつまらないに違いない

(なつ)お~…いいこと言うね!

(坂場)そう?率直な感想だけど

(なつ)私もきっとあなたと出会っていなかったら、今もこんなに面白くなかったと思うわ

(回想)

(露木)よ〜いスタート!

(坂場がカチンコを落とす)

(坂場)あっいって

(露木)大丈夫かおい…

(坂場)ありえないことも本当のように描くことです。違う言い方をするならば、ありえないことのように見せて本当を描くこと…

(坂場が牛の糞で足を滑らせて転ぶ)

(坂場)うわっ!

(なつ)あ~あ

(なつと坂場が赤ちゃんの優に顔を寄せる)

(なつ)優

(坂場)優

(坂場)なつと優と家族になれてよかった

(なつ)これからよ。これからも一コマーコマアニメーションみたいに家族の夢を描いていきましょう

(坂場)また大変なことが待ってるかもしれないけど

(なつ)それでもまた始めましょう

(坂場)うん

(優)ママとパパ、ソラとレイみたい!

(なつ)えっ?

(坂場)そうか、それじゃ…

(坂場がなつと手をつなぐ)

(優)それはダメ!優ちゃんも!

(なつ)じゃ行こうか

(優)うん

日本のアニメーションが世界に誇れるほど大きく成長していくのはこれからなのです

その未来に向かえよ、なつよ

なつよ…朝ドラよ。101作目に続けよ

(おわり)

(なつ)ありがとうございました!

感想

大草原の中で家族水入らずで手を繋ぐシーンは、とても幸せそうでみていて清々しい気持ちになりました。ただ、漫画を描いたり作ったりする仕事は、寝る間も惜しんで働くときもあれば、こんなにゆっくり過ごす時間もあるんだということになんとも言えない気持ちになりました。帰ったらまた仕事に追われる日々が待っていそうですね。これからは漫画をみるとき一コマ一コマ大事に感謝しながらみようと決意しました。

今日の名シーン

泰樹が畑で転んで大笑いしたシーン。

今日の名台詞

わしが死んでも悲しむ必要はない。天陽と同じじゃ。わしの魂もこの大地にしみ込ませておく。寂しくなったらいつでも帰ってこい。お前は大地を踏みしめて歩いていけばそれでいい。それに…わしはもうお前の中に残ってるべ?お前の中に生きとるそれで十分じゃ…」

天陽の畑で泰樹がなつに言った言葉。

「これからよ。これからも一コマーコマアニメーションみたいに家族の夢を描いていきましょう」

北海道で最後になつが坂場に言った言葉。

次回の見どころ

なつぞらは最終回なので来週からは「スカーレット」が始まります。

なつぞら

Posted by popi