なつぞら第137話のあらすじと感想(2019年9月6日放送)
なつぞら第137話のあらすじと感想(2019年9月6日放送)
第21週「なつよ、天陽くんにさよならを」の第137話。
娘の優の言葉に背中を押されたなつ(広瀬すず)は、東京にいる坂場(中川大志)に電話をかけ、いつしか坂場から手渡された本をアニメーションにしたいと告げ…。
第137話の主な登場人物
- 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
- 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
- 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
- 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
- 柴田照男(清原 翔)…剛男と富士子の長男
- 柴田砂良(北乃きい)…照男の妻
- 柴田地平(吉田隼)…照男と砂良の長男
- 柴田明美(鳴海唯)…剛男と富士子の次女
- 下山克己(川島 明)…アニメーター
- 大沢麻子(貫地谷しほり)…アニメーター
- 神地航也(染谷将太)…アニメーター
- 森田桃代(伊原六花)…彩色担当
- 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
- 坂場優(増田光桜)…なつの長女
なつぞら第137話のあらすじ
なつは坂場に電話して「大草原の小さな家」は自分が描きたいと伝えた。坂場は企画書を書いて、麻子に見せた。なつを大歓迎すると麻子も喜んだ。
明美が札幌から柴田家に帰り家族で夕食を食べた。明美は放送局で働いていた。
泰樹がなつに仕事をずっと続けるのか尋ねると、なつは辞めようと思っていたが、天陽と話してやりたくなったと言った。砂良は千遥のためにも続けるべきだと言った。
なつと優は東京に戻った。坂場は企画書をなつに見せて、舞台は北海道にすると告げた。
なつが「大草原の小さな家」をやりたいと電話する
なつは坂場に電話して「大草原の小さな家」の企画を自分がやりたいと伝えた。すぐにはできないと言ったが、坂場も慌てなくてもいいと言う。電話を聞いていた富士子になつは天陽に答えを教えてもらったと言った。
(坂場)はいもしもし坂場です
(なつ)あっ私。よかった、まだ行ってなくて。
(坂場)どうしたの?
(なつ)あの企画まだ動いてない?
(坂場)あの企画?
(なつ)ほら…「大草原の小さな家」
(坂場)ああ…また企画書も出来てないよ。だから通ってもいない
(なつ)それ私がやりたい
(坂場)えっ?
(なつ)私にやらせてほしいの
(坂場)うん…分かった
(なつ)あっ今すぐは無理だけど…
(坂場)分かってる。慌てなくてもいい
(坂場)あとは帰ってから話そう
(なつ)うん…
(坂場)大丈夫そうだな?
(なつ)うん…じゃあね。行ってらっしゃい
(坂場)うん。行ってきます
(電話を切る)
(富士子)なつ
(なつ)母さん…私…やっぱり仕事を続けるわ
(富士子)答えが出たんだね
(なつ)うん…また天陽君に答えを教えてもらっちゃった
感想
30過ぎると同じ仕事を続けるかどうか迷うところは誰にでもあると思います。夕見子やモモッチもそうだし、麻子も一度は辞めているので、女性にそういう傾向が強いのかもしれません。そういう時、今回は天陽の死でしたが、こういう何かきっかけがないとモチベーションは続かないと思います。このタイミングできっかけがあるかどうかが運のような気もします。
明美はテレビ局の仕事をしていた
テレビ局に勤める明美も札幌から土曜日に帰ってきて夕食を囲む。男ばかりの職場で働く明美は男が小さく見えると言う。泰樹はなつに仕事を続けるのかと尋ねた。天陽と話してなつは続ける決心をした。砂良は千遥のためにも続けるべきだと言う。
それから土曜日の晩です。
(剛男)やっぱり子どもたちが帰ってくるとにぎやかでいいな
(富士子)うん
明美ちゃんが札幌から帰ってきました
(明美)えっなつ姉ちゃん、月曜日にもう帰っちゃうの?
(なつ)うん…もう少しいようかと思ってたんだけど、仕事が気になりだして
(明美)何さ、もっといればいいのに
(富士子)あんたこそ明日もう帰っちゃうんでしょ?札幌に
(明美)私は月曜日から仕事。なつ姉ちゃんはやっと夏休みが取れたんでしょ。優ちゃんだってもっとこっちにいたいよね?
(優)ママは忙しい人だから、優ちゃんはわがままを言わず、ママを助けてあげなくてはいけません
(富士子)えっ
(剛男)おお
(明美)なつ姉ちゃんそんなこと言わせてんの?
(なつ)ううん、勝手に
(富士子)きっと光子さんの教育だわ
(剛男)優ちゃんの周りには強い女性ばかりいて頼もしいな
(照男)柴田家の女も強いからな
(砂良)男が弱いだけでしょや
(剛男)まあ男は弱いふりして本当は強いのが真の男だ
(富士子)えっず~っと弱いふりしてたの?
(剛男)そうだよ。何で気付かないのさ
(なつ)したけど明美ちゃんがこんなに強くなるとは思わんかったね
(明美)うん?
(なつ)女子大出て本当に信さんの後追って放送局に入るんだもん。女で仕事をしていくのは大変でしょ?
(なつ)大変なんてもんでないよ。どこの部署も男だけの猿山みたいなんだから
(富士子)いい人いないのかね?その中に
(明美)なしてそういう発想になるかね、母さんは。女は結婚のために生きてるわけじゃないべさ。これからの時代は
(照男)お前だんだんタ見子に似てきたな
(明美)夕見姉ちゃんは結局中途半端だったわ
(なつ)そんなことないよ、明美ちゃん。タ見だってちゃんと自分の人生を生きて結婚だってしたんでしょや
(明美)そうかもしれないけど…仕事してると男がどんどん小さく見えてきて
(剛男)まあ男は小さいふりして…
(照男)おやじが言うと説得力ないもな
(泰樹)なつはずっと仕事を続けていくんか?
(なつ)うん…本当はね、じいちゃん。もう辞めてもいいかと思ってたんだわ。でも天陽君と話してまたやりたくなった。やるって決めた
(泰樹)そうか
(明美)いつ話したの?天陽君とどこで?
(なつ)いつでも、どこでもさ
(明美)ん?どういうこと?
(富士子)分かんないの?あんたそれでもテレビ局務まるの?
(明美)なしてさ…テレビは曖昧な表現が許されないの
(砂良)なっちゃんは仕事を続けるべきだと思うわ
(なつ)砂良さんもそう思う?
(砂良)だってなっちゃんの作品をきっと千遥ちゃんもどこかで見てると思うから。きっと千遥ちゃんはそれを見て、なっちゃんが元気でいることを知って安心してるんでないかな
(富士子)そうだね…きっとそうだと思うわ
(地平)ちはるちゃんってなつおばさんの妹?
(砂良)あんたがおなかにいる時一度ここを訪ねてきてくれたのよ
(地平)その話は子どもの頃に聞いたよ
(なつ)北海道まで会いに来てくれたんだもんね、一度は…私は作品を作りながら千遥に呼びかけていたんだわ、ずっと…私はここにいるからって…また会いに来てねって…それをやめるわけにはいかないわ
(富士子)うん…
(なつ)ハハ…
(砂良)優ちゃんには頼もしい女の連合軍がついてるから大丈夫さ
(優)うん!
(笑い声)
感想
明美はテレビ局に入ったようです。アナウンサーでしょうか。ちょこちょこ光子のしつけの話が出るのですが、不自然だったなつの「ありがとうなんて言わなくていい」は光子のしつけを際立たせるためだったんですかね。柴田家の家族での会話を聞いていると、富士子のなつへの接し方と明美や夕見子への接し方が違うんですよね。なつには砂良と同じような接し方をします。やっぱり本当の血のつながった家族とは違う何かがまだあるんでしょうね。
なつもマコプロに入る?
坂場が「大草原の小さな家」の企画書を麻子に提出した。そして、なつのその気だと伝えた。麻子も大歓迎だと言い、下山や神地も喜んだ。坂場は「大草原の小さな家」は原案として、その中で物語を作っていくと話した。
(坂場が企画書を書く)
(麻子)これは?
(坂場)企画書です
(麻子)企画書?
(坂場)「大草原の小さな家」をやりたいと思います
(麻子)それってもしかして…
(坂場)はい。奥原なつがその気になりました
(麻子)なっちゃんが…それはつまりうちに来てくれるってこと?
(坂場)そうです
(麻子)東洋動画辞める気になったの?
(坂場)今すぐにというわけにはいかないでしょう。恐らくは今取りかかってる作品が終わってからだと思います。だけど、自分からこれをやりたいと言いだしたんです
(麻子)イッキュウさんのためということでもないのね?
(坂場)違います
(麻子)そう…なら大歓迎よ
(神地)おおなっちゃんが来んのか!
(下山)ハハハ…面白くなるな!
(桃代)だけど東洋動画は泣きますよ
(神地)泣かされてきたのは、なっちゃんや俺たちだよ!
(下山)まあまあまあまあまあ…東洋動画の悪口言うのやめようよ。俺たちの故郷じゃない、ね。それになっちゃんは辞めたがってるわけじゃないでしょう。こっちをやりたがってるんでしょ?
(坂場)はい
(麻子)それにしてもよく決心したわね、なっちゃん
(坂場)北海道に行って決心をしたんです。だから間違いないと思います
(麻子が企画書を見る)
(麻子)原案?「大草原の小さな家」は原作じゃなくて原案なの?
(坂場)はい、この小説はあくまで原案にしたいと思います。この作品の世界観の中で我々が生きられる物語をこれから生み出したいと思います
感想
なつが仲さんを裏切ることになりました。すんなりマコプロに移れるのかはまだわかりませんが、なんか今のテレビ班のメンバーより、マコプロのメンバーの方が東洋動画っぽい感じがしますね。東洋動画の悪口を言う神地のような人は、だいたいいずれはマコプロの悪口も言ったりしますよね。この5人の社員しかいない中で企画書なんてものがいるのかと思いました。また坂場が一から作るような仕事をやろうとしていて、失敗を反省しているのか、大丈夫かなと心配になります。
「大草原の小さな家」は北海道を舞台にする
なつと優は東京に戻った。雪月の包装紙を見た坂場に、なつはその絵と「大草原の小さな家」の物語が重なったのだと説明した。優は本物の馬を見たと言い、坂場はよく本物だとわかったなとほめた。坂場は企画書を見せ、北海道を舞台にするとなつに伝えた。
(優が家の鍵を開ける)
(なつ)できた?
(なつ)鍵頂戴
(優)はい。よいしょ…
(なつ)ただいま!
(優)パパいないよ
(なつ)いなくてもパパにただいまって言いたいでしょ
(優)ただいま!パパ、ただいま!
(なつ)ハハ…よいしょ…
(坂場が雪月のお菓子の箱を見る)
(坂場)これを天陽君が?
(なつ)うん
(坂場)この少女は…
(なつ)それを描いてみたくなったの。その絵とあの物語が重なったのよ。それでどうしても描いてみたいと思ったのさ
(回想)(天陽)アニメーションの世界は僕には分かりません。なっちゃんと生きられるのはイッキュウさんだけなんです。どうかなっちゃんのことよろしくお願いします
(優が起きてくる)
(優)パパお帰り!
(坂場)あっ優!お帰り!
(優)ただいま!
(坂場)おお…楽しかったか?
(優)うん!あのね、ほんもののお馬さん見たんだよ
(坂場)お~そうか、よかったな
(なつ)天陽君の絵なのよ、それ
(坂場)えっ?
(なつ)天陽君が最後に描いた絵もやっぱり馬だった。それを見て優は本物だって言ったのよ
(坂場)優…それが本物だってよく分かったな。偉いぞ!ハハ…そうかお馬さんいたか
(優)うん
(優が寝たあとになつと坂場が話す)
(坂場)これが企画書だ
(なつ)もう書いたの!?
(坂場)舞台は日本、北海道にする
(なつ)えっ?
(なつ)北海道を舞台にしてその物語を創ってみたいんだ
なつよ、また新たな物語が始まりそうだな
感想
優が玄関にすわるときに「よいしょ」と言ってました。なつもその後、家の中に入ってから「よいしょ」と言ったので、子どもは親をマネするところを描いたんでしょうか。なんか坂場に新しい発想が出てくるたびに予算とか、いつまでかかるんだろうかと心配になります。今は小さな会社な分、経営目線の人がいなくて、ずるずると時間をかけてしまって大赤字になるところを見せてくれたら現実的なんですけどね。
今日の名シーン
砂良がなつに千遥を思い出せたシーン。
今日の名台詞
「東洋動画の悪口言うのやめようよ。俺たちの故郷じゃない」
東洋動画に泣かされてきたと言う神っちをなだめた下山の言葉。
「ママは忙しい人だから、優ちゃんはわがままを言わず、ママを助けてあげなくてはいけません」
まだ北海道にいたいだろうと言われた優が言った言葉。
次回の見どころ
どうやら会社を辞める決心をしたようですから、なつが東洋動画や仲にどう伝えるのかですね。そして、仲はどんな反応をするのか。
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