なつぞら第151話のあらすじと感想(2019年9月23日放送)
なつぞら第151話のあらすじと感想(2019年9月23日放送)
第23週「なつよ、あっぱれ十勝晴れ」の第151話。
小学校に入学する優(増田光桜)のため富士子(松嶋菜々子)が上京してきた。一方「大草原の少女ソラ」は次第に人気番組になり、なつ(広瀬すず)たちは大忙しで…
第151話の主な登場人物
- 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
- 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
- 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
- 下山克己(川島 明)…アニメーター
- 大沢麻子(貫地谷しほり)…アニメーター
- 三村 茜(渡辺麻友)…アニメーター
- 神地航也(染谷将太)…アニメーター
- 森田桃代(伊原六花)…彩色担当
- 坂場一久(中川大志)…なつの夫
- 坂場優(増田光桜)…なつの長女
- 柴田砂良(北乃きい)…照男の妻
- 石沢裕也(大野泰広)…マコプロの制作進行
- 町田義一(鈴鹿央士)…マコプロの制作進行
- 立山久子(伊藤修子)…マコプロの動画チェック担当
- 杉山千遥(清原果耶)…なつの妹
- 杉山千夏(粟野咲莉)…千遥の長女

なつぞら第151話のあらすじ
優は小学校に入学した。入学式の日もなつと坂場は仕事だった。富士子が優を見ていると、そこに千遥が入学祝の料理を持ってきた。千遥は北海道に行ったときのことを詫びた。
なつは優が寝た後に帰る。仕事の忙しさを富士子は心配するが、泰樹に届けて元気したいし、開拓者の人たちに恥ずかしくないものを見せたいのだとなつは言った。
「大草原の少女ソラ」は人気作品となり、佳境を迎えていた。レイが獣医になるために牧場を出ることを父に告げるシーンは、なつが自分の経験から夜明けのシーンに変更した。
その放送を見た泰樹は昔のことと重なり目に涙をためていた。
富士子は泰樹に元気がないことをなつに伝える
上京してきた富士子はなつに泰樹が最近元気がないと伝える。医者が嫌いで行こうとせず、連れて行こうとするともう十分だ言ったと言う。それでも泰樹のことだからしぶといと思うと富士子は言った。
昭和50年3月、富士子さんが小学校に上がる優のために上京してくれました。
(富士子)じいちゃんがね、このところ元気がないんだわ
(なつ)え?
(富士子)あ…病気とかじゃないんだけどね。90だしね
(なつ)父さんも言ってた。穏やかになったって
(富士子)私の母さんのことがあってから医者が嫌いでね。一度もかかったことがないでしょ。無理やり連れて行こうとしたら、もう十分なんて言うんだわ。そうは言ってもなかなかしぶといと思うんだけどね。じいちゃんのことだから…
感想
逆に言えば医者に行かなくても90まで元気に生きられるのですね。そう考えると無理に医者に行かなくても良いのではと思ってしまいますね。
優の入学式の日も仕事が忙しい
優の入学式の日もなつと坂場は仕事があった。「大草原の少女ソラ」は放送から半年が過ぎて、人気が出ていた。物語は佳境を迎えていた。
そして4月優は小学校に入学しました
しかしこんな日もなつとイッキュウさんは休めません
(なつ)ごめんね母さん、慌ただしくて
(富士子)そのために来たんだから
(坂場)お義母さん、すみません。よろしくお願いします
(富士子)あっイッキュウさんのご両親から届いたこの百科事典、どうするの?
(坂場)あ~そのまま置いといて下さい。出してもまだ読めませんから
(富士子)分かった
(なつ)名古屋のおじいちゃんおばあちゃんに入学式の写真と一緒にお手紙送ろうね
(優)うん
(なつ)優、おめでとう
(坂場)おめでとう
(なつ)なるべく早く帰ってくるからね
(優)行ってらっしゃい
(なつと坂場がマコプロに行く)
(なつ)おはようございます
(坂場)遅くなってすみません
(桃代)なっちゃんおめでとう
(なつ)ありがとう
(陽平)おめでとう
(なつ)ありがとうございます
(町田)これ今朝回収した原画です
(なつ)あ…みんなどう?
(町田)外注先もみんな徹夜続きです。あっでも作品にはみんな自信持ってるんで、それでなんとか持ちこたえてる感じですね
(なつ)あ…
(麻子)イッキュウさん、今日中に次の絵コンテ上げてね
(坂場)分かってます
「大草原の少女ソラ」は放送から半年がたち、人気番組になっていました
物語も佳境を迎え、なつたちも外注先も視聴者の期待に応えようと必死に作業を続けました
感想
入学式の記念写真にセンターでしっかり富士子が写っていて笑えました。しかもものすごく若くてキレイなあばあちゃんで優の母親のようだった。東京行きを渋ってた富士子ですが、いざ行ってみたら楽しかったのかな。疲れた顔もみせずいいおばあちゃんをしている富士子はえらいと思いました。イッキュウさんの両親は名古屋の人だったんですね。だから育児を手伝いに来なかったんですね。それにしても優にも会いに来ないし変わった義父母ですよね。
千遥と富士子が再会する
入学式の日、優は富士子が見ていた。そこに千遥と千夏が来た。優の入学祝に料理を持ってきた。千夏を見た富士子は昔のなつにそっくりだと言う。千遥は北海道に行ったときのことを謝ると、富士子は本当によかったと言った。
(優が名前をひらがなで書く)
(富士子)上手。もう一つ…
(ブザーが鳴る)
(富士子)はい
(千遥)こんにちは
(富士子)千遥ちゃん?
(千遥)姉からお見えになっていると聞いていたので
(富士子)ああ…えっ?
(千遥)千夏です
(富士子)あれ!本当。昔のなつにそっくりだわ
(優)千夏ちゃん!
(千夏)優ちゃん!
(富士子)どうぞ上がって
(千遥)お邪魔します
(千遥が家に入る)
(千遥)あの柴田さん、その節は大変失礼をしてすみませんでした。私の洋服まで取っといて頂いてありがとうございます
(富士子)なんもさ、そんな水くさいこと言わなくていいの
(千遥)あっこれ優ちゃんの入学祝に作ってきたんです
(富士子)千遥ちゃんのお料理?
(千遥)はい
(富士子)うれしいわ。なつもイッキュウさんも喜ぶわ
(千遥)柴田さんもいつか是非お店にいらして下さい
(富士子)千遥ちゃん、本当によかった…
(千遥)ご心配をおかけしてすみませんでした
(富士子)じいちゃんも喜んでたわ
感想
富士子の前髪のあたりの白髪が目立ったシーンでしたね。それでもキレイです。優と千夏はすっかり仲良くなっていますね。お互い一人っ子ですし、今後は姉妹のように育ってくれたらいいですね。入学祝がお金じゃなくてお重というのがなんだか良いですね。
レイが旅立つことを伝えるシーンは夜明けに
レイが獣医を目指し旅立つことを父親に告げるシーン、絵コンテでは坂場が星を見ながら話す場面だったが、なつは夜明けがよいと言う。自分も朝日に励まされた経験からだった。坂場や神地も納得して動き出した。坂場とモモッチはいい感じだった。
(坂場)これがレイが父さんに夢を語るシーンの絵コンテです。場所はソラとレイが「風の丘」と呼んでいる丘で、そこで星を見ながら語るようにしたいんです
(なつ)星を見ながらね…それは何時ごろ?
(坂場)何時?
(なつ)眠る前?それとも朝の搾乳をする前?
(坂場)う~ん…
新天地を求めて旅をするソラの家族はその途中で川に流されていたレイを助けました
いつしかソラとレイは本当の家族のように育っていきました
やがてレイは馬の死をきっかけに獣医になりたいという夢を抱くようになりました
レイはその夢をかなえるために遠くの街へ旅立つことを父さんに告げるのでした
(なつ)レイが父さんに夢を語るシーンか…
(なつが思いつく)
(なつ)イッキュウさん
(坂場)うん?
(なつ)この絵コンテだけど星を見ながら話すのはいいけど、やっぱり最後は夜明けにしない?
(坂場)夜明け?
(なつ)そう。話し終えた2人に朝日が昇ってくるの。牛飼いの生活は太陽と共にあるでしょ。その始まりを示す朝日の中でなら、父さんとレイの別れる決心も、もっと希望に満ちたものになると思う。私も朝日に励まされたことがあったから
(神地)開拓者を励ます朝日か…いいと思う!
(なつ)それならもっと風の丘であることも生かせるな。風と光で夜明けのにおいを出そう
(麻子)ちょっと、変えるならすぐに動いてよ、もう時間ないんだから
(坂場)分かりました陽平さん!
(神地)モモッチ!
(陽平)どうしたの?
(坂場)このシーンなんですが最後は夜明けにしたいんです
(陽平)夜明け?なるほど…僕も昔は天陽たちと一緒に開墾してて十勝の夜明けは何度も見てるよ
(坂場)風と光でそれを表現したいんです
(なつ)陽平さんの中にある夜明けを是非描いて下さい
(陽平)分かった。描いてみるよ
(桃代)私は?
(神地)光が出れば人物に影も出るだろ
(桃代)うん
(神地)夜明けらしい影の色を陽平さんと相談して、勉強しといた方がいいよ
(桃代)なるほど。ありがとう神っち
(神地)モモッチには才能があるんだから、
(桃代)神っちにそんなこと言われるとうれしい
(茜)忙しいのに何かいい感じね
(麻子)あ~これであと何枚増えることやら
感想
神地とモモッチはいつの間にかそういう関係になっていたのでしょうか。モモッチは陽平より神地のほうがタイプだったんですね。そうなると陽平のことが気がかりです。誰か良い人が見つかるといいのですが。それにしても、天陽という名前が出てくるとジャガイモ畑での最期のときが思い出されて胸が締め付けられますね。いつの間にか陽平に天陽を重ねてみている自分がいます。
富士子はなつを心配する
なつが帰ると富士子は千遥が来たことを話した。千遥の料理をなつが食べる。なつの忙しさを富士子は心配した。なつは泰樹や開拓者の人たちに恥ずかしくないものを見せたいと言う。
(なつが家に帰る)
(なつ)ただいま
(なつが寝ている千遥のところに行く)
(なつ)ただいま…
(富士子)これ千遥ちゃんが持ってきてくれたの
(なつ)千遥が来たの?
(富士子)わざわざ入学のお祝いにって持ってきてくれたわ
(なつ)おいしそう
(富士子)本当においしかったわ。食べるかい?
(なつ)うん、うれしい…これから仕事するからその前に
(富士子)体壊すよ。というより、壊さない方が不思議だわ
(なつ)ハハ…じいちゃんにも届けたいしょ
(富士子)えっ?
(なつ)じいちゃんも見てくれてるんでしょ?したら、じいちゃんに少しでも元気になってもらいたいのさ
(富士子)なつ…
(なつ)うん?
(富士子)心配してるんだね
(なつ)じいちゃんだけでなく、じいちゃんのような開拓者の人に恥ずかしくないものを見せたいんだわ。私にできる恩返しはそれだけだから…頂きます。ん~!
感想
優は富士子と一緒に夕食を済ませているのだということがわかりましたね。これが富士子じゃなくて家政婦さんだった可能性もあるんだと思うと本当に富士子が来てくれてよかったです。そしてなつは仕事を頑張ることで、自分を育ててもらった恩返しをしているつもりなのだということがわかりました。本当の血のかよった家族だったらそこまで恩返しを意識するでしょうか。「私にできる恩返しはそれだけだから…」という言葉がなんだか切なかったです。
レイと父さんのシーンを見た泰樹は涙を流す
なつはアニメーターになるために東京に行くことを泰樹に伝えたことを思い出しながら絵を描いた。その放送を見て泰樹も涙した。
なつたちはロケハンで出会った十勝の人々風景を思い出しながら開拓者の物語を描いてゆきました
(回想)
(なつ)じいちゃんが一人で北海道に来て開拓したみたいに…私も挑戦したい
(泰樹)よく言った。それでこそわしの孫じゃ!行ってこい。東京を耕してこい!開拓してこい!
そしてそのシーンが放送される日を迎えました
(レイ)父さん僕は牛や馬を助けたい。命を救いたい。そのために勉強したいんだ。そのためには遠くの街に行かなくちゃいけない。父さんの牧場を一緒にやりたいけど、ごめん…僕はどうしても獣医になりたいんだ。行きたいんだ
(父さん)レイ…あのひときわ輝いている星を見ろ。あれは明けの明星だ。この辺りでは古くから朝の口にいる神と呼ばれている
(レイ)朝の神様…?
(父さん)お前は今あの神様に誓ったんだ。よく言った。それでこそ私の息子だ
(レイ)父さん…
(父さん)行ってこい、レイ…お前がいなくとも俺がこの牧場を守る。お前の分まで守ってみせる。だから行ってこい。お前はお前の夢を守れ
(レイ)父さん!
(太陽が昇り風が吹く)
(テレビを見ていた泰樹は涙を流す)
なつよどうやら
風はここまで吹いたようだ
感想
レイに父さんが「それでこそわしの子どもじゃ」と言うのを期待してしまいましたが、残念でした。でも、泰樹はなつのことを思い出していたのか目を真っ赤にして涙を流していましたね。漫画をみて、おじいさんが涙するってすごいことですよね。なつはそんな泰樹に早く会いに行ってあげてほしいです。
今日の名シーン
テレビを見て泰樹が泣くのを我慢するのを照男が見ていたシーン。
今日の名台詞
「じいちゃんも見てくれてるんでしょ?したら、じいちゃんに少しでも元気になってもらいたいのさ。じいちゃんだけでなく、じいちゃんのような開拓者の人に恥ずかしくないものを見せたいんだわ。私にできる恩返しはそれだけだから…」
仕事が忙しいなつを心配する富士子になつが言った言葉。
次回の見どころ
残りがあと5回になってしまい、あとはなつたちが北海道に行くのが楽しみです。
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