なつぞら第126話のあらすじと感想(2019年8月24日放送)

2019-08-26

なつぞら第126話のあらすじと感想(2019年8月24日放送)

第19週「なつよ、新しい命を迎えよ」の第126話。

産休が明け、再びアニメーションの仕事に戻ってきたなつ(広瀬すず)。しかし、仕事中、描くことに集中しようとしても、どうしても家にいる優のことが気になってしまい…。

第126話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 仲 努(井浦 新)…アニメーター
  • 下山克己(川島 明)…アニメーター
  • 大沢麻子(貫地谷しほり)…アニメーター・セカンド
  • 井戸原 昇(小手伸也)…アニメーター・作画担当
  • 神地航也(染谷将太)…新人アニメーター
  • 堀内幸正(田村健太郎)…作画課の動画担当社員
  • 森田桃代(伊原六花)…彩色担当
  • 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
  • 荒井康助(橋本さとし)…テレビ班制作進行
  • 高橋秀子(田中裕子)…産婦人科医
  • 村川(田中真弓)…福祉事務所職員
  • 中島(坂口涼太郎)…テレビ班動画担当
なつぞら登場人物

なつぞら第126話のあらすじ

なつは仕事に復帰した。東洋動画のみんなは喜んだ。なつは作画監督の仕事ではなく「魔法少女アニー」の原画の仕事に復帰した。優を忘れようと思いながら仕事した。

坂場も楽しそうに育児に協力し、優の成長がなつの味方だった。

1年がたち、優を保育園に預けようとなつは福祉事務所を訪ねた。担当者の村川は以前の対応を謝り、近くの保育園を紹介した。

その後、福祉事務所から封書が届くが、保育園はすべて落ちてしまった。

なつが産休から復帰して会社に行く

なつが仕事の復帰した。東洋動画のみんなは喜んでなつを迎えた。なつは作画監督をやると思っていたが、仲は「魔法少女アニー」の原画の仕事に戻るように言った。体がつらいときは休みながらやるようにと仲はなつを気遣った。

なつが子どもを産んで仕事に復帰する日を迎えました

(なつ)おはようございます

(神地)おっなっちゃん、お帰り!おめでとう

(みんなが拍手する)

(なつ)皆さんお祝いを送って頂いてありがとうございました

(一同)おめでとう!

(なつが中の所に行く)

(仲)何だかあっという間だったね。もう大丈夫なの?

(なつ)はい、ご迷惑をおかけしました

(仲)いや誰も迷惑なんて思っちゃいないよ

(井戸原)女の子だって?

(なつ)はい

(井戸原)名前は?

(なつ)優です。優しいという字の1文字で優です

(仲)うん、いい名前だね

(井戸原)かわいい?

(なつ)かわいいですよ…あまり思い出させないで下さい

(井戸原)えっ?

(仲)うん?

(なつ)今日からまたよろしくお願いします

(仲)それじゃ早速だけど「魔法少女アニー」の原画にまた戻ってくれる?

(なつ)あ…新しい作品の作画監督をやるんじゃないんですか?

(仲)うん、まあ産休明けの君にそうすぐに新しいことをやれとは会社だって言わないよ。まずは古巣に戻って体力を戻すことが先決だろう

(なつ)すいません

(仲)僕にも家族がいるから出産の大変さはよく分かってるつもりだよ。無理しないでつらい時は体を優先させて、休みながらやらなくちゃダメだよ

(なつ)はい、仲さんありがとうございます

(仲)うん、じゃゆっくり始めようか

(なつ)はい

感想

仲さんは相変わらずやさしいですが、すでに結婚して子どももいたとははじめて知りました。仲もなつのことが好きなのかと思ったときもありましたけど、そうじゃなかったなら、あのやさしさは本当にいい人だということかもしれません。こうなると、井戸原の家族関係も気になります。

モモッチが母らしくなったとなつに言う

なつはモモッチと久しぶりに会う。モモッチはなつを見て母らしくなったと言う。なつの描くアニーは動きが違うのでみんな待っていたのだと桃代は言った。

(なつ)モモッチ!

(桃代)お帰りなっちゃん!久しぶり!

(なつ)ただいま復帰しました

(桃代)何か雰囲気変わった。お母さんっぽくなった

(なつ)そう?

(桃代)うん…たくましくなった感じ。まあ前からたくましかったけどね。「魔法少女アニー」に戻るって聞いたわ。みんななっちゃんの復帰すっごく待ってたんだから。なっちゃんの描くアニーはやっぱり動きが違うのよね。トレースしててもよく分かる

(なつ)ありがとう、モモッチ

(桃代)とにかく働く女の期待の星だからね。しっかり頼むよ!

(なつ)うん…

感想

モモッチが言うようになつは落ち着きが出てきたように感じます。服の色も最近は青が多いと思います。子どもが生まれて母になったからというよりは、亜矢美の服を着なくなったのが落ち着いた一番の原因かも。それに比べて、モモッチは髪型も決めていて、服装も派手なので、まだ前に言っていた映画監督とは結婚していないようです。モモッチもベテランになって、彩色だけでなく、トレースもやるようになったんですね。モモッチも仕事では成長しています。

テレビ班の仕事に復帰する

なつはテレビ班に行く。堀内や荒井が迎えた。荒井は復帰して大丈夫かと心配するが夫が見ているとなつは言った。それを聞いた堀内は坂場の子守が想像できないと言う。坂場は泣いている優にママはアニメーターだと語りかけていた。

(なつ)おはようございます。ただいま戻りました!

(堀内)お…なっちゃん、お帰り!

(なつ)皆さんいろいろとありがとうございました。おかげで無事に女の子を産むことができました

(拍手と歓声)

(荒井)あ~おめでとうさん。せやけど大丈夫なんかいな?仕事復帰して

(なつ)はい、夫が支えてくれていますから

(堀内)あのイッキュウさんが子守か…想像できない

(なつ)もう立派な父親ですよ

(堀内)そうか…

(荒井)よっしゃ、ほな早速お願いします

(なつ)はい、ハハ…

(堀内)ちょっと荒井さん最初はあんま無理させないって言ってたじゃないですか

(荒井)言ってたんや!なっちゃん…

(なつ)ありがとうございます

「魔法少女アニー」は放送も3年目に入り、まだまだ人気が続いていました

なつは原画としてそこに復帰しました

(坂場は家で子守をする)

(坂場)は〜い、はいはいはいはいはい…はいはいはい…はいはいはい…うん?どうしました?ママですか?ママはお仕事ですよ。優ちゃんのママは頑張っていますから、寂しくても少し我慢しましょうね。ママのお仕事はアニメーターです。アニメーターとはありえないことを本当のように見せる人のことです…

(なつが中島の絵を見る)

(なつ)面白いじゃない…中島君、腕を上げたね

(中島)ありがとうございます

(なつ)腕の動きにもう少しタメを作るともっと迫力が出ると思う

(中島)はい

(なつ)この調子で頑張って

(中島)はい、ありがとうございます

仕事中なつは必死に優のことを忘れようとしました

だけどそれは無理です

感想

テレビ班は大変そうで忙しくて、荒井がせかしている印象が強かったのですが、よくその中心となっていたなつがいなくても大丈夫でしたよね。そこが現実的にならないから、産休の前に中島という若手社員を出して、その成長によって乗り切ったと見せたんでしょうか。坂場のアニメーターはありえないことを本当のように見せるという考え、普通はだんだん見方や考え方が変わっていくものですが、まったくぶれませんね。

坂場が麻子に電話をする

坂場は麻子に電話した。なつが今日から仕事に復帰したと伝える。マコプロダクションでは、「三代目カポネ」の企画が通らずに、売り込み用のパイロット版を作っていると言う。アメリカの小説を翻訳していた坂場は、アイディアを出せるかもしれないと伝えた。

(麻子)はいマコプロです

(坂場)もしもし坂場です

(麻子)ああイッキュウさん!お久しぶり

(坂場)ご無沙汰してます

(麻子)なっちゃんから連絡もらったわよ、女の子だって?おめでとう。そっちが落ち着いたら赤ちゃんの顔見にお邪魔しようかと思ってたんだけど

(坂場)彼女は今日から仕事に復帰しました

(麻子)えっもう?そうなんだ

(坂場)そっちはどうですか?この前見せてもらった企画は通ったんですか

(麻子)「三代目カポネ」?あれはまだね。何たって日本ではまだなじみのない大人向けのアニメーションだから。今売り込み用のパイロット版作ってるところよ

(坂場)僕はこの何年かアメリカのペーパーバック小説なんかを翻訳してきたから、ギャング物ならいくつかアイデアを出せるかもしれません

(麻子)だから早く来てちょうだいよ。待ってるんだから

(坂場)はい、すいません

(麻子)でもなっちゃんに負担はかけないようにね

(坂場)分かってます

(麻子)こっちはいつでも待ってるから

(坂場)はい‥それじゃまた。はい…

(優が泣く)

(坂場)はいはい、うん?

感想

三代目カポネはルパン三世でしょうか。あれはたしかに大人向けと言えば大人向けですよね。翻訳の仕事がアニメーションのアイディアにつながる。時には自分のやりたい仕事と離れたり、納得のいかない仕事をやらされることもあるけど、結局は意味のない仕事はないんだと思いました。どんなときも腐らずに一生懸命やっておくことですね。

優の成長になつと坂場は喜ぶ

なつは仕事が終わると急いで帰り、寝不足ながらも家では母乳を与えようとした。坂場は楽しそうに育児に協力する。優は坂場の顔を見てはじめて笑い、それを聞いたなつは嫉妬する。優がはじめて立つと、二人は喜んでほめた。

(なつ)それじゃお疲れさまでした

(一同)お疲れさまでした

(なつが家に帰る)

(なつ)優ちゃん!はいおいで。よいしょ…ただいま…ずっと我慢してたんだわ…何か変わった様子はなかった?

(坂場)うん、何もないよ。そこのノートにミルクの時間と飲んだ量、あと排便や昼寝の時間も書いておいたから

(なつ)あ~さすが!ありがとう

(坂場)あ…ごめん、買い物にも行けてなくてまだ何も作ってないんだ

(なつ)いいよ、私が何か作る。ごめんね。大変だったね

(坂場)そっちはどうだった?

(なつ)なんも、すぐに作監ってことじゃなかった。ただ古巣に戻ったってだけだった

(坂場)配慮してくれたんだろ。君だってそう毎日残業が続くような仕事になったら、神経がもたないんじゃないか?その調子だと

(なつ)そうかもしれない…生まれてからやっと気付いた。一番の敵は子どものことが気になってしょうがない自分自身だって

(夜中に優が泣く)

(坂場)ん?

(なつ)ああ…

(坂場)あ…いいよ君は寝てて

(なつ)大丈夫。いる時はなるべく母乳をあげたいから。おいで

敵は寝不足でもありました

(3か月検診に行く)

敵は優の病への心配でもありました

(秀子)できまちた。お母さんの元気が優ちゃんの元気です。お母さん、お願いします

(なつ)はい

(秀子)あれ?

(なつ)あれ?

(秀子)あれ?

(なつが仕事の打ち合わせをする)

(なつ)アニーがここで魔法が使えなくなるというのはどうでしょう?

味方は仕事への情熱です

(堀内)自分が助けられるみたいな…

(なつ)うん

(坂場が優の面倒を見る)

(坂場)気持ちいいですか?

味方はイッキュウさんの楽しそうな協力でした

(坂場)ほら気持ちよかったな、優

何よりの味方はこの絶対的ないとおしさです

(なつ)優

(坂場)優

(なつと坂場が優にほおずりする)

(食事中に坂場がニヤニヤする)

(なつ)うん?

(坂場)実は今日ね、昼間、優が笑ったんだ

(なつ)えっ

(坂場)僕の顔見て初めて笑ったんだよ

(なつ)え~うそだ…ずるい!優ちゃん…

敵はつまらない嫉妬だったりもしました

(なつと坂場が優をあやす)

(なつ)優ちゃんこれ頂戴

だけどやっぱり最大の味方は優の成長とそれを知る喜びでした

(優が立つ)

(坂場)おお…お…

(なつ)お~優ちゃん!

(坂場)優すごい!

(なつ)偉いね…これ好き?

(坂場)すごいな、優

感想

今回は優の成長を凝縮したような回でした。さっきまでゴロゴロしていたのに、もう座っていると思ったら、そのまま立ち上がりました。「味方はイッキュウさんの楽しそうな協力でした」とナレーションがありましたが、これはすごく大事ですね。育児や家事に協力的な男性は増えているかもしれませんが、楽しそうにやってくれないと、奥さんの味方にはなっていないということでしょう。

保育園はすべて落ちてしまった

優が生まれて1年近くがたち、なつは福祉事務所に行く。担当者の村川は以前の対応を謝り、近くの保育園を紹介すると言った。だが、後日、社会事務所からは保育園にすべて落ちたという連絡が届いた。

あっという間に1年近くがたち、優を預けなくてはならない日も近づいてきました

(なつ)すいません、お願いします

(村川)はい

味方は思いがけず現れたりもします

(なつ)どうしても保育園が必要なんです。まだ0歳なんですが

(村川)ご出産おめでとうございます。いつぞやは大変失礼しました

(なつ)はあ

(村川)0歳児や1歳児を預かってくれる保育園は限られてますが、できるだけ近い所を紹介しましょう

(なつ)はい

(村川)まあどうぞお掛け下さい

(なつ)はい、よろしくお願いします

(村川)はい

そして昭和44年の春を迎えました

(なつ)ただいま

(坂場)お帰り

(なつ)あ~優ちゃん、優ちゃん、ただいま!

(坂場)あ~…

(なつ)ただいま

(坂場)お帰りって、ハハ…

(なつ)笑ってる!いい子にしてたの

(坂場)ママお帰り

(なつ)優…

(坂場)はい

(なつ)おいで。よいしょ…ただいま

(なつが封筒を見つける)

(なつ)あ…

(坂場)うん…福祉事務所から

(なつ)どうだった?

(坂場)ダメだった。どこも落ちた

(なつ)えっ…全部?保育園全部落ちたの!?

(坂場)うん…

(なつ)え〜…

手ごわい敵はいつどんな形でやって来るか分かりません

(なつ)どうしよう…

ああなつよ、それでも負けるな

来週に続けよ

感想

保育園問題が深刻な今の時代に放送されるドラマだからこそ、福祉事務所の山川がどういった理由で態度を変えたのかは見せてほしかったと思いました。でも、全部落ちたということは、次回あたりにそこに切り込むことになるのでしょうか。今回の放送は、本当は1年ぐらいの内容をなつの敵と味方に分けながら、うまく説明した回だったと思います。

今日の名シーン

優がはじめて立ったシーン。

今日の名台詞

「お母さんの元気が優ちゃんの元気です。お母さん、お願いします」

3ヶ月検診で医者の秀子が言った言葉。

「だけどやっぱり最大の味方は優の成長とそれを知る喜びでした」

子育と仕事に奮闘するなつについてのナレーション。

次回の見どころ

保育園が落ちてしまって、坂場やなつの仕事はどうなってしまうのか…

なつぞら

Posted by popi