なつぞら第149話のあらすじと感想(2019年9月20日放送)
なつぞら第149話のあらすじと感想(2019年9月20日放送)
第22週「なつよ、千遥よ、咲太郎よ」の第149話。
千遥(清原果耶)からお店を辞めたいと聞いたなつ(広瀬すず)たちは、千遥の働く料理屋「杉の子」に向かう。千遥は、なつや家族の前で自分の思いを打ち明ける。
第149話の主な登場人物
- 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
- 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
- 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
- 坂場一久(中川大志)…なつの夫
- 柴田砂良(北乃きい)…照男の妻
- 小畑夕見子(福地桃子)…雪次郎の妻
- 杉山千遥(清原果耶)…なつの妹
- 杉山千夏(粟野咲莉)…千遥の長女
- 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
- 杉山雅子(浅芽陽子)…千遥の義母
- 杉山清二(渡辺大)…千遥の夫
- 光山なほ子(原日出子)…置屋の母

なつぞら第149話のあらすじ
離婚の話し合いが行われた。なつと咲太郎、置屋の母のなほ子も参加した。千遥が結婚するときに家族の縁を切らせたなほ子はなつと咲太郎に謝ったが二人は感謝していた。
千遥の夫の清二と義母の雅子が来た。千遥が別れても千夏と一緒にいたいと言うと、雅子は難色を示す。咲太郎は千遥の過去を話し、父親が若いころに浅草の料亭にいたことを話した。
雅子は千遥をかわいがっていた義父の春雄も浅草にいたことに縁を感じた。そして離婚は認めた上で、杉の子の店も続けて欲しいと言う。千遥もそれを受け入れた。
なつから千遥の離婚のことを聞いた剛男は千遥の店「杉の子」の前で千夏に会った。
なつが剛男に千遥の離婚を伝える
なつからの電話を剛男が取った。千遥が離婚するという話だった。剛男は責任を感じていて東京に行くことにした。富士子と砂良は夕見子にアイスクリーム屋の話をしていた。
(剛男)はいはいはいはいはいはいはいはい
(剛男が電話を取る)
(剛男)はいもしもし柴田です
(なつ)あっ父さん
(剛男)おおなつかい、元気かい?
(なつ)うん
(剛男)どうした?
(なつ)千遥のこと…
(剛男)おう千遥ちゃんのことか。明美からも聞いたよ、元気で働いてるって
(なつ)うん…それでね…
(富士子と砂良と夕見子が話している)
(夕見子)牧場でアイスクリーム屋ね
(砂良)普通のミルクといちごミルクと小豆ミルクを作ろうと思ってんだわ
(富士子)ねえ雪月でも小豆のアイスは作ってるしょ?
(タ見子)うん
(富士子)小豆のほかに何か入れてるの?
(夕見子)えっ?う~ん…それは企業秘密だから
(富士子・砂良)え~
(剛男が来る)
(夕見子)あっ父さん
(剛男)何だタ見子もいたのか。いや今なつから電話があって千遥ちゃんが離婚するらしい
(富士子)離婚?
(剛男)やっと決心がついたって
(夕見子)決心?
(砂良)それっていいことなんですか?
(剛男)う~ん…いやそれを見届けるために俺も東京に行こうと思うんだわ
(富士子)はあ?あんたが行ってどうなるの?
(剛男)どうもならんかもしれないけど…俺には責任があると思うのさ
感想
夕見子が嫁ぎ先のレシピを簡単に教えなくてよかったです。雪次郎ならおだてて乗せればポロッと暴露してしまいそうですがね。剛男となつが電話で話しているのは珍しいですね。そして剛男は、今でも兄妹が離れ離れになってしまったことに責任を感じているようですね。
なつと咲太郎がなほ子と会う
千遥の夫の清二と義母の雅子との話し合いになつと咲太郎が行く。置屋の母のなほ子も来ていた。千遥が結婚するときに家族と縁を切れと言ったことをなほ子は二人に謝ったが、咲太郎となつは感謝した。なほ子は自分の嘘から始まったと責任を感じていた。
そしてなつと咲太郎は千遥の話し合いの場へ向かいました
(千遥)兄と姉です。この人が私を育ててくれた置屋のお母さん
(なほ子)光山なほ子と申します
(咲太郎)兄の奥原咲太郎です
(なつ)姉のなつです
(咲太郎)千遥を助けて頂きありがとうございました
(なつ)ありがとうございました
(なほ子)やめて下さいな。いいんですよ…私が勝手に千遥を娘にしたんです。私を恨んでないんですか?千遥が結婚する時に昔の家族とは縁を切らなくてはいけないと言ったのは私なんです
(咲太郎)いえそれも千遥のためを思ってのことですから
(なつ)あなたに出会えて千遥がどれほど救われたか…そのことは私たちが一番よく分かります
(なほ子)まあ…ありがとう。けど…千遥の決心を聞いて私も本当に責任を感じました。全ては私のうそから始まったことですからね
(千遥)お母さんのせいなんてことはないから…
(清二が来る)
(なほ子)あっ女将さん、清二さんもお久しぶりです
(清二)どうも
(咲太郎)初めまして。千遥の兄の奥原咲太郎です
(なつ)姉のなつです
(雅子)千遥さん、これは一体どういうことなんです?
(千遥)申し訳ありません
感想
咲太郎は、雅子や清二やなほ子に対する対応が大人でしたね。以前に比べてだいぶ丸くなりました。頭にカッと血が昇って吠えてしまう癖がなくなったように感じます。なつや光子のおかげでしょうね。今やただのカッコ良すぎるお兄ちゃんになってます。
離婚しても千遥が店を続けることに
千遥の過去を打ち明けると、雅子はそのことを知っていた。咲太郎が過去に、父親が浅草の料亭にいたことを話すと、千遥の義父も同じだった。縁を感じた雅子は離婚は認めるが店は続けてほしいと言う。
(千遥)私の父は戦死して母は空襲で亡くなりました
(なつ)空襲で母を亡くした後、家も焼け出されて、私たちは子どもだけで生きなければなりませんでした。終戦の頃は上野の地下道で暮らしていました
(雅子)浮浪児だったの?あなた
(千遥)はい
(咲太郎)それから孤児院に送られたんです。そこで千遥だけなんとか連絡のついた親戚の家に預けました。まだ千遥が5歳の時です。その親戚の家で千遥はつらい目に遭ったらしく、6歳の時そこから家出をしたんです
(雅子)家出?
(なほ子)千遥は見ず知らずの復員兵に拾われて、その人がうちの置屋に千遥を連れてきたんです。私はそんな千遥を育てるうちにかわいくなって、それで身寄りのない子として届け出を出し自分の養子にしたんです。あのころはそういうこともたくさんあったので…
(千遥)それで私は救われたんです
(雅子)つまりそういうことを隠してうちの嫁になったということね?
(清二)どうでもいいでしょう、そんなことは…母さんだって分かっていたことだろう
(なほ子)分かっていたんですか?
(雅子)それは何かあるとはね…うちだって商売をしてますから、結婚する時にあなたが置屋に売られたことぐらいは調べましたよ。私は反対したけどこの子がほれていたし、うちの人がそんなことは気にするなと言ってね
(千遥)親方が?
(清二)僕より千遥のことを一番かわいがっていたのはおやじだったからな。そのおやじが亡くなった今、千遥がこの店にいる理由がなくなったのも無理はないよ
(雅子)何を言うの
(清二)だけどよくこの店をやめる決心をしたな。君さえよければ僕はいつ別れてもいいと思ってたんだ
(なつ)それはただの無責任じゃありませんか
(咲太郎)なつ…
(清二)分かってますよ
(雅子)千遥さんはこの店を潰してもいいんですか?
(千遥)はい…すみません…養育費も何も要りません。千夏といられたらそれだけでいいんです
(雅子)そうはいきませんよ。千夏はうちの大事な孫ですからね。ここを出てあなたが一体どうやって育てていけるというの?
(千遥)仕事はすぐに見つけます
(なつ)それに私たちがいます。家族がいます。どうか千遥から千夏ちゃんを奪うようなこ
とだけはしないで下さい。これからは家族が必ず支えていきます
(千遥)千夏はちゃんと育てます
(咲太郎)女将さん…実は千遥の…我々の戦死した父も料理人だったんです
(雅子)えっ?
(咲太郎)日本橋で小さな料理屋をしていました。その前は浅草の料亭にいて、そこで女中をしていた母と知り合って独立したんです。2人とも子どもの頃から奉公に出されて頼れる人は少なかったと言っていましたが、その小さな店で本当に私たち家族は幸せだったんです。戦争さえなければ…その店を私が再建したいと思っています。千遥にはいずれその店を継がせたいと思います。だから安心して下さい
(雅子)ちょっとお待ちなさい。今お父様が浅草の料亭にいたって言ったけど、何ていうお店?
(咲太郎)さあ名前までは…
(雅子)亡くなったうちの人も若い頃は浅草の料亭で修業をしていたんですよ
(千遥)親方も?
(雅子)はあ…もしかしたらそのころからあなたとうちの人は縁があったのかもしれないわね。あなたたちの気持ちはよく分かりました。夫婦の関係に関してはこっちが悪いんでしょうから離婚は認めます。いいわね?
(清二)はい
(雅子)だけどね、千遥さん…あなたは何か思い違いをしているようだけど、この店は今あなたがいないとやっていけないのよ。この店の味はあなたの味なの。あなたはうちの人が見込んだ料理人なのよ。私はね…うちの人が残したこの店をできれば続けたいの。離婚してもこの店はやってもらえないかしら?
(千遥)えっ?
(雅子)清二にも父親としての責任は残りますからね。まあどんな形にせよ、この店はあなたが受け継いで、千夏もここで安心して暮らせる方がいいでしょう
(千遥)お義母さん…本当にそれでいいんですか?
(雅子)引き受けてもらえる?
(千遥)はい…
(なほ子)女将さん…
(清二)さすが母さんだ
(雅子)お前が言うな!
(清二)そうですね、はい…
(雅子)あ~これですっきりしたわね
感想
清二も雅子も思ったより悪人じゃなくて拍子抜けしました。最終的には千遥には最良の結果になりましたね。まぁ、千遥も若いですし再婚をする可能性もないわけではなく、そうなったときどうするのか気になりますけどね。雅子は旦那が浅草の料亭で修行していた時の写真は持ってないのでしょうか。そこに咲太郎たちのお父さんも写ってたら感動ですよね。
剛男も千遥の店にやってきた
千遥がなつと咲太郎に感謝した。咲太郎は父親と千遥の義父が同じ浅草の料亭にいたから同じ天丼の味を作れたんだと言った。剛男も杉の子の前まで来た。そこで千夏に会う。
(千遥)お兄ちゃん、お姉ちゃん、本当にありがとう
(なつ)よかったね千遥。千遥は本当に親方から愛されていたんだよ
(咲太郎)うん…やっぱりそうだ。絶対にそうだよ。千遥の親方と俺たちの親は同じ浅草の料亭にいたんだ。そこで同じダシのとり方を覚えた。だから千遥は同じ天丼が作れたんだ!
(千遥)もしそうなら…うれしいけど
(咲太郎)絶対にそうだよ!
(剛男が杉の子の前で千夏に会う)
(剛男)ここか…あれ…もしかして、千夏ちゃん?
(千夏)はい
(剛男)やっぱり千夏ちゃんかい!
やっぱり柴田君心配で来てくれたんだね
感想
千遥は親方を本当の父親のように慕っていたのかもしれませんね。想像していたより千遥が幸せな人生を歩んでいたようで安心しました。剛男、一人で東京に来たんですね。本当の家族じゃないのにここまで心配して気にかけてくれる剛男は本当に男の中の男だと思いました。
今日の名シーン
雅子が離婚しても千遥が店を続けることを認めたシーン。
今日の名台詞
なし
次回の見どころ
話し合いが終わった頃に剛男が来ましたが、どういう展開になるのか気になります。
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