【なつぞら】三橋佐知子と咲太郎の関係は?佐知子のこれまでの登場シーンをまとめました

2019-07-18

「なつぞら」は主人公の奥原なつがアニメーターになるために北海道から東京に出てきます。東京でなつが住んだのは「川村屋」でした。

そこでウエイトレスをしていたのが三橋佐知子(みはしさちこ)でした。水谷果穂(みずたにかほ)さんが演じています。

NHKの「なつぞら」公式ページでは三橋佐知子を次のように紹介しています。 

疎開中に空襲で両親を亡くし、川村屋の喫茶ウエイトレスとして住み込みで働く、夢見る女の子。

https://www.nhk.or.jp/natsuzora/cast/index.html

咲太郎やなつも戦争で両親を失いましたが、同じような境遇でもある佐知子は、咲太郎とは同士だと自分でいいます。どうも佐知子は咲太郎のことが好きなようです。

「なつぞら」でも一番の癒しのような存在の佐知子は本当に親切です。今回は佐知子のこれまでの登場シーンを振り返りたいと思います。

佐知子となつの出会い

佐知子がはじめて「なつぞら」に登場したのは第27話でした。なつがまだ高校生で、北海道から富士子と一緒に兄の咲太郎を探しに来たときでした。

佐知子は川村屋の店員で、マダムに会うために店を訪れたなつ、富士子、信哉の3人に注文を聞きました。

(佐知子)お決まりですか?

(富士子)アイスコーヒー下さい

(信哉)僕もアイスコーヒー

(佐知子)アイスコーヒーがお二つと

(なつ)冷たい牛乳ありますか?

(佐知子)アイスミルクでございますか?

(なつ)はい

(佐知子がなつの顔をじっと見る)

(なつ)えっないですか?

(佐知子)ございます。かしこまりました

(なつ)えっ何かじっと見られたわ

(富士子)うん

なつの顔をじっと見た佐知子。その理由はこのときはよくわからなかったのですが、佐知子はなつの兄の咲太郎を知っていたからでした。

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なつは川村屋の寮で佐知子と同じ部屋に

なつがアニメーターになるために上京して、試験までの間、川村屋で働くことになりました。川村屋の寮で暮らすことになったのですが、その部屋は佐知子と同じ部屋でした。そこで佐知子はこんなことを言いだします。

(なつ)すいません、佐知子さん

(佐知子)何が?

(なつ)せっかく一人で部屋を使ってたのに

(佐知子)私も最初は相部屋だったのよ。だから気にしないで

(なつ)佐知子さんみたいな人でいかった

(佐知子)私もあなたでよかったわ。困ったことがあれば何でも言ってね

(なつ)ありがとうございます

(佐知子)咲ちゃんからは何も聞いてない…わよね?私のこと

(なつ)咲ちゃん?

(佐知子)そりゃ言えないか…

(なつ)えっ?

佐知子はなつの兄の咲太郎のことを「咲ちゃん」と呼びました。咲太郎を知っているというだけでなく、親しい間柄であることがわかりました。

そして、さらになつが驚いたのは次の日の朝でした。

(なつ)あっおはようございます

(佐知子)おはよう、早起きで偉いわね

(なつ)いや、癖なんです、あっ自分でやります

(佐知子)あのさ

(なつ)はい?

(佐知子)これ少ないけどお兄さんに渡してくれる?

(なつ)えっ?

(佐知子)少しでも足しになればと思って

(なつ)えっ何ですか?これ

(佐知子)お金よ

(なつ)えっなしてお金を…?

(佐知子)力になりたいからでしょ

(なつ)私からじゃ遠慮して受け取ってくれないかもしれないから

(佐知子)あなたから渡してあげて、ね

(なつ)あっ、あの…兄と何かあったんですか?

(佐知子)ハッ…やだ…まだないわよ

(なつ)まだ…?えっ、もしかして兄はあなたにも借りがあるんですか?

(佐知子)借りなんてないわよ、私と咲ちゃんは同志だもの

(なつ)同志?

(佐知子)この新宿でずっと一緒に強く生きていこうって誓ったの。ハッ…やだ…

(なつ)やだ…兄ってどんな人なんでしょう…怖…

咲太郎が川村屋のマダムから借金をしているのを佐知子が知っているのかわかりませんが、咲太郎のためにとお金をなつに渡しました。

どうやら咲太郎のことが好きなようです。その様子は、佐知子が咲太郎に会ったときにもよくわかりました。

(なつ)あっすいません。今日…

(咲太郎)なつ!遅くなって悪かったな

(なつ)お兄ちゃん!

(咲太郎)なつ、お前を迎えに来たんだ

(なつ)どういうこと?

(佐知子)咲ちゃん!

(咲太郎)お〜さっちゃん!元気か?

(佐知子)うん。久しぶり…咲ちゃんも元気そうでよかった

(咲太郎)ああ 俺は元気だよ

(なつ)すいません、佐知子さん、ちょっといいですか?

(咲太郎)ごめん、さっちゃん、また今度。妹がすねてるから

(なつ)すねてないけど!

(咲太郎)あっ妹のことは知ってるよね?

(佐知子)もちろん。一緒の部屋にいるから

(咲太郎)そうなんだ?

(佐知子)心配しないでね。なっちゃんのことは自分の妹だと思って大事にするから

(なつ)あのちょっと…

(咲太郎)優しいだろ、さっちゃんは

(なつ)ちょっと待ってよ お兄ちゃん!

咲太郎が自分の借金のせいでなつが働かされていると勘違いして、川村屋にやってきたときでした。咲太郎と親し気に話す佐知子。それがなつはちょっと気に入らない様子でした。

このあと、なつは咲太郎に「お兄ちゃんは私と千遥を捨てたんでしょ。それで楽しかったんでしょ?ずっと。死ぬほど心配してたのに…私と千遥のことはとっくに忘れてもう関係なかったんでしょ!」と言いました。

このシーンを見ても、佐知子は咲太郎が好きだということはわかりました。

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咲太郎は佐知子をどう思っているのか

咲太郎も佐知子にやさしくするんですよね。咲太郎も好きなのかと言えば、そうでも内容な気がします。第47話では佐知子のことをこんな風に言っていました。

(なつ)ねえ佐知子さんはどうすんの?

(咲太郎)さっちゃん?

(なつ)何かお兄ちゃんのこと待ってるみたいだったから

(咲太郎)さっちゃんはなかわいそうなやつなんだよ。疎開中に空襲で親を亡くして苦労してきたんだ。なつも優しくしてやってくれ

(なつ)お兄ちゃんはあんまり優しくしない方がいいと思う

(咲太郎)何で?

咲太郎は佐知子に同情しているような感じですね。恋愛感情まではないように思いました。この後のナレーションでもこう言っています。

「咲太郎には同情と愛情の垣根がないようです。困ったことに、女の子に限って。その優しさが時々出過ぎてしまうようです。女の子に限って」

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なつは佐知子と咲太郎が近づくのが好きではない

どういう理由か、兄の咲太郎と佐知子が仲良くすると、なつは機嫌が悪くなるようなところがありました。嫉妬みないなものでしょうか。

ある時、咲太郎が川村屋にやってきます。このときなつはまだ川村屋で働いていて休憩時間に漫画映画の仕事をしている仲努や陽平と会っていました。

(咲太郎)おおなつ!

(なつ)お兄ちゃん

(仲)お兄さんなの?

(なつ)あっはい。こちら東洋動画の仲努さんと山田陽平さん。漫画映画を作ってる人でいろいろと教えてもらってんのさ

(咲太郎)そうですか、兄の奥原咲太郎です

(佐知子が来る)

(佐知子)咲ちゃん座ったら?

(なつ)あっいえ

(咲太郎)おうさっちゃんコーヒーね

(なつ)ちょっと!

(佐知子)なっちゃんもゆっくりしてね、休憩中でしょ

(なつ)すいません、あのあんまり兄に構わないで下さい

川村屋に咲太郎が来てもなつは困る必要もないでしょうから、やっぱり佐知子と咲太郎の仲を気にしているようですね。

でも、佐知子はなつにはやさしくしていることもわかります。なつと同じ寮で暮らす佐知子は、このあとなつが東洋動画の試験に落ちたときも、大丈夫と声をかけていました

(佐知子)なっちゃん、また早起きして絵描いてたの?

(なつ)いえ…手紙書こうって思ったけど書けなくて

(佐知子)大丈夫?

(なつ)はい大丈夫です…

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なつは佐知子に迷惑をかけたくない

なつはもともと気を遣う人ですから、佐知子に迷惑をかけたくないという気持ちがあるのだと思います。それがわかったのが、第50話でした。

(佐知子)わあ、咲ちゃん!

(咲太郎)ようさっちゃん!元気?

(佐知子)元気よ、どうぞ

(なつ)えっお兄ちゃん…

(咲太郎)よう元気か?

(なつ)こんな時間にどうしたの?外出よう、佐知子さんに悪いから

(佐知子)いいよ気にしなくて

(咲太郎)なつの顔ちょっと見に来ただけだ

(なつ)聞いたの?

(咲太郎)ん?ああ…まあ

(佐知子)入って、きょうだいで遠慮することないって。私邪魔なら外出てようか?

(なつ)あ、ううん、いいの、すいません

(咲太郎)お邪魔します

(なつ)ずうずうしい

(咲太郎)俺とさっちゃんの仲だし

(佐知子)ね

(なつ)そういうところがずうずうしいの

(咲太郎)何だ元気じゃねえかよ、もっとしょげてるかと思った

なつが試験に落ちたことを知った咲太郎がなつに会いに来たときでした。このときも佐知子は二人に親切で、このあと麦茶を入れてあげたのでした。

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佐知子はなつが東洋動画への入社を喜んだ

同じ部屋ということもあって、なつが東洋動画の試験に合格した時、その喜びを最初に分かち合ったのが佐知子でした。

(佐知子)なっちゃん?

(なつ)佐知子さん、合格しました!

(佐知子)え~!おめでとう!

なつが採用通知を見て寝転がり、足をバタバタさせて喜びを表現していました。佐知子が部屋に入ってくると、二人で喜びました。

さらに咲太郎がなつの就職祝いに佐知子を誘いました。風車でのお祝いにも佐知子は参加したのでした。

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なつが川村屋に行くと佐知子が出迎える

なつが川村屋を辞めたことで、佐知子が出ることも少なくなりました。でも、なつが川村屋に行くことはあるので、その時は佐知子が出ます。

第63話では、東洋動画に入ったなつが川村屋を訪れました。

(佐知子)あっなっちゃん!お帰りなさい!

(なつ)佐知子さん!

すると、二人の声が大きいので野上がせきばらいするといった感じです。

第72話ではなつが会社の同僚のももっちと川村屋に行きました。このときも佐知子が店員として登場しました。

(佐知子)なっちゃん、いらっしゃい!

(なつ)佐知子さん、こんばんは。2人です。会社の友達の桃代さんと

(佐知子)こんばんは

(佐知子)こんばんは

(桃代)お席にご案内して

(佐知子)はい、どうぞこちらへ

このときは川村屋に坂場一久がいたときでした。

(佐知子)どうしたの?

(なつ)佐知子さん、あの人よく来るんですか?あの人

(佐知子)さあ、知り合い?

(なつ)いや、おんなじ会社の人です

(佐知子)じゃ同じ席にする?

(なつ)いえいえいえいえ

こうして佐知子は川村屋の店員としてなつが店に行くと登場しています。

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佐知子が結婚することに

なつが久しぶりに川村屋に行きました。夕見子が東京に来ていた時で、そこで佐知子がなつに打ち明けました。

(佐知子)なっちゃん、いらっしゃい

(なつ)あっ佐知子さん、姉妹の夕見子です

(佐知子)あっ北海道の?ようこそいらっしゃいませ

(夕見子)どうも

(野上)お席にご案内して

(佐知子)はい、どうぞ

(雪次郎)お久しぶりです

(佐知子)咲ちゃんは元気?

(雪次郎)えっ?

(なつ)佐知子さんもしかしてまだ…

(佐知子)なっちゃん、私…今度結婚するのよ

(なつ)えっ結婚!?

(佐知子)シッ…とりあえず座って

(雪次郎)あっ座っちゃった…おめでとうございます

(佐知子)ありがとう、でもとうとう咲ちゃんを待てなかったわ

(なつ)いやお兄ちゃんもきっと喜ぶと思います

(佐知子)マダムの紹介でお見合いをしたのよ、いい人だし生活が安定してるし、咲ちゃんには悪いけど…

(なつ)悪くないです

(佐知子)咲ちゃんが悪いのよ、私を放っておくから

(なつ)私もそう思います

マダムの紹介で出会った人との結婚だったようです。まだ咲太郎のことも思い続けていたんですね。

でも、佐知子は戦争で苦労してきた人なので、安定した生活ができるような結婚ができてよかったと思います。

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なつが川村屋を辞めてからは登場する機会が減ってしまいましたが、なつぞらの仲では一番の癒し系ですよね。

坂場も川村屋に行ってましたし、これからも川村屋になつが行く機会は多いと思いますから、これからも佐知子の登場に期待したいと思います。