【なつぞら】井戸原昇(小手伸也さん)がアニメーターをまとめる!井戸原の出演シーンをまとめました

2019-08-02

なつぞらでは奥原なつがアニメーターとして奮闘します。その会社が東洋動画。その作画課の中でも中心人物の一人が井戸原昇です。

井戸原は小手伸也さんが演じています。ベレー帽をななめにかぶり、下駄をはいているという個性的なアニメーター。でも、その実力はすごいものがあります。

NHKのなつぞら公式ページでは井戸原を次のように紹介しています。

仲とともに作画監督として、アニメーターたちをけん引する。芸術家肌の仲とは対照的に、驚異的なスピードで上質な作画を仕上げる実務家肌。大柄な体格ながらも、繊細な心の持ち主で、個性派集団をうまく束ねていく。

https://www.nhk.or.jp/natsuzora/cast/index.html

仲とは対照的と書いてありますが、なつぞらを見ていて感じるのは、リーダーシップです。なつもそうですが、麻子のような個性的なアニメーターがいる中で全体をまとめています。

なつがアニメーターになる場面でも、重要な役割でした。そんな井戸原の主演シーンをまとめてみたいと思います。

井戸原と仲がなつの試験を採点していた

井戸原が初登場したのは「なつぞら」の第49話でした。このとき、同じ東洋動画のアニメーターで作画担当の仲努と一緒にテストの採点をしていました。

なつが受けた東洋動画のアニメーターのテストです。仲はなつの絵を見て井戸原に声を掛けました。

(仲)井戸原さん

(井戸原)うん?

(仲)ちょっとこれ見て下さい

(井戸原)ん、何だよ?えっ?お~いいんじゃないの。絵はこの中じゃ下手な方だけど何より面白い

(仲)そうでしょ?何かいいんですよね、この子。まあまだ絵は未熟ですけどね

仲はなつに高得点とつけます。井戸原もその絵を見て評価していたようです。東洋動画を代表するアニメーターの二人がともになつを評価していました。

ところが、なつは面接が原因で試験に合格することができなかったのです。

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なつと井戸原の出会い

なつと井戸原が出会ったのは、第56話でした。まだなつはアニメーターにはなっていません。なつは仕上げの仕事をしていました。

たまに作画課を見に来て、仲や下山と話をしていたのです。このときの下山の話の中で、なつは井戸原を知ります。

(なつ)これは動画ですか?

(下山)いや、これは原画に近いもんだね。あの~こういうさ、ラフな原画をできるだけきれいな状態にしてから動画を描く人に渡すんだ。まあ何せここで原画を描いてんのは仲さんと井戸原さんの2人しかいないから、そんなに手が回らないわけ

(なつ)2人だけで…

(井戸原)本当のアニメーターと呼べるのはまだこの2人しかいないからねえ

(なつ)アニメーターいいですね…

(井戸原が誇らしげに手を広げる)

(井戸原)まあね

(仲)大げさだな下山君

仲に比べると、ちょっと大柄でベレー帽と下駄ですからね。これは変わり者がいるなと見ていて思いました。でも、実際はそうではなかったんですよね。

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井戸原がリーダーシップで問題を解決

井戸原が活躍したのが第58話でした。井戸原はちょっと変わったおじさんなのかなと思っていたわけですが、このときは本当にカッコよかったのです。

セカンドというポジションで指示を出す立場の麻子とその指示を受けて動画を描く堀内がもめていました。麻子は堀内の描く動画に納得がいかなかったのです。

その様子を見ていたなつはゴミ箱から堀内の捨てた絵を持ち帰って自分なりに描きなおします。その絵を麻子が堀内が描いたものだと勘違いして、堀内を褒めたのです。

自分の絵を麻子が持って行ったと知ったなつは作画課へと急ぎます。そこで自分の絵がほめられていたんです。

でも、堀内はこんな稚拙な絵は描かないとなつの絵をけなしました。実はなつが描いた絵だとわかったのです。

(井戸原)ハハハハ…堀内君、君もなかなか正直でよろしい

(堀内)は?

(井戸原)君の絵も純粋な絵だと僕は思ってるんだよ。発想のしかた一つでいくらでも変わることはできるはずだ。技術はあるんだから。この絵は今の君とは正反対だ。これを君のきれいな線でクリーンナップしてくれないか?動画として完成させてほしい。これ使ってもいいよね?

(なつ)はい…ありがとうございます。堀内さん勝手にすいませんでした!どうかよろしくお願いします!

(堀内)それが僕の仕事ならやりますよ

(井戸原)それがいいよね

(麻子がうなずく)

麻子は派手な服装のなつが男を探しに来ていると思っていました。二人は微妙な関係でした。そこで、井戸原が間に入りました。

堀内も傷つくことなく、見事に解決したのが井戸原でした。

この件のあと、仲はなつを仕上課から作画課に映そうと露木を説得しようとします。そこに同席していたのも井戸原でした。

おそらくこのときに井戸原はなつの存在をちゃんと知ったのだと思います。

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井戸原がなつのアニメーターの試験にも関わる

第60話ではなつがアニメーターの社内試験を受けます。15枚以上を描く試験で30枚も描いたのでした。

(井戸原)じゃ次は問題の奥原なつさん

(露木)おおすごいね、これは。

(仲)描いた枚数は断トツの1番です。15枚以上どころか30枚も描いてます。しかしラフの状態のものがほとんどでクリーンナップしたものに限れば13枚です

(井戸原)このゆがんだ線をクリーンナップと呼べるならな

ここで井戸原は厳しい評価をしました。仲は少しなつに肩入れしすぎている状況でした。その点、井戸原は線のゆがみを指摘しています。

井戸原と仲は試験の結果をなつに伝えました。

(仲)結論から言うと不合格でした

(なつ)わかりました

(仲)悔しそうじゃないんだね?

(なつ)悔しいです、とっても…けどそれは自分のせいですから

(井戸原)うん…どうして動画をこんなに描いたんだい?15枚でいいところを30枚も描いたのはどうして?

(なつ)見たらイメージが湧いてきてどうしても描きたくなったんです。でもダメです。自分が描きたいものに自分の手が追いついていかないんです。それがもどかしくて、自分は下手なんだってよく分かりました、それが悔しくて…今の自分にはおいしい牛乳はまだ搾れないんだってよく分かりました

(井戸原)えっ…うん?えっ…何で牛乳なの?

(なつ)あ…乳牛を育てることならちょっとは自信があるので

(井戸原)乳牛…?

(なつ)すいません、何でもないです

(仲)動画の勉強は続ける?

(なつ)もちろんです!それは続けさせて下さい、お願いします

(仲)分かった、それじゃもう行っていいよ

(なつ)はい、今回はありがとうございました

(井戸原)お疲れさん

ちょっとなつの牛乳の話に井戸原は困惑したのでした。でも、この話を聞いて、井戸原はなつをさらに評価したのでした。なつが出て行ったあと、井戸原と仲が話します。

(井戸原)参ったね…イメージに手が追いつかないか…あれでもう我々と同じことで悩んでるんだからね

(仲)あの子も一生悩むんでしょうね…

(井戸原)うん…

井戸原や仲が持つ悩みをすでになつが感じていたことに驚いた井戸原でした。

なつがアニメーターの試験に合格したのは次の試験でした。白蛇姫の制作が終わって、次作の「わんぱく牛若丸」の制作が始まる前でした。

なつはまた必要以上の枚数を試験で描き上げました。もちろん枚数のすごさもありましたが、前回の試験で問題となった線のきれいさを井戸原は評価しました。

(仲)今回も枚数は君が一番多い。50枚とは恐れ入ったよ

(なつ)すいません…

(井戸原)動画で肝心なのは線のきれいさ正確さだが…短い間によくここまで上達したね。君にアニメーターとしての可能性があることだけは誰もが認めざるをえない

(仲)合格だ

こうしてなつはアニメーターになることができたのでした。

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井戸原は作画の中心人物だった

なつは作画課に行くまでは仕上課で仕事をしていました。ですから、あまり作画課での井戸原の仕事ぶりが私たちにはわかりませんでした。

いざ、なつが作画課に入ってみると、井戸原はその中心となって仕事をしていました。これは「わんぱく牛若丸」の制作が始まったばかりの会議のときでした。

(仲)それで今回はみんなからキャラクターを募集したいと思います

(全員)え~…!

(仲)試しにこれが僕が描いた牛若丸のキャラクター。これもまだ決定ではない。牛若丸でももうほかのキャラクターでも何でもいいからみんなに考えてもらいたいんだよ。例えば母親の常盤御前、仇の平清盛、それに武蔵坊弁慶、動物たちだってたくさん出てくる。原画、動画、関係なく無記名でキャラクターを募集して。検討会を開きたいと思ってる

(井戸原)これが今回の脚本だ。登場人物表も書いてある

みんなの好きなキャラクターを選んで自由に描いてみてよ

(井戸原)期限はお盆休み明けまでとする。みんな奮って参加するように

(全員)はい!

(仲)よし以上!

仲と一緒に作画課の中心となっていることがわかりました。

第69話では「わんぱく牛若丸」のキャラクター検討会がありました。なつが遅刻したのですが、これにも井戸原はやさしく迎えました。そしてなつの絵も検討することにします。

井戸原が上に立つものとして、下の才能をつぶさない人なんだとわかります。

(なつ)おはようございます

(井戸原)うん?

(なつ)遅れてすいません…

(井戸原)今キャラクターの検討会をしているとこだ。牛若丸はもう仲ちゃんの絵で決まった

(なつ)はい…いいと思います!

(井戸原)君は出さないのか?

(なつ)えっまだいいんですか?

(井戸原)そのために遅刻してきたんだろう?

(なつ)はい!

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井戸原は仲と違ってなつをひいきしない

キャラクター検討会ではこんな一幕もありました。常盤御前の絵を検討していました。

(仲)やっぱりみんな美人を描こうとしてるな…牛若丸の母親という点では僕はこの絵に一番母性を感じるんだけどな

(なつ)えっ…!

(井戸原)それはまた仲ちゃんのなっちゃんびいきなんじゃないのかい?

(仲)ひいきで作品は決めないよ、一つの意見

井戸原は堀内の意見を聞き、麻子の絵もひかれると言います。なつと麻子が意見を言い合って気まずい雰囲気になりました。ここをまとめたのも井戸原でした。

(井戸原)結局2人とも中途半端ってことだろうな。一面的で人物の奥行きが感じられないってことだろう

(なつ)はい…

(麻子)はい…

井戸原は見事なリーダーシップを発揮しています。そして、仲努とは違って、なつをひいきするようなこともないんですよね。

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井戸原が面白キャラになってきた

最初は井戸原ってちょっと個性が強くて変わっているタイプで、どっちかというとおもしろいキャラだろうと思っていたのです。

ところが作画課での井戸原はみんなのまとめ役でカッコいいんですよね。なつが馬の絵の前足を4本描いたときも、ちゃんとなつをかばって、露木に「やってみなければダメだということも分からないじゃないですか」と言うんですよね。

ところが、だんだん変わってきた感じがありました。それが顕著に表れたのが、「わんぱく牛若丸」の打ち上げの時でした。

「よ~し誰か歌え!誰も出てこないなら指名するぞ~」と言った井戸原は、ビール瓶を望遠鏡のようにしていました。これは下山から「見えないでしょそれ」と突っ込まれます。

このとき、なつがFFJを歌いました。

歌が終わると、「よ~し、じゃあ次は誰だ~」と井戸原はビール瓶を二本縦につなげるようにしてのぞきました。

モモッチたちが「お祭りマンボ」歌うと、井戸原はハチマキをして、楽しそうにマラカスを振っていました。

まあこれは酔っぱらったときということではありますが、ちょっと井戸原の印象が変わった時でもありました。

それからもう1つあります。これはお酒の席ではありませんでした。会議中でした。

下山が坂場のことをいっきゅうさんと呼んだらどうかと言ったときです。

(下山)坂場一久でしょう?一に久しいでイッキュウ、どう?

(坂場)なぜ普通に呼ばれてはいけないんですか?

(下山)いやだって普通だと普通じゃない

(なつ)じゃあ下山さんのことは、ゲザンさんって呼んだらどうでしょうか?

(下山)ゲザンさん?何か人生下り坂って感じだからやめてよ。普通でいいよ、僕は

(井戸原)急勾配

(下山)急勾配してんじゃないですよ

井戸原はなつの話に乗っかるように、下山の肩のあたりに指を滑らせて「急勾配」と言います。これも下山に突っ込まれます。

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井戸原は「ヘンゼルとグレーテル」が気に入らない

第90話では、下山から「ヘンゼルとグレーテル」の絵コンテを見せられました。井戸原はハチャメチャだと言いだします。たしかに、ストーリーをかなり変えてしまっていました。

(井戸原)いくら勉強のための短編だからってね、いつか劇場公開されることを前提に作ってもらわなければ困るよ

(坂場)分かってます

(井戸原)じゃこの物語に社会風刺の意図は入ってないって言うんだね?

(坂場)もちろん、そのために作ってるわけじゃありません

(井戸原)魔女の上にわざわざ悪魔を出して、悪魔と魔女…これはアメリカと日本の関係を表してるんじゃないだろうね

(坂場)見る側がどう受け止めるかは自由じゃないでしょうか?

坂場は自分のやりたいことを押し通そうとするのでした。その後、仲努と坂場が主張し合います。仲は純粋に子どもが楽しめる漫画映画を作ってくれと言いました。そこで、井戸原は「それはそれができなければ、君は失格だ」と言い渡しました。

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井戸原は坂場が嫌い

坂場の考え方や意見と、仲や井戸原の考え方が違うことがよく出てくるようになりました。

実は仲は坂場を買っているという話を下山と井戸原がしたことがあります。

(下山)井戸さん

(井戸原)うん?

(下山)仲さんってやっぱりイッキュウさんのことを嫌ってるんすかね?

(井戸原)嫌ってる?そんなことはないだろ。イッキュウさん嫌ってるのはむしろ俺だよ

(下山)堂々と言いますね

(井戸原)仲ちゃんはどっちかっていうと買ってるんじゃないか、彼を

(下山)買ってる?

(井戸原)うん。今度の演出にしたって君に言わせたんじゃないのかな。坂場イッキュウを使ってほしいと

(下山)えっ…

(井戸原)そうさせるためにはテレビで彼を成功させなければならなかったろう。だからこそまな弟子の奥原なつをテレビに送り込んだんだよ

(下山)なっちゃんを…

(井戸原)うん。まあ、あくまで俺の推測だけどな

ここでも井戸原は正直に坂場のことが嫌いだと言っていますよね。この話の通りに仲が描いた絵を坂場が絶賛して、協力してほしいと頼むのでした。

ちょっと仲と坂場の関係がおかしくなっていた時だったのですが、井戸原はよく見えていたようですね。

まさかそこまで仲が考えてなつをテレビ班に行かせたとは思ってもいませんでした。

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井戸原が坂場に厳しく言う

坂場が監督した映画「神をつかんだ少年クリフ」は失敗しました。その責任はもちろん映画部長であった井戸原にお及びました。

(山川)製作期間もその予算も倍近くかかってこの成績だ。再三にわたる会社の忠告を無視して君が信念を貫いた結果だよ

(坂場)分かっています…

(山川)この作品に関わった全スタッフの昇給およびボーナスのカットを覚悟してもらいたい

(坂場)待って下さい。責任は全て私一人にあります

(井戸原)無論、君だけじゃない。責任は君の暴走を許したこの私にもある。映画部長である私はその任を解かれることになるだろう。後任は親会社の東洋映画から送り込まれ、我々が自由に企画を決めることはこれでもうできなくなるだろう。それがどういうことか君には分かるかね?

坂場はこの言葉を受けて、退職願を出したのでした。

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「わんぱく牛若丸」の制作でも中心となっていた井戸原。とにかく東洋動画のアニメーターはごたごたがありますから、まとめ役としてこれからも活躍するのではないでしょうか。

それと下山とのコンビができつつありますよね。井戸原がぼけて下山が突っ込むという形も期待できそうです。