なつぞら第148話のあらすじと感想(2019年9月19日放送)
なつぞら第148話のあらすじと感想(2019年9月19日放送)
第22週「なつよ、千遥よ、咲太郎よ」の第148話。
大草原の少女ソラ」を見た千遥(清原果耶)は再びマコプロを訪ねてくる。アニメを見て、改めてなつ(広瀬すず)がどんなふうに育ってきたか知ったという千遥だが…。
第148話の主な登場人物
- 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
- 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
- 佐々岡信哉(工藤阿須加)…なつの幼なじみ
- 大沢麻子(貫地谷しほり)…アニメーター・セカンド
- 坂場一久(中川大志)…なつの夫
- 坂場優(増田光桜)…なつの長女
- 杉山千遥(清原果耶)…なつの妹
- 杉山千夏(粟野咲莉)…千遥の長女
- 杉山春雄(春海四方)…千遥の料理の親方
なつぞら第148話のあらすじ
マコプロの来た千遥をなつは自分の家に連れて行き話を聞いた。千遥は18歳で料亭に嫁いでからのことを話した。
亡くなった義父が料理の親方として千遥を受け入れていた。今は夫が別の女と暮らしているが、義父から任せてもらった店なので別れることには迷っていた。
なつは別れてもいいと言ったが、千遥は過去を隠してきたので、千夏の親権がどうなるか、置屋の母にも迷惑がかかると案じていた。
だが娘に嘘をついて生きているのは嫌だった。別れることを決心した千遥は、なつにまた家族になってくれるかと言う。なつは当たり前だと言った。マコプロに戻った千遥は千夏になつが姉であることを伝えた。
信哉は杉乃屋の女将を調べていて、話の通じる人だとなつと咲太郎に教えた。
千遥はなつの作品をずっと見ていた
千遥がマコプロに来た。なつは千遥が誇りを持って料理していることがわかったと伝えた。千遥もなつの作品を見てきて自分もちゃんと生きてきたことを伝えたくて食べてほしかったと言う。だが千遥は店を辞めようと思うと言い出す。
(なつ)千夏ちゃん!
(千夏)こんにちは
(なつ)こんにちは…
(千遥が来る)
(なつ)千遥…
(麻子)千夏ちゃんいらっしゃい。寒いから中お入んなさいな。優ちゃんも中にいるから
(なつ)マコさん、ちょっとすいません
(麻子)どうぞ
(なつと千遥が二人で話す)
(なつ)また来てくれたの?
(千遥)先日はありがとうございました
(なつ)こちらこそ、おいしかった…千遥の料理を食べてよく分かった。千遥がどんなに誇りを持って料理をしているか…
(千遥)私も奥原なつの作品をずっと見てきました
(なつ)えっ…
(千遥)本当に強く生きてきたんですね。ソラを見ていてもそれがよく分かります
(なつ)千遥に届いたなら本当にうれしい
(千遥)だから私も食べてほしかった。私がちゃんと生きてきたこと分かってほしかった
(なつ)それはちゃんと分かったよ
(千遥)お姉ちゃん…私…あの店をやめようと思う
(なつ)え…?
(坂場が見に来る)
(なつ)ちょっと待ってて
(坂場)どうした?
(なつ)ちょっとだけ千遥と話す時間を頂戴
(坂場)分かった
(なつ)少しの間、千夏ちゃんをお願い
(坂場)うん、分かった
感想
なつは東洋動画のときから千遥に気づいてもらいたいと思って仕事をしていたので、それが伝わっていたのはよかったです。ただ、なつの名前が出るようになったのは、失敗作の「紙をつかんだ少年クリフ」からじゃないかと思います。その後は、テレビの「キックジャガー」と「魔界の番長」だし、この2つを見たらたしかに強く生きてきたと思うかもしれません。作画という仕事が素人にはよくわからないし、女性で作画監督までできるようになったことに強さを感じたんでしょうね。
千遥は結婚してからのことをなつに話す
なつは千遥を自分の家につれてきた。千遥は18歳の時に杉乃屋という料亭に嫁いだ。そこで義父である親方に料理を習い、主人が浮気しても、その恩があって店を辞められずにいた。千夏の親権や置屋の母にも迷惑がかかるが、千夏に嘘をついて生きるのは嫌なので別れることを決心したという。千遥はまた家族になってくれるかとなつに尋ね、なつは当たり前だと答える。堂々と一緒に生きようとなつが言った。
(なつが千遥をつれて)
(なつ)さあ上がって
(千遥)お邪魔します
(なつ)はい
(なつがテーブルに案内する)
(なつ)散らかってるけど…座って
(千遥)はい
(なつ)最近じゃここもほとんど仕事場だけどね。優には本当に我慢させてるんだ。生まれた時から仕事ばかりしてて
(千遥)私も同じ
(なつ)そう…仕方ないよね
(なつがお茶を入れて座る)
(なつ)何でも話して。千遥のこと何でも知りたい
(千遥)私は18の時に神楽坂の杉乃屋という料亭に嫁いだんです
(なつ)料亭?
(千遥)政治家が使うような立派な料亭です。私もよく芸者の卵としてお座敷に行っていました。それでそこの次男に結婚を申し込まれたんです
(なつ)千遥はその人が好きだったの?
(千遥)明るくて優しい人だなと思いました。でも…今は一緒にいないんです
(なつ)えっ?
(千遥)別に女の人と暮らしがあるみたいで…
(なつ)ずっと我慢してたの?
(千遥)あの店があったから…杉の子は亡くなった親方が作った店なんです
(なつ)親方?
(千遥)主人の父です。父は料亭で料理人の親方をしている人でした
(回想)
(春雄)箸でしっかり押さえて。その店の味はダシで決まるんだはい
(千遥)はい
(春雄)千遥には料理人としての筋があるんだから頑張んなさい
(千遥)はい
(千遥)調理師免許も取らせてもらえて、店も任されて…結婚した私を一番受け入れてくれたのは義父でした。だからあの店はとても大事です。主人と別れれば私はあの店を続けられなくなる。でも結婚を続けるべきかどうかずっと迷っていました
(なつ)別れる決心がついたの?
(千遥)千夏と2人でこれからどうなるか分からないけど…
(なつ)千遥が別れたいなら別れていいと思う。千遥は何も悪くないでしょ
(千遥)だけどお姉ちゃん…
(なつ)うん?
(千遥)私は…自分の過去を隠して結婚したのよ。浮浪児だったこともきょうだいがいることも。そのことを向こうが知ったら、私を嫁がせた置屋のお母さんにも迷惑がかかるし、千夏の親権だってどうなるか…だけど…千夏にまでうそをついて生きるのはもう嫌なんです…私は堂々と生きられるようになりたい。そのために本当のことを話してあの人と別れようと思います
(なつ)分かった…
(千遥)お姉ちゃん…
(なつ)うん?
(千遥)また…家族になってくれる?
(なつ)そんなの当たり前じゃない!
(千遥)お姉ちゃん…
(なつ)千遥はもう…自由になっていい堂々と生きていい。また一緒に生きよう、ね、千遥
(千遥)ありがとう…
感想
千遥はずっと敬語で話していましたが、最後に「また家族になってくれる?」となったのが印象的でした。それと千遥がなつに「お姉ちゃん」と言うたび、感動というか緊張感がありました。義父の春雄がいつ亡くなったのかわかりませんが、それからおかしくなっていたんでしょうね。千遥は料理屋の女将としては暗すぎて心配なぐらいでしたが、それは過去を隠してきたのが原因だと思います。その嘘から解放されれば、きっと明るく笑えるようになるだろうと思います。18歳からいろんなものを背負い過ぎていてかわいそうな人生でしたね。
千遥は本当はなつがきょうだいだと千夏に言った
マコプロで遊んでいた優と千夏のところになつと千遥が戻ってきた。なつは千夏のおばさんで、千遥は優のおばさんだと本当のことを説明した。
(千夏)お母さん!
(優)ママ!
(なつ)優、千夏ちゃんに遊んでもらえてよかったね
(千遥)千夏…この人は本当はお母さんのお姉ちゃんなの
(千夏)えっお姉ちゃん!?
(なつ)そう。千夏ちゃんのおばさん、なつおばさん、よろしくね
(千夏)なつおばさん?
(なつ)うん
(千遥)私は千遥おばさん…ママの妹です。優ちゃんよろしくね
(優)もう言っていいんだ。よかった!
(マコプロの前にみんなが出てくる)
(なつ)皆さん私の妹の千遥です
(千遥)お邪魔しました
(麻子)またいつでも来て下さいね
(千遥)はい。毎週放送楽しみにしています
(みんなが笑う)
(千遥)帰ろうか
(千夏)うん
(なつ)また連絡するから
(千遥)うん
(千夏)優ちゃんまたねバイバイ
(優)バイバイ
(千遥)さようなら
(一同)さようなら
(優)バイバ~イ
感想
マコプロの前にはブランコがありました。あれは優のために作ったのでしょうか。最初にマコプロに来た時、千遥はすごく怖い顔をしていましたが、帰り際には笑うようになりました。なつには会いたいけど、千夏に嘘をついたままでいることが苦しかったんだと思います。マコプロが忙しいというわりには、みんなで出てきたりと意外と余裕があるなと思えます。
信哉は杉乃屋の女将を調べていた
なつの家に咲太郎と信哉が来ていた。信哉は千夏が嫁いだ杉乃屋の女将を調べていた。話が通じる人なので、説得できないことはないと言う。信哉は空襲の後になつたちと一緒に暮らしたことが忘れられず、今でも家族のように思っていると言った。
その晩、なつの家には咲太郎と信さんが集まりました
(信哉)それでなっちゃん、咲太郎、千遥ちゃんのことだけど、義理のお母さん、料亭杉乃屋の女将を説得できるかどうかだと思う。でも決して話の通じない人じゃないらしい。誰に聞いてもちゃんと筋の通った人だって。そうじゃなきゃあれだけの料亭を切り盛りできないからね
(なつ)調べてくれたんだ?
(咲太郎)ありがとう、信
(信哉)水くさいこと言うなって。俺にとっても…本当に家族だと思ってるんだよ、今でも。忘れられないんだ。空襲から1年近くみんなと一緒に過ごした日々が。あれがあったからどんなことでも耐えられた
(咲太郎)うん…
(なつ)うん…
(回想)
(咲太郎)信も一緒に暮らそうな
(信哉)いいよ僕は、家族じゃないし
(なつ)ダメよ!信さんも一緒じゃないと
(千遥)一緒がいい!
(信哉)ありがとう
(咲太郎)お~来た来た来た!
(信哉)えっ!おっ頑張れ、頑張れ、頑張れ…!
(信哉)あの千遥ちゃんがまた家族になったら…僕の戦争もやっと終わる気がするよ
(なつ)信さん…
(咲太郎)信…
信さん、ありがとう
いつまでも家族でいて下さい
感想
信は千遥を捜したり、いつも手伝ってくれました。政治家が行く料亭らしいから、マスコミの信哉は人脈があるんでしょうね。女将のことを調べてくれて、北海道から戻ってきていてよかったですね。なんでこんなになつと咲太郎に協力的なのかと思ったこともありましたが、やっぱり空襲の後の魚釣りが楽しかったようです。なつも咲太郎も同じだと思います。こういう苦しい過去は、当時はつらかったけど、これからを生きる糧になるので、若い時ほど苦労するべきだと思いました。
今日の名シーン
千遥がなつに「お姉ちゃん」と言ったシーン。
今日の名台詞
「水くさいこと言うなって。俺にとっても…本当に家族だと思ってるんだよ、今でも。忘れられないんだ。空襲から1年近くみんなと一緒に過ごした日々が。あれがあったからどんなことでも耐えられた」
お礼を言われた信哉が咲太郎となつに言った言葉。
次回の見どころ
千遥の離婚がすんなり行くのかが気になります。一波乱ありそうな予感です。
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