なつぞら第105話のあらすじと感想(2019年7月31日放送)

2019-08-01

なつぞら第105話のあらすじと感想(2019年7月31日放送)

第17週「なつよ、どうするプロポーズ」の第105話。

下山(川島明)の推薦により漫画映画の演出をすることになった坂場(中川大志)。再び映画に携われるとなつ(広瀬すず)に報告し、なつに対する自らの思いも伝える。

第105話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 仲 努(井浦 新)…アニメーター
  • 下山克己(川島 明)…アニメーター
  • 井戸原 昇(小手伸也)…アニメーター・作画担当
  • 神地航也(染谷将太)…新人アニメーター
  • 森田桃代(伊原六花)…彩色担当
  • 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
なつぞら登場人物

なつぞら第105話のあらすじ

なつは坂場のプロポーズを受け入れたが、坂場は長編映画が成功したら結婚するという考えだった。なつはモモッチに話すが、誰にも言わないようにと伝える。

長編映画の制作が始まるが、坂場のこだわりが強く、なつの描いたキャラクターに納得がいかない。遅れていることを心配した仲が声をかけるが、坂場や神地は大丈夫だと言う。

仲は坂場のやり方が正しいのか、新しいのか判断ができずに、自分でもアニメーターの限界を突きつけられるようで悔しいと感じていた。

なつが仕事を終えて帰ろうとすると、仲は頼みがあると言って、茶色の封筒をなつに渡した。

なつは坂場のプロポーズを受け入れる

坂場の結婚してほしいという言葉に、なつも結婚しますと答えた。信じられないような坂場だったが、長編映画が成功したらだと念を押す。なつはなぜ映画の成功が必要なのかわからなかった。

(坂場)結婚…してくれませんか?ぼ…僕の気持ちはずっと前から分かっていたここしょう…

(なつ)いや…全然分かりませんでした

(坂場)ずっと長編映画の演出ができたら言おうと思ってたんです。

(なつ)えっ…

(坂場)あなたの気持ちはどうですか?

(なつ)はい…分かりました

(坂場)えっ?

(なつ)結婚します

(坂場)えっ…いや本当ですか?

(なつ)はい

(坂場)いや…結婚ですよ?

(なつ)えっ…何を疑ってるんですか?

(坂場)映画が成功したらですよ

(なつ)それ…いる?

感想

なつもあっさりとプロポーズを受け入れました。坂場の計画だと、長編映画が決まったらプロポーズで、映画が成功したら結婚なんですね。映画が失敗したらどうなるんでしょうか…。天陽よりも坂場の方が気難しいけど、生活も安定していてなつにとっては幸せになれると思います。

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坂場のプロポーズをモモッチに話す

なつは坂場のプロポーズを受けたことを桃代に話した。坂場は長編映画が成功しないと結婚しないつもりだと言うと、桃代にも助監督の恋人がいて監督になるまでは結婚しないと言っていた。なつは誰にも言わないようにとモモッチを口止めした。

(桃代)えっ何それ?いきなり結婚?

(なつ)びっくりするでしょ

(桃代)うそだ…本当は今までつきあってたからでしょ?

(なつ)本当につきあってないってば…多分

(桃代)えっそれでいきなり結婚してもいいと思ったわけ?

(なつ)う~ん…まあ不思議なんだけど、そうなのかなって気がして。やっぱりそうなるのかなって…

(桃代)何それ?それ今頃気付いたの本人だけだからね

(なつ)でもイッキュウさんは今度の長編漫画映画が成功しなければ結婚できないと思い込んでるみたいで

(桃代)だから今まで告白できなかったってことか…実は私も今ね、東洋映画の助監督とつきあってるのよ

(なつ)えっ!えっ…そうなの?

(桃代)うん、知り合いに紹介されてね。彼も監督になるまでは結婚したくないって思っているみたい

(なつ)まあ結婚と成功は関係ないのにね

(桃代)うん…不器用な男ほどそう考えないのよ。あ…でも大丈夫よ、きっと成功するわよ。テレビだって成功したじゃない

(なつ)うん…まあそのために頑張るわけじゃないけど、必ず成功させたいわ。長編漫画映画は私の夢でもあるから。あ…モモッチ

(桃代)ん?

(なつ)作画課の人たちには言わないでね。何か恥ずかしいから

(桃代)うん、分かった。仕上課にしか言わない

(なつ)それも同じだから!誰にも言わないで

(桃代)うん…うん分かった

(なつが桃代を疑うように見る)

(桃代)分かったって

感想

モモッチはずっとなつと坂場の関係を気にしてきましたが、やっと大きな進展がありました。一時期はモモッチも坂場を狙っているのかと思ったときもあったんです。川村屋で坂場と二人になったこともありましたが、今では別に彼氏がいたようですね、しかも映画の助監督。モモッチも結婚が近いようです。モモッチのことだから、すぐに仕上課で言っちゃってる可能性もありますよね。

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長編映画は坂場のこだわりで遅れてしまう

坂場が長編映画のストーリーをアニメーターに説明した。だが、なつが描いたキャラクターに坂場が納得できずに進まなくなった。仲が声をかけるが、坂場や神地は大丈夫だと言う。新しいものを作れなくなると考えていた。頼りたかったなつは困る。

それからその長編漫画映画の企画は猛烈な勢いで進んでゆきました

(坂場)題名はまだ仮ですが「神をつかんだ少年クリフ」です。ある村の巨大な木に誰にも抜けない剣が突き刺さっています。それをある日一人の少年クリフが引き抜き、村人から英雄と見なされます。しかしそのクリフの前に神が現れて、その剣を砕いてしまう。その神とは、戦の神であり、つまり死神です。死神の目的は神を畏れなくなった人類に戦をさせて滅ぼし、もう一度世界を創造し直そうということです。そしてその村に死神の娘であるキアラが現れます。キアラは父の命令でこの村に戦をもたらそうとしてるんです。そのキアラとクリフが出会い、互いにひかれ合うようになっていく。戦争という運命の中で、どうやって人間が善と悪を見極めていくか、それがテーマです。では引き続きキャラクターを検討していきたいと思います。まずはクリフから。クリフは決して諦めない勇気ある少年です

しかし、その勢いはすぐに止まりました

なつが描く死神の娘キアラのキャラクターにイッキュウさんはなかなか納得せず、脚本作りは遅れ、予定の8月になってもまだ作画の作業には入れずにいました

(なつ)違う?どこが違うんですか?

(坂場)キアラは戦をつかさどる神の娘でこの村に争い事をさせに来たわけですが、これだといかにも災難をもたらしそうな娘って感じがするじゃないですか

(なつ)もっとか弱い方がいいってことですか?みんながだまされやすいようなキャラにしろ

ってことですか?

(坂場)いや強くは見せたいんですよ、か弱い女の子にはしたくない

(神地)一見か弱そうに見えて実は強かったなんて、それこそ通俗的だからね

(坂場)しかしこれは強すぎます

(神地)強い女性だけど主人公が恋に落ちるような魅力もないとさ…

(坂場)神っちの言うとおりです

(仲)どう?何か困ってる?

(なつ)仲さん…

(坂場)いえ大丈夫です

(神地)大丈夫ですよ

(仲)大丈夫?

(なつ)はい…

(仲)少し内容が難しすぎないかな。子どもたちがついていけるかな

(坂場)大丈夫です。ちゃんと活劇にはしますから

(仲)アクションが面白ければいいというものでもないからね

(坂場)話が分かりやすければいいというものでもないでしょう

(なつ)ねえちょっと…

(仲)そうかな

(なつ)あの仲さん…

(坂場)ほかに何か?

(仲)いや

(坂場)生意気なようですが、好きにやらせて下さい。責任は取りますから

(仲)分かった。それじゃ成功を祈ってるよ

(なつ)何で仲さんにそんな失礼なこと言うんですか。何か手伝おうとしてくれたんじゃないんですか?

(神地)あの人に泣きついたらおしまいだよ。永久に新しいものなんかできなくなる

(なつ)えっ

(坂場)とにかくあなたはキアラについてもう少し考えてみて下さい

感想

もう一度坂場が物語を説明するセリフを読んでもよくわからないぐらい難しい話ですね。もう完全に大人を対象にしているのでしょうか。結果として大人も楽しめるならいいですが、最初から子どもも大人もと狙うと、余計に難しくなってしまう気がします。坂場はコストとか納期の意識がゆるいから、芸術家タイプなんですよね

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仲は坂場のやり方を見て悔しいと感じていた

なつは仲に声をかけ、坂場の失礼な言葉を謝った。坂場のやり方は間違っているかとなつが仲に尋ねた。仲はわからないと言う。それがわからないことが仲にとってアニメーターの限界を突きつけられているようで悔しいと仲は言った。

(なつ)はあ…

(なつが仲を見つける)

(なつ)仲さん

(仲)あっなっちゃん。いや暑いね

(なつ)仲さん、さっきイッキュウさんが何か失礼なこと言ったみたいですいません

(仲)君が謝らなくたっていいんだよ。しかし遅れてるみたいだね

(なつ)はい…なかなかキャラクターのイメージをつかめずに困ってます。キャラクターが出来てないとイッキュウさんも脚本が完成できないんです

(仲)普通は脚本から入るのに珍しい演出家だよね。自分で絵を描けるわけでもないのに

(なつ)仲さんはあの人がやろうとしていることは間違ってると思いますか?

(仲)なっちゃん…僕には分からないんだよ

(なつ)えっ?

(仲)彼のやろうとしてることが正しいのか間違ってるのか、新しいのかそうじゃないのか、どうも判断がつかない。それが悔しいんだよ

(なつ)悔しい?

(仲)アニメーターとして自分の限界を突きつけられたみたいで悔しいんだ…

感想

なつが仲に質問したのですが、こんなことはいくら仲さんでも答えはわからないですよね。仲は悔しいと思っていたようです。麻子も坂場となつを見て、自分には何か足りないと感じたと言って辞めていきましたが、仲も似たようなことを感じているのかもしれません。なんか最近、なっちゃん推しだった頃の仲ではなくなってきました。

仲は坂場を買っている

井戸原と下山が酒を飲みながら話す。仲は坂場が嫌いなのかと下山が尋ねる。井戸原は否定した。坂場を買っているからこそ、テレビで成功させるために、愛弟子のなつをテレビ班に入れたのだと言った。

(下山)井戸さん

(井戸原)うん?

(下山)仲さんってやっぱりイッキュウさんのことを嫌ってるんすかね?

(井戸原)嫌ってる?そんなことはないだろ。イッキュウさん嫌ってるのはむしろ俺だよ

(下山)堂々と言いますね

(井戸原)仲ちゃんはどっちかっていうと買ってるんじゃないか、彼を

(下山)買ってる?

(井戸原)うん。今度の演出にしたって君に言わせたんじゃないのかな。坂場イッキュウを使ってほしいと

(下山)えっ…

(井戸原)そうさせるためにはテレビで彼を成功させなければならなかったろう。だからこそまな弟子の奥原なつをテレビに送り込んだんだよ

(下山)なっちゃんを…

(井戸原)うん。まあ、あくまで俺の推測だけどな、

感想

仲の少しずるい感じが出ています。自分では何が正しいのか分からないと言っていて、坂場を使って、坂場の責任で新しいことをやっているようにも見えますね。すごくやさしいだけの仲だと思っていましたが、いろいろと考えている人なのかもしれません。逆に坂場は仲が嫌いですよね。

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坂場はなつの描く絵に納得できない

坂場はなつが描いたキアラのキャラクターに納得できない。なつもこれ以上は無理だと感じていた。坂場はアニメーターの中から湧き出てくる絵を使いたいと言う。

(坂場)違うんだ…違うんです。キアラのキャラクターはこうじゃないんです!神の怒りと人間の愛に引き裂かれていくような登場人物なんです。何度言ったら分かるんですか?こういう説明的で分かりやすいキャラクターじゃないんです!

(なつ)あなたがどうしたいのかを考えて、あなたの頭の中に向かって絵を描くのはこれ以上無理です

(坂場)僕はもっとアニメーターの中から湧き出てくるそういう絵を使って映画を作りたいんです。テレビとは違うものを

(下山)それは無理だよ、イッキュウさん。テレビと同じようにね時間にだって制限はあるんだから

(なつ)映画を作れなければ元も子もありません。あなた一人が作っているわけじゃないので

(坂場)そんなことは分かってます!だから待ってるんです!私は絵描きじゃない。だから理想のキアラを描くことはできない。でも妥協はしたくない!私は私を超えたいと思っています。どうか皆さんも皆さんを超えて下さい。そういう絵を出して下さい。早くあなたのキアラを見せて下さい

感想

坂場のような人の下で働くのは大変ですが、本当に坂場の考えが正しいかどうかはわからないんですよね。なつも、坂場のいろんな要求を受けすぎていて、どんな絵が正しいのかわからなくなっているんじゃないでしょうか。いろいろ描いてみたけど、意外と最初に描いたのが一番よかったということもあるし、描きすぎると終わらなくなる気がします。

仲がなつに封筒を渡す

帰ろうとするなつを仲が呼び止める。そして頼みがあると言い、茶色の封筒を渡した。

(仲)なっちゃん

(なつ)あっ仲さん、お疲れさまでした

(仲)なっちゃんに頼みがあるんだけど

(なつ)頼み?

(仲はなつに封筒を渡す)

(なつ)えっ?

なつよ、それはきっと仲さんの魂だ

感想

封筒の中身は何でしょうか。仲の魂だというナレーション。キアラの絵を仲が描いてみたということでしょうか。それなら、すごく仲は勇気がありますよね。普通なら怖くてできないと思います。なつがどうするのか、そして坂場がどう反応するかは楽しみです。

今日の名シーン

なつが坂場のプロポーズを受け入れたシーン。

今日の名台詞

「私は私を超えたいと思っています。どうか皆さんも皆さんを超えて下さい」

長編映画に妥協を許さない坂場が言った言葉。

次回の見どころ

なつに渡した封筒の中身が何なのか気になりますね。

なつぞら

Posted by popi