なつぞら第132話のあらすじと感想(2019年8月31日放送)
なつぞら第132話のあらすじと感想(2019年8月31日放送)
第20週「なつよ、優しいわが子よ」の第132話。
ある朝、雲を指差した娘の優はその形が馬に似ているとなつ(広瀬すず)に言い、本物の馬を見たいという。夏休みになったら十勝に連れていくと約束するなつだが…。
第132話の主な登場人物
- 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
- 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
- 小畑雪次郎(山田裕貴)…菓子屋の息子
- 前島光子(比嘉愛未)…川村屋オーナー
- 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
- 坂場優(増田光桜)…なつの長女
- 中島(坂口涼太郎)…テレビ班動画担当
- 山田天陽(吉沢 亮)…絵を描くなつの友人
なつぞら第132話のあらすじ
優は5歳になった。なつは作画監督の仕事が忙しく、咲太郎が保育園に迎えに行き、優は声優事務所で過ごしていた。
夕見子が十勝の牛乳を売るために東京に来た。なつは夕見子の持ってきた十勝の牛乳を飲む。夕見子は農協を辞めて雪月を大きくしようと考えていた。
そのころ、天陽は風邪をこじらせて入院していた。絵も売れるようになっていたが農業もやめていなかった。天陽の話を聞いたなつは天陽に会いたくなった。
優は5歳になった
昭和48年、優の5歳の誕生日、なつと坂場はケーキでお祝いする。坂場はプレゼントを渡した。
(なつと坂場がハッピーバースデイの歌を歌う)
「ハッピーバースデイトゥーユー」
「ハッピーバースデイトゥーユー」
「ハッピーバースデイディア優」
「ハッピーバースデイトゥーユー」
(優がろうそくの火を消す)
(坂場)おっ
(なつ)おっ
(ろうそくの火が消える)
(坂場)おお
(なつ)ハハハ…
(坂場)おめでとう
(なつ)おめでとう優
昭和48年6月1日、優は5歳になりました
(坂場がプレゼントを渡す)
(坂場)優、はい
(なつ)ああ
(優)ありがとう
(なつ・坂場)ハハハ…
(坂場)何だろうね
(なつ)何だろう
感想
プレゼントの中身がなんだったのか気になりますね。共働きでなつは作画監督だしきっと高価なプレゼントなのでしょう。坂場の歌うハッピーバースデーが役柄に似合わず意外と上手で驚きました。
夏休みに北海道に行くと約束する
なつが洗濯物を干していると、優は馬の形の雲を見つけた。本物の馬が見たいと言う優になつは自分の誕生日の8月15日あたりに北海道に連れて行って、優を馬に乗せてあげると約束した。優がありがとうと言うと、なつはありがとうなんて言わなくていいと言った。
(優がなつに洗濯物を渡す)
(なつ)はい
(優が空を見上げる)
(優)あっ…ねえママお馬さんがいた
(なつ)えっ?どこ?
(優)ほらあそこ!
(なつ)うん?ああ雲か…どれ?
(優)ほらあれ!あそこ!
(なつ)うん?ああ本当だ!お馬さんが走ってるように見えるね
(優)乗りたいね
(なつ)乗りたい?優、本当に乗りたいの?
(優)乗りたいよ、優ちゃん乗りたい!
(なつ)乗せてあげようか?
(優)本当に?
(なつ)本当、優ちゃん本物のお馬さんに会ったことおぼえてないの?じいちゃんとばあちゃんちで
(優)牛さんがいたとこ?
(なつ)そう牛さんがいたとこ。あ…まだ2歳の時に一度会ったきりだから、あんまり覚えてないか。お馬さんも見たんだよ、そこで
(優)本物のお馬さん見たい!
(なつ)じゃあまた連れてってあげる。今度はママがお馬さんに乗せてあげるよ
(優)やった!いつ?
(なつ)う~ん…そう来るよね
(優)いつ?いつ?いつ?いつ?
(なつ)う~んじゃあ…今度の夏休みに
(優)ママの夏休みっていつ?
(なつ)そう来るか…う~ん…あっママの誕生日辺りに8月15日。ママその辺り必ず休み取るから。約束する
(優)ありがとうママ!
(なつ)優…ありがとうなんて言わなくていいんだよ
感想
優が2歳以降、北海道に里帰りできてないんですね。作画監督の仕事、相当忙しいんですね。乗馬っていうと、なつが馬にまたがり頻繁に天陽に会いに行っていたことを思い出しますね。天陽のことが大好きだったんでしょうね。
なつが忙しいので保育園には咲太郎が迎えに行く
なつは作画監督の仕事が忙しかった。茜の代わりに保育園に迎えに行っているのは咲太郎で、声優事務所で優は過ごしていた。なつにありがとうと言ってはダメだと言われたと優が言い、光子は感謝の気持ちは人間の基本だと教えた。
(なつ)優…お知らせの紙先生に忘れないでね
(優)うん分かった
(なつ)行ってらっしゃい
(優)行ってきます
(なつ)すいません。お願いします
なつは作画監督として、忙しい日々を過ごしていました
(なつ)番長に取りついた魔物は番長の純情な心に影響されて、番長が思いを寄せるこの女学生を好きになってしまうんです。それで人間を殺せなくなって魔王を裏切ることになります
(堀内)原作よりも魔人の目に人間味があっていいと思う。ですよね?宮田さん
(宮田)いい!
(社員)かっこいいです!
(堀内)ね!ハハハ…
(なつの所に描かれた絵が積まれる)
(社員)お願いします
(中島がなつに絵を見てもらう)
(なつ)う~んこれじゃ迫力が出ない。線を太くしてみて。あともっと荒々しくていいから、やり直して
(中島)分かりました
(なつ)よろしく
(中島)はい
引き受けた以上はヒットさせようと必死でした
優を迎えに行けない日もまた増えていったのです
そんな時今は茜さんに代わってこの人が優を預かってくれています
(優)早く早く
(咲太郎)ごめんごめん。はい、ここここ。はい
(咲太郎と優が事務所に入る)
(咲太郎)はい優連れてきたよ
優は咲太郎の声優事務所でママの帰りを待つのです
(光子)優ちゃん、いらっしゃい
(優)は~い
(光子)おなかすいたでしょ?これ食べててね
(優)あり…あっ光子さん、ママがね、ありがとうは言っちゃダメって言うの
(光子)えっ?言わなきゃダメよ!ありがとうは言わなくちゃいけません。感謝の気持ちを持つことは人間の基本です
(優)はい、ありがとうございます。頂きます
(光子)はい召し上がれ。なっちゃんは何を考えてるのかしら。礼儀を教える気がないのかしらね
(咲太郎が優の絵を見る)
(咲太郎)これは俺か‥?
優は今でもみんなの愛情を受けて育っていました
まるで昔の自分のようだとなつは時々思うのです
感想
保育園に渡す「お知らせの紙」とはなんでしょう。もしや心付け?少しでも長く優のことを見てもらえるようにってことかな。でも咲太郎が降園後は面倒をみることになったんですもんね。気になります。光子、ちょっとこわかったですね。なつは、自分が幼少期、北海道に来たての頃、富士子に切手代をお願いしたときに「ありがとうなんて言わなくていいの」と言われたのを真似て言ったんでしょうね。でもその時の状況と今の状況は違いますからね。なつは他人の子で、妙に気を使っていたからそう言われただけで、優は別に母親にありがとうと素直に言うべきだと思います。なにをとっちがえてるんだか。
夕見子がなつの家に牛乳を持って来る
夕見子がなつの家に来た。東京で牛乳を流通させるためだった。なつと優は十勝の牛乳を飲んでおいしいと言う。夕見子は東京で売れたら農協の仕事を辞めて雪月をもっと大きくすると言った。なつは夕見子から天陽が入院していること聞く。
そしてある日曜日のこと
(ブザーが鳴る)
(なつ)あっ来たかな
(優)タ見おばさん?
(なつ)そう。は~い
(玄関を開ける)
(なつ)夕見いらっしゃい!
(夕見子)久しぶり
(優)夕見おばさん、いらっしゃい
(夕見子)優!おっきくなったな!元気だったかい?
(優)元気です!
(夕見子)うんよし
(なつ)雪見君は元気?
(夕見子)元気元気、元気じゃないと小畑家じゃやってけないしょ
(なつ)そうだね、ハハハ
(優)どうぞ
(夕見子)ありがとう。優、いいものあげる
(優)ありがとう
(夕見子)はい
(優)雪月のお菓子だね!
(夕見子)そうだよ。ん?イッキュウさんは?
(優)パパはお仕事です
(夕見子)あ…日曜日もかい?
(なつ)うん。でも今日は夕見が来るから早く帰ってくるって
(夕見子)ふ~ん、大変だね。ありがとう
(なつ)で、夕見は?なして東京来たのさ?
(夕見子)これ
(なつ)バター?
(夕見子)違う。こっち
(なつ)あ~!たんぽぽ牛乳!出来たの?
(夕見子)そう。これを東京で売るために来たのさ
(なつ)わ~すごい!ねえ飲んでいい?
(夕見子)うん。はいどうぞ
(なつ)頂きます
(なつが牛乳を飲む)
(なつ)うんおいしい!十勝の牛乳だわ!
(夕見子)やっと十勝から東京まで冷蔵庫で運べるようになったのさ
(なつ)ふ~ん
(優)優ちゃんも飲みたい!
(なつ)うん、したらママの飲んでみな
(優)うん
(なつ)気を付けて
(優が牛乳を飲む)
(夕見子)ねえどう?
(優)おいしい!
(なつ)ねえ
(夕見子)やっぱりなつの子だね
(なつ)夕見は飲めないの?今でも
(夕見子)牛乳を使った料理ならいいけど、いまだに牛乳は飲めん
(なつ)誰の子さ、あんたは
(夕見子)雪見は好きで飲んでんだけどね
(なつ)あんただけやっぱり変わってんだね
(夕見子)うるさい…これを東京で流通させれば私の役目は終わりだわ
(なつ)終わり?
(夕見子)うん。農協の仕事はもうこれで辞めようと思って
(なつ)えっ…
(夕見子)雪月も案外忙しくなってんの。ほらディスカバージャパンとかって旅行ブームになってから、雪月の土産も飛ぶように売れてんのさ
(なつ)へえ~
(夕見子)けど営業力がないからね。これからは私の力でもっと大きくしてやろうと思って
(なつ)いいね
(夕見子が優の描いている絵を見る)
(夕見子)ん?何馬?あっなつ
(なつ)ん?
(夕見子)天陽君のことは知ってる?
(なつ)天陽君がどうかしたの?
(夕見子)何か忙しすぎて風邪こじらせて入院してるみたいよ
(なつ)人院!?
感想
牛乳、自分が飲む前に優に飲ませましょうね。せめてストローだけでも替えてあげたらいいのに自分が口つけたものをそのまま飲ませるとは。。。優、残念ながらこんな親に育てられたら虫歯決定ですね。まぁ、この時代はみんなこうだったんでしょう。夕見子の子ども、雪次郎の雪と夕見子の見で雪見にしたんですね。
雪次郎と雪見が天陽をお見舞いに行く
雪次郎と息子の雪見が天陽をお見舞いに行く。天陽は入院しても絵を描いていた。絵を描くために農業をしていたが、今は絵を描かないと生活がままならないという。離農しないだけ偉いと雪次郎が言うと、天陽は自分でいたいだけだと言った。
(雪次郎)よっ!
(天陽)おお雪次郎、雪見君も…
(雪見)こんにちは
(天陽)こんにちは。いらっしゃい
(雪次郎)うん、元気そうだな
(天陽)うん、もうすっかりいいんだわ。もうすぐ退院できるだろうって。したからそう毎日来なくてもいいさ
(雪次郎)疲れがたまってる時は…よっ!雪月の菓子が一番なんだって
(天陽)悪いな
(雪次郎)あれ?昨日持ってきたのもう食べたのか?
(天陽)あ…ごめん。うちのが持って帰ったわ
(雪次郎)あっ
(天陽)おかげで子どもたちが大喜びだ
(雪次郎)まあそれならそれでいい。俺も大喜びだ。ほら見てみ。ここでも毎日絵描いてんのか?休みに来たんだべや
(天陽)急いで描かなくちゃなんないんだわ。信用金庫の来年のカレンダーの絵を頼まれて
んだ。去年馬が死んで畑にトラクター頼まなくちゃなんないべ。その金がないと払えんのさ
(雪次郎)絵で食えるんだから大したもんだ。もう立派なプロだわ
(天陽)プロではないよ。けどまあこれも収穫と同じだべ
(雪見)おじさん上手だね!
(天陽)ありがとう
(雪次郎)バカ!上手って雪見、天下の山田天陽さんに失礼だべ
(雪見)父ちゃんよりも上手!
(雪次郎)比べたら失礼だべや。うん?どれどれどれどれ…うん?そう変わらんべハハ…また馬描くのか
(天陽)うん…雪次郎、おかしなもんだな…好きな絵を描くために農業をしてたつもりが、絵を売らんと今は農業がままならんようになってしまった
(雪次郎)まあ冷害が続いた年もあったからな。お前は離農しないだけ偉いわ。絵を描いて家族を守ってんだべ、今は
(天陽)俺は俺でいたいだけだ。どんなことがあっても、な
(雪次郎)かっこいいな、天陽おじちゃんな
(雪見)かっこいい!
感想
雪次郎、子どもとのやりとりをみていると、子煩悩そうで本当に幸せそうですね。それにしても天陽。どうしちゃったんでしょうか。子どものころの貧乏暮らしの後遺症が今になってでてきたんでしょうか。だって栄養が十分にとれてなさそうでしたもんね。寒くて背中に雪を積もらせながら寝ることもあったっていってましたし。心配です。
なつは天陽に会いたくなる
坂場も帰り夕見子も一緒にすき焼きを食べながら天陽の話題になる。天陽は帯広で画廊と契約していて絵も売れているが農業もやめていなかった。なつは優に天陽は北海道にいる大事な友達だと説明する。優が会いたいと言うと、なつも会いたくなった。
(なつ)おっきいけどいい?
(夕見子)頂きます。う~ん…おいしいわ!
(坂場)奮発したんでいっぱい食べて下さい
(夕見子)私なんかに奮発しなくてもいいのに
(坂場)いえ…
(夕見子)頂きます
(坂場)それで天陽君は大丈夫なんですか?
(夕見子)うん。何か疲れ過ぎて風邪こじらせただけだって言うから。帯広の画廊とも契約してて絵がどんどん売れるようになってんのさ
(なつ)畑仕事もしながらだからね
(天陽)そう。それもやめないの。その分、奥さんが大変みたい
(なつ)そう…
(坂場)北海道の展覧会でも賞をたくさん取ってるからな。こっちの画壇でも天陽君を知らない人はもういないだろう
(優)テンヨウ君?
(なつ)天陽君はママとパパの北海道にいる大事なお友達
(優)じゃあ優ちゃんともお友達だね
(なつ)うん、そうなれるよ
(優)優ちゃんも会いたい
(なつ)会いたいね…うん…天陽君に会いたいな。あ…夏休みになったらきっと会えるよ
(優)楽しみだね
(なつ)楽しみだね
ああなつよ、どうか夏がまだ終わらないうちに…
来週に続けよ
感想
奮発したってわざとらしいですね。いつも良い物食べてるくせに。なにしろ坂場家はお金もちですからね。なつが天陽に会いたいと言うとなんか下心があるように聞こえてしまうんですけど。絶対まだ好きなんだと思います。
今日の名シーン
優が馬の形の雲を見つけ、本当に馬の形をしていたシーン。
今日の名台詞
「ありがとうは言わなくちゃいけません。感謝の気持ちを持つことは人間の基本です」
ママにありがとうは言っちゃいけないと言われたという優に光子が言った言葉。
「俺は俺でいたいだけだ。どんなことがあってもな」
お見舞いに来た雪次郎に離農しないのは偉いと言われて天陽が言った言葉。
次回の見どころ
天陽の病気が心配です。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません