なつぞら第66話のあらすじと感想（2019年6月15日放送）
なつぞら第66話のあらすじと感想（2019年6月15日放送）
第11週「なつよ、アニメーターは君だ」の第66話。
なつ（広瀬すず）が試験に合格、ついに東洋動画のアニメーターになった。そして社内で次回作のキャラクターの募集の検討会を開くことに。気持ちが高揚するなつだが…。
第66話の主な登場人物
- 奥原なつ（広瀬すず）…ヒロイン
- 奥原咲太郎（岡田将生）…大好きな、たったひとりの兄
- 柴田富士子（松嶋菜々子）…泰樹の娘
- 岸川亜矢美（山口智子）…おでん屋「風車」
- 大杉 満（角野卓造）…東洋映画社長
- 佐々岡信哉（工藤阿須加）…なつの幼なじみ
- 仲 努（井浦 新）…アニメーター
- 下山克己（川島 明）…アニメーター
- 大沢麻子（貫地谷しほり）…アニメーター・セカンド
- 井戸原 昇（小手伸也）…アニメーター・作画担当
- 三村 茜（渡辺麻友）…新人アニメーター
- 森田桃代（伊原六花）…彩色担当
なつぞら第66話のあらすじ
東洋動画の次回作が「わんぱく牛若丸」に決まり、作画課の社員に脚本が渡された。キャラクターの絵を募集することになり、なつも参加することにした。
社長の大杉が来て社員を激励した。その話がなつは気に入らなかった。茜に愚痴を言うと、麻子に聞かれて注意される。
風車に信哉がやってきて、妹の居場所がわかったと言う。8月15日になつと咲太郎は千遥の家に行った。家から出た千遥らしい女性になつが「千遥」と声をかけた。
次回作はわんぱく牛若丸に決まる
夏になり、東洋動画の次の仕事が「わんぱく牛若丸」に決まったと井戸原が作画課の社員に伝えた。仲は自分が描いた牛若丸のキャラクターを見せ、ほかのキャラクターを考えてほしいと言った。お盆休み明けを期限に募集して検討会をすることになり、脚本が配られた。
（麻子がなつを茜のとなりにつれてくる）
ここがあなたの机
はい
（なつは机に座り、うれしそうな顔をする）
なつは晴れてアニメーターになりました
昭和32年の夏を迎えました
次回作の長編映画は「わんぱく牛若丸」に決定しました
それで今回はみんなからキャラクターを募集したいと思います
え～…！
試しにこれが僕が描いた牛若丸のキャラクター
これもまだ決定ではない
牛若丸でももうほかのキャラクターでも何でもいいから
みんなに考えてもらいたいんだよ
例えば母親の常盤御前、仇の平清盛、それに武蔵坊弁慶
動物たちだってたくさん出てくる
原画、動画、関係なく無記名でキャラクターを募集して
検討会を開きたいと思ってる
これが今回の脚本だ
登場人物表も書いてある
みんなの好きなキャラクターを選んで自由に描いてみてよ
期限はお盆休み明けまでとする
みんな奮って参加するように
はい！
よし以上！
感想
無記名でキャラクターを募集するのはいいけど、麻子や下山が提案したキャラクターに対して検討会でダメ出しをしてしまう可能性もあるということですよね。その検討会になつのような下っ端が参加しないなら話は別だが、けっこう酷な仕事だと思いました。
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【なつぞら】井戸原昇(小手伸也さん)がアニメーターをまとめる！井戸原の出演シーンをまとめました
麻子に相談できないと困るなつ
なつは麻子にキャラクターの募集に参加するかと聞く。麻子が参加すると言うと、なつは相談ができないと困った。麻子は、期待されてないから楽にやればと言い行ってしまった。そこに茜がやってくる。なつが参加するなら相談できないと言った。麻子と同じことをなつが茜に言うと肝が据わっていると茜は言った。スピーカーから東洋行進曲が流れ、茜は急いで行ってしまう。
あっ、マコさんマコさんも参加しますよね？
するわよ、どうして？
あっいえ、それじゃ誰にも相談できないですね
困りました、いきなりキャラクターを考えろと言われても…
あなた期待されてると思ってるの？
思ってません
なら楽でいいじゃない
（麻子が言ってしまう）
そうですね…
（茜がやってくる）
ねえなっちゃんも参加するでしょ？
あ…しますよ、せっかくですから
それじゃ相談できないわね
期待されてないんだから楽にいきましょう、楽に
あっ…そうね
あすいません…！今のは自分に言ったんです
あっ。。。すごいわね、なっちゃん、肝が据わってるのね
あっいえ…
フフ…
（スピーカーから「東洋行進曲」が流れる）
あっ来た！
（茜が走って出ていく）
えっ？
感想
まず、なつが「マコさん」と呼んでいることに驚きました。本当になつは距離を縮めるのがうまい子ですね。そして、なつの厚かましいところをバッサリ切り捨ててくれる麻子の言動になんだかスッキリします。北海道では夕見子、東京では麻子がなつの暴走を止めてくれる役目を果たしてるように思いました。
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大杉社長が来て社員を激励する
作画課に社長の大杉が来た。「白蛇姫」が大ヒットしているので、次回作の「わんぱく牛若丸」も頑張るようにと言った。大杉はここが女子社員が多くていいと言い、お母さんはこんな漫画映画を作ったと誇れる仕事をしてくださいと言った。話の途中で、なつの顔を見た大杉は怪訝そうな顔をした。
「世界に巻き起こす希望の息吹」
や～皆さん、漫画の皆さん、ご苦労さん、ハハ
お楽にお楽に
おはようございます！
日本で初めて挑んだ長編漫画映画「白蛇姫」がこの7月に公開され
大ヒットを記録しております
おかげでこの動画スタジオを立ち上げた私の面目も立ちました
株主に首を切られずに済むところであります
冗談ですから笑ってもいいですよ
（笑い声）
これもひとえに漫画の皆さんの努力のたまものと感謝します
次回作「わんぱく牛若丸」もどうぞ頑張って
いい漫画映画にしてください
はい、分かりました
しかしアータ
はい
ここは若い女の子もたくさんいていいね
あっはい…
（大杉がなつを見て変な顔をする）
皆さん、お母さんは昔こんな漫画映画を作っていたんだと
自分のお子さんに誇れるような立派な仕事をして下さい
ハハハハ…
感想
大杉社長、取り巻きが5人って多すぎです。それにしても、音楽とともに現れるって合理的ですね。そのときだけ取り繕えばいいんですからね。気になったのは、誰が音楽を流しているのかということです。「あっ！来た！！」って慌てて音楽を流してるところを想像すると滑稽すぎます。大杉社長、なつの顔を見てハッとした表情をしていました。以前自分が採用試験で落としたことを思い出したのでしょうか。大杉社長に気づかれたとき、ツンとすました表情で挨拶したなつから「私の勝ちよ」という感情が伝わってきました。
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大杉の話が気に入らなかったなつ
なつは大杉が「漫画の皆さん」と言ったことや「お母さん」になった時の話をしたことが気に入らなかったが、茜はそうでもなかった。その話を聞いていた麻子は会社からやめないでくれって言われるようなアニメーターになればいいと言った。茜はあんなふうになりたいのかと麻子を見て言う。
何ですかね、あれ！
あれって？
漫画の皆さんって、私らが漫画みたいじゃないですか
それにお母さん昔こんな漫画映画を作ってたって自分の子どもに誇れって何ですか？
それってもうその時にアニメーターを辞めてるってことじゃないですか！
違うの？
いいんですか？それで茜さんは
もし結婚をしたり、子どもを産んだりしたら
この仕事辞めちゃうんですか？
そんなのおかしいですよ
せっかく努力してアニメーターになったんじゃないですか！
辞めろって言わせなきゃいいんじゃないの？
え？マコさん…
会社から辞めないでくれって引き止められるようなアニメーターに
なればいいんじゃないだったら
まだ何にもできないのに文句ばっかり言ってないで
はい！そうですよね…
期待してないけど
はい…失礼しました！
あんなふうになりたいの？
あんなふうって…
感想
ランチタイムに横にいるのがモモッチではなくて茜に変わりましたね。動画と仕上ではランチの時間が違うのでしょうか。モモッチが1人ランチになっていないかが心配です。そして、下山のなつとモモッチのスケッチもできなくなってしまいましたね。下山がなつと茜を描くのか。それともモモッチと誰かを描くのか。その結果によって下山がなつとモモッチどちらを狙っていたのかがわかりますね。さぁ、どちらを選ぶ！？麻子、ランチタイムに1人で本を読んでましたね。一緒に食べる人がいないから、ササッと食べて本を読んでいるのでしょうか。なつよ。まずは麻子さんもランチに誘ってあげなさい。
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応募するキャラクターを選ぶなつは幸せだった
家に帰ったなつはどのキャラクターを描いて応募しようか悩んでいた。そこに咲太郎が来て、下に信哉が来ていると言った。なつは急いで下に行く。
（なつがわんぱく牛若丸の脚本を見る）
う～ん誰にしようかな…
なつは今幸せでした
仕事に悩めば悩むほど
それを実感するようでした
（なつは富士子を思い出しながら母親の絵を描く）
なつの鉛筆は何を描いても今は
なつの夢を表現するかのようなそんな時でした
（咲太郎が来る）
なつ
うん？
下に信哉が来てるよ
えっ？
感想
牛若丸のキャラクターの募集は、持ち帰り仕事でやるものだったんですね。それでも、苦に思わず楽しんでできるなつは、やっぱりこの仕事が天職だったんですね。好きじゃないとできない仕事だなぁと思いました。
妹の千遥に8月15日に会いに行くことにする
風車に信哉が来て、妹が見つかったと言う。なつの母のいとこの川谷としの旦那の幸一が戦争で足を怪我して農業ができなくなり、千葉の船橋に引っ越していた。信哉は千遥らしい人は見たが声を掛けなかったと言った。なつは8月15日なら千遥も思い出すだろうと言い、8月15日に会いに行くことにした。
信さん！
見つかったの？
うん
本当に？
同じ千葉にいたよ、千葉の船橋って所だ
ふなばし？
まあ座ろう、なつ
うん
川谷としさんって人がなっちゃんたちの親戚だよね？
うん、お母さんのいとこ、一番仲がよかった人だって
そのとしさんと結婚した川谷幸一さんっていう人の行方を追った方がいいと思ったんだ
それで幸一さんを知っていそうな人を片っ端から探して訪ねていった
それでやっとその知り合いのうちの一人が
今の幸一さんから来た年賀状を持ってたんだ
それで船橋の住所が分かったんだよ
うん…
幸一さんはね、戦争に行って足をけがしたらしい
それで農業ができなくなって引っ越ししたらしいんだ
それで、千遥は今も一緒にいるんだよな？
分からない、その住所までは見に行ったんだ
それでそれらしい女の子は見かけたけど声はかけなかった
千遥かどうか分からなかったの？
僕の記憶では分からなかった…ごめん
しょうがないよ、5歳の時にねえ、会ったっきりでしょ？
ねぇ、お兄ちゃん、会いに行こう！
うん…
会うのがダメなら見るだけ
とにかく千遥が無事なことを確認したい
そうだな…よしすぐに行こう
うん
これが船橋の住所だよ
ありがとう
ちょっと待った
今、すぐ行こうって言ったね？
うん
いつ行く気？今からすぐ？それとも明日？
向こうが家にいそうな時の方がいいんじゃないか？
だったらやっぱり休日か
お盆…
ねぇお盆にしよう！
お盆？
8月15日
15日に会いに行こう
そうか
8月15日…それはいいね
その日なら千遥もきっと私たちのことを思い出してくれるかもしれない
そでしょ？
覚えていればな
覚えてるよ！千遥だって忘れるはずない
あんなにつらい思いしてきたんだから…
その日々を忘れるはずない
だけど…つらいことばっかりじゃなかったはずだよ
楽しいこともいっぱいあった
うん
（幼い頃、東京の池で4人で釣りをするシーン）
お〜来た来た来た
おっ頑張れ頑張れ頑張れ！
鯉、久しぶりだね！
うわっ久しぶりだ！
よし…8月15日会いに行こう
うん！
感想
「千遥かどうか分からなかったの？」って信哉を責めたらかわいそう。なつよ。仕事の合間にここまで探してくれた信哉にもっと感謝しなさい。信哉も池で釣りをしたのが楽しかったんですね。この時、信哉も家族のように過ごしたんだし、ここまで調べてもらったんだから、お盆に信哉も一緒に行ったら良いのにと思いました。
信哉が気になった方はこちら！
【なつぞら】佐々岡信哉(工藤阿須加さん)がとにかくやさしい！出演シーンをまとめました
千遥が気になった方はこちら！
【なつぞら】奥原千遥(清原果耶さん)になつと咲太郎が再会！？兄妹の軌跡をまとめました
千遥に会いに行くために亜矢美と服を選ぶ
8月15日、千遥に会いにいくためになつは服を選んでいた。なつは亜矢美を呼び、どんな服がいいか相談する。亜矢美の選ぶ服が、遊んでいるように見える、バカっぽいなどとなつは言い、なかなか服が決まらなかった。
8月15日、今年もその日はやって来ました
亜矢美さ～ん！ねえ亜矢美さんってば早く
は～いは〜いは〜い、はいはい、お呼びでござんすか？
どうしましょう？どれを着ていけばいいと思いますか？
いつもの感じでいいんじゃないの
だってあんまり変な格好してたら妹に警戒されませんか？
警戒？何を？
知りませんけど…
じゃあ…これだろう、はい
えっこれですか？
うん
何だか遊んでるように見えませんか？
え～そう？
じゃ…これはいいんじゃない？
これですか？何だかバカっぽく見えませんか？
バカっぽいんだあ～これ全部私の服だから
あっごめんなさい、あくまで妹の視点から考えるとです
感想
なつ、本当に亜矢美に対して失礼すぎます。亜矢美も優しすぎるからなつがつけあがるんです！まぁ、いつまでも他人行儀によそよそしくするよりは、本当の親子のようにズバズバ言ったほうがいいのかもしれませんけどね。
なつと咲太郎が妹を見つけて声をかける
なつと咲太郎は信哉に教えてもらった千遥の住所まで来た。家の前にいると、ドアが開き、足を引きずる男と一緒に若い女性が出てきた。なつたちに礼をして通り過ぎようとしたとき、なつは「千遥」と声を掛けた。その女性は振り返った。
’（子どもの声）
早く行こうぜ
ちょっと待って
（咲太郎が住所を確かめる）
ここだ
どうする？
どうするって…
ここまで来たら行くしか…
（ドアが開いて幸一と千遥らしい二人が出てくる）
（咲太郎となつの前を通り過ぎるとき、なつは声をかけた）
千遥？
ああなつよ、あわてず気を落ち着けて来週に続けよ
感想
なんとも言えない終わり方でしたね。千遥なのか千遥じゃないのか！！幼い頃の千遥との共通点はおかっぱ頭くらいでしたもんね。なつもイチかバチかで名前を呼んでみたんですね。それにしても、家の前で若い男女が張り込み、じぃ〜っとみてたら怪しすぎますよね。とりあえず警察に通報されなくてよかった。
今日の名シーン
なつが千遥に声を掛けた場面。通り過ぎる横顔を見て、なつは何かがわかったような感じでした。
今日の名台詞
「会社から辞めないでくれって引き止められるようなアニメーターになればいいんじゃないだったら。まだ何にもできないのに文句ばっかり言ってないで」
大杉社長の話に文句を言っていたなつに麻子が言った言葉
「期待されてないんだから楽にいきましょう」
なつに相談できないと言った茜になつが言った言葉
次回の見どころ
たぶん妹の千遥なんでしょうけど、それがはっきりしないままで終わってしまいました。もしかしたら、幸一さんの娘ということもあるだろうし、とにかく気になります。