【なつぞら】土間レミ子は咲太郎の恋人?なつとの出会いなど登場シーンをまとめました

2019-08-01

土間レミ子(どま れみこ)は、クラブメランコリーで活躍する歌手、煙カスミの付き人です。藤本沙紀(ふじもと さき)さんが演じています。

レミ子は、なつが高校時代に北海道から兄を捜しに東京に来た時に登場しました。そして、東京に来てからも煙カスミと一緒に登場します。ですが、あまりよくわからない人でした。

NHKのなつぞら公式ページでは次のように紹介されています。

クラブ「メランコリー」の歌手・煙カスミの付き人。咲太郎とは「ムーラン・ルージュ」にいた頃からのつきあいで、咲太郎に好意を寄せている。

https://www.nhk.or.jp/natsuzora/cast/index.html

だんだんレミ子がどんな人なのかわかってきたのは、なつが風車で亜矢美と一緒に暮らし始めたころだろうと思います。咲太郎のことが好きで、新劇にも興味があるというのもわかってきました。

今回は土間レミ子の登場シーンを振り返りたいと思います。

土間レミ子となつの出会い

土間レミ子が「なつぞら」に最初に登場したのは第30話でした。このとき、なつは富士子と一緒に北海道から東京にやってきていました。

兄の咲太郎を捜すためです。川村屋に紹介してもらった茂木社長に連れてきてもらったのがクラブメランコリーでした。そこでなつと富士子は煙カスミの歌を聞きます。

昔ムーランルージュでも歌っていた煙カスミなら咲太郎の行方を知っているのではないかと思ったのですが、カスミも知りませんでした。

(カスミ)あなたがなつさんね

(なつ)はいお手間を取らせてすいません

(カスミ)なつさんのお母さん。いろいろと事情があることは分かりました。茂木社長からも後は頼むと言われましたけど、残念ながら私も今は咲坊がどこにいるかは心当たりがないんですよ

(なつ)そうですか

(カスミ)ごめんなさいね、なつさん

(なつ)あっいえ

(カスミ)どうかお気を付けて

(土間レミ子がなつを見る)

(なつ)またじっと見られたわ

このときに土間レミ子も登場しました。煙カスミの付き人だからですね。なつをじっと睨むようにします。レミ子の初登場はこれだけでした。

ちなみに、なつが「またじっと見られたわ」と言ったのは、ここに行く前に川村屋で佐知子にじっと見られたからでした。佐知子もレミ子も咲太郎に好意を寄せている女性だったのです。

なつぞら第27話のあらすじと感想(2019年5月1日放送)

クラブメランコリーのステージに立つ土間レミ子

なつが高校を卒業して、アニメーターになるために東京に出てきました。その時は、雪月の雪次郎と一緒に雪之助に連れてきてもらったのでした。雪次郎が修行する川村屋でなつも働くことになったからですよね。

川村屋に挨拶したあと、3人はクラブメランコリーに行きます。また煙カスミの歌を聞いたのでした。このとき、カスミは「ガードの下の靴磨き」を歌いました。

その歌の途中のセリフを言ったのが土間レミ子でした。

カスミ

「赤い夕陽がガードを染めて」

「ビルの向こうに沈んだら」

「街にゃネオンの花が咲く」

「おいら貧しい靴みがき」

「ああ夜になっても帰れない」

レミ子

「ねえおじさん磨かせておくれよ」

「ほらまだこれっぽっちさ」

「てんでしけてんだ」

「え、お父さん?死んじゃった…」

「お母さん病気なんだ」

カスミ

「墨に汚れたポケットのぞきゃ…」

靴磨きの少年の役をやったということです。このあと、再びなつと会ったカスミは、咲太郎のことは知らないと言ったものの、なつたちを風車に連れて行きます。

風車とは亜矢美がやっているおでん屋です。咲太郎が母のように慕っているのが亜矢美でした。

なつぞら第44話のあらすじと感想(2019年5月21日放送)

土間レミ子が意味不明なことをなつに言う

レミ子は風車でおでんを食べました。そのとき、雪之助はかなり酔っぱらっていました。あることないこと言って、ついには椅子から落ちてしまいます。

そして、なつと雪次郎に抱えられるように風車を後にしました。すると、土間レミ子が追いかけてきたのです。

(なつ)えっ…?

(レミ子)咲ちゃんにさ…お兄さんに私にも返すように言ってよ

(なつ)兄はあなたにもお金を借りてるんですか?

(レミ子)お金じゃない…私の心よ

(なつ)はい?

(レミ子)心の操!真心を一晩貸したままだから、返してもらうわよ

(なつ)さっぱり分かんねえ…

なつにしたら全然意味がわからなかったでしょう。いきなり咲太郎に心を貸していると言われたのですから。

咲太郎に会ってから、なつはこのことを咲太郎に言いました。その時の咲太郎の反応がこうでした。

(なつ)ねえ言うよ!私言っちゃうからね!

(咲太郎)うん何でも言ってくれ

(なつ)この人のために言うよ!

(亜矢美)ん何?

(なつ)去年の夏休み浅草で会った踊り子の人はお兄ちゃんによろしくって言ってたよ!またいつでも遊びにおいでって!朝まで一緒にいたんでしょ!?

(咲太郎)ああマリーのことか?

(なつ)それから煙カスミさんと一緒にいた人も

(亜矢美)あっ土間レミ子ちゃんね付き人の

(なつ)そうです。その人がお兄ちゃんに返してだって!

(咲太郎)何を?

(なつ)心の操!真心だって!

(咲太郎)何だ?それ

(なつ)知らんわそったらこと!それから佐知子さんは…

咲太郎もよくわかっていませんでした。ますます土間レミ子という人はどういう人なのかと思ったものでした。

なつぞら第45話のあらすじと感想(2019年5月22日放送)

レミ子は咲太郎と歌舞伎町で客寄せ

なつと咲太郎がもめたときがありました。咲太郎がサンドイッチマンを歌舞伎町でやっていたときのことです。それは煙カスミのショーの宣伝でした。

咲太郎と一緒に客寄せをしていたのが土間レミ子でした。

なつはこのときの咲太郎を見て悲しくなりました。そして兄につらく当たるのでした。

(咲太郎)一体何なんだ?

(なつ)分かんない…お兄ちゃんが何やってんのか私には全然分かんない

(咲太郎)何言ってんだよ、何も悪いことはしてないよ。なつお前がつらいのは分かるけどもう忘れろ。あんな会社入らなくてよかったよ

(なつ)えっ?

(信哉)おい咲太郎

(咲太郎)お兄ちゃんは本気でそう思ってるよ。俺たち孤児院にいたような人間はいつまでたっても差別を受けることがあるんだよ

(信哉)咲太郎、お前自分が何したのか分かってんのか

(なつ)いいから信さん。お兄ちゃんは今何やってんのさ?

(咲太郎)だから見てのとおりサンドイッチマンだよ。鶴田浩二の歌がはやってから人気があるんだよ

(なつ)それがお兄ちゃんのやりたいこと?全然分かんないよ

(咲太郎)何が分からないんだ?マダムに借金を返すために働いてるんだろ。お前に少しでも肩身の狭い思いをさせないために働いてるんだ

(なつ)私のためなの?だったらやめてよ!私…タップダンス踊ってるお兄ちゃん見て何だか悲しくなったよ。だってお兄ちゃん昔とちっともやってること変わってないんだもん…焼け跡で進駐軍に向かって踊ってる時とやってることおんなじじゃない!昔は楽しかったけど…今は悲しかった

(レミ子)ちょっと待ちなさいよ!あんたは北海道で生きるために牛の乳搾りしてたんでしょう?こっちだってね生きるために人前で踊ってんのよ!バカにしないでよ!

(なつ)バカになんかしてません。お兄ちゃんのやりたいことが分からないと言ったんです

(咲太郎)だから…俺はムーランルージュを復活させたいんだって言ったろう

(なつ)それだって亜矢美さんのためでしょ!

(咲太郎)お前に何が分かるんだ?

(なつ)分かるよ!ムーランルージュを復活させるために人にだまされてお金を借りてその肩代わりをマダムにさせたんでしょ?ねえそれじゃ人に迷惑かけてるだけじゃない!お兄ちゃんが自分のために真面目に働いてるなら何してもいいの…もう人のために頑張らなくていいんだから!もっと自分のために頑張ってよ!もう人のことはほっといてよ!

(咲太郎)なつ…

レミ子は咲太郎をかばうようなことを言いました。咲太郎が好きなレミ子だからということもありますが、自分のやっていることを否定されたような気がしたのではないでしょうか。

なつぞら第52話のあらすじと感想(2019年5月30日放送)

レミ子がたまたまなつの就職祝いに参加

第54話でもレミ子が登場します。このときは、なつが東洋動画の就職を決めたときでした。それと同時になつは風車で暮らすことにしました。

川村屋の寮から引っ越してきた日、なつの就職祝いが行われました。雪次郎、佐知子、信哉などが参加していましたが、そこにカスミやレミ子はいませんでした。

ですが、ちょうどカスミとレミ子が風車に客としてやってきたのでした。

(亜矢美)おっカスミねえさん

(カスミ)お店お休み?

(亜矢美)今日はね、なつさんの就職祝

(カスミ)あら就職?川村屋辞めちゃったの?

(なつ)はい

(亜矢美)漫画映画を作る会社にね、夢をかなえたのよ。で、今日からここで一緒に暮らすの

(カスミ)ここで?

(なつ)はい

(カスミ)そう…そうしたんだ…おめでとう

(なつ)あっありがとうございます

(レミ子)カスミねえさん、私たち呼ばれてませんよね!

(カスミ)うん、そうね…仕事の前に腹ごしらえしようと思ったんだけど

(亜矢美)あ、いいわよね?咲太郎…ねっ

(咲太郎)もちろんだよ、レミ子、水くさいこと言うな

(レミ子)どっちが水くさいのよ

(咲太郎)カスミねえさん、俺の天丼食べてって下さい

(カスミ)それじゃお言葉に甘えようかしら

(亜矢美・なつ)どうぞ~!

レミ子がどれだけなつの就職を祝う気持ちがあったかはわかりませんが、咲太郎とは相変わらず仲がいいことがわかりました。

なつぞら第54話のあらすじと感想(2019年6月1日放送)

土間レミ子の夢や年齢がわかった

レミ子の夢が語られたときもありました。それは第65話です。なつや咲太郎、雪次郎がいる風車にまたしてもカスミとレミ子が登場します。

このときはレミ子が主役でした。レミ子がどうやら咲太郎にお願いがあると言うのです。

(カスミ)はい、こんばんは

(亜矢美)カスミねえさん、レミちゃんも、いらっしゃい

(カスミ)こんばんは、みんないるのね

(雪次郎)暇なんで

(なつ)暇なのは雪次郎君だけ

(カスミ)ほらレミちゃん、咲ちゃんに頼んでみなさいよ

(レミ子)え、いきなりですか?こんな所で…

(カスミ)そのために来たんでしょ、今日は

(咲太郎)何だよレミ子、俺に頼みって何だ?

(なつ)えっもしかして結婚…?

(咲太郎が木彫りの熊を隠す)

(咲太郎)おいまさかだろそれは!

(亜矢美)え~!そうなの…!?

(咲太郎)違うよ、絶対違えよ…

(亜矢美)レミちゃんいつものおでん?

(レミ子)はい

(カスミ)熱かんお願い

(亜矢美)は~い、今日もステージ?

(カスミ)うん、フフ…実はね…レミちゃん、新劇やりたいんだって

(咲太郎)えっ、レミ子が?

(カスミ)あれ(人形の家)見て感動したんだって。それでね、咲ちゃんの劇団に入りたいんだって

(咲太郎)おおそうか!

(レミ子)今更遅いかもしれないけど…

(亜矢美)レミちゃんって今おいくつだっけ?

(カスミ)咲ちゃんと同じ

(亜矢美)25か…

(咲太郎)大丈夫だよレミ子、俺は応援するよ何もできないけど

(レミ子)咲ちゃん…ありがとう!

(咲太郎)そうだ!レミ子だよ!レミ子でもいけるんだよ、漫画映画は!

(レミ子)えっ?

(咲太郎)レミ子も絶世の美女になれるんだ!

(レミ子)私が絶世の美女に?

(咲太郎)いや…パンダかもしれない

(レミ子)パ…パンダ?

レミ子は恥ずかしがっていて、ほとんどカスミが説明しました。レミ子は新劇がやりたくなって、劇団赤い星座の咲太郎にお願いに来たんですね。

そして、咲太郎と同い年の25歳ということもわかりました。

なつぞら第65話のあらすじと感想(2019年6月14日放送)

レミ子は劇団赤い星座のテストを受ける

土間レミ子は劇団に入りたいと言っていましたが、亀山蘭子や咲太郎のいる劇団赤い星座のテストを受けました。

そのとき同じテストを受けていたのが雪次郎でした。雪次郎が「あえいうえおあお」と叫びながら演技するときには驚いたように口を開けて見ていまいた。

テストのあとに風車で雪次郎に会ったレミ子は「あんたには負けないからね」と言ったのでした。

なつぞら第72話のあらすじと感想(2019年6月22日放送)

レミ子も劇団赤い星座の劇団員になる

レミ子がその後どうなったのかはわかりませんでした。劇団のテストに受かったのかもわからなかったんです。それがわかったのは第88話です。

このとき、咲太郎は新しい声優の会社を作ると言いだしました。その声優のプロダクションにレミ子も蘭子や雪次郎と一緒に所属することになりました。

(咲太郎)蘭子さんがうちの所属第1号ということになる。そして雪次郎とレミ子もうちで声の俳優になるんだ

(なつ)みんなで劇団辞めちゃうってこと?

(蘭子)まさか辞めないわよ

(雪次郎)辞めるわけねえべさ、なっちゃん。俺もレミちゃんもやっと研究生から劇団員になれるとこまで決まったんだから

雪次郎と同じテストを受けたレミ子も受かっていたんですね。そして研究生から劇団員になることができたようです。

なつぞら第88話のあらすじと感想(2019年7月11日放送)

咲太郎の会社で声優の仕事をする

レミ子は咲太郎の会社の声優の仕事をすることになります。

(レミ子)ちょっと咲ちゃん、私の役間違ってない?

(咲太郎)間違えてないよ。レミ子は男の子だ

(レミ子)何で私が男の子なの?

(咲太郎)吹き替えで子役を使うのは大変なんだよ。そこでレミ子のだみ声が生きるんだよ

(レミ子)私のどこがだみ声なのよ!

(蘭子)何でもいいからやってみなさい、芝居は心よ

(レミ子)はい

なんとレミ子は男の子の役で声優を務めました。ですが、かなり出番は少ないものでした。

(レミ子)「おじさんは誰?」

(遊声)「さあね、おじさんにも分からない」

(蘭子)「今日からあなたのお父さんよ」

(レミ子)「お父さんは死んだよ、戦争で英雄になったんだ」

これだけでした。でも、この吹き替えでは、島貫が映像と合わせなかったり、雪次郎がなまっていたりと、ひどいものでした。その中でも、レミ子は見事に男の子の吹き替えを行っていました。

それから、なつの東洋動画の「ヘンゼルとグレーテル」でもヘンゼルの役として声優をやりました。男の子の役が合っているのかもしれません。

第97話では、レミ子が風車にやってきました。そのときもこんな会話をしていました。

(なつ)レミさんまた新しい仕事決まったんだ、おめでとう

(レミ子)男の子の声ばっかりだけどね

(咲太郎)レミ子はもううちの貴重な戦力だよ

レミ子は男の子の声優として活躍するようになっていきました。

なつぞら第89話のあらすじと感想(2019年7月12日放送)

なつぞら第97話のあらすじと感想(2019年7月22日放送)

雪次郎のなまりを指摘するレミ子

レミ子は雪次郎とコンビのようになっていました。それは雪次郎が吹き替えで失敗したからです。雪次郎がなまると、すぐに突っ込んでいました。

(雪次郎)まあまあまあいいべさ、今は

(レミ子)ほらなまってる!

(雪次郎)あっ

(咲太郎)そうやって油断してるからお前はいざという時に出るんだ

(雪次郎)すいません!

雪次郎がなまった時だけではありません。もともとは夕見子が好きだった雪次郎。夕見子に話しかけた時もレミ子は見逃しません。

(雪次郎)タ見子ちゃんはその男の人を愛しているのかい?

(レミ子)棒読みになってるよ!

(夕見子)愛って何さ?雪次郎

(雪次郎)えっ愛って、何だべ?

(レミ子)そこでなまんのかい!

雪次郎とのコンビが明確になってきました。

なつぞら第91話のあらすじと感想(2019年7月15日放送)

レミ子は咲太郎の恋人?

レミ子が雪次郎と劇団に入って、一緒にいることが多くなりました。夕見子がそのことを聞くと、咲太郎とレミ子の関係も見えたのでした。

(夕見子)その人(レミ子)は雪次郎の恋人?

(雪次郎)えっ?違うって、レミちゃんは咲太郎さんの恋人だ

(咲太郎)違うって

(レミ子)咲ちゃんなんてもういいわ、臆病だからとっくに飽きた

(咲太郎)あ~よかった

レミ子は咲太郎に飽きてしまったようです。そして、少なくともレミ子のことを咲太郎が恋人だという認識はないというのがわかったシーンでした。ただ、レミ子は「あ~よかった」の後に、不満げな顔をしたのです。

ここで雪次郎とレミ子の関係が話題となっていますが、この後、雪次郎はレミ子ではない人に恋をします。それは女優の亀山蘭子でした。

なつぞら第92話のあらすじと感想(2019年7月16日放送)

雪次郎も咲太郎や亀山蘭子の影響を受けて、俳優を目指しました。劇団員にまでなりましたが、これからは咲太郎の声優の仕事が中心になるかもしれません。

だんだん何者かがわかってきたレミ子。なつが風車に住んでいますから、客としても来ますし、さらになつの作る漫画映画でも声優として登場する可能性があると思います。