なつぞら第80話のあらすじと感想(2019年7月2日放送)

2019-07-14

なつぞら第80話のあらすじと感想(2019年7月2日放送)

第14週「なつよ、十勝さ戻って来い」の第80話。

富士子(松嶋菜々子)からの電話で、なつ(広瀬すず)の妹、千遥が十勝の柴田家に来ていると言われたなつ。千遥が富士子に伝えたひと言に激しく動揺して…。

第80話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
  • 奥原千遥(清原果耶)…なつの妹
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
  • 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
  • 柴田照男(清原 翔)…剛男と富士子の長男
  • 柴田砂良(北乃きい)…照男の妻
  • 柴田明美(平尾菜々花)…剛男と富士子の次女
  • 岸川亜矢美(山口智子)…おでん屋「風車」
  • 下山克己(川島 明)…アニメーター
  • 大沢麻子(貫地谷しほり)…アニメーター・セカンド
  • 三村 茜(渡辺麻友)…新人アニメーター
  • 堀内幸正(田村健太郎)…作画課の動画担当社員
なつぞら登場人物

なつぞら第80話のあらすじ

富士子からの電話でなつは千遥が北海道に来ていることを知った。だが、千遥がなつに知らせなくていいと言っていることも聞く。富士子はなつに早く北海道に帰るように言った。

なつは会社に休みをもらい風車に戻る。咲太郎も戻り、風車から柴田家に電話をした。千遥が出て、兄妹が話をした。なつが謝り、咲太郎も電話に出て親戚に預けたことを謝る。すると、千遥は電話を切ってしまった。

なつや咲太郎の声を聞いた千遥はすぐに兄妹の声だとわかり、驚いて電話を切ってしまったと言う。もう一度、電話をすると、なつが出て会いたいから北海道で待っていて欲しいと言う。千遥も会いたいと言った。

なつは富士子から電話で千遥のことを聞く

富士子からの電話は妹の千遥が北海道の柴田家に来ているという知らせだった。富士子は千遥が知らせなくていいと言っているので内緒で電話したと伝えた。なつは千遥がどんな様子かを気にする。富士子は素敵ないいお嬢さんに見えると言い、なつにすぐ帰るように行った。なつはその後、風車の亜矢美にも電話で伝えた。

もしもし

もしもし、なつ?

母さん!どしたの?会社になんて、何かあった?

落ち着いて聞いてね

今千遥ちゃんがうちに来てるんだわ

えっ!?本当に…千遥が来てるの?

千遥ちゃんにはないしょでなつに電話してんだわ

どういうこと?

なつには来たことを知らせなくてもいいって言うんだけど

そういうわけにもいかないっしょ

どうして!?千遥は私に会いたくないって言ってんの?

そんなわけはないと思うんだけど…だってここまで来たんだから…

とにかく何か事情があるんだわ…

すぐ行く!そっちにすぐ行くから!

千遥ちゃんのことはできるだけ引き止めておくけど…

(なつが昔の千遥を思い出す)

母さん…

えっ?

そんで母さんから見て、千遥は今どんなふうに見えてるの?

とてもすてきないいお嬢さんに見える

本当?本当に?

うん…千遥ちゃんも東京にいたらしいの、本当のことは何も分かんないけど

私にはとても幸せそうないいお嬢さんに見えた

本当かい…

なつ帰れるなら急いで帰ってきな

うん、ありがとう…母さん、千遥をお願い!

分かった

(なつが泣きながら電話を切る)

奥原さん、何かあったんですか?

あ…すいません、あの…またここから電話かけてもいいですか?

いいですよ

すいません

(風車の電話が鳴る)

うっさいな本当、人が寝て…ずうずうしい!

はい風車でございます

亜矢美さん!千遥が…見つかった!

うん?ん?

感想

富士子は「とても幸せそうないいお嬢さんに見えた」と言いましたが、本当にそう見えたのか…。気を遣ってそう言ったのか、よくわかりませんでした。なつはいきなり千遥が生きていたことを知って泣いていましたが、すぐに風車に電話して咲太郎にも伝えようとしたのはとても冷静でした。亜矢美は前はなつの服を選んだり、おにぎりを作ったりしたこともありましたが、今ではだいぶ遅くまで寝ているのでしょうか。それとも、なつを送り出してまた寝たのか気になりました。

参考:
【なつぞら】奥原千遥(清原果耶さん)になつと咲太郎が再会!?兄妹の軌跡をまとめました

なつが休みをもらって風車に帰る

なつはしばらく北海道に帰りたいので休みを取りたいと下山に言う。下山は前になつから妹の話を聞いていたのでそれを許した。なつが風車に戻ると亜矢美も喜んでいた。そこに咲太郎も帰ってきた。

(なつが下山の所に来る)

下山さん!

どうしたの?血相変えて…

すみませんがお休みを頂きたいんです

休み?

すいません、マコさん

しばらく北海道に帰りたいんです

北海道?

何かあった?

妹が…来たんです

分かった、いいよ

えっ?

えっ?

妹さんが来たんだろ?ほらいつか話してくれた…

はい…実はそなんです

よかったじゃないか!ほら早く行ってやりなさい

でも…

何かよく分かんないけど、短編のことならどこにいたって考えられるでしょ

はい…すいません!

(なつが風車に帰る)

あっお帰り!

お兄ちゃんは?

うん…連絡ついた、すぐ帰るって

そですか…

とにかくよかったね!

(咲太郎が入ってくる)

なつ!

来た来た!

お兄ちゃん!

千遥は!それで千遥はまだその北海道の家にいるのか?

うん…

感想

下山が興奮して目を見開いていたのが少し怖く感じました。なつはたしか下山に話したとき、風車のお客さんの話として言っていたはずですが、下山はなつが自分の妹のことを言っていると気づいていたようです。下山もそのとき、自分の体験談を先輩の話としてしたんですよね。携帯電話はまだない時代、どうやってフラフラしている咲太郎と亜矢美が連絡を取ったのかが気になりました。

参考:
【なつぞら】下山克己(麒麟・川島明)がなつの一番の味方!下山の出演シーンをまとめました

千遥が帰ろうとする

照男や砂良の乳搾りを千遥に見せ、なつもやっていたと泰樹が千遥に教えた。千遥は帰ろうとする。富士子は止めようとし、そこに剛男も帰ってくる。風車では千遥がなつに会いたくないと言っていることを気にしいた。亜矢美が柴田家に電話をしてみたらどうかと言うが、なつは怖いと言う。

(照男と砂良が乳搾りをする)

なつもああやってここで生きてたんじゃ

なつは乳搾りが得意でな昔から、俺よりうまかったんだ

千遥もやってみるか?うん?

いや…

あ~その格好じゃ無理だな、ハハハ…

(牛舎から戻る)

あの…突然お邪魔してすみませんでした、そろそろ失礼します

えっ!ちょっと待って!どこ帰るの?

もう帰っちゃうの!?

ごめんなさい…

(剛男が急いで帰ってくる)

ただいま!

あっ…

父さん!

あんたが千遥ちゃんかい?

農協に勤めてる私の夫、さっき知らせたの

よく来たな…よく来てくれた…ありがとう!

ねえもう帰っちゃうんだって!

(風車でなつと亜矢美、咲太郎が話す)

千遥は私に会いたくないと言ってるみたい

どうして?

分かんない

会いに来たのに会いたくないってどういうことだ?

電話してみる?こっちから、いるんでしょ?まだ

えっ…

そうだ!とりあえず電話してみろよ!

お兄ちゃん…私、何だか怖いわ

何言ってんだよ!それなら俺がするよ、番号教えろ

会いたくないって言ってんのはさ、向こうも怖がってるからじゃないの?

感想

泰樹は頑固者のイメージですが、「千遥もやってみるか?」といきなり呼び捨てで、意外とフランクなところがあるなと思いました。剛男が急いで帰ってきて、千遥に「ありがとう」って言えるのは素晴らしい人柄だと思いました。そもそも千遥は、まだ気持ちの整理もできていないように見えたので、まずは手紙を書いたり電話をすればよかったんじゃないかと思いました。

照男と砂良が気になった方はこちら!
【なつぞら】照男と砂良が結婚!なれそめやプロポーズとその後をまとめました

千遥が電話でなつや咲太郎と話す

千遥が帰ろうとすると電話が鳴る。それはなつからの電話だった。千遥が出ると、なつは謝った。咲太郎も電話に出て謝る。千遥は咲太郎が話している途中で電話を切ってしまった。

今日は…許して下さい、すいません…

こちらからまた連絡しますから、姉には…

(電話が鳴る)

なつかもしれない

えっ…

ごめんね、知らせないわけにいかなかったの

なつも本当に喜んでて、今すぐ飛んでくるって言ってたわ

(泰樹が電話を取る)

はい

「お出になりました、どうぞ」

なつか?

うん、じいちゃん…千遥は今そこにいるの?

うん…今代わる

(千遥が受話器を持つ)

もしもし

千遥?千遥なの?

千遥…お姉ちゃんだよ

お姉ちゃん?

千遥

お姉ちゃん

千遥…千遥ごめんね…よかった

ご心配おかけしてすみませんでした

何言ってんの?千遥…

(咲太郎が電話に出る)

千遥!俺だ、兄ちゃんだぞ!千遥

お兄ちゃん?

そうだ咲太郎だ!お前の兄ちゃんだよ!

悪かった…お前をあの家に預けて…本当に兄ちゃんが悪かった…すまなかった…

今からすぐそっちに行くから!

すぐ行くからな、待っててくれ!

絶対にもうお前を放さないからな!分かった…

(千遥が電話を切る)

えっ…

えっ?

ん?

どしたの?

切れた

(なつが受話器を取る)

ちょっ…もしもし?もしもし?

何でだ?

あ~…バカバカバカ!

感想

富士子も剛男もいる家の中で泰樹が電話に出たのはなんか違和感がありました。泰樹となつの会話も3年ぶりぐらいですよね。あっさりでしたけど。いきなり電話に出て、一方的に話す咲太郎はらしさが出ていて、それに千遥もびっくりしたんじゃないかと思いました。電話が鳴って「なつかもしれない」と富士子が言ったときの千遥の「えっ…」だけは、なんとなく本心から出た言葉のような感じがしました。

千遥がまた電話をかけ、会いたいと伝える

千遥が兄妹と過ごしたのは5歳の頃までで、あまり覚えていなかった。それが電話でなつや咲太郎の声を聞いて、それが姉と兄だとわかり驚いた。それで電話を切ってしまった。もう一度、風車に電話をする。電話でなつが会いたいというと、千遥も会いたいと言った。

大丈夫?何かあったの?

いえ…大丈夫です…すみません…

私、昔のことは…姉や兄と一緒にいた頃のことはあまりよく覚えていないんです

ところどころはっきりと覚えているんですけど…

それがいつの記憶でどういう時のことだったのか

細かいことは思い出せないことが多くて…

無理もないわ…5歳までだったんでしょ?咲太郎さんやなつと一緒にいたのは…

忘れてしまいたいようなつらいことも多かったろうしな

でも今…電話で声を聞いたら…その途端に私の姉だと分かりました…

兄の声だと分かりました…

そのことに何だか驚いてしまって…何て言えばいいのか分からなくなって…

そう…そだったの

相手の顔が見えん電話はわしも好かん

好き嫌いはどうでもいいでしょや

けど向こうは心配してるんでないかい?急に電話が切られてしまって…

そだね、私だってびっくりしたも

すいません…こちらからもう一度電話をかけてもいいでしょうか?

はい

「北海道音問別4141番からです、お待ち下さい」

はい!

「どうぞ」

もしもし!千遥ちゃん?

先ほどはすみませんでした…お姉ちゃん?

千遥…声がすっかり大人になったね…

あ…それはお互いか…

ねえ千遥…お願いだからそこで待ってて、今すぐ行くから…

どうしても千遥に会いたい…

分かりました…私も…会いたいです

なつよ、その瞬間にはっきりと家族の時がつながった

千遥…

感想

たしかに5歳ぐらいまでの記憶なんて、私もところどころしかありません。しかもそれから親戚の家に預けられてひどい目に遭ったのですから、その頃のインパクトが強すぎて忘れてしまうのかもしれません。「好き嫌いはどうでもいいでしょや」と富士子はこんな時でもしっかり突っ込みますね。最後は千遥も会いたいと言ってくれて安心しました。

参考:
【なつぞら】奥原千遥(清原果耶さん)になつと咲太郎が再会!?兄妹の軌跡をまとめました

今日の名シーン

一度は電話を切ってしまった千遥がもう一度電話をしてなつと話した場面。

今日の名台詞

「私、昔のことは…姉や兄と一緒にいた頃のことはあまりよく覚えていないんです。ところどころはっきりと覚えているんですけど…それがいつの記憶でどういう時のことだったのか、細かいことは思い出せないことが多くて…でも今…電話で声を聞いたら…その途端に私の姉だと分かりました…兄の声だと分かりました…」

電話でなつや咲太郎と話した千遥が言った言葉

次回の見どころ

なつが北海道に会いに行くような流れになってしまいました。千遥との再会も気になりますが、泰樹や富士子と会うのも楽しみです。

なつぞら

Posted by popi