一杯のコーヒーでダイエット!という海外の研究がある!(しみけんも推奨)

コーヒーとダイエットを結びつけるニュースです。海外のある大学の研究でわかったようです。今回はこのニュースを取り上げます。

実はコーヒーがダイエットに効果があるというのは、前々から言われていました。しみけんのブログでも私は読んだことがあります。コーヒーはスーパーフードだと言っていました。

でも、それはなぜなのか。新しい研究がその理由を明らかにしています。

コーヒーがダイエットに効果的

コーヒーが好きな人は多いと思います。そして、ダイエットしているとか、ダイエットに興味がある人も多いはず。

その2つを結びつけるような話です。どちらにも興味がある人は知っておきたいニュースですよね。こんなタイトルで記事が書かれていました。

Could coffee be the secret to fighting obesity?

訳してみると「コーヒーが肥満と戦うための秘密?」になるんじゃないでしょうか。つまり、コーヒーで肥満が解消される。ダイエットにコーヒーが効果的ということでしょう。

コーヒーは私たちにとって身近な飲み物。これがダイエットに効果的なら一石二鳥です。

どうせやるなら、どうしてコーヒーがダイエットにつながるのかを知っておくのも悪くありません。

コーヒーがなぜダイエットに効果があるのか

研究によりコーヒーを飲むことが体の褐色脂肪機能に直接影響を与える可能性があることがわかったと言っています。

ノッティンガム大学のニュースはこのように伝えています。

Scientists from the University of Nottingham have discovered that drinking a cup of coffee can stimulate ‘brown fat’, the body’s own fat-fighting defenses, which could be the key to tackling obesity and diabetes.

https://www.nottingham.ac.uk/news/brown-fat-and-coffee

翻訳するとこうなりました。

「ノッティンガム大学の科学者たちは、一杯のコーヒーを飲むことで、肥満や糖尿病に取り組むための鍵となる可能性がある「褐色脂肪」、体自身の肥満防止策を刺激できることを発見しました。」

ちょっとよくわからない日本語でもありますけど、だいたいわかりました。

コーヒーが脂肪や糖を燃焼させる「褐色脂肪」を刺激するということのようです。褐色脂肪が刺激されるから、糖や脂肪が燃焼してダイエットにつながるということ。

この褐色脂肪とは何なのでしょうか。

褐色脂肪とは?

コーヒーがなぜダイエットに効果があるのか、その鍵は褐色脂肪の活性化だと言っています。この褐色脂肪とは何なのでしょうか。

褐色脂肪としても知られている褐色脂肪組織(BAT)は、ヒトおよび他の哺乳動物に見られる2種類の脂肪のうちの1つです。

褐色脂肪組織(BAT)というのが人間の体にはあるようですね。そして、それは脂肪です。脂肪と言えば肥満の原因ですよね。

ところが、脂肪には二種類あるらしいのです。その1つが褐色脂肪です。もう1つは白色脂肪です。

体内の脂肪細胞のほとんどは白色脂肪で、これは貯蔵脂肪。蓄えです。脂肪が蓄えられたらどうなりますか?太るということになります。肥満になります。これが私たちがイメージする脂肪ですよね。

それとは逆に褐色脂肪はその反対のような役割があります。燃焼させるのです。白色細胞とは違って、体内には少量だけ存在しています。

褐色細胞は乳幼児に比較的多く、成長とともに減少すると考えられていました。

当初は乳児や冬眠中の哺乳類にのみ起因していましたが、近年では大人も褐色脂肪を持つ可能性があることが発見されました。その主な機能は、カロリーを燃焼させることで体温を上げることです(過剰なカロリーを保存した結果である白色脂肪とは対照的に)。

大人でも、褐色脂肪を持っていることがわかったと言います。そして、今回の研究につながります。

コーヒーが褐色脂肪を活性化する。つまり、コーヒーがカロリーを燃焼することがわかったわけです。

褐色細胞が多いとどうなるか

褐色細胞が多いとどうなるのでしょうか。肥満度の基準として使われるBMIという数値がありますよね。BMI低い人は、褐色脂肪量が多くなるそうです。

ここでは多いか少ないかが問題ではありません。どうやって活性化できるかです。それがコーヒーで可能化もしれないということです。

ダイエット以外にも効果がある?

この研究を指揮したノッティンガム大学医学部のMichael Symonds教授は、次のように述べています。

褐色脂肪は、体の他の脂肪とは異なる方法で働き、糖や脂肪を燃やすことで熱を生み出します。 その活動を増加させることは血糖コントロールを改善し、同様に血中脂質レベルと燃やされる余分なカロリーは体重減少を助けます。

これはわかっていたようですが、その方法が今まではなかった。そこでこの教授はコーヒーに目をつけたということでしょう。

一杯のコーヒーのようなものが、私たちの褐色脂肪機能に直接影響を与える可能性があることを示すための、ヒトにおける最初の研究です。

肥満ももちろんですが、それだけではなく、血糖値にも影響があるのですから、糖尿病の予防などにも効果があるのです。

コーヒーでダイエットができる!?

コーヒーが好きな人は多いと思います。同時に肥満やダイエットのことが気になっている人にはありがたいニュースですよね。

コーヒーの成分の1つとしてカフェインが刺激として作用していること、または褐色脂肪の活性化を助ける他の成分があるかどうかを確認する必要があります。

記事ではこのように言っていますから、まだ確定的ではありませんね。でも、人間が摂取して問題ない量のコーヒーで十分な効果があるようですから、これからのダイエット法としても効果的だと思います。そして血糖値が気になる人にもいいですよね。

このニュースについて最後に一言

こういう無理のないやり方でダイエットができるなら最高だと思いました。

詳しくはこちらのページをご覧ください。
https://www.nature.com/articles/s41598-019-45540-1