木や花にも感情や気持ちがある?孤独な観葉植物に話しかけると元気になるは本当か!?

植物が自分で考えたりすることはできるのか。誰でも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。そんな研究が話題を集めています。

植物にも心や脳があるのかということですよね。こんな記事があります。

Can trees learn, think or feel?

日本語に翻訳すると、「木は学び、考え、あるいは感じることができますか?」となります。気になりますよね。ある研究ではこれに結論を出しています。

どんな結論を出したのか。さっそくこのニュースを探って見ましょう。

植物には感情があるのか

アメリカで注目を集めている記事です。記事の概要はこのようになります。

Have you have ever wondered if trees can think, learn, or feel pain or loneliness? A new study has the answer to it — No!

Google先生の翻訳では次のようになりました。

あなたは、木が痛みや孤独を考えたり、学んだり、感じたりすることができるかどうか疑問に思ったことがありますか?新しい研究はそれに対する答えを持っています – いいえ!

https://www.newkerala.com/news/read/169147/can-trees-learn-think-or-feel.html

かなりはっきりとした答えが出ましたね。「No!」と言っています。Trends in Plant Scienceという雑誌に掲載されました。

だけど、どうでしょうか。もしかしたら、あなたは木や植物に感情があると感じたことがあるかもしれません。家の観葉植物に話しかけるようにしたら、元気になってきたとか、そんな経験はないでしょうか。

この研究を紹介している記事でも、それらしいことがあるというのは認めてはいるようです。

脳構造は動物にしかない

ある研究によると、意識のための脳の構造は動物にしかないと言われています。

カリフォルニア大学サンタクルーズ校の名誉教授であるLincoln Taizは、次のように述べています。FeinbergとMallattは、脊椎動物、節足動物、頭足類だけが意識の限界脳構造を持っていると結論付けました。

では、なぜそのように言えるのでしょうか。

「意識を持たない動物がいるのであれば、ニューロンさえも持たず、脳はもちろんのこと、植物も持っていないという確信を持つことができます」とTaizは付け加えた。

まず意識を持たない動物がいるということ。それなら、神経細胞のニューロンも持っていない植物には感情がないのは当然だと言っているようです。

つまり、動物と植物はまったく別物だと考えているようです。脳は高度な臓器と言えますが、それは動物にとってであって、植物が同じような脳を持つことには何のメリットもないと言います。

植物が反応するのはなぜか

ですが、実際に植物が反応することはあるのです。2つのパターンがあります。1つは生物の中での反応です。もう1つは生物間での反応です。

記事では植物が2つの方法で電気信号を使っていると言っています。

前者では、イオンの動きが細胞から水を送り出して形を変えるので、植物の葉が丸くなることがあります。

まず1つ目の方法がこれです。葉っぱが丸まるようなことが実際に植物には見られます。じゃあ、どうして葉っぱを丸めるのか。それは植物に脳があって、感情があって、環境に合わせるための行動ではないのでしょうか。

後者の方法では、1枚の葉に虫刺されが遠くの葉の防御反応を開始する可能性があります。

葉っぱを虫に食べられると、別の遠く離れた葉っぱでも防御反応が起こります。これも脳があるから、行われたのではないのでしょうか。

これに対して、研究者の考え方はこうです。

どちらの行動も植物が刺激に反応することを選択しているように見えることがありますが、研究者たちはこれらの反応は遺伝的にコード化されており、自然選択の世代を通して微調整されていると強調しました。

植物に見れらるこれらの高度は、何かの刺激に対して行動したわけではなく、遺伝的にコード化されたものだということのようです。

植物は刺激に反応しますが、それは遺伝的にコード化されており、瞬間的ではありません!

このように結論付けました。つまり、植物には脳がないのですから、考えて反応するようなことはないというのが答えです。

私たちが植物に話しかけたとしても、それで植物がその言葉に反応するということは、この研究によると否定されてしまいますね。

動けない植物が脳を持つことは無理?

私もいろいろ考えましたが、やっぱり植物と動物の違いは動くかどうかなんですよね。なぜ、動物が動くのかと言えば、食べるために動くのでしょう。それだけのエネルギーが必要になるのは当然です。

植物は動かないので、エネルギーが動物に比べれば少なくてすむ。それは植物が考えるかどうにも関わってきますよね。

人間は高性能な脳を持っています。感情も豊かです。だけど、脳を維持するためにエネルギーをかなり必要とするはずです。高性能な脳があるから、悩みも増えるし、ストレスも増えるでしょうしね。

そうすると、植物のような限られたエネルギーしか得られない生物が、脳のようなものを持って考えて行動するほど、エネルギーが十分にあるとは思えません。

だけど、木の枝を平気で折ったりした子どもに「かわいそう」と言いますからね。こういう生き物を大切にするという意味では、植物にも感情があると考えた方が正しいような気がします。

このニュースを見て最後に一言

植物でも虫を食べるようなものもあるし、あれはすごい遺伝子だなと思いました。