なつぞら第18話のあらすじと感想(2019年4月20日放送)

4月20日のなつぞら第18話のあらすじと感想です。

第3週「なつよ、これが青春だ」の第18話。

乳業メーカーをめぐる富士子と剛男の対応に、心を閉ざす泰樹。

その夜なつは剛男となぜ結婚したのか富士子に尋ねる。

第18話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
  • 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
  • 小畑雪次郎(山田裕貴)…菓子屋の息子
  • 山田天陽(吉沢 亮)…絵を描くなつの友人
  • 山田正治(戸次重幸)…天陽の父
  • 倉田隆一(柄本佑)…演劇部の顧問
なつぞら登場人物
なつぞら登場人物

なつぞら第18話のあらすじ

泰樹と剛男のタイプの違いを感じたなつは、富士子になぜ剛男と結婚したのか、泰樹は反対しなかったのかを聞く。剛男は何人かいるうちの1人なのだという。

富士子はなつに自分の母親が病気で倒れて亡くなったときの話をした。そのとき、貧乏で医者を呼べなかったこともあり、泰樹が「組合があればな」と言っていたのを富士子はよく覚えていた。

なつは演劇部顧問の倉田先生にどんな演劇を作りたいのか聞いたところ、自分にもなにかできることはないかと先生に申し出た。倉田先生から返ってきた言葉は「女優になれ」だった。

泰樹のことを富士子から聞いたり、倉田先生に相談したなつは泰樹に「ごめんなさい」と謝る。そして演劇をやろうとしていることを伝えた。

剛男と富士子が結婚した理由

なつは富士子の洗い物を手伝いながら、剛男と富士子が結婚した理由を訪ねる。候補の農家を一軒一軒回って、その中の一人が剛男だったということだ。泰樹にとっては他の人の引き立て役として候補に入れたのだけど、富士子は本好きな剛男を選んだのだった。

変なこと聞いてもいいかい?

変なこと?

母さんはどうして父さんと結婚したの?

あら!なつには父さんの魅力が分かんない?

そうじゃないよ!

うん父さんはすてきな人だよ

ハッ無理しなくていいのよ

あまりしてないよ

ただ…じいちゃんに反対されんかったのかなって思って

ああ~そういうことかい

母さんと父さんは恋愛結婚だったの?

何人かいるうちの一人だったのよ

えっ?

えっ?

母さんと父さんは恋愛結婚だったの?

何人かいるうちの1人だったのよ

えっ?

私が19になった時にね

じいちゃんが私を連れて農家を一軒一軒回って

一人一人私に候補者を見せて歩いたのよ

へえ~斬新

そのうちの一人が父さんだったわけさ

そんで母さんは父さんを選んだのね

そう

そしたらねじいちゃん

あれはお前ほかのやつを引き立てるためにって、入れたやつだぞって

ひどい!

ひどいでしょ

まあ確かに働く男としては一番さえない人だったかもしれないけど

母さんはこの人しかいないって思った

一人だけ休憩時間に本読んでたから

父さん勉強してたんだ

父さんは家の事情で高等小学校途中でやめてね

家族で北海道に渡ってきた人なのよ

じいちゃんと同じ北陸から

本当はもっと勉強したかったんだって

じいちゃんからしたら同郷のよしみで候補者に入れたってだけなんだけどね

それに青年団の集まりなんかでも父さんのことはよく見かけてたのよ

そん時もいっつも本読んでた

本読みながら誰よりも母さんのこと見てるのも知ってた

それじゃあ前から父さんは母さんのこと好きだったんだ

う~んまあそれは父さんに限らないけどね

ああ~

ハハハ…

感想

他にどんな花婿候補者がいたかわかりませんが、剛男と富士子は美男美女カップルでとってもお似合いですしお互いに惹かれあったんでしょうね。

富士子から見た泰樹

洗い物が終わった富士子となつは、泰樹のことについて話す。富士子は自分の母が病気で倒れた時、お金がなくて医者を呼べずに亡くなってしまい、泰樹はその時に「組合があればな」と言っていたことを思い出したのだった。

じいちゃんはね組合のことに理解がないわけじゃないのよ

父さんが農協で働く時だって

「あいつにはそっちの方が向いてるだろう」って

喜んでいるみたいだったし

それに…

亡くなった母さんのこともあるしね

母さんのお母さん?

そう

突然病気で倒れて私が9つの時だった

そのころうちは冷害にたたられてお金がなくてね

じいちゃんが帯広まで医者を呼びに行ったんだけど

来てもらえなかったのよ

えっ?

お金がないと来てくれもしなかったんだわ

その時じいちゃん葬式で誰かに「組合があればな」って言ってた

組合?

うん

はっきりそう言ってたの覚えてる

「組合がなきゃダメだな」って

お茶が欲しい

じいちゃんはね一人で北海道に渡って

一人で荒れ地を耕して苦労して苦労して10年も一人でいて

そんでもって農家の一人の娘にほれて

その家に通い詰めては畑を手伝って

やっと結婚の許しをもらえて…

その人をお金がなくて広くした時には本当に悔しかったと思う

さてと じいちゃんにお茶でも持ってってあげようかな

感想

泰樹も今まで苦労がたくさんあったのですね。前回、メーカーが奥様封筒を持ってきたとき「家族を守るためには…」と言ったのはこういった経験からかもしれませんね。自分の奥さんが亡くなったとき「組合がなきゃダメだな」と言っていた泰樹だから、今自分の中で葛藤が続いてるんでしょうね。

演劇部に入部する!?

なつは、演劇部顧問の倉田先生にどんな演劇を作るつもりなのか確認することにした。泰樹を励ましたり面白いと思ってもらえるような、絶対に傷つけない内容なのかが気になっていたようだ。倉田先生の話を聞いて自分にできることは何かないかと申し出たなつに倉田先生は「女優になれ」と言う。

生先

先生はどんな演劇を作りたいんですか?

う~ん

それは、これからアイデアを絞りださなくちゃなんない

じいちゃんを励ませられるような演劇ですか?

えっ?

じいちゃんが見て面白いと思えるような感動できるような

絶対に傷つけないような演劇ですか?

そりゃ当たり前だ

そういう芝居を作らなくちゃ意味がないんだ

私はじいちゃんに間違ってるとは言えません

言いたくありません

だからじいちゃんの気持ちに

少しでも寄り添えるようなことをしたいんです

見つけたいんです

演劇とは生活者が楽しみながら

自分の生活を見つめ直す機会を得られるものであると私は考えている

地べたと格闘しそのことだけに苦しみがちな農民にこそ演劇は必要なんだ

まあそう思って私は演劇部の顧問になった

こんな私にも何かお手伝いできることはあるんでしょうか?

ある

お前にしかできないことがある

それは何ですか?

女優になれ

え…えっ?

女優として舞台に立て

それが一番おじいさんのためになることだ

どうしてですか?

だってお前が出ていなくて、どうやっておじいさんは芝居を楽しめるんだ?え?

お前が出ていなくてもおじいさんは芝居を見に来てくれるのか?

それは…

ほらやっぱり

出るしかないだろ

え〜…

はあ はあ…

あっ何だなっちゃん来てたのかい

おいみんな聞いてくれ

奥原が今日から演劇部に入部した

ええっ?勝農演劇部女優第1号だ!

おお~!

いや…ちょっと待って下さい!そんなの無理です

大丈夫だなっちゃん

みんな下手だからハハハ・・

そうじゃなくて!

心配するな高校演劇はあんまりうまいとお客が冷める

もうそうじゃないんです!

ん?

時間がないんです

時間?

家の仕事をしなくてはならないし、そんな時間は作れません

放課後の1時間だけでもいい

日曜日だけだっていい

働きながらやるのが俺たちの演劇だ

お前の思いじいちゃんに響かせろ

じいちゃんに?

うん

感想

男ばかりの演劇部に紅一点ですね。しかもものすごく美女だしみんな大喜びです。生徒の相談を親身に聞いてくれるそんな倉田先生が顧問なら、絶対入部して間違いはないと思います。私も入部したいくらいです。

ごめんなさい。大好き

子牛の世話をしていたなつのもとに泰樹がやってきた。なつが泰樹に謝ると泰樹も謝ってきた。さらに天陽や天陽の牛には罪はないのだから干し草を持っていってやれと言う。そんな泰樹の優しさにふれたなつは、とても嬉しい気持ちになる。

あ〜じいちゃん

ほらこの子よく飲むようなったわ

もう元気になった

そうか

じいちゃん

いろいろとごめんなさい

何謝る?

いや…わしこそ悪かった

えっ?

天陽と会うなと言ったわけじゃないんだ

うん 分かってるよ

天陽の牛にも罪はない

干し草も持ってってやれ

ありがとう

ねえじいちゃん

やっぱりじいちゃん大好き

おいおいおい…バカ

いちいち家族にんなこと言うな

感想

なつも泰樹も素直な気持ちを伝えることができましたね。泰樹がこんなにすんなり「悪かった」なんて言うと思わなかったから驚きました。

泰樹は演劇に賛成か

なつは演劇のことを泰樹に相談する。演劇部に入れば牧場の手伝いも今ほどできなくなってしまうので、そのことを気にしていたなつだが、泰樹から帰ってきた言葉は意外なものだった。

ねえじいちゃん

ん?

私演劇やってもいい?

ん?演劇?

うん

一回だけ…夏に

あの地区予選の大会があるんだけど

その一回だけ手伝ってもいい?

やりたいのか?

う~ん

ちょこっとだけやってみたいかな

何かを表現するのって面白そうだし

それならお前の好きにしていい

それでねじいちゃんにもその演劇見に来てほしいんだわ

えっ…何で?

何でって…

じいちゃんにも楽しんでもらえるような

そういうの作りたいって倉田先生が言ってた

だから私もそれを手伝いたいと思った

ああ…お前が出るなら見に行ってやる

えっ?

するからには頑張れ

1番になれ

じ…じいちゃん?

お前が出るなら楽しみだ

いや…いやあのね

出たら毎日早く帰ってこられないんだよ?

構わん出ろ

えっいや

いいから出ろ!

出ます

こうしてなつは演劇に出ることから逃れられなくなったのです

ああ なつよ

タ日に向かって来週に続けよ

感想

「出ます!」となつが言ったあとの泰樹の優しい笑顔が最高でした。泰樹は自分が努力してきた人だから何事にも頑張る人が好きなんでしょうね。

今日の名シーン

富士子が自分の母親が病気で倒れて亡くなったときのことを話すシーンです。晩ごはんを食べずに寝室でおまんじゅうを食べていた泰樹にお茶を持っていってあげたし、やっぱり富士子は泰樹の娘だけあってよくわかってますね。

今日の名台詞

「おいおいおい…バカ」なつに大好きと言われて物凄く照れていましたね。家族にいちいちそんなこと言うんじゃないと言ってましたが内心物凄く嬉しかったでしょうね。

次回の見どころ

泰樹に演劇のことを話したなつは、するからには1番をとれと言われ演劇から逃げられなくなりましたね。でも何事にも頑張れるなつだからうまくやれると思います。演劇部でどんなことをするのか楽しみです。

なつぞら

Posted by popi