なつぞら第17話のあらすじと感想(2019年4月19日放送)

2019-06-13

4月19日のなつぞら第17話のあらすじと感想です。

第3週「なつよ、これが青春だ」の第17話。

演劇部顧問・倉田先生から「演劇をやれ」と言われたなつ。

断るなつだったが演劇をやることが泰樹のためになると言われ、心が揺らぐ…。

第17話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
  • 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
  • 柴田照男(清原 翔)…剛男と富士子の長男
  • 柴田夕見子(福地桃子)…剛男と富士子の長女
  • 柴田明美(平尾菜々花)…剛男と富士子の次女
  • 小畑とよ(高畑淳子)…雪之助の母
  • 小畑雪之助(安田顕)…菓子屋の店主、帯広のお菓子発明王
  • 小畑妙子(仙道敦子)…菓子屋の嫁
  • 小畑雪次郎(山田裕貴)…菓子屋の息子
  • 戸村悠吉(小林 隆)…柴田家の酪農の従業員
  • 戸村菊介(音尾琢真)…悠吉の息子
  • 倉田隆一(柄本佑)…演劇部の顧問



なつぞらの登場人物

なつぞら第17話のあらすじ

雪月から戻ったなつは、まだ家族に演劇のことは話していなかった。夕見子は雪次郎が演劇をやっていることや名前のことなどあれこれ言い、気になる存在な様子。

なつは倉田先生と共に農協へ行き、農協側の話を聞いた。なつも農協の話は正しいと思ったようだが頼りない父にまだ不安顔である。

なつと剛男が家に帰ると、乳牛メーカーの人が富士子に奥様封筒(お金)を渡しているところだった。そんなものは受け取れないと言う剛男ともらっておけという泰樹で対立する。その夜、泰樹は食欲がないと言い、先に休んでしまった。

モテたいから演劇!?

富士子の話によると、なつがお邪魔した雪月は喫茶店を開いてから随分と繁盛している様子。なつは雪月に行ったお土産を明美に買ってきたようだ。夕見子は演劇を続けている雪次郎のことが気になるようで、女の子にモテたいためなんじゃないか?とヤキモチを焼く。

雪月のみんなは元気だった?

えっ?

雪月行ったんでしょ?雪次郎君とこ

うん…

うんみんな元気だったよ

とよばあちゃんも相変わらずだったわ

あそこも喫茶店開いてから随分繁盛してるらしいからね

ずるいよ!なつ姉ちゃん今度は私も連れてってね

お土産あげたしょ?

え〜

土產?

あっ…ごめんじいちゃんの分は…

全部食べちゃった

雪次郎はまだ演劇なんかやってんの

えっ?あっうんやってるよ

演劇なんかやって女の子にもてたいのかね

ん?違うよ

そんなに心配しなくても雪次郎君は本当に真面目にやってるよ

心配て何?

私は別にヤキモチなんか焼いてないからね

うん分かってますよ

分かってないじゃないその顔!

フフフ…

長男なのに雪次郎なんて名前からしておかしいのよ

父さんが雪之助だからでしょ

ううん 跡取りはもてないってことをカモフラージュしてるのよ

あら跡取りはもてないの?

少なくとも自由を求める女にはね

タ見姉ちゃんの自由はただのわがまま

明美ちゃんうまいこと言う

う〜る〜さ〜い

感想

子ども時代の雪次郎が夕見子に初めて会った時「あっ、なっちゃんよりめんこい」と言ってるので、そのときの気持のまま成長していたら相思相愛の可能性もありますね。

雪次郎と夕見子が気になった方はこちら!
【なつぞら】雪次郎と夕見子は結婚する!?これまでの二人の出演シーンをまとめました

農協への突撃取材

放課後、倉田先生と一緒に剛男が働く農協に行った。剛男は突然なつと学校の先生が来たことに驚くが、理由を聞いて上司とともに取材を受けることにした。「組合はじいちゃんに手を焼いているのか」という、なつのストレートな質問に対して、剛男の上司は「そうではなくて十勝全体を全国一の酪農王国にしたいんだ」と語る。

翌日の放課後なつは倉田先生と一緒に

農協に向かいました

お願いします

は〜い

なつ!どしたんだ?

父さん突然ごめんなさい

こちらね学校の倉田先生

ああ…なつが大変お世話になっております

倉田です

あっあの~うちのなつが何か問題でも?

あっ違うの

倉田先生は演劇部の顧問で

今日は農協の問題を知りに来たの

えっ?

すいません

分かりました何でも聞いて下さい

あの~組合はじいちゃんに手を焼いてるんですか?

それはまたストレートな質問だな

すいません

すいません

あの メーカーと直接取り引きしたいという

じいちゃんの考え方はおかしいんでしょうか?

うん おかしいわけじゃないよ

今まではそれでよかった

ただ乳業メーカーが増えてね

酪農家を確保することが競争になってしまった

それで牛乳の価格の決め方が問題になってきたんだ

なつさんは牛乳の価格がどうやって決まるか知ってるかい?

脂肪分の割合ですか?

うん

牛乳は脂肪分の検査によって価格が決まる

しかし今はその検査も乳業メーカーが行ってるんだ

その脂肪検査の内容は酪農家には分からないんだ

正しく行われてるかどうかもね

それはつまり…

つまりそこを変えたいんだ

農協が牛乳を酪農家から集めて我々が検査を行い

それを乳業メーカーに卸す

そうすることで酪農家の不信感もなくなるだろう

じいちゃんは別に不信感を持ってない

うんどのメーカーも牛乳の量を欲しいわけだから

大きな牧場ほど大事にしてその量を確保したいと思うよね

そのために待遇をよくしようとするはずだ

例えば柴田さんの牧場とか

その分小さな牧場は大事にされないということですか?

そうさせないために酪農家が団結する必要があるんだ

我々組合が間に入ることによって

大きな牧場も小さな牧場も共存できるようになるのさ

なつさん柴田牧場は十勝一の牧場かもしれない

しかし私はね

この十勝全体を全国一の酪農王国にしたいんだ

酪農王国?

うん

なつは演劇をやりたかったのか

いやなんも

じいちゃんのためになるって言われたから

じいちゃんの?

それに自分で答えを見つけなくちゃいけないって

倉田先生に言われたの

だからもっと詳しく知ろうと思って、

それでどう思った?

農協の考え方は正しいと思う

うん

うんしっかりしてよね父さん

分かった

うん

あれ?誰か来てるな

感想

要するに柴田牧場は苦労してないし、むしろおいしいおもいをしていたのですね。でもそれは泰樹が今まで苦労して築き上げてきた結果ですもんね。大変なおもいをしてここまで牧場を大きくしたのにという気持ち、わかりますよね。

奥様封筒はもらってもいいの?

なつと剛男が家に帰ると、ちょうどメーカーの人が来ていて富士子に感謝のしるしと言ってお金を渡そうとしていた。剛男が断ろうとしていると、そこへ泰樹が現れ「もらっとけ」と言う。なつと富士子が困惑する中、泰樹と剛男の言い合いが始まる。

これをどうぞ

ああもうこういうことは困ります

うちの人は農協に勤めてますから

いや~なんもなんも

これは長いことおつきあい頂いてる柴田さんへの

ほんの…ほんの感謝のしるしだべさ

ねっ… 

いや… 

それは奥様封筒と呼ばれるものですね

あ ご主人…

そういうつきあい方はもう古いんじゃないですか?

もらっとけ

じいちゃん…

人とのつきあいに古いも新しいもあるか

お金をもらう理由はないでしょう

お前たちはどうしてメーカーが悪いと決めつけるんじゃ

メーカーはちゃんと公平に牛乳買ってるさ

なぜそれを信じん

この人にはさんざんお世話になった

牛が病気の時どれだけいい獣医を呼んでくれたか

だからってこんなことしてもらう理由はないでしょう!

それを受け取ったからって、わしは何も変わらん

これはこの牧場の評価だと思ってる

わしから要求したことはない

じいちゃん…

そんな理屈は通りませんよ!

父さん…

理屈の通らんことはこれまでなんぼでもあった!

この金で富士子が少しでも助かるならわしは喜んで受け取る

開拓の苦労を思えば

きれい事だけで家族を守れるか!

きたないことはやめましょうよ!

父さん…

何?

とにかくこのお金はお返しします

いやいや…

いいわね?それなら私の好きにして

ただいま

どうしたの?

じいちゃん…

感想

泰樹またしても大きな声が出ました。「理屈の通らんことは何度もあった!」と「きれい事だけで家族を守れるか!」です。大きな声に一同圧倒されて何も言えないか?と思ったら剛男が「きたないことはやめましょうよ!」なんてとんでもないこといいましたね!婿養子なのによく頑張りました。

泰樹と剛男の関係が気になった方はこちら!
泰樹と剛男の関係に注目!怒られる剛男と逆襲まで二人の名シーンをまとめました

悠吉は泰樹に遠慮してるの?

なつは、農協のしていることをどう思うか柴田牧場で長く働いている悠吉に聞く。それで助かる農家は多いだろうということだ。また、悠吉自身は自分の牛を飼いたいと思わないかとなつが訪ねると、泰樹と牛を飼うのが好きなんだと答えた。

ねえ悠吉さん

ん?

悠吉さんたちはどう思う?農協のしてること

乳業メーカーと一括で交渉するって話かい?

うん

おやっさんの気持ちも分かるけど

助かる農家は多いべな

百姓はもともと値段を交渉したりすることは

あんまり得意でないからな

どうしてもメーカーの言いなりになっちゃうべさ

農協がやってくれたら安心だべさ

悠吉さんたちも本当は自分の牛を飼いたいの?

えっ?

だって自分の土地があるのに

朝晩ここで働いて

で、自分の畑耕して大変しょ?

あっ…ハハハ…

俺は貧しい開拓民の八男に生まれて子どもの頃に奉公に出されて

それがおやっさんと出会って牛飼いを覚えてな

狭いながらも自分の地べたを持てたのだって

おやっさんのおかげだもな

だから遠慮をしてるの?

遠慮とも違うな

まあおやっさんと牛を飼ってるのが好きなんだべ

いつの間にかこの柴田牧場を

自分の牧場のように思ってるところがあるからな俺たちも

ここどんどんでっかくしたいって

なっちゃんこの牧場はおやっさんそのものなんだべ

だからそう簡単に道を曲げられねえんだわ

感想

やはり、今は泰樹の1人勝ちのような状態なんでしょうね。農協のやり方を取り入れれば悠吉親子も牛を飼えるようになるのに、それでも泰樹と一緒に柴田牧場で働きたいという気持ちが伝わってきました。

泰樹のいない晩ごはん

食欲がないと言って晩ごはんも食べずに先に休んでしまった泰樹。メーカーと手を切れなんて泰樹には乱暴な話だったと言う照男に、そんなつもりじゃなくてメーカーと酪農家の関係を円満な形にしたいだけだと剛男はかえす。なつは問題を引っ掻き回してしまったこと、剛男はもっと話し合うべきだったと反省する。

その晩のおじいちゃんは食欲がないと言って

早く寝てしまいました。

そんなことはなつが知る限り初めてでした

いきなりメーカーと手を切れなんて

じいちゃんにしたら乱暴な話だべさ

手を切れなんて言ってないよ

農協はメーカーと酪農家の関係を円満な形にしたいだけなんだよ

それは分かるけど、今だって円満にやってるじいちゃんは

そう受け取らんよ

ごめんなさい照男兄ちゃん

私がそもそも問題をひっかき回しちゃったから

少しじいちゃん意地になったのかもしれない

いやそれならそもそも私のせいだろう

初めからちゃんとお義父さんともっと話し合うべきだったんだ

今日みたいに傷つける前に

大丈夫よ

じいちゃんはあんなことでめげたりしないから

開拓1世はしぶといのよ

私もそう思う

状況は何も変わってないはずよ

えっ

じいちゃんがこれで変わるとは思えない

嫌なこと言うな

さすが夕見姉ちゃん

お茶が欲しいな…

お茶が欲しい…

感想

照男は泰樹の味方という感じで、しっかり擁護していてさすが跡取りという感じです。みんなが心配していた泰樹ですが、自室で寝ているのかとおもいきや茶まんじゅうを食べてましたね。甘いもの大好き(笑)


今日の名シーン

食欲がないから寝ると言った泰樹、布団の上でおまんじゅうを食べていましたね。本当はお腹すいてた(笑)しかもお茶が欲しいと2回もつぶやいてて、なんだかかわいく見えました。なつが雪月に行ってきたときもお土産に反応してたし本当に甘いものが好きなおじいさんですね。

今日の名台詞

「この金で富士子が少しでも助かるならわしは喜んで受け取る」です。ぶっきらぼうの泰樹から、娘の富士子を思いやる言葉が出るとは。。。聞いていて胸が熱くなりました。

次回の見どころ

長引く泰樹と剛男のいざこざ。なつの演劇を通して二人の気持ちに何か変化は起こるのでしょうか。

なつぞら

Posted by popi