なつぞら第19話のあらすじと感想(2019年4月22日放送)

2019-06-19

4月22日のなつぞら第19話のあらすじと感想です。

第4週「なつよ、女優になれ」の第19話。

泰樹と剛男との対立がきっかけで、演劇を始めることになったなつ。

演劇部の練習はとても厳しく、酪農との両立も次第に厳しくなり…。

第19話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
  • 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
  • 柴田照男(清原 翔)…剛男と富士子の長男
  • 倉田隆一(柄本佑)…演劇部の顧問
  • 小畑雪次郎(山田裕貴)…菓子屋の息子
  • 居村良子(富田望生)…十勝農業高校のなつの友達
  • 門倉努(板橋駿谷)…十勝農業の番長
  • 田辺政人(宇梶剛士)…音問別農協組合長
  • 戸村悠吉(小林 隆)…柴田家の酪農の従業員
  • 戸村菊介(音尾琢真)…悠吉の息子
なつぞら登場人物

なつぞら第19話のあらすじ

演劇部に入部したなつはハードな練習をしていた。牛の世話を休んでもいいと言われ、泰樹はなつが演劇で主役をやることを楽しみにしていた。

農協では酪農家の人たちとの話し合いが行われていたが、柴田牧場の泰樹が参加していないため、ほかの生産者も納得せず、剛男は苦労していた。

照男は泰樹が牧場をなつに継がせたいと考えているとなつに伝えた。なつは今も行方のわからない兄へ、高校卒業後も柴田牧場で働こうとしていると手紙に書いた。

高校では番長の門倉が雪次郎、なつ、良子を呼び出す。女が演劇をやることに反対するが、なつは恐れずに言い返す。その後、門倉と良子が演劇部に入部。ちょうどその日、倉田先生が書いていた演劇の台本ができあがった。

演劇部のハードな練習と早口言葉

なつは高校の演劇部で体力トレーニングや早口言葉や練習をしていた。その近くで倉田先生は考え込んでいる。なつが出演する演劇の台本を作っていた。

なつは十勝農業高校演劇部に参加することになりました

演劇部といっても勝農では完全に体育会系で

その練習は予想外にハードなものでした

台本を作る倉田先生だけがじっと止まっているかのようでした

高木!

あっはい

う~ん…空回り

「空回り河原で空手かわら割り空回り河原で空手かわら割り空回り河原で空手かわら割り」

おお~!

「引き抜きにくい釘抜きにくい釘抜きにくい釘引き抜きにくい釘」

よっしゃ~!

おお~!

じゃあなっちゃん

新春早々

「新春早々新人少女のシャンソン歌手による新春シャンソンショー新春早々新人少女のシャンソン歌手による新春シャンソンショー新春早々新人少女のシャンソン歌手による新春シャンソンショー」

イエ~イ!

感想

演劇部では腹筋の練習をしていました。それと腕を横に広げて走る練習。腹筋は発声に関係あると思うけど、腕を上げたり広げたりして走るのはどういう意味があるんでしょうか。なつの早口言葉は、新人少女のところが怪しかった。高木くんは完璧だった。楽しそうな部活でしたね。

泰樹は演劇でなつが主役になることを期待!

なつは高校の演劇部の練習で疲れていた。しばらく牛の世話の仕事はやらなくていいと富士子に言われる。菊介がなつは何も自分のことを今までやってこなかったと言ったが、なつはそれを否定し、好きな牛の世話をやっていると言う。泰樹はなつに演劇で主役をやることが仕事だから、人一倍頑張れと言った。

よいしょ、ああ

あああ~痛い痛い痛い…

どうした?なっちゃん急に年取ったみたいだもな

若いからやってけてんのさ

演劇の練習そんなにきついんかい?

それが全く訳が分からん

走ったり腕立て伏せをしたり、人を持ち上げながら声を出して腹筋したり

演劇って何なんだろう

そんなにつらいならここの仕事しばらくいいよ

あんたの分ぐらいなんとかなるから

そうだ、任せろ、なっちゃん

今まで何もしてこなかったもななっちゃんは、自分のことは何も

なんもなんも、ずっと好きなことしてたべさ私は

牛の世話も好きだし、そのために学校も通わせてもらってんだから

今のお前の仕事は演劇で主役をやることだ

じいちゃん、主役って何?

えっ?楽しみにしとるぞ

無理だってそんなの、私演劇やったことないんだから

だから人一倍頑張るんだよ

やるからには1番を目指さんとつまらん

ハハハ

なつが演劇を始めたのは

農協に勤める剛男さんと泰樹さんのもめ事が原因でした

はい、たまったよ

牧場の牛乳をこれまでどおり独自に売るべきか

それとも農協がまとめて売るべきか、それが問題でした

感想

悠吉さんと菊介さんの親子がなつと会話するシーンがよくありますが、こういう時、照男もいるんですよね。でも、会話には入ってこない。一瞬映りましたが、何か考えている様子でした。後のシーンにつながるんですね。それにしても、この場面での泰樹は帽子のかぶり方が浅いのかいい顔をしていました。明るい顔でした。なつが演劇をやりたいと言ったタイミングがよかったからですよね。あれが機嫌の悪いときだったら、最後まで反対する人。

剛男は酪農家の説得に苦労する

農協と酪農家の話し合いが行われていたが泰樹は参加していない。剛男が生産者の利益について説明するが、泰樹がいないこともあり、生産者は納得しなかった。ほかの酪農家は泰樹だけがもうけることになると納得がいかない様子。

農協による共同販売は決して皆さんの不利益になることではありません

これは生産者がメーカーにのみ込まれないためにすることなんです

だったらどうしてここに柴田さんはいないんだべか?

そうだ!

あんた自分の家は反対しておいて何言ってるんだ!

そうだ!

まあ皆さん、柴田さんのことは置いといて、ここはもう一度我々だけで現状の問題点を話し合いませんか?

組合長、今はね、メーカーはどんなことをしても牛乳を買いたい時代だよ

それなのに我々は農協に一任して柴田さんだけが自由にもうけていいという法はないだろうが!

泰樹さんと農協の問題はますますこじれてゆくようでした

なつはおじいちゃんのために演劇という表現を通して

その答えを見つけようとしているのです

感想

泰樹と農協がうまく行っていないのはわかってたけど、ほかの酪農家の人たちも農協を信頼していなかったんですね。説得をあきらめて泰樹抜きで進めることにしたようです。やっぱり順番が違うからうまくいきませんよね。なつが子どもの時に天陽の家の畑を開墾した時は、泰樹が仕切って、たくさんの人が協力して頑張っていたのに…。あれは酪農の人たちじゃなかったのか。それとも柴田牧場も大きくなって、みんなひがんでいるのか。

将来を考える照男

なつが薪割りをしているところに照男がやってきた。泰樹はなつに牧場を継がせたいと思っていること、そしてこのままここにいていいのかと照男がなつにたずねる。

なつ

うん?

じいちゃんにあんまり期待持たせんなよ

えっ主役のこと?

牧場のことだ

じいちゃんはお前にこの牧場を継いでもらいたいんだわ

えっ?

それはお前も分かってるべ?

分かんないよそんな

ここには照男兄ちゃんがいるし

私が継ぐなんてことは

じいちゃんはお前に期待してんだ

それでいいのか?お前は

ずっとこの家にいていいのか?

どういう意味?

そんなことも今から考えとけって言ってんだ

そんなこと言われても

感想

照男の気持ちがいまいちよくわからないのですが、たぶん自分が牧場を継ぎたいとは思っているんでしょうね。それに対して、なつはまだ未来のことは何も考えていないということだと思いました。照男はちょっと自分の将来が不安に思っているんですかね。子どものときにも薪割りで二人の掛け合いがあったのを思い出します。

兄の咲太郎への手紙

なつは兄の咲太郎に手紙を書いていた。今は農業高校の3年生で、柴田家に恩返しができていないから、卒業後も牧場で働こうとしていた。それでも、兄や妹に今でも会いたいと手紙に書く。

なつは時々今でも本当の兄に手紙を書いていました

送り先は子どもの頃いた孤児院です

そこにはもう兄がいないことを知っていながら

だけどそこしか連絡先がなかったのです

お兄ちゃん久しぶりに手紙を書きます

私は農業高校の3年生で、来年の春卒業です

卒業してもしばらくこの家で働くと思います

私は大事にしてもらった柴田家の家族にまだ何も恩返しができていません

だからここにいると思います

この牧場でじいちゃんの夢だったバター作りをしているかもしれません

お兄ちゃんと千遥に今でも毎日会いたいです

会いたくて会いたくてたまりません

う~んう~ん…

感想

なつの手紙の字がきれいでびっくりです。本当に自分で書いているのかは手元が別カットなので見えませんでした。酪農してても手がきれいなこともびっくり。あと、手紙の字が見えるようにするためだと思うけど、鉛筆の持つ位置が少し上すぎて書きづらいのではないかと思いましたが、それでもきれいな字でした。咲太郎が出るのはかなり先のような感じがしますね。このシーンの最後は寝ている夕見子と明美を見るなつでした。

 感動の手紙のシーンまとめはこちら!
【なつぞら】手紙が出ると泣ける!なつぞら感動の手紙シーンをまとめました

番長の門倉になつ怒る!

なつと雪次郎と良子が演劇部の話をしていた。演劇をやりたそうな良子をなつと雪次郎が誘う。そこに1年生がやってきて、番長の門倉が呼んでいると伝える。演劇部に女が入るのは世間から十勝農業高校がナメられると言う門倉に、なつは雪次郎や良子に止められながらも女が演劇をやってはいけないのかと言い返す。門倉はFFJの精神はあるのかと聞く。3人は農業クラブの歌を歌う。門倉もよしと言った。

なっちゃん今日も演劇の練習かい?

うん、そう

張り切ってるね、楽しそうだね

練習はきついよ、よっちゃんもやんない?

えっ?いいよ私なんて、お誘いもないし

誘われたいの?

誰もそんなこと言ってないっしょ!

一緒にやる?

いいよ、ついでみたいに言わないでや

ついでじゃねえよ、裏方はたくさんいた方がいいんだから

裏方?

よっちゃん、よかったら本当に手伝ってよ

おう

そうね、まあ考えてもいいけど

ん?

どんなお芝居すんの?

それがまだ台本も出来てないのさ

そうなんだ

うん

よいしょ

何よあんたら?

何だ君たち、1年生だろ

門倉さんがお呼びです

門倉?門倉ってあの?

え、どの?

それはバンカラな校風を語る勝農において番長と呼ばれている3年生でした

お前らはもう行っていい

失礼します

あなたは農業科の門倉努さんよね?

あの~何でしょうか?

演劇部に入ったそうじゃねえか

あっ、はい!

おめえに聞いてんじゃねえ!

あっ、私はまだ…

お前にも聞いてねえ

もう一人は?どうなんだよ

それがあんたに関係あるんですか?

おい

なっちゃん

女を入れていいと思ってんのか?

はい?ダメなの?

おめえに聞いてんだ演劇部!

ああ、あの僕じゃなくて倉田先生が

いいのかって聞いてんだよ!

ダメなのかって聞いてんのさ!

あ?

女が演劇をやってはダメなんですか?

農業高校がナメられんだろうが

誰にナメられるんですか?

そりゃ世間様にだ!

世間様ってあんたは何様ですか?

なっちゃん!

この人は熊とサケを取り合って勝ったって伝説がある人だよ

だからって敬語使う必要ないしょ

同級生なんだから

おめえらこの学校何しに入った?

演劇なんて人前で抱き合ったりすんだろ!

やらしい…そんなこと想像してんだ、う~わ

あっおめえらFFJの精神はあんのか!?

あるわよ!

FFJの意味を言ってみれ!

日本学校のランフューチャー・ファーマースオブ・ジャパン!

我々は日本学校農業クラブの一員です!

斉唱!そ~れ!

みのる稲穂に富士と鳩

愛と平和を表した

旗はみどりの風に鳴る

土にとりくむ若人の

意気と熱とがもりあげた

エフ エフ ジェイ

エフ エフ ジェイ

我らの誇り

ちなみにこれは校歌ではありません

全国の農業高校生が全員所属する農業クラブの歌です

あ~い!

あ~い!

あ~い!

あ~い!

よし!

感想

FFJというのは今もあるんですね。十勝農業高校が今は帯広農業高校になっていて、FFJの一員でした。今の高校生も歌えるんでしょうかね。なぜか歌を歌い始めたら、良子が強気になっていました。どうして学校で怒らないの?と夕見子に言われた時とは別人になつも成長しましたね。「裏方はたくさんいた方がいいんだから」と言う雪次郎って、トヨの影響だと思われます。

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門倉と良子が演劇部に入部、そして台本が完成!

雪次郎となつが演劇部の練習所に遅れてやってきた。なつは手伝いたい人がいると紹介し、良子と門倉が入ってきた。ほかの生徒は番長の門倉に怯えたが、倉田先生は入部を認め、二人と握手する。倉田先生は台本ができたと伝える。「白蛇伝説」という話で、部員たちは台本を読み始める。

失礼します、遅れてすいません

先生、私のほかにも手伝いたいという人を連れてきました

えっ?

どうぞ

居村良子と門倉努か

大道具でも何でもやってくれるそうです

門倉君はこう見えて真面目な生徒です

知ってるよ

そうか門倉よろしく頼む

押忍!

うん、居村よろしく頼む

先生

うん?

稽古しないんですか?

ああ今日はいい

やっと台本が上がったところだ

おお~出来たんですか?

うん

やりましたね、先生

これをみんなで清書すれば完成だ

白蛇伝説

早く読みたいです、読ませて下さい!

なっちゃん、慣れねえと全く読めねえだろう

黒板の字は読めるのに

あれは読めるように書いてるからな

それは魂で書いてるからだ

分かりました、なら魂で読みます!

よし

なつよ、さあ、次はお前が魂を見せる番だ

感想

白蛇伝説が楽しみです。一冊の台本を回して読んでいたようですから、清書ってこれを一人ひとり自分の台本として移すんですかね。番長はそもそも何がしたかったのか。演劇をやりたかったのか。なつが好きだったのか。とにかく番長はこれから活躍しそうです。

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今日の名シーン

番長の門倉がなつを一瞬だけ見て目をそらすシーン。2回ぐらいありました。硬派な番長が見せる恥ずかしそうな表情。素晴らしい名演技でした。

今日の名台詞

だから人一倍頑張るんだよ。やるからには1番を目指さんとつまらん

演劇をやったことがないかた主役なんて無理というなつに泰樹が言った言葉。開拓者一世が言うから説得力が違います。

次回の見どころ

白蛇伝説の台本ができたので、演劇の中身が見えてくるのでしょうか。倉田先生がどんな台本を書いたのかすごく楽しみです。

なつぞら

Posted by popi