なつぞら第121話のあらすじと感想(2019年8月19日放送)

2019-08-20

なつぞら第121話のあらすじと感想(2019年8月19日放送)

第19週「なつよ、新しい命を迎えよ」の第121話。

なつ(広瀬すず)は咲太郎(岡田将生)のプロダクションを訪れ、妊娠したことを報告する。大喜びの咲太郎たち。十勝の柴田家にも報告するなつは喜びの反面、不安もあり…。

第121話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
  • 柴田照男(清原 翔)…剛男と富士子の長男
  • 前島光子(比嘉愛未)…咲太郎の妻
  • 下山克己(川島 明)…アニメーター
  • 大沢麻子(貫地谷しほり)…アニメーター
  • 坂場一久(中川大志)…なつの夫
  • 亀山蘭子(鈴木杏樹)…劇団「赤い星座」女優
  • 土間レミ子(藤本沙紀)…歌手・煙カスミの付き人
  • 島貫健太(岩谷健司)…芸人
  • 松井新平(有薗芳記)…芸人
  • 荒井康助(橋本さとし)…テレビ班制作進行
  • 戸村悠吉(小林 隆)…柴田家の酪農の従業員
  • 戸村菊介(音尾琢真)…悠吉の息子
なつぞら登場人物

なつぞら第121話のあらすじ

なつは咲太郎の会社に来て子どもができたことを伝えた。咲太郎や光子、声優の蘭子たちからも祝福された。なつは北海道にも電話で知らせた。

なつのお腹が大きくなってきたころ、下山からイタリアに行っていた麻子が日本に戻ってきていることを聞いた。アニメーションの世界にも戻っていた。

そして、麻子はなつと坂場の家にやってきた。麻子は坂場やなつの作った映画に感動して、また漫画映画を作りたいと思い、坂場を誘いに来たと言った。

なつが光子に子どものことを伝える

会社と交渉して産後も社員で働くことができるようになったなつは咲太郎の会社に行く。咲太郎が結婚した光子だけがいて、なつは子どもができたことを伝える。光子は北海道には伝えたのかと尋ね、なつはまだだと答える。

(なつ)赤ちゃんが…できてた

(坂場)よかったじゃないか

(なつ)やっぱり…仕事より大事ってことよね

(坂場)そうじゃない…一緒に頑張ろうな

(なつ)ありがとう

イッキュウさんやアニメーター仲間の後押しもあって

なつは産休明けもこれまでどおり働けるようになりました

(なつ)母さん頑張るぞ!

(なつが咲太郎の会社に来る)

(光子)はい

(なつ)失礼します

(光子)あらなっちゃん、いらっしゃい

(なつ)光子さん、今一人ですか?

(光子)ええ、みんな出払っちゃってて、咲ちゃんに用事?

(なつ)はい。もちろん光子お義姉さんにも

(光子)お義姉さんにも?あら何かしら?まあ座ってちょうだい

(なつ)私、赤ちゃんができたんです

(光子)あらそう…そうなの!?

(なつ)そうなんです。今妊娠3か月なので、来年の5月か6月には生まれてくるんです

(光子)そう!おめでとう、なっちゃん!よかったわね!

(なつ)産んだら大変そうですけど

(光子)まあとにかく体を休めて…ね。こういう時は何を出したらいいのかしらね?コーヒーは飲んでもいいの?

(なつ)さあ…まあでも何も要りませんから

(光子)ジュースなら大丈夫でしょ、ね。咲ちゃん喜ぶわよ。驚くわよ。北海道には知らせたの?

(なつ)いえ、まだ…これからです

(光子)あらすぐに知らせてあげなさい

(なつ)はい。けどいろいろ心配かけると思ったんで、まずは会社に話してこれからのことを決めてから話そうと思ったんです

(光子)仕事続けるかどうかってこと?

(なつ)はい。でもそれが続けられることになったんですよ、今までどおり。イッキュウさんも協力してくれるって言ってくれてますし

(光子)きっと喜ぶわよ、皆さん

(なつ)はい

(光子)なっちゃんはどんなお母さんになるのかしらね

感想

このシーンはマダムがすっかり咲太郎の社員になって髪型や服装もかわっていたこと、なつの「光子お義姉さん」という呼び方が新鮮でした。あと妊婦にコーヒーはダメですよね。こうなってしまうと、もう川村屋が出てくるシーンはなくなってしまいそうです。個人的には野上との会話が好きだったので、その点は残念。

なつが咲太郎に子どもができたことを伝える

咲太郎が声優と一緒に会社に戻ってきた。咲太郎は新しいテレビアニメの声優に決まったと喜んでいた。なつは咲太郎に子どもが生まれることを伝えると、咲太郎も喜んだ。

(咲太郎が帰ってくる)

(咲太郎)ただいま

(光子)あっお帰りなさい

(なつ)お兄ちゃん…あっ蘭子さんも!

(蘭子)なっちゃん、お久しぶりね。

(咲太郎)来てたのか?

(なつ)うん

(松井)ちょうどいい。なっちゃんもこれから飲もう

(なつ)ダメ

(松井)旦那なんかほっとけって!

(島貫)家でプラプラしてるだけなんだろ

(なつ)してませんよ。ちゃんと働いてます。旦那は関係なくお酒はダメなんです

(松井)また帰っても仕事かよ

(咲太郎)おいなつ関東プロダクションって知ってるか?

(なつ)ああ名前だけは

(咲太郎)関東テレビの傘下に新しく出来たテレビ漫画の製作会社だけどな

(咲太郎が「バケモノくん」のポスターを見せる)

(咲太郎)今日はそこで新しく作るテレビ漫画にこの4人の声の出演が決まったんだ

(なつ)えっ蘭子さんもテレビ漫画に?

(蘭子)そう。なかなか面白そうな作品だったわ

(なつ)そうか…製作会社が増えてどんどん新しいテレビ漫画が作られていくからね

(咲太郎)そうだ。なつんとこも頑張らないと負けちまうぞ。頑張ってうちの声優を使ってくれ

(なつ)お兄ちゃん

(咲太郎)うん?

(なつ)私ね、子どもができたの

(咲太郎)えっ、子ども?

(なつ)うん

(光子)それが言いたくてなっちゃんは待ってたのよ

(咲太郎)えっ子どもって…本当か?本当に生まれてくるのか?

(なつ)うん

(咲太郎)そうか!できたか!やった…やったななつ!

(蘭子)なっちゃん、おめでとう!

(レミ子・島貫・松井)おめでとう!

(なつ)ありがとうございます

感想

「バケモノくん」は「怪物くん」ですよね。ということは、もしかしてレミ子が声優の野沢雅子さんということなのでしょうか。怪物くんの主人公は野沢雅子さんが声優でした。蘭子の可能性もあるけど、前にレミ子は男の子の役が多いと言っていました。野沢雅子さんも多いですよね。

北海道の家族がなつの妊娠を喜ぶ

なつが北海道の柴田家に電話をする。砂良が出るとなつは子どものことを話した。富士子が電話に出ると、なつは今母さんに会いたいと言いながら、子どものことを伝える。富士子は牛舎に行き、泰樹にも伝えた。悠吉や菊介も喜んだ。泰樹は何も言わなかった。

(なつが柴田家に電話する)

(砂良)はいもしもし柴田です

(なつ)なつです

(砂良)ああなっちゃん

(なつ)砂良さん、母さんは?

(砂良)あっ今牛舎の方に行ってるけど呼んでくるかい

(なつ)あっううん、いいの、急がないから…あのね、砂良さん

(砂良)うん

(なつ)私に赤ちゃんが生まれるの

(砂良)えっ?本当にかい?

(なつ)うん

(砂良)ああ…おめでとう!それならすぐみんなに知らせるわ。あっちょうど来た!

(富士子が来る)

(砂良)お義母さん!

(富士子)えっ?

(砂良)なっちゃんから

(富士子)なつ?

(砂良)自分で聞いて下さい!

(富士子)は?何を?

(砂良が富士子に電話をかわる)

(富士子)もしもし

(なつ)母さん?

(富士子)どうしたの?なつ

(なつ)どうしよう…母さん…今すごく母さんに会いたい

(富士子)何があったのさ?

(なつ)本当は少し怖いんだけど…私も母さんになるの

(富士子)えっ?なつ…!

(富士子が牛舎に知らせに行く)

(富士子)じいちゃん!

(泰樹)なした?

(富士子)なつ…なつに子どもが生まれるって!

(照男)えっ

(悠吉)本当にかい!

(富士子)本当

(菊介)なっちゃんにかい!そりゃおめでとうございます!

(悠吉)おやっさん、いかったね。おやっさんのひ孫が増えるべさ!

感想

子どもを産むって心配もかなりありますからね。そういう不安を言えるのはやっぱり母親しかいないと思います。ひ孫が増えると言われた泰樹は唇をふるわせていました。泣きそうだったんだと思います。どんどん泰樹が涙もろくなっているような気がします。そういえば、この家にもう夕見子はいないんですよね。雪次郎と夕見子の子どももそろそろでしょうか。

なつが坂場に作画監督をやると伝える

なつと坂場が話す。出産は実家に帰れた方が安心できるが、なつは産むギリギリまで働かなければいけないので無理だと言う。さらになつは作画監督をやると坂場に伝える。坂場は一緒に乗り切ろうと言った。

(坂場)もし、お義母さんのそばにいられたら安心だろうな、君も

(なつ)でもしかたないよ。北海道は遠いし、仕事は産むギリギリまで休めないし

(坂場)うん…

(なつ)ここで頑張るしか…

(坂場)うん

(なつ)実は…作監を頼まれたの

(坂場)えっ作画監督?

(なつ)そう

(坂場)子どもを育てながら、作画監督ができるの?

(なつ)やらなくちゃいけなくなったの…

(回想)(なつ)仕事でもっともっと成長していきたいんです。いい作品を作りたいんです!どうしてそれが子どもができるとできないんでしょうか?

(なつ)ううん…やりたいの

(坂場)うん…ならしかたないじゃないか。やるしかないだろ

(なつ)いいの?

(坂場)いいよ。僕が好きに働けと言ったんだ。家で子育てをするのはなにも女だけと決まってるわけじゃないんだ。2人でなんとか乗り切ろう、な

感想

坂場はこんなにやさしい人だったんですね。元祖イクメンかもしれません。天陽はここまで折れてくれないだろうから、なつはやっぱり坂場と結婚してよかったと思います。だけど、問題は実際に赤ちゃんが生まれてからですよね。坂場が翻訳の仕事をしながら、子育てをするというのはかなり大変だと思うので、そのころになって二人がぶつかり合うのが普通ですけど、どうなるんでしょうか。

下山が考えていることがあると言う

数カ月がたって、なつのお腹は大きくなった。荒井も気を使いながら仕事をしていた。なつが休憩していると下山が来た。下山は考えていることがあると言って、あの人が戻ってきているとなつに教えた。

そして数か月がたちました、

(なつ)荒井さん、これ演出に見てもらって下さい

(荒井)動かんでええがな。こっちから行くし、声かけてえや

(なつ)じ~っと座ってるのもつらいの

(荒井)ハッ…おなかもう破裂しそうやな

(なつ)もう中からどんどん蹴って、何か早く描け早く描けって言われてるみたい

(荒井)ハハ、ええ子やな!ハハ…

(社員)これ見てもらっていいですか?

(なつ)うん

(なつが休憩している)

(なつ)はあ…一緒に深呼吸…、フ~

(下山)なっちゃん

(なつ)あ…下山さん、仕事終わったんですか?

(下山)長編映画は今休みに入ったばかりだから

(なつ)あ…映画はいいですね、終わりが見えてて

(下山)いや、なっちゃんも終わりが見えてきたって感じかな

(なつ)終わりじゃなくて始まりです。茜さんと明ちゃん元気ですか?

(下山)うん。あっ、なっちゃん…実は今考えてることがあってね

(なつ)考えてること?

(下山)うん…あっ…なっちゃんは知ってる?

(なつ)何をですか?

(下山)あの人が戻ってきてるの

(なつ)あの人?

感想

これは麻子だということがすぐにわかりますが、下山が考えているって何でしょうか。茜も麻子のところでアニメーターに復帰するのでしょうか。そもそも、麻子が戻ってくるなら、どうしてイタリアまで行かせる必要があったのかも怪しいですよね。海外では女性の働き方が違っているとか、そういう展開になるのかもしれません。

麻子が坂場を誘いに来る

下山から麻子が日本に来ていることを聞いたなつが坂場に話していた。そこに麻子がやってくる。麻子は坂場やなつが作った「神をつかんだ少年クリフ」を見て感動して、坂場を誘いに来たと言う。

(坂場)えっマコさんが?

(なつ)そうなんだって!マコさんが戻ってきてるんだってこっちに

(坂場)イタリアから?

(なつ)それが日本にってことだけじゃなくてアニメーションに!

(坂場)えっ?

(なつ)こっちの世界に戻ってきたんだって!

(坂場)ああ

(ブザーが鳴る)

(坂場)あっ誰か来た

(なつ)もしかしてマコさんだったりして

(坂場)えっ?

(なつ)冗談よ。お兄ちゃんかな。は~い

(なつが玄関を開ける)

(麻子)お久しぶり

(なつ)えっ!本物?

(麻子)本物よ

(なつ)うそ…ちょうど今話してたところなんです。ねえ本当にマコさんだ!

(坂場)お久しぶりです

(なつ)マコさん!戻ってきてるならすぐに知らせて下さいよ!

(麻子)本当に…変わってないとは言えないけど変わらないわね、あなたは

(なつ)マコさんだって昔とそっくりですよ

(麻子)そっくりって何よ!本物だってば

(なつ)すいません。どうぞ入って下さい

(坂場)あっどうぞ

(麻子)じゃお邪魔します

(麻子が家の中に入る)

(麻子)イッキュウさんとなっちゃん、いつかこうなると思ってた

(坂場)日本に戻られたんですね。お帰りなさい

(麻子)あっこれつまらないものだけど

(なつ)え~イタリアのお土産ですか!

(麻子)吉祥寺で買ったの。吉祥寺に住んでるから

(麻子が坂場の作った料理を食べる)

(麻子)おいしい!これイッキュウさんが作ったの?

(坂場)はい

(麻子)あの不器用なイッキュウさんが?

(なつ)時間と手間をかければ作れるんです

(麻子)それじゃ漫画映画と一緒じゃないの

(なつ)そうなんですよ!自分の指はよく切るんですけどね

(坂場)あっ…

(麻子)それも同じじゃない!

(2人)ん?

(麻子)あっ、漫画映画で切ったのは自分の首か

(坂場)ハハハ、ハ…

(麻子)ごめん。ちょっときつい冗談だった?

(なつ)いいえやっぱりマコさんですね!懐かしい

(麻子)そんなとこ懐かしがらないでよ。私はね、あの映画とても感動したの

(坂場)えっ?

(なつ)本当ですか?

(麻子)本当に。だからまた自分もやりたいと思うようになったの

(なつ)えっ…うれしい!ね

(坂場)うん

(麻子)それで今日はイッキュウさんを誘いに来たの

(坂場)えっ?

(なつ)誘いに?

(麻子)イッキュウさん、またアニメーションを作る気はない?

なつよ、この再会がまた波乱を呼ぶことになりそうだ

感想

麻子はイタリアからのお土産は何もなかったようです。夫婦で日本に戻ったということなんですかね。坂場にもチャンスが到来しました。子育てはどうなってしまうのか。やっぱり男なら自分の夢を追いかけるんだろうと思いますが…。下山からの考えていることと、どういう関係があるのかが気になります。坂場だけが犠牲になることはないと思います。

今日の名シーン

麻子が突然やってきたシーン。

今日の名台詞

なし

次回の見どころ

坂場となつがどういう決断をするのか気になるところです。

なつぞら

Posted by popi