なつぞら第40話のあらすじと感想（2019年5月16日放送）
5月16日のなつぞら第40話のあらすじと感想です。
第7週「なつよ、今が決断のとき」の第40話。
東京に行きたいと家族に伝えたなつ（広瀬すず）だったが、本当の理由を話せずにいた。相談された天陽（吉沢亮）は、なつへの思いから、つい強い言葉で接してしまう…。
第40話の主な登場人物
- 奥原なつ（広瀬すず）…ヒロイン
- 柴田泰樹（草刈正雄）…頑固じいさん
- 柴田富士子（松嶋菜々子）…泰樹の娘
- 柴田剛男（藤木直人）…富士子の夫
- 柴田照男（清原 翔）…剛男と富士子の長男
- 柴田夕見子（福地桃子）…剛男と富士子の長女
- 柴田明美（平尾菜々花）…剛男と富士子の次女
- 小畑とよ（高畑淳子）…雪之助の母
- 小畑雪之助（安田顕）…菓子屋の店主、帯広のお菓子発明王
- 山田天陽（吉沢 亮）…絵を描くなつの友人
なつぞら第40話のあらすじ
泰樹は雪次郎を東京に行かせる雪月に、なつのことを頼んだ。
泰樹が帰ると富士子が、なつが東京に行きたいのは兄弟のことではなく、やりたいことがあるからだと告げる。家族に悪いから、それを言えないのではないかと言った。
照男は天陽と話し、なつに思いを伝えたのかと聞く。天陽はどうすることもできないと言った。なつがいつかここからいなくなると思っていたし、自然には逆らえないと言う。
夕食のとき、弥市郎と砂良が柴田家を訪れる。牛乳のお礼と言って熊の置物を差し出す。照男は砂良が来たことで必要以上に照れる。
夕食を食べながら、泰樹は雪月に東京に行くことを頼んでおいたとなつに話す。もう家族ではいられないのかと聞くなつに、泰樹はいつでも帰って来いと言う。ここがなつの家であることに変わりはないが、東京で幸せになることも立派な親孝行だと言った。
なつは雪月を訪れ、自分はずるい、泰樹を裏切ってしまったと言った。
泰樹が雪月になつの東京行きを頼む
泰樹は雪月に来てため息をつく。わけを聞くトヨになつを照男と結婚させようとしたことを話す。そして孫の雪次郎と一緒になつを東京に連れて行ってほしいと言った。新作のパフェを持ってきた雪之助が今度雪次郎をつれて東京に行くと話すと泰樹はなつを頼んだ。
私を東京に行かしてください。
行きたきゃ行けばいいべ
じいちゃん…
お前の顔はもう二度と見たくない
ちょっと…
勝手に出て行け！
あ〜れ
おい…
あ〜れあ〜れ…
(ため息)
あんたが私に頼るなんてよっぽどのことだべさ
いいもう
何さ？言ってみれ、言って楽んなれ
あんた孫を東京に出すそうじゃな
雪次郎？
出すよ、昔は息子も出したからね
なつのことも頼めんか
なっちゃん？なして？なっちゃんが東京行くんかい？
本当の家族が向こうにいるんじゃ
行きたいという思いは当たり前だべ
あんたそれでいいんかい？
なっちゃんは孫以上に、あんたのまな弟子だべ、寂しくないんかい？
自分でまいた種じゃ
種？何したのさ？
照男とくっつけようとした
はあ？
わしはなつのことをまだ他人みたく思ってたんじゃ…
そう言われてしもうた
なっちゃんにしたらきょうだいで結婚しろって言われたみたいなもんだもね
急に女に見られたみたいで恥ずかしかったんでないかい？
よう分かるな、なつの気持ちが
乙女の気持ちは、乙女よ
誰が乙女じゃ
ほんでなっちゃんが急に東京に行きたいなんて言いだしたんかい？
こうなったらあいつの自由にしてやるしかないべ
泰樹さん、こんなものを作ってみたんだわはい
何じゃこれ？
パフェです
ぱふぇ？
うん、こんなものね、十勝で作ったもんはまだ誰もいないと思うんだわ
まずは泰樹さんに食べてもらおうと思って、どうぞどうぞ
何じゃこりゃ？
ホイップした生クリームです
牛乳の脂肪分だけを激しく泡立てるとそうなるんだわ
それを使ったお菓子がね、これからはどんどんはやると思うんです
東京じゃもうはやってるかもしれんな…
春になったら雪次郎を連れて東京行くんで調べてきますね
そうか…
お前その東京になっちゃんも連れてってやんな
えっ？
頼む
ええ？
感想
トヨ、さすが乙女の気持ちをわかってますね（笑）自分のやってしまったことを反省してなつのことをトヨに相談にきた泰樹はやっぱり優しい人だと思いました。はずみで勝手に出て行けとは言ったもののなつのことが心配なんですね。
参考：
【なつぞら】泰樹と雪月のとよの掛け合いが名物！とよの人柄がわかるシーンもまとめました
なつは天陽に言ったことを思い出して後悔する
なつは絵を描きながら、「そんなに応援しないでよ」と言ってしまった天陽との会話を思い出していた。そして自分が馬鹿だと言う。
（回想）
なっちゃんは自分の信じたことをやればいい
天陽君・・そんなに応援しないでよ！
さよなら
ああ！
何！？
夕見、私はバカだ…
知ってる
感想
私はバカだと言うなつに知ってると返すところが夕見子らしくて好きです。なつは漫画映画をやりたい気持ちと、天陽が好きだから離れるのは寂しいという気持ちで揺れ動いてたのかもしれませんね。その自分の気持ちに対する反省でしょうか。
天陽はなつの自然な気持ちに逆らわない
照男が天陽の家に来て、なつに思いを伝えたのかと聞く。天陽はなつがこの土地からいなくなると前から思っていたと言い、自然には逆らえないと言った。そして、なつが決めたことを守ると言う。
（照男が天陽の家に入ってくる）
照男さん…
なつと話したか？
なつが東京に行ってもいいのか！
俺にどうすることができるんですか？
どうするって…どうしたいんだ？
俺ず～っと思ってたんです
何を？
なっちゃんはいつかこの土地からいなくなるって
なっちゃんにとってはそれが自然なことだろって、自然には逆らえんでしょ
だから諦めんのか？
俺はここで生きるって決めたから子どもの頃に…
昔なっちゃんが俺にしてくれたようになっちゃんが決めたことを俺は守ります
感想
天陽の言い分もそのとおりだし立派なんだけど、やっぱり告白だけはしなくちゃだめでしょ。なつもそれを待ってるんだから。自分が告白したら東京行きを諦めるだろうって決めつけるところがイケメンの悪い癖なんでしょうね。
なつが東京に行く理由は兄弟のことではない
泰樹が雪月から帰ってきた。富士子はなつが東京に行きたいのは兄弟のことではなく、やりたいことがあるからかもしれないと告げる。酪農と関係ないことなので、家族には言えなかったのではないかと言った。
あれどこ行ってたの？
え…どこでもいいべ
父さんちょっと…
えっ何だ？
なつがね、東京に行きたいって言いだしたのはさ…
何だ？
お兄さんと妹のこととは別に、ほかの訳があるのかも
ほかの訳？
なつには東京でしたいことがあるのかもしれんわ
何だ？したいことって
あの子の口から聞いたわけじゃないから
はっきりとは言えんけど、そんな気がするんだわ
だったら何でそれを言わんのだ？
悪いと思ってるからでしょう。私らに
酪農とも農業高校とも関係ないことだからね
言いだせないのさ、ここで働いて、何年かしたら行きたいって言ったのは
そういうことなんでないかい？
感想
富士子、漫画映画やアニメーターという言葉は出しませんでしたね。具体的にはなつ本人に言わせるつもりでしょうか。
泰樹と富士子の会話をもっと見たい方はこちら！
【なつぞら】泰樹(草刈正雄)と富士子(松嶋菜々子)の親子関係が面白い！二人のシーンをまとめました
弥市郎と砂良が熊の置物を持ってきた
照男が弥市郎の家で食べた牛乳の鍋を作ったが夕見子は嫌がる。そこに弥市郎と砂良がやってくる。牛乳のお礼にと熊の置物を持ってきた。照男は砂良が来たことで照れる。なつはまた森に行ってもいいかと聞き、弥市郎と砂良はいつでも来いと言った。
（照男が鍋を運んでくる）
よいしょ…
何？これ
兄ちゃんが作ったの
牛乳の鍋だ
うえっ！
何してんの！
うめえから食ってみれや
やだ
これ、照男兄ちゃんが考えたの？
まあな、牛乳とみそが合うんだわ
いらない
はあ？
タ見子、なつは？
あまだ部屋で落書きしてる
ねえほかにないの？
(戸が開く音)
おばんでした
あっ誰か来た、誰だろ？
阿川です
あっ弥市郎さんだ！
おばんです
どうぞ
おばんです
弥市郎さん！砂良さん！
（なつが来る）
この前はどうもありがとうございました！
おう元気かい？しっかりした子ども
やめて下さい
父さん母さんじいちゃん、この人らが私を助けてくれたの
牛乳のお礼に寄りました
牛乳？
お礼なんてなんも、あれはこっちのお礼ですから
お礼に行ってくれたの？
当たり前でしょ
お返しといっちゃなんだが、これを受け取って下さい
（熊が鮭を加えた置物を出す）
わあなんて立派な！
熊がラブレターくわえてる！
バカ！何言ってんだお前失礼だべ
ん？何で兄ちゃんがてれてんのさ
てれてねえべよ
それじゃこれで
あ…それじゃこっちのお礼になりませんよ
ちょっと待って下さい
飯でも食ってけや
いや…夜中に失礼しました
お邪魔しました
弥市郎さん…また森へ行ってもいいですか？
ああ、いつでも来い
森は誰のもんでもねえからな
いつでも待ってるからね
はい（照男が返事をする）
ん？何で兄ちゃんが返事してんの？
兄としてだべ
えっ？
ん？
あれうまいわ！
だべ
おいしい！
うまい
照男と砂良が気になった方はこちら！
【なつぞら】照男と砂良が結婚！なれそめやプロポーズとその後をまとめました
感想
味噌と牛乳のレシピ、クックパッドで調べるとけっこうありました。私も照男の作ってたような鍋作ってみようかな。それにしても砂良が来たときの照男の嬉しそうな顔は完全に惚れてますね。まわりもその様子に気がついているみたいだし、照男の結婚も近いかもしれませんね。
泰樹がなつの東京行きを認める
泰樹がなつに東京に行くように言った。雪月に頼んでおいたことを伝える。なつは家族ではいられないのかと聞くと、いつでも戻ってきてよいと泰樹は答えた。ただ、東京で幸せになることも立派な親孝行だと言った。
なつ
はい
お前のことは雪月に頼んどいた
えっ？
雪次郎と一緒に東京へ行けばいい
お義父さん、何ですか？急に
じいちゃん…私はもうじいちゃんと家族ではいられんの？
いつでも戻ってくりゃいい、ここがお前のうちじゃ、それは変わらん
先に東京の用事を済ませてこい
じいちゃん…
したけどお前がもし東京で幸せになるなら…それも立派な親孝行じゃ
それを忘れんな、絶対にそれを忘れるな
感想
泰樹、広くて大きな心をもった大樹のような人ですね。泰樹の話に笑顔で頷く剛男と富士子も優しい両親です。さてなつはこの優しさをどう受け止めるか。複雑な表情をしていましたね。
なつは泰樹を裏切ったと思っていた
なつは帯広の雪月に向かった。トヨに会うとなつは倒れこむようにトヨにもたれかかる。泰樹を裏切ってしまった、自分はずるいと言った。
（なつは電車に乗っている）
なつよどうした？浮かない顔して
お前の魂は今どこにある
抜けちゃったのか？
（雪月に入る）
あ、なっちゃん
トヨばあちゃん
あっ東京のことかい？柴田のじいさんから…
ばあちゃん！
おっとっと！
どしたの？
私はずるい…
ずるい？
じいちゃんを…裏切ってしまった
感想
泰樹の優しさがしみたみたいですね。そして困ったときは泰樹同様、雪月のトヨに相談に行くんですね。
今日の名シーン
照男の作った牛乳入りの鍋を食べながら泰樹がなつに、先に東京での用事を済ませてこい。いつでも戻ってくりゃいいと言ったシーンを選びました。
今日の名台詞
「いつでも戻ってくりゃいい。ここがお前のうちじゃ。それは変わらん。先に東京の用事を済ませてこい。したけどお前がもし東京で幸せになるなら、それも立派な親孝行じゃ。それを忘れんな。絶対にそれを忘れるな」
なつが東京に行くことを許した泰樹。家族でいられなくなることを心配したなつに泰樹が言った言葉。
次回の見どころ
雪月のトヨはなつになんてアドバイスをするのか。そして照男と砂良に進展はあるのか。楽しみですね！