なつぞら第122話のあらすじと感想(2019年8月20日放送)
なつぞら第122話のあらすじと感想(2019年8月20日放送)
第19週「なつよ、新しい命を迎えよ」の第122話。
日本に帰ってきた麻子(貫地谷しほり)との再会を喜ぶなつ(広瀬すず)と坂場(中川大志)。アニメ製作会社を立ち上げた麻子は再び一緒にアニメを作らないかと持ちかけ…
第122話の主な登場人物
- 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
- 下山克己(川島 明)…アニメーター
- 大沢麻子(貫地谷しほり)…アニメーター・セカンド
- 三村 茜(渡辺麻友)…新人アニメーター
- 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
なつぞら第122話のあらすじ
麻子は会社を興し、そこには下山も参加する。そして、坂場にも演出家として参加してほしいと言った。なつも誘いたかったが、会社を辞めるわけにはいかないことを麻子は知っていた。
こんないい話はないとなつは言うが、坂場は子育てとなつの仕事を心配していた。
なつは茜から、坂場が茜の家に来て子育てを教わっていたと聞く。そのころ、坂場はマコプロダクションに行き、麻子と下山と会い、一年後に働くと決めた。
坂場はなつに話し、1年ぐらいすれば保育園に預けられるかもしれないことまで調べていた坂場に、気を遣わせてごめんと謝った。
麻子がマコプロダクションに坂場を誘った
麻子は「麻子プロダクション」という会社を興したと言い、下山も参加することになり、坂場のことも演出家として参加しないかと誘った。なつのことも誘いたかったが、なつが会社を辞められないことを麻子は知っていた。坂場は子育てのこともあるので答えは出せなかった。
(麻子)それで今日はイッキュウさんを誘いに来たの
(坂場)えっ?
(なつ)誘いに?
(麻子)イッキュウさん、またアニメーションを作る気はない?
(なつ)あります!また作りたいと思ってます
(麻子)そうなの?
(坂場)はい…それはどういうことでしょうか?
(麻子)実は会社を興したのよ
(坂場)会社を?
(麻子)そう、アニメーションを製作する会社。といってもまだ小さな会社なんだけど。それに下山さんも参加してくれることになったから。今うちで動き出してるテレビ漫画の企画に乗ってくれてね。それにイッキュウさんにも参加してもらいたいと思ってるの。もちろん演出家として。イッキュウさんが来てくれたら心強いわ。ただしあの漫画映画のように凝ったことはできないわよ。あくまでテレビ漫画が中心なんだから、あまり画を動かさないことが今はかっこいいの。それでもよかったら、一緒にやらない?また
(なつ)どうして黙ってるの?よかったじゃない!マコさんとまた一緒にアニメーションが作れるなんて…こんないい話ないでしょ!
(坂場)君はどうなるんだ。僕が働きに出てしまったら君はどうやって働くんだ?
(なつ)そんなことは後から一緒に考えればいいでししょ
(坂場)いや、生まれてから考えたってもう遅いんだよ
(なつ)そうだけど…
(坂場)のんきに喜んでる場合じゃないだろ
(なつ)それでも…
(麻子)なっちゃんは今の会社辞めるわけにはいかないんでしょ?
(なつ)はい…それは…いきません
(麻子)本当はあなたのことも誘いたかったのよ
(なつ)マコさん…
(麻子)誰よりも真っ先に誘いたかった。私はね、とうとう子どもはできなかったわ。それで旦那と相談して自由に好きなことをしようって決めたの
(なつ)別れちゃったんですか?
(麻子)くっついてるわよ、円満に
(なつ)あ…すいません
(麻子)それで会社の名前はマコプロダクションにしたの
(なつ)マコプロダクション?
(麻子が名刺を渡す)
(麻子)名前は旧姓のままです。よろしく
(なつ)へえ~マコプロか…いいですね、ハハハ
(麻子)そこはね、女性のアニメーターが母親になっても安心して働ける場所にしたいと思ってるの
(なつ)母親が?
(麻子)だからいつかそういう時が来たらいつでも来てちょうだいよ。まあまだ会社があればの話だけど
(なつ)うれしいです
(麻子)イッキュさんも現実的なことも考えて、できると思ったら来てちょうだい
(坂場)ありがとうございます。本当に光栄です
(麻子)変わったわね、イッキュウさん
(坂場)えっ?
(なつ)そうですか?
(麻子)だって物分かりがいいんだもの
(坂場)ハッ…何ですかそれは
(麻子)だけど、イッキュウさんらしさを失ってほしくもないけど、私としては
(なつ)予算と締め切りを守らなくてもいいってことですか?
(麻子)そういうことじゃないでしょ!
(なつ)冗談です
(麻子)もう…
感想
この麻子の会社、マコプロダクションがジブリになるのでしょうか。坂場もずっと漫画映画の仕事ができずにいたのですから、やっぱりこういう時は人脈が大事ですね。麻子と坂場はぶつかることも多かったけど大丈夫でしょうか。茜が入るならわかるけど、下山も辞めることにしたようです。麻子がそれで坂場だけを誘いに来たとしたら鬼ですけど、そこはちゃんとなつのことも誘いたかったと言って安心しました。
坂場は迷っていた
なつは坂場に麻子の会社の仕事をやるのか尋ねる。なつは諦めてほしくないと言うが、坂場は今の仕事をちゃんとやることと、なつが子どもを産むことが一番大事と話す。
(なつ)マコさんの仕事やってみたいと思わないの?
(坂場)その話は今考えなくてもいいじゃないか
(なつ)どうして?やりたいなら私のために諦めてほしくないな
(坂場)君のためじゃないだろ。僕たちの子どものためだ
(なつ)そう言ってくれるのはすごくありがたいんだけど、それであなたがどんどん変わってしまうのは、私は嫌だな
(坂場)ならどうしろと言うんだ?昔みたいに自分のことだけ考えるとでも言うのか?
(なつ)一緒に考えるって言ったでしょ。一緒に考えようって、2人にとって一番いい方法を
(坂場)とにかく今は…今もらってる仕事をちゃんとやらなくちゃならない。君はちゃんと産まなくちゃならない。それが一番大事なことだ
(なつ)うん…
(坂場)うん
感想
なつの無鉄砲さが出ました。作画監督も何も考えずに、坂場にも相談せずに決めてしまったし、産んでしまってからじゃ遅いというのは坂場の言うとおりだと思います。ただ、なつの気持ちもわかりますよね。自分のせいで坂場が自分のやりたいことを我慢したら、後で後悔させてしまうかもしれないし、自分が責められるかもしれません。麻子の坂場が変わったという話でなつも何か感じたのかもしれませんね。
坂場は茜に子育てを教えてもらっていた
なつは茜の家に来ていた。茜は1歳ぐらいにならないと預かってもらうのは難しいと言う。そして、坂場が茜の家に来て、赤ちゃんの世話を教えてもらっていたことをなつは知った。茜は坂場は我慢しているだけでなく、赤ちゃんが産まれてくるのを待ちわびているのだと言った。
(茜)赤ちゃんを預けるの?
(なつ)うん…それしかないと思って。イッキュウさんは働きに行きたいんだもん、本当は。それを我慢してるのが分かるの
(茜)なっちゃんは本当にそれでいいの?困らないの?
(なつ)やっぱり子どもを預けるのは大変なんですか?
(茜)うん…もう大変よ。0歳児を預けられる所を見つけるなんて奇跡に近いかもね。せめて1歳ぐらいにはならないと、預かってくれる所は本当に少ないと思う
(なつ)1年か…でもイッキュウさんにもやっぱり夢を諦めてほしくないんです
(茜)イッキュウさんはただ諦めてるだけじゃないと思うわよ
(なつ)えっ?
(茜)実はイッキュウさん、なっちゃんが昼間働いてる間、ここに何度も来てるのよ
(なつ)ここに?
(茜)子育てのことを教えてくれって
(なつ)茜さんに?
(茜)明子のオムツを取り替えてくれたりミルクの作り方を覚えたり、あっそれにオムツの縫い方まで覚えたのよ
(なつ)あの人がそんなことまで…
(茜)恥ずかしいからなっちゃんにはないしょにしてくれって言われてたけど…楽しそうに見えたな。待ちわびてるのよ、子どもが生まれてくること
感想
保育園に預けられなくて仕事ができないという事情はこの時代からずっと変わらないってことですか…。この時代は産休だけでなく育休というのはなかったのでしょうか。坂場は本当に偉いですね。今と違ってオムツを縫わなければいけない時代で大変そうです。でも茜が言うように、子どもがもうすぐ産まれることがうれしいし、男でも赤ちゃんの世話ができることをうれしく思っている部分もあるんじゃないかと思います。
坂場がマコプロダクションに行く
坂場がマコプロダクションに来た。そこには下山もいて、企画の打ち合わせをしていた。麻子は少数精鋭で動画と仕上げは外注するが、その方がやりたいことができると言った。
(坂場が麻子の会社を訪ねる)
(麻子)イッキュウさん!
(下山)おい!
(麻子)アッハハハ…よく来てくれたわね
(坂場)下山さんはもうここに移ったんですか?
(下山)いや、まだだよ。でも東洋動画には話してあるんだ。別に引き止められやしなかったから円満退社だ
(坂場)そうですか
(下山)うん、なんとかしてここを日本のアニメーションの新天地にしてやるよ
(坂場)新天地か
(麻子)散らかってて驚いたでしょ?まだ作画作業には入ってないんだけど、下山さんと企画の打ち合わせをしていたところよ。これ
(麻子が資料を坂場に渡す)
(麻子)ここで少数精鋭でやっていこうと思ってる。動画と仕上げは更に下請けに外注したりもしなきゃいけないけど、だからこそ好きなものが作れると思ってる
(下山)うん。イッキュウさんも是非ここで一緒にやろうよ
(坂場)そうですね…面白そうですね
感想
この日は日曜日なのか、なつも下山も会社に行っていないのが気になりました。麻子が企画書のようなものを渡しましたが、ああいうのを見ると現場を思い出してしまって、坂場もやりたくなると思います。麻子の作戦だったと思います。麻子はいいけど、下山は奥さんと赤ちゃんがいて、大企業からマコプロダクションに来たんだから、けっこう大胆な決断をしましたよね。
坂場は一年後にマコプロダクションで働くことに
なつが帰ってくると坂場はオムツを縫っていた。坂場はマコプロダクションに1年後から働くと言った。保育園も見つかりやすくなると説明した。そこまで考えていた坂場になつは感謝した。坂場も喜んだ。
(なつが帰ってくる)
(なつ)ただいま
(坂場)あっお帰り
(なつ)あ…遅くなってごめんね
(坂場)お疲れさま
(なつ)あ…もしかしてオムツ縫ってるの?
(坂場)うん…ちょっとずつね。本で縫い方覚えたから。ちょっと待って、ここまでやったらすぐごはんの用意するから
(なつ)私も手伝う!よいしょ…縫い方教えてよ
(坂場)いいよ、疲れてるのに
(なつ)大丈夫。ああ…ふ~んなるほど。それをこう縫えばいいのか
(坂場)実は今日…行ってきたんだ
(なつ)どこに?
(坂場)マコさんの会社だ。それで君に相談せず悪いと思ったけど…決めてきた
(なつ)マコさんのところで働くことに?
(坂場)うん…
(なつ)あ…そうなんだ
(坂場)ただし、1年は待ってもらうことにした
(なつ)1年?
(坂場)子どもが生まれてから1年ぐらいたてば、預けられる保育園も見つかるかもしれない。生まれたばかりの赤ん坊を預けるのはやはり難しいと思うんだ。それまでは僕が家にいることにするよ。だけど僕にもまだ君が言うようにアニメーションに挑戦したいという気持ちはあるんだ。だからそれまで待ってもらうことにした
(なつ)そこまで考えてくれてたんだね。調べてくれたんだね。ありがとう
(坂場)それじゃ…いいのか?
(なつ)それはこっちのセリフだよ…ごめんね…イッキュウさんにいろいろ気を遣わせたよね。ごめんね
(坂場)何を言ってるんだ。全部それも覚悟して結婚したんじゃないか
(なつ)うん…そうだね
(坂場)よかった
なつよ、イッキュウさんがうれしそうでよかったな
感想
坂場はかなりなつに気を使いますよね。「それじゃ…いいのか?」なんてなつに言わなくていいと思うけど。この前の二人のシーンでは、坂場は少しイライラしているような感じでしたから、最後は笑って終わってよかったと思いました。なつにはこういう計画的な旦那が必要だと思います。なつもマコプロダクションに行きたくなるんでしょうね、そのうち。
今日の名シーン
本当はなつを真っ先に誘いたかったと麻子が言ったシーン。
今日の名台詞
「生まれてから考えたってもう遅いんだよ。のんきに喜んでる場合じゃないだろ」
麻子の会社で働けばいいというなつに坂場が言った言葉。
次回の見どころ
なつの出産が近づいています。男の子か女の子か、名前も気になります。
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