なつぞら第61話のあらすじと感想(2019年6月10日放送)

2019-06-21

なつぞら第61話のあらすじと感想(2019年6月10日放送)

第11週「なつよ、アニメーターは君だ」の第61話。

なつ(広瀬すず)たちは、ついに「白蛇姫」を完成させる。なつが風車に帰ると、そこには新婚旅行で東京を訪れていた照男(清原翔)と砂良(北乃きい)の姿があった…。

第61話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
  • 岸川亜矢美(山口智子)…おでん屋「風車」
  • 仲 努(井浦 新)…アニメーター
  • 下山克己(川島 明)…アニメーター
  • 森田桃代(伊原六花)…彩色担当
なつぞら登場人物

なつぞら第61話のあらすじ

春になり白蛇姫の仕上作業が終わった頃、北海道から結婚した照男と砂良が東京に来た。照男と咲太郎がはじめて会って挨拶した。

照男と砂良は、泰樹と3人で作ったバター、天陽からのジャガイモ、弥市郎からの熊の置物を持ってきた。天陽はなつの恋人だと、砂良が亜矢美に説明するとなつは否定した。

なつはまだアニメータにはなっていないと言い、自分は好きな仕事を頑張って必ず夢をかなえてみせると富士子に伝えてほしいと砂良に頼んだ。

なつは風車を出た二人にお土産の手袋を渡した。家族の一人一人の似顔絵が描いてあった。3人が月を見上げると、同じころ泰樹も北海道で月を見ていた。

白蛇姫の仕上作業が追い込みの時期

春になったころ、白蛇姫の仕上の作業は追い込みでなつたちは残業が続いた。富子が指示を出し、あくびをするなつに注意した。作画課の仲や下山も仕上作業を手伝った。なつはモモッチとタメ口で話すようになり、モモッチの服装もなつに近いものになっていた。

はい昭和32年の春になりました

「白蛇姫」の仕上げ作業は追い込みに入っています

(富子が歩き回りながら指示を出す)

小川さんここ目が色抜けしてる

まだそこやってるの?

なつが仕上課に入って5か月

初めて関わったこの作品は

遅れに遅れていた作画の作業がやっと全部終わり

あとは仕上げを間に合わせるのみ

なつたちは残業の日々が続きました

(イライラした富子がなつに注意する)

何?あなたもあくびが出るの?

あなたの場合は仕事が遅いから出るんじゃないの!

えっすいません!

あくびを注意されたんじゃないのよ

仕事が遅いって言われたのよ

分かってるってそんなこと

それからお気付きでしょうか…

なつが桃代さんにタメ口になっているのと

桃代さんのファッションが何となくなつに近づいていることに

(作画課の社員が入ってくる)

さあ僕たちも手伝いますよ!

何でも言って下さ~い!

仲さん…!

作画を終えたアニメーターたちも仕上げを手伝いに来ました

(モモッチがなつに話す)

ガールフレンドを見つけるのが目的なのよ

えっそなの?

うん

あっ仲さんまで!

仲さんは人気があるもの

みんな仲さんみたいになりたいのよ、動画の人は

本当だ…

でも何で私らには寄ってこないんだろう?

変わってるって思われてるからじゃないの

(お互いの服装を見る)

ああ…

みんな締め切りすぐだから急いで!お願いします!

はい

袖の中色抜けしてたやり直し!

ごめんなさい…

なつの道はまだまだこれから

始まったばかりです

感想

早くもモモッチとの上下関係がなくなりましたね。それどころか、なつの方が先輩に見えたのはなぜでしょうか。仲良くなるのは良いことかもしれないけど、タメ口を使ったり馴れ合いになってしまうと仕事がグダグダになることもあるので、私はあまり良い感じを受けませんでした。富子だってそんな、なつとモモッチのことをあまり良く思ってないはずです。そしてモモッチはなつのせいで婚期を逃しそうな予感。

 森田桃代が気になった方はこちら!
 【なつぞら】モモッチこと森田桃代(伊原六花さん)となつの会話をまとめました

白蛇姫の彩色作業が終わる

富子が最後の一枚をチェックしたOKを出す。6万千枚もの彩色がすべて終わった。一本の漫画映画に6万5千枚ものセル画を使うことになつは驚く。

そしてどんな仕事にも終わりはやってきます

(富子が最後の一枚をチェックする)

はい…オッケーです

皆さん、お疲れさまでした!

動画総枚数6万5298枚全てのトレース彩色が終わりました!

本当にご苦労さまでした!

(拍手と歓声)

6万5000…1本の映画に…

このあとはセル画と背景を合わせて撮影し編集され

セリフの声や音楽と重ね合わせ

ようやく漫画映画は完成するのです

感想

残業続きでみんなヘトヘトなはずですが、疲れてる感が出てる人が1人もいなかったのが不思議でした。特になつとモモッチなんて顔が全然元気。しかも最後の1枚のチェックを皆で見守るとき、なつとモモッチは堂々と一番良い場所をキープするなど、まだまだ新人のくせにずうずうしさが全面にでてました。

石井富子が気になった方はこちら!
【なつぞら】石井富子(梅舟惟永さん)がなつの厳しい上司。富子の出演シーンをまとめました

咲太郎と照男、二人のお兄ちゃん

なつが風車に帰ると結婚したばかりの照男と砂良が北海道から来ていた。

ただいま!

あっお帰りなさい

お帰り!

お帰んなさい!

もう来てたの?

今着いたとこだ

照男兄ちゃん、砂良さん、結婚おめでとう!

私は本当にうれしい!

ありがとう

ありがとうはこっちさ

こんな照男兄ちゃんなんかと結婚してくれてありがとね、砂良さん

おかしいべやその喜び方は

えっ?ハハ

結婚式行けなくてごめんね、仕事が一番忙しい時で

いいんだ畑仕事が忙しくなる前にって式を急いだ俺が悪いんだ

次の冬まで待てなかったの?

う~ん待てなかったな

お前も言ってたべ善は急げって

そんなこと言ったっけ?

うん

逃げられるって思っただけっしょ?

うるさい!

柴田牧場は変わりない?みんな元気?

向こうは何も変わらん

そう…

感想

照男がなつに向けた笑顔が優しくて、なつが北海道に来たての頃、泰樹と仲良くなっていくなつに嫉妬をしていた照男も成長したなぁとしみじみ思いました。砂良も山奥に住んでいたときより垢抜けていたので、東京に出てきたらもっとかわいくなるのに残念です。

照男と砂良の結婚を祝う柴田家

柴田家で照男と砂良の結婚を祝った。剛男は砂良の父の弥市郎が反対していなかったかと尋ねた。砂良は自由に生きろと言われていたと言う。これからも弥市郎の彫刻を手伝いに行ってもよいかと聞くと富士子と剛男はもちろんと答えた。泰樹はバターを作り、東京に行ったときに3人で作ったバターだとなつに渡して欲しいと砂良に頼んだ。

どうぞよろしくお願いします

やったな照男君!

おやっさん、これで柴田牧場は安泰だべさ

うん…

あ~私も見たかったな、ラブレター熊

よし菊介さんが今度明美ちゃんの熊になってやるべ

菊介さんのシャケは別にいらん

何でよ

弥市郎さんも反対してないんかい?

砂良さんは弥市郎さんの仕事には欠かせないべさ?

私が勝手に彫刻を手伝ってただけですから

父はずっと私の好きなように生きろと言っていました

彫刻は続けたいんですが…

時々父を手伝いに行ってもいですか?

それはもちろん

うちに来たって好きに生きてくれるのが一番だ

照男を選んでくれたことが何よりうれしいんだから

(泰樹がバターチャーンを回す)

砂良さん

はい

なつに会ったら…

このバターは砂良さんと3人で作ったもんだと言って

渡してやってくれるかい?

3人で?

なつの夢を砂良さんが受け継いでくれたら

何よりあいつがほっとするべ

感想

夕見子が座っていた席に照男、なつが座っていた席に砂良が座っていて、なんだかもうなつと夕見子が帰ってきても座るところは無いのかぁと思ってしまい、寂しい気持ちになりました。砂良、彫刻を続けたいんですね。それは知らなかった。でも、酪農家の嫁になると決めたんだから、しっかり柴田牧場で働いてもらわないと困ると思うのですが。。。富士子だって子育てが一段落したら牛の世話を忙しくやってましたもんね。砂良さん、彫刻をやってるお父さんの手伝いになんて行く暇は無いのよ。「照男を選んでくれたことがうれしいんだから、好きに生きていい」なんていう言葉真に受けちゃだめ!

照男と砂良の結婚までの道のりが気になった方はこちら!
【なつぞら】照男と砂良が結婚!なれそめやプロポーズとその後をまとめました

照男と咲太郎が挨拶する

なつは砂良が持ってきたバターの香りを懐かしいと言った。照男は天陽から預かったジャガイモを出す。砂良が天陽はなつの恋人だと言うとなつは否定して目標とする人だと言った。弥市郎からの熊の置物もあった。そこに咲太郎が帰り、照男と咲太郎はお互いに挨拶した。

3人で…あ~懐かしい

ん?ん?う~んうん

それからこれは天陽からだ

えっ?

なつのお兄さんにも食べてもらいたいって

テンヨー君っていうのは?ん?

あ…なっちゃんの恋人です

恋人?

いやそんなんじゃないですってば!

分かりやすいてれ方

いやあの天陽君は、私の何て言うか目標とする人です

目標ってのは結婚かい?

違います、仕事が目標、あれ?それも違うか

話を変えようか?

砂良さんのせいでしょや!

テンヨー君っていうの

いや違います

それからうちの父さんから

えっ弥市郎さんからも!?

うん、ジャン!

出た~!木彫りの熊!

熊ちゃん…こういう顔してる…

(咲太郎が入ってくる)

おっ出たこっちも!

あっ

お帰り

お帰んなさい

ただいま…

お兄ちゃん、北海道の照男兄ちゃん

今日来るって言ってたしょ

おう!いらっしゃい

初めまして、あの…照男です

なつがいつもお世話になってます

あっ咲太郎です

こちらこそなつがお世話になってます

お二人さん、いい挨拶だ

何言ってんだ、しょうがねえだろ

しょうがねえべさ

まあゆっくりしてってよ

みんなでおでん食べましょうよ

(咲太郎がじゃがバタを食べる)

うん、うまいなこれ!

でしょ!

すごいおいしい

おでんもおいしいです

そう…

たんと食べてね、売るほどあるんだからさ

さあさあ、お兄さん飲んで飲んで!

はい

まあ

お兄さんも飲んで下さい

いやいや、つがして下さいよ

いいから、いいから、ね

いいですか?

はいはい

お兄さんは劇団やってるんですか?

はいそうです、あれです

今稽古中でもうじき公演が始まります

「人形の家」ですか

おっ見に来る?結婚の話だよ

いえ…すぐ帰っちゃうんで

牛の家に?

乾杯

乾杯

おめでとう

ありがとうございます

何か座高がおんなじようだね

感想

なつは天陽のことを恋人と言われて照れていましたね。ということはまだ好きなのかな?だったらその気持を伝えないと!!でも、もう天陽はなつのことを諦めようと涙を流して自分の気持ちを整理してしまったし、なつがいまさら好きだと言ってももう遅いのかな。ふたりの心はすれ違い続けますね。なつは恋愛より仕事を選んだと解釈したらよいのでしょうか。照男と咲太郎はすんなり打ち解けましたね。せっかく北海道から東京に出てきたんだから、もっと照男と咲太郎で語り合うシーンが欲しかったです。なつの北海道での様子とか照男が見てきたなつを咲太郎に話すシーンがあったら感動したと思います。

なつはまだアニメーターにはなっていないと言う

照男と砂良がなつの部屋に来た。照男がなつの描いた絵を見て、これがアニメーターの仕事かと言ったが、なつはまだアニメーターにはなっていないと言った。砂良が富士子にはどう伝えるかと聞くと、なつは大丈夫だと伝えてほしいと言った。なつはまだ妹の千遥とは会っていないと寂しそうに言った。

うわ~すごい洋服!

これ全部亜矢美さんの

へえ~

私も貸してもらってんのさ

頑張ってんな

これがアニメーターの仕事か?

いや違う、私はまだアニメーターにはなってない

なれるかどうかもまだ…

全然ダメなの下手くそで

だから頑張ってるんでしょ?

うん、そだけど…

お義母さんには何て言う?

お母さん?

柴田のお義母さん

母さんには私は大丈夫って伝えて

好きな仕事を頑張って必ず夢をかなえてみせるって

わかった

うん

亜矢美さんともうまくいってるみたいだしな

うんうまくというか…すごく助けられてる

人に助けてもらってばっかだわ、私は

家族が増えていくみたいでいいじゃない

でも…大事な家族にまだ一人会えてないんだわ

妹か?

あ…千遥ちゃんだっけ?

うん

5歳の時に預けた先の親戚がどっかに引っ越しちゃってて

捜せないの?

お兄ちゃんが昔のことはとっくに忘れて

今は幸せに暮らしてるだろうから邪魔するなって

感想

なつの部屋に照男と砂良を招いたとき、照男には、なつが壁に貼っている自分の家族の絵と北海道の家族の写真を見て微笑んで欲しかったです。でもなつと亜矢美との仲を気にしていてくれたのがお兄ちゃんらしいなぁと思いました。咲太郎に関する感想が照男から聞かれなかったのが気になりました。

帰る照男と砂良になつはお土産を渡す

照男と砂良は帰りがけに亜矢美にお礼を言った。咲太郎には北海道に来てくださいと伝えた。

咲太郎は幸せにと言う。店の外まで送ったなつは二人にお土産を渡す。中身は手袋だと言った。包みには一人一人の似顔絵が描いてあった。3人は月を見た。同じころ、泰樹も北海道で月を見ていた。

(店で亜矢美と咲太郎が話す)

すまなかったな、気を遣わせて

いい兄貴になったね、咲太郎

よせよ…

(照男と砂良が帰ろうとする)

あらあら、ちょっと飲みましょうか?また、ね…

お邪魔しました

あらもうお帰り?

これからもなつをどうかよろしくお願いします

大丈夫こっちにも、ほら兄貴がついてるから

お兄さん

お兄さんもどうか北海道に来て下さい

いつでも待ってますから

ありがとう…幸せにな

ありがとうございます、ごちそうさまでした

いえいえ…

ありがとうございました、また来て下さいね

お気を付けてね

さようなら!

さようなら

お幸せに!またね~!

ありがとうございます

(亜矢美が投げキッスする)

何やってんだ母ちゃん

ハハハ…

照男兄ちゃんこれ荷物になるけど、みんなに持ってって

(なつがお土産を渡す)

お土産か?

新宿のデパートで買った手袋、みんなに渡して

あっかわいい!

照男兄ちゃんと砂良さんのもあるから

ありがとう

ありがとう

砂良さん幸せになってね、絶対幸せになってね

心配すんなそれは、俺がついてんだ

頼むぞ、照男兄ちゃん

任せとけって

ハハハ…

これからは私も待ってるからね、家族と一緒に

うん、ありがとう

じゃあな

うん

じゃあね

あっきれいなお月さん

(3人で月を見る)

(北海道では泰樹も月を見ていた)

なつは久しぶりに北海道の風を吸い込んだ気がしました。

よし、頑張ろう

その夜もなつは遅くまでアニメーターになる練習を続けました

なつよ、みんな家族の幸せを祈っているぞ

感想

雪之助と雪次郎の前で「北海道なんか行かねぇ!」と怒っていた咲太郎ですが、今回は照男の「北海道にも来てください」に対して「ありがとう」と素直に言うことができましたね。本当にここ数ヶ月で成長しました。新宿のデパートで買った手袋を柴田家のみんなが受け取って、なつのことを思い出し喜んでいるシーンが是非見たいと思いました。これを機になつは東京の珍しいものとかを時々北海道の家族にプレゼントして恩返しをしていったら良いと思います。実は天陽の分の手袋も入ってたら。。。と勝手にドキドキしてしまいました。

今日の名シーン

なつの二人の兄である咲太郎と照男がお互いにお世話になっていますと言ったシーン。咲太郎も背が大きいけど、照男も負けてませんでした。

今日の名台詞

「うちに来たって好きに生きてくれるのが一番だ。照男を選んでくれたことが何よりうれしいんだから」

照男を結婚して柴田家に入る砂良に義父となる剛男が言った言葉。こんなやさしいお義父さんで砂良もよかったですね。

次回の見どころ

白蛇姫の仕上げの仕事も終わったし、照男と砂良も帰ったし、次回はどうなるんでしょうか。妹の千遥の話が出たのでそっちの話になるのかもしれません。

なつぞら

Posted by popi