なつぞら第115話のあらすじと感想(2019年8月12日放送)

2019-08-13

なつぞら第115話のあらすじと感想(2019年8月12日放送)

第18週「なつよ、笑って母になれ」の第115話。

なつ(広瀬すず)が東洋動画で働き、坂場(中川大志)が翻訳の仕事をしながら家事を行う新婚生活が始まった。茜(渡辺麻友)から子供ができた時のことを聞いたなつは…。

第115話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
  • 岸川亜矢美(山口智子)…おでん屋「風車」
  • 前島光子(比嘉愛未)…川村屋オーナー
  • 野上健也(近藤芳正)…川村屋ギャルソン
  • 三村 茜(渡辺麻友)…新人アニメーター
  • 森田桃代(伊原六花)…彩色担当
  • 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
  • 茂木一貞(リリー・フランキー)…書店「角筈屋(つのはずや)」社長
なつぞら登場人物

なつぞら第115話のあらすじ

結婚したなつと坂場は二人で暮らし、坂場は家で家事をしながら翻訳の仕事もしていた。

なつと一緒にテレビ漫画の原画を描く茜は妊娠していたが、なつはまだ子どものことは考えていなかった。

咲太郎は野上から、ビルを建てるために風車が立ち退きとなる話を聞く。川村屋もビルを建てると言う。野上は、咲太郎と川村屋のマダムの関係を知っていて、これを機にけじめをつけたらどうかと言う。

亜矢美は咲太郎に頼る気はなかったが、咲太郎はなつの家に来て、自分を頼ってもらえるようにけじめをつけたいと話す。けじめとは川村屋のマダムと結婚することだった。

結婚して坂場が家事をこなす

結婚したなつと坂場は二人で暮らしていた。なつはアニメーターの仕事を続け、坂場は家事をしていた。なつのために朝食とお弁当を坂場は作った。

季節はまた夏になりました

2人は西荻窪という町に家を借りて住んでいます

(なつが洗濯物を干す)

(坂場)早く食べないと遅れるよ、あとはやっておくから

(なつ)うん、もう終わる

(なつが食卓に来る)

(なつ)あ~おいしそう。頂きます!

どうですか、あの不器用なイッキュウさんがこんなに器用に朝食を作れるのです

(坂場)はい、これ弁当

(なつ)ありがとう

(なつ)ねえ、また指切ったの?

(坂場)うん

(なつ)気を付けてよ

(坂場)アニメーターじゃなくてよかった

(なつ)どんな仕事をしててもそんなに指を切る人はいないから

(坂場)はい…頂きます

まあ人間そう簡単には変わりません

(坂場)うん!

(なつ)おいしい

(坂場)ね

感想

坂場が主夫のようになっていて驚きましたね。でも、なぜかしっくりきてました。二人で朝食を食べているシーンは幸せそのものといった感じがすごく伝わってきました。坂場の笑顔も東洋動画にいるときより、あきらかに増えていますね。そしてなつの服のセンスも少し落ち着いたものになりましたね。

茜は出産後のことを考えていた

なつと茜は漫画映画の原画を描いていた。茜のお腹には子どもがいる。なつと茜とモモッチが話す。茜は経済的には出産後も仕事を続けたいが、保育園も難しいという。坂場は家で翻訳の仕事と家事をしているが、なつはまだ子どものことは考えられなかった。

なつの今の仕事は専らテレビ漫画の原画を描くことです

今描いているのは「魔法少女アニー」

(社員)奥原さん、これチェックお願いします

(なつ)はい

仕事をする時の名前は、奥原なつのままです

(なつ)ここまつげを目の向きに合わせて直してみて

(社員)はい

(なつ)はい

それから、茜さんも今は動画ではなく原画を描いています

そしてもう一つ茜さんには変化が

(茜)あっ

(茜がお腹をなでる)

(なつ)ん?

(茜)動いた

(なつ)本当?

(茜)まるで魔法にでもかけられたみたいよ。私が絵を動かそうとすると、こっちもそれをまねしてよく動くみたい

(なつ)へえ~。キラキラバンバンキラキラアニー!って、仕事も出産も魔法で終わったら楽だけど、きっとつまらないですよね

(茜)そっちはどうなの?

(なつ)えっ?

(茜)子どもは考えないの?

(なつ)今すぐは無理ですよ

(茜)でも考えてるなら早い方が…

(なつ)子どもができたら生活がどうなるのか想像ができなくて

(茜)イッキュウさんはまだ家で翻訳の仕事をしてるの?

(なつ)はい。出版社にいる大学時代の知り合いから翻訳の仕事をもらって、それをコツコツ書いてます。脚本の勉強にもなるって

(なつと茜とモモッチが昼食を食べる)

(桃代)でも、安定はしてないんでしょ?

うん…仕事がずっとあるわけじゃないから、今のところは家事はほとんどやってくれてるけど、子どものことまでってなると…だから今は子どものことは考えられません

(桃代)欲しくないの?

(なつ)いや、そりゃ欲しいけど…今はぜいたくよ、子どものことを考えるのは

(茜)いや、ぜいたくという考えはおかしいわよ。子どもを産んで育てることは自然なことでしょ

(桃代)じゃやっぱり女が働くことの方が不自然なの?

(なつ)それもおかしいでしょ

(茜)でも実際にはそうなってるわよね、子どもができた途端に

(なつ)それじゃ茜さんはやっぱり辞めちゃうんですか?

(茜)経済的なことを考えれば辞めたくはないけど、子どもは一人じゃ育たないしね。一応赤ちゃんから預けられる保育園っていうのを探してるんだけど、あったとしてもそこも入れるかどうか…数が少ないから

(なつ)そうですか…子どものためにテレビ漫画を作ってるのに、自分の子どもが生まれたら作れないなんて納得いかないですよね

感想

坂場の今の仕事は翻訳なんですね。頭が良くて本当に良かったですよね。それにしても、茜がいつのまにか妊婦になっていたことにビックリです。桃代はまだ結婚していないようですね。なつは本心では子どもが欲しいんでしょうね。でも仕事も続けたいという葛藤。現代にもありがちな問題ですね。

野上が咲太郎に風車の立ち退きの話をする

川村屋の野上が咲太郎の会社に来て、風車に立ち退きの話があることを話す。咲太郎はそれを知らなかった。野上はこれを機にマダムとけじめをつけるのはどうか、これ以上、マダムを待たせるのは不憫だと咲太郎に言う。

(坂場が洗濯物をたたむ)

なつたちの結婚生活はまだ先の見えない開拓の途上にあるようでした

そしてまだ独身でいるこの人の将来も…

(咲太郎)また声を聞いてみて下さいよ、連れていきますから。はい、お願いします。それじゃ、またよろしくどうぞ!

(咲太郎が電話を切る)

(咲太郎)あ…いやいやいやすみません。テレビ漫画の放送が増えましてね。声の仕事もそっちがどんどん増えてきまして、声優はもう引っ張りだこなんですよ

(野上)いや成功してるんですね。ご立派なことです

(咲太郎)あ~いやいやまだ貧乏暇なしです。あ…それで何でしたっけ?野上さんのご用件は

(野上)いやそう大した話じゃないんです。風車はどうされるのかなと思って

(咲太郎)風車が何か?

(野上)立ち退きの話聞いてないんですか?

(咲太郎)立ち退き!?あの店がですか?

(野上)あの辺り一帯が取り壊されてデパートのビルが建つことになったと聞いておりますが

(咲太郎)本当ですか?風車はもう営業できないということですか?

(野上)そういう話聞いてないんですか?

(咲太郎)はい…最近は忙しくて、ほとんど風車には帰っていなかったもので

(野上)実は我が川村屋も今度ビルに建て替えることになったんです。今の店舗を取り壊して近代化を図ることになったんです。聞いてます

(咲太郎)えっ?あ、はい…ピルになるんでしょ

(野上)その話はやはり聞いてらしたんですね

(咲太郎)えっ?

(野上)それであなたどう動くおつもりですか?

(咲太郎)動く?

(野上)いつまで待たせるおつもりかって聞いてるんですよ

(咲太郎)待たせる?(野上)とぼけても無駄ですよ。あなた方が陰でそういったそのご関係であるってことは察しがついてるんです。いつまでそうやって陰でコソコソコソコソしてるつもりなんですか!それとも何ですか?このまま一生、けじめはおつけにならないおつもりですか!?それではあまりにもあの人がふびんです。もう若くはないんですから!

(咲太郎)野上さん…野上さん、ちょっと落ち着いて下さい

(野上)この風車が無くなるという機会に、是非一度ご自身の身の振り方をお考えになってはいかがでしょうか?

(野上がお茶を飲む)

(咲太郎)あっ、それまだ…

(野上)あちちち!

(野上がお茶をこぼす)

(咲太郎)あっつあっつ…!

感想

野上って変わった人だけど、基本優しいですよね。光子のことを本当に心配している様子が伝わってきました。坂場が洗濯物をたたむのも真剣な姿にはちょっと母性をくすぐられるものがありましたね。真面目で何事にも一生懸命なんですよね。それにしても咲太郎ができる風の男になっていて益々かっこよくなっていました。咲太郎と光子が付き合っていたのにも驚きました。いつから!?ですよね。

茂木社長がなつのいない風車で寂しがる

茂木社長が風車に来る。結婚してなつのいなくなった風車に茂木社長は寂しさを感じていた。ビールも気が抜けた感じがするという茂木社長に亜矢美はビールをかけた。

(亜矢美)「真夏の海は恋の季節なの」

(茂木社長が風車に来る)

(亜矢美)あら茂木社長、早いね。いらっしゃい

(茂木)いやいやもうこんな暑くちゃさ、いつまでも社長室なんかに籠もってられませんよ

(亜矢美)ハハそれで熱々のおでん食べに来て下さるんだから、ありがたいありがたい

(茂木)ママの顔見たら少しは涼しくなるんじゃないかと思ってね

(亜矢美)私はお岩さんか

(茂木)お岩さんよりも寂しいんでしょ、最近のママは

(亜矢美)えっ?

(茂木)なっちゃんもいなくなって、ここにはもうたまの里帰りぐらいしか来ないでしょう

(亜矢美)寂しくなんかありゃせんよ、ちっとも。子どもを立派に育て上げたお母ちゃんの気分を味わってますよ

(茂木)へえ~

(茂木社長がビールを飲む)

(茂木)はあ~なっちゃんのいないこの店のビール、心なしか気の抜けた味がするね

(亜矢美)じゃ試してみます?

(ビール瓶を振って茂木社長にかける)

(亜矢美)お~!ハハハハ…

(茂木)おいおい

感想

亜矢美のから元気が余計寂しそうにみえますね。でも茂木社長のような人がお店に来てくれるのが救いですよね。

坂場は富士子のノートを見て夕食を作る

なつが仕事から帰ると、坂場はシチューを作っていた。富士子がなつのために書いてくれたノートを見ながら作り、なるはおいしいと言う。調味料の分量に曖昧な表現が多くて計量ができないと坂場は文句を言う。なつは忙しく作っていたので仕方ないと答えた。

(坂場)あ

(なつ)ただいま

(坂場)お帰り、

(なつ)あ~いい匂い!

(坂場)ちっと完成したところだよ、今日は2時間でできた

(なつ)2時間も?あっ牛乳使ったんだ?

(坂場)君のお母さんのノートにあった料理を作ってみたんだけど

(なつ)へえ~

(坂場)はい

(なつ)あ~懐かしい…頂きます

(坂場)うん

(なつがシチューを食べる)

(坂場)どう?

(なつ)おいしい

(坂場)子どもの時に食べた味と同じ?

(なつ)うん、近いかも…でも牛乳が違うからしょうがないでしょ。これでも十分おいしい

(坂場)そうか…牛乳だけじゃないかもしれないな、これ

(坂場が富士子のノートを見る)

(坂場)いや大体君のお母さんのノートには塩は少なめとかしょうゆは多めとか、やや少なめとかやや多めとか曖昧な表現が多すぎるんだよ。これじゃどうやって計量していいのか分からないよ

(なつ)しょうがないでしょ。農家で忙しい中作ってきたんだから。いちいち計量なんてしてらんないわ。明日は私がやる

(坂場)頂きます

感想

坂場がまるで新妻のようになっている(笑)相手のお母さんのレシピを見ながら料理を作るなんて健気すぎて惚れ直してしまいますね。しかも2時間もかけて作ってくれたなんて。なつの「明日は私がやる」発言。坂場は気にならなかったでしょうか。私だったら「は?」ってなります。

亜矢美は咲太郎に頼ろうとしない

茂木社長は亜矢美に風車をどうするのかと尋ねる。亜矢美は物件を探してもらいたいと言った。茂木は咲太郎に頼ればいいと言ったが、亜矢美は対等でいたいと言い、今度は咲太郎が結婚する番だと言う。

(茂木)で、どうすんの?

(亜矢美)ねえ社長、どっかいい物件知りませんか?

(茂木)えっ僕が探していいの?

(亜矢美)探して頂けるなら助かるわ。あっでもあんまり高い所ダメだからね

(茂木)でもさ、咲太郎君に頼んだらどうだい?最近はもうかってんでしょ?

(亜矢美)咲太郎には甘えたくないわ

(茂木)どうして?親孝行してもらいなよ、これからは

(亜矢美)親じゃないもん。あの子の負担にはなりたくないの

(茂木)負担だなんて思わないって

(亜矢美)大人になったんだから、私たちは対等でいたいのよ

(茂木)咲坊は幸せだな、そこまで愛されて…

(亜矢美)ハッ…なっちゃんが幸せになったでしょ。だからこれでやっと次は咲太郎の番だからね

(亜矢美)「まっ赤に燃えた」

(亜矢美がビール瓶を持つ)

(亜矢美)もう一回いきやすか

(茂木)振るなよ振るなよ振るなよハハハ…

(亜矢美)あ~っと…!

(茂木)いや振るなよ

感想

亜矢美の「親じゃないもん」はなんだか寂しいですね。他人だと言ってるようなものです。咲太郎が聞いたら悲しみますね。

咲太郎が川村屋のマダムと結婚すると言う

なつと坂場がこれから子どもができたときのことを話していると咲太郎が来た。咲太郎は風車の立ち退きの話をして、亜矢美が自分を頼ってくれるようにけじめをつけるために結婚すると言った。その相手が川村屋のマダムだと聞き、なつは驚く。

(なつ)茜さんが会社を辞めるかもしれないって

(坂場)えっ…子どもが生まれるから?

(なつ)そう

(坂場)まあ当然そういうことになるだろうな

(なつ)それって当然なの?

(坂場)当然そういう悩みは抱えるだろうってことだ

(なつ)うちはどうするの?

(坂場)ん?

(なつ)もしそうなったら…

(ブザーが鳴る)

(なつ)誰だろう?

(坂場)あっいい、は~い

(坂場がドアを開ける)

(咲太郎)よう

(坂場)お義兄さん、どうぞ

(咲太郎)うん

(なつ)お兄ちゃん

(咲太郎)悪いな、こんな時間に

(坂場)いやいや、どうぞどうぞ

(なつ)入ってよ

(咲太郎)じゃちょっと邪魔するぞ。あっこれ適当に甘いもん買ってきた

(なつ)えっありがとう

(坂場)ありがとうございます

(なつ)どうしたの?

(咲太郎)ちょっと話があってな

(なつ)話?

(咲太郎)うん…ちょっと大事な話だ

(なつ)大事な?

(咲太郎)なつ、お前風車の立ち退きの話は聞いてるか?

(なつ)立ち退き!?

(咲太郎)やっぱり知らないか。母ちゃんはそれを黙ってるんだな、俺たちに心配かけまいとして。水くさいだろう?そこでだ。俺も考えた。どうすればいいのか…どうすれば母ちゃんはこの俺を頼ってくれるのかと

(なつ)頼る?

(咲太郎)ああ。それで俺もけじめをつけることにした

(なつ)けじめ?

(咲太郎)結婚する

(坂場)結婚?

(なつ)誰と?

(咲太郎)川村屋のマダムだ

(なつ)ええ~っ!

感想

咲太郎が持ってきたモンブラン美味しそうでしたね〜。坂場なんて、なつが着席する前にパクパク食べちゃってましたもんね。亜矢美が頼って来てくれるように光子と結婚!?咲太郎の考えることはいつも突拍子もないです。

今日の名シーン

野上がいつもとは違う服装で咲太郎に話に行ったシーン。

今日の名台詞

「キラキラバンバンキラキラアニー!って、仕事も出産も魔法で終わったら楽だけど、きっとつまらないですよね」

なつが妊娠中の茜に言った言葉。

次回の見どころ

なつが結婚したと思ったら、今度は咲太郎の結婚の話が進みそうです。

なつぞら

Posted by popi