なつぞら第34話のあらすじと感想(2019年5月9日放送)

2019-06-26

5月9日のなつぞら第34話のあらすじと感想です。

第6週「なつよ、雪原に愛を叫べ」の第34話。

映画の帰り道、雪月を訪れたなつ(広瀬すず)と天陽(吉沢亮)。雪之助(安田顕)から、菓子に使うバターについて相談されるなつを見て、天陽はあることを感じていた…。

第34話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
  • 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
  • 柴田照男(清原 翔)…剛男と富士子の長男
  • 柴田夕見子(福地桃子)…剛男と富士子の長女
  • 柴田明美(平尾菜々花)…剛男と富士子の次女
  • 小畑とよ(高畑淳子)…雪之助の母
  • 小畑雪之助(安田顕)…菓子屋の店主、帯広のお菓子発明王
  • 小畑妙子(仙道敦子)…菓子屋の嫁
  • 小畑雪次郎(山田裕貴)…菓子屋の息子
  • 山田天陽(吉沢 亮)…絵を描くなつの友人
  • 戸村悠吉(小林 隆)…柴田家の酪農の従業員
  • 戸村菊介(音尾琢真)…悠吉の息子
なつぞら登場人物

なつぞら第34話のあらすじ

雪月に寄ったなつと天陽に雪之助が新商品のバター煎餅を持ってきて、帯広の銘菓にしたいと言った。バターのことはなつに期待していると言う。

帰りに電車で天陽はなつに東京に行くことを泰樹に相談することを提案したが、なつは行きたいなんて言ってないと言う。天陽は、だったら行くなと言った。

泰樹は雪月のバター煎餅を食べながら、バターのことは照男となつに任せると言った。天陽がスキー大会に出ることをなつが話すと、泰樹が照男も出ると言い、スキー板を買ってきた。

スキー大会の日、照男は天陽を呼び出し、なつのことが好きなのかと聞いた。

雪月が新商品のバター煎餅を開発!

漫画映画を見た帰りに雪月に寄ったなつと天陽。雪之助が新商品のバター煎餅を持ってきた。地元の銘菓にしたいという。「開拓者の郷」という商品名で、お菓子を入れる缶はとよが考えた晩成者のバターに似た赤い缶を使う。雪之助はバターのことはなつと相談していきたいと言い、なつに期待していると言った。

はいお待たせしました、コーヒーと紅茶ね、はいどうぞ

映画行ったんだって?

うん

やあ

やあ、2人ともちょうどいいところに来たね

今朝から雪次郎と2人で新しいお菓子作ってたところです

あっバターを使ったお菓子?

そうそうそうそうそう

これが雪月の新商品

バター煎餅!

バターせんべい?

まあビスケットみたいなもんだな

あっ!これミルクバケットの形してる

そう!よく気付いたね!

いや気付かれなかったら失敗しょ?

そうだな

ハハハ

コーヒー紅茶にちょうどいかったわ

頂いてもいんですか?

どうぞどうぞどうぞ

まだ売りもんじゃねえけどたくさん作ったから、ほらこの前学校で作ったあのバター使ったんだわ

ああ、天陽君も!

あっ頂きます

どう?

うんおいしい!

天陽君は?

おいしいです

よかったハハハ…

おい雪次郎、ほかのテーブルの方にもおすすめして

あ、はい

これはね、なっちゃん、地元の銘菓にしたいんだ

めいか?

そう

帯広に来た人がさみんなこれを買って帰るような、お土産にしてね

これ食べたらみんなが帯広の風土を思い出せるような、そんなお菓子にしたいんだ

だから地元のバターにこだわってるんですね

そのとおり、天陽君の絵と同じだ

ここで生きてなければ、作れないものにしたいんだ

このお菓子を入れる缶も考えてあるのよ

おお~ハハハそうそうそう、これおふくろのアイデアでね

これは柴田のじいさんなら分かると思うよ

じいちゃんとも関係あるんですか?

その昔、明治の頃に十勝を切り開いた依田勉三さんという人がいました

その人が晩成社という開拓団を率いていたの

とよばあちゃんの知り合い?

知り合いじゃないけど、同じ帯広にいたからね、あんたのじいちゃんは会ってたんでないかい

その晩成社がバターを作ってたって、じいちゃんから聞きました

そう!そのバターの缶がこんな感じだったのよ

ふ~ん

雪次郎!

はい

これじいちゃんに持ってってやって

いいんですか?

うん

ありがとうございます

はい

喜ぶと思います、じいちゃん

「開拓者の郷」

そう、これが商品名だ

つまり十勝の歴史を今に伝えて、今の十勝の新しいバターを使ったお菓子というわけだ

すごい…

売れるかね?

売れますよ

材料費もいくらかかるか分からないのに

大丈夫だ、バターのことならなっちゃんと相談してやっていくから、ね

あっ…はい

俺は東京に行かされるしな

期待してるよ、なっちゃん!

はい

感想

雪乃助が地元にこだわる話があって、それとは別にアニメーションに惹かれるなつの気持ちが揺れ動いている感じがしました。新しいお菓子をどんどん作るやり手の雪之助だけど、ワンマンではなくて缶はお母さんのアイディアを採用するのが雪之助のすごいところ。なつと二人で映画に行ったことで雪次郎が天陽の腕をグーパンチしてましたが、普通はわざわざ知っている人がいる雪月に二人で寄らないと思いました。もう少しお忍びで行くんじゃないかと。でも、それじゃ、バター煎餅が出てこなくなってしまいますね。

天陽がなつに東京に行くなよと言う

帰りの電車の中で天陽はなつに東京に行くことを泰樹に相談したらどうかと言った。なつが行きたいとは言ってないというと、天陽は「だったら行くなよ」と言う。天陽は開拓青年団のスキー大会に出ようとしていたがスキー板は自分で作るという。

なあ、なっちゃん

うん?

じいさんに相談してみればいいんでないか?

バターのこと?

違うよ

じゃ何のことさ

東京に行くこと

どうして?

どうしてなんて…自分で考えろよ

お兄さんも向こうにいるんだし、柴田家の人もダメとは言わないんでないか?

行きたいなんて言ってない!

だったら行くなよ

俺、今度スキー大会出るから

えっ?

開拓青年団の

出るの?スキー持ってたの?

うん、板につける金具はあるけど板はない、自分で作るわ

えっ!

ハハハ…

大丈夫なの?

大丈夫さハハハ…

作り方知ってるの?

知らん

はあ?

ハハハハ…

感想

「だったら行くなよ」は天陽の告白と考えていいですよね。わかりにくいけど。なつも照男もスキー大会に出ることを嫌がっていました。なんかなつが演劇をやった時みたいに何か目的があって天陽がスキー大会に出るならわかるけど、いきなりしかもかなり前のめりで天陽がスキー大会に出場するのはなんででしょうか。

天陽が気になった方はこちら!
【なつぞら】山田天陽(吉沢亮)と奥原なつ(広瀬すず)の関係とは?二人の出会いから別れまでをまとめました

泰樹はバターづくりを照男となつに任せる

柴田牧場ではなつがもらってきた雪月のバター煎餅をみんなで食べていた。悠吉は帯広のお菓子屋さんは小豆が中心だと言ったが、なつはこれからバターを使った洋菓子が増えていくと言う。泰樹はなつと照男にバターのことは任せると言った。

どう?

うん、うまいよ!

でしょ

うまいけど、これ煎餅なのか?洋風の味だな

バター煎餅なんだから洋風でいいのさ

ビスケットでいいべさ

あっビスケット知ってんだ

バカにすんなよ、おい

こんなふうに帯広のお菓子屋さんがバターを買ってくれるようになればここでバターを作っても無駄にはならないんじゃないかな

けど、雪月さんは変わってるからな

ほかの店はバターより小豆が中心だべさ

これから変わっていくと思う、洋菓子が増えていくよ

みんなにバターを売ったら雪月が怒るべさ

どうして?

雪月が特別でなくなるべ

雪之助さんはそんな心の狭い人じゃないよ

分かんねえよ

会ったことあんのか?

会ったことはねえ

ハハハ…

なら分かんねえべ

だから分かんねえって言ってるべ

はあ?

なつ

ん?

お前と照男に任せる

2人で考えてやれ

照男兄ちゃんと?

うん

感想

バターづくりを任せるという泰樹、普通はなつじゃなく長男の照男に向かって言うべきじゃないのかと思いました。

スキー大会は照男と天陽の対決に

なつは天陽がスキー大会に出ると言っていたことを話す。泰樹は照男も出ろと言う。菊介は照男の味方だと言った。

今日天陽と映画行ったのか?

うん

あっ天陽君スキー大会出るんだって

おお出るか!よしこの菊介さんが教えてやる

本当?

おう

(富士子が入ってくる)

ちょっといつまで休んでるの?

はいはい

富士子さんこけたね、今ね

照男もスキー大会出る

えっ?

何?

照男出るべ

おっ照男君と天陽君の戦いかい!

だったら俺は照男君の味方だ、子どもの頃から俺が教えてきたからな

天陽君は敵じゃないべさ!

いや照男君が出る以上は敵だ

なつ、牛が待ってるよ

あっ、うん分かった

感想

富士子が入ってくるときに足をつまずいて悠吉がこけたねというのは台本ではなさそうだと思いました。そもそもなんで富士子は一緒にバター煎餅を食べていなかったのか。照男もスキー大会に出ると泰樹が言った後、照男はバター煎餅が飲み込めない感じ、泰樹は言ってやったぞみたいな感じ。

なつが結婚の話を知った時のことを心配する二人

なつが照男との結婚の話を知ったらどうなるのかと富士子は心配していた。なつが家族を思って断れないとそれは二人とも残酷だと言う。剛男はなつが天陽を好きなのか、照男を好きになる可能性もあるのかと言ったが、富士子は今のままがいいと言った。

もしなつがそのこと知ったらどうなるんだろう

そのこと?

照男のことよ

ああ

もし、もしもよ、照男にその気があって、なつはじいちゃんのためを思って私たち家族のためを思ってそれを断れないと思ったとしたらそれは2人にとって残酷な話よね

なつは天陽君のことが好きなんだろか?

わからない

もしそうじゃないとしたら照男のことを好きになる可能性なんてあるのかな?本気で

そうなってもらいたいの?

君はどうなんだ?

もしそうなったら反対か?

私は今のまんまがいい、ずっと今の家族でいたい

感想

そう言えば、剛男と富士子はまだなつが東京に行きたいと思っていることは知らないんですよね。親として照男の気持ちの方は軽く考えすぎな気もしました。

泰樹が新しいスキー板を照男に買ってきた

天陽はスキー大会に出るために自分でスキー板を作っていた。作りながらなつのことを思い出す。泰樹は照男にスキー板を買ってきた。なつは天陽が自分で作っているのにずるいと言ったが、作った方がカッコいいと言った。それを聞いた泰樹は、照男に勝った方がカッコいいと言った。

(天陽がスキー板を作りながら回想)

お兄さんも向こうにいるんだし、柴田家の人もダメとは言わないんでないか?

行きたいなんて言ってない!

だったら行くなよ

(柴田家)

これ使え

えっ買ってきたの?

そだ

あっ!ずるい!

何がずるいんだ?

天陽君は板を持ってないから自分で作るんだよ

持ってないのか?

うん

パチンコもねえのか?

金具だけはあるって

ハハハ…それじゃ勝負にならんわね

あっ、なつ姉ちゃんの貸してやれば?

ダ~メ!自分で作った方がかっこいいっしょや

うん、かっこいい!

勝てばいいんだ

えっ?

勝った方がかっこいいべ

感想

天陽はスキー板を作りながらなつの絵を見ていました。東京に行ってしまうかもと思ったら、やっぱり自分はなつが好きなんだと気づいたのでしょう。スキー板の前の部分のカーブが作り方を知らないのにすごくうまくできていた。泰樹の勝てばいいんだ、勝った方がかっこいいべの後の家族がみんな顔を見合わせる感じがおもしろい。今の時代もこういう親が多かったら、結婚しない人がもっと少ないと思う。

照男が天陽になつのことをどう思っているのか聞く

スキー大会の日、会場でスキーに出る前、照男が天陽を呼び出した。照男は天陽になつのことが好きなのかと聞いた。

そしてスキー大会の日がやって来ました

見て!

イエ~イ!

何ですか?大事な話って

うん…なつのことだ

なっちゃんがどうかしたんですか?

お前なつのこと、どう思ってる?

えっ?

好きなのか?

なしてですか?

答えろよ

なつよ、何だか妙な雲行きになってきたぞ

感想

照男の「答えろよ」は珍しく迫力がありました。雪次郎ならあっさり好きと言うところだけど、天陽はシャイなんですかね。天陽がなんていうのかドキドキです。

今日の名シーン

映画の帰りの電車で、なつと天陽が東京に行くことを話すシーン。

「行きたいなんて言ってない!」は、なんで天陽が東京に行かせたがるのかというなつのいら立ちが出ていて、「だったら行くなよ」は告白のようでした。どちらもストレートに言わないけど伝わったというシーンだと思います。

今日の名台詞

天陽の「だったら行くなよ」です。それを聞いてなつの表情も変わりました。はじめて気持ちを伝えた言葉です。

次回の見どころ

なつのことが好きなのかと照男に聞かれた天陽。なんて答えるのか、そして照男と天陽の対決はどうなるのか、明日の放送が楽しみです!

なつぞら

Posted by popi