なつぞら第146話のあらすじと感想(2019年9月17日放送)
なつぞら第146話のあらすじと感想(2019年9月17日放送)
第22週「なつよ、千遥よ、咲太郎よ」の第146話。
千遥(清原果耶)と再会したなつ(広瀬すず)。千遥の働いている神楽坂のお店「杉の子」に、お客としてきて欲しいと言われ、咲太郎(岡田将生)たちとともに向かうが…。
第146話の主な登場人物
- 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
- 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
- 杉山千遥(清原果耶)…なつの妹
- 前島光子(比嘉愛未)…咲太郎の妻
- 佐々岡信哉(工藤阿須加)…なつの幼なじみ
- 柴田明美(鳴海唯)…剛男と富士子の次女
- 上田(助川嘉隆)…杉の子の板前
- なつの母親(戸田菜穂)…なつの母親
なつぞら第146話のあらすじ
なつと咲太郎は千遥の店に行った。光子、信哉、明美も同行した。千遥は女将をしていて、料理も作っていた。なつたちは千遥が過去を隠していることもあり客として入った。
咲太郎はどうしても食べたいので最後に天丼を出してほしいと注文した。千遥が作った料理を食べながら、みんなが自己紹介をする中、千遥は北海道のことなどを思い出した。
そして天丼を食べた。咲太郎は父親の味と同じだと言って泣いた。なつは千遥が作っている姿を見て、天丼は母親がタレを作っていたと思い出す。
千遥の店に行き、咲太郎が千遥と再会
なつや咲太郎は千遥の料理屋に行った。過去を隠している千遥とは他人のように客として入った。千遥はその店の女将で、料理も作っていた。注文をきかれた咲太郎は任せると言ったが、最後に天丼が食べたいと言った。
土曜日、なつと咲太郎はそこに向かいました
信さん、光子さん、明美ちゃんも同行しました
(孝子)いらっしゃいませ
(咲太郎)予約した奥原です
(孝子)お待ちしておりました
(千遥と咲太郎がお互いを見る)
(回想)(千遥)お兄ちゃん!
(回想)(咲太郎)千遥
(千遥)いらっしゃいませ
(咲太郎)あのカウンターでもいいですか?
(千遥)どうぞ
(孝子)ご注文は?
(咲太郎)とりあえずビールで
(孝子)かしこまりました
(咲太郎)料理はお任せします
(千遥)はい
(咲太郎)あの…お若いですが女将さんですか?
(千遥)はい
(咲太郎)女将さんが料理を作るんですか?
(千遥)私は料理人ですから
(咲太郎)そうなんですか…
(千遥)何かお好みはございますか?
(咲太郎)あ、それなら…最後に天丼が食べたいです。お願いできますか?
(千遥)天丼ですか?
(咲太郎)それがどうしても食べたくて…お願いします
(千遥)天丼…はい、できます。分かりました
感想
千遥の接客は女将としてあまりにも暗すぎて、普段からこうならあまり人気が出ない店のような気がします。北海道では明るいところもあったのに、生活が苦しくてなのか、人見知りなのか。他人を装っているわりに逆に変な感じに見えました。千遥の料理人という言葉を聞いて、咲太郎は父親のことを思い出し、天丼を注文したのかもしれませんね。
千遥の料理はおいしかった
千遥の料理を食べたみんなはおいしいと言った。咲太郎は店員の上田と話す中で、家族だと紹介した。明美を見て千遥は北海道を思い出した。なつは修行してきてすごいと千遥をほめたが、千遥は親方に恵まれたのだと答えた。
(千遥が前菜を盛り付ける)
(千遥)前菜になります
(一同)頂きます
(なつ)おいしい!とてもおいしいです!
(千遥)ありがとうございます
(咲太郎)本当にうまい…うまいよ、女将さん!
(千遥)どうも
(上田)皆さんお友達ですか?
(咲太郎)いえ、私たちはこう見えて家族なんですよ
(上田)ご家族ですか?
(咲太郎)彼女は私の妻です
(光子)光子と申します
(千遥)どうも
(咲太郎)それから…
(なつ)私は妹です
(明美)私はその下の妹です。最近まで北海道にいたんですが東京に転勤になって
(回想)(千遥)明美ちゃんに似てるね
(回想)(明美)千遥ちゃんにも似てるよ
(信哉)僕は彼女の上司ですがここにいるみんなとは昔からきょうだいのようにつきあってるんです
(上田)なるほど。いいですね。あたりお願いします
(千遥が味見をする)
(信哉)そこにいる咲太郎という男はこう見えて社長なんですよ
(上田)社長さんですか?
(咲太郎)いやそれほどのもんじゃないですよ
(信哉)テレビの外国映画やテレビ漫画に声を吹き込む俳優がいるでしょう?そういった俳優のプロダクションを経営しているんです
(上田)へえ~芸能関係ですか。それはご立派な
(信哉)だからこんなすてきな方とも結婚できるんです
(上田)全く羨ましい限りで
(咲太郎)いやそれほどのもんじゃ…
(光子)そこはあなたが謙遜しなくてもいいの
(咲太郎)あ…いや実際、俺には過ぎた女房なんです
(光子)ちょっと咲ちゃん、何言ってるの?
(咲太郎)よく俺なんかと結婚してくれたと思いますよ。とても心が広くて優しいんです(光子)ちょっと…
(千遥)いいですね
(咲太郎)はい
(上田)お願いします
(明美)そちらもご夫婦で料理人なんてすてきじゃないですか
(上田)あっいえ、私はただの板前ですよ
(明美)あ…違うんですか?
(千遥)主人は店には出ていないんです
(明美)そうですか
(千夏が一人で絵を描いている)
(千遥)焼き物です
(なつ)まさか女将さんが、女の人が料理をされているとは思いませんでした。本当に一生懸命修業されたんでしょうね。だからここまで…本当にすごいです
(千遥)いえ…親方に恵まれただけです
(なつ)親方?そうですか…私も同じです。人生でいろんな師匠に恵まれました。おかげでこうして生きてます
(千遥が泰樹を思い出す)
(千遥)そうですか…
感想
自己紹介があって一人ひとりとの思い出のシーンが回想されるのかと思ったら、なつが咲太郎の妹だと言ったあと、食い気味に明美がその下の妹だと加えました。明美はもう少し遠慮した自己紹介がよかったんじゃないでしょうか。本当の妹は千遥なんだから。信哉が咲太郎のことを社長だと持ち上げましたが、身内だけじゃ自慢っぽくなって普通は言わないだろうから、ここに信哉のいた意味がありました。咲太郎が光子をほめたのは、たぶん千遥の夫婦関係を気にしているからでしょうね。
千遥の天丼でなつと咲太郎が両親を思い出す
天丼を食べた咲太郎は父親が昔作った味と同じだと不思議に感じた。なつは千遥の天丼を作る動きを見て、母親が天丼のタレを作っていたことを思い出した。
(千遥が天丼を作るのをみんなが見ている)
(千遥)お待たせしました。天丼です
(一同)頂きます
(なつ)おいしい…
(信哉)うん本当においしい…
(明美)おいしいです!
(光子)こんなにおいしい天井は初めて食べたわ
(千遥)ありがとうございます
(咲太郎の動きが止まる)
(光子)ちょっとどうしたの?
(咲太郎)これだ…これだよ…
(千遥)何かございましたか?
(咲太郎)いや…戦死した父が昔作ってくれた天丼と同じ味なんです。間違いなく…この味だ。俺の…俺たちの父親も料理人だったんです
(咲太郎)そうなんですか?
(なつ)私も幼い時の記憶しかないですけど…
(咲太郎)その父親が昔、天丼を作ってくれたんです。その味が忘れられなくて…食べたくて…どうして女将にはそれが作れたんでしょうかね…不思議だ…本当に不思議だよ…
(なつが母親が天丼を作るのを思い出す)
(なつ)違う…
(咲太郎)えっ?
(なつ)ねえ違う…思い出した
(咲太郎)何を?
(なつ)お母さんだよ…空襲で死んだお母さんがいつも作ってくれてたんだよ、天丼は!お父さんが揚げた天ぷらをいつも横で働いてたお母さんがダシをとってタレを作って…
(回想)(母)はい、お待ち遠さま
(なつ)思い出した…どうしてだろう今頃…女将さんがそれを作ってた母に似てたから…それで思い出したのかもしれません
(咲太郎)そうか…そうかもしれない…
(なつ)うん…
なつよ、咲太郎よ、父さんと母さんはずっとこの時を待っていたんだ
感想
天丼の頃になって、ようやく千遥も咲太郎やなつの顔を見るようになってきました。はじめてなつたちのお母さんが出ました。しかも顔まで出ましたね。お父さんは後ろ姿のみ。咲太郎となつが再会したときも天丼を食べたし、このきょうだいをつなぐのは絵と天丼なんだろうと思います。最後のウッチャンのこの時を待っていたの「このとき」は何でしょうか、きょうだいが再会することだとしたら、なんで千遥の名前も言わなかったのか気になりました。
今日の名シーン
咲太郎となつが天丼で昔を思い出したシーン。
今日の名台詞
「俺には過ぎた女房なんです。よく俺なんかと結婚してくれたと思いますよ。とても心が広くて優しいんです」
光子のことを千遥に紹介した咲太郎が言った言葉。
「私も同じです。人生でいろんな師匠に恵まれました。おかげでこうして生きてます」
千遥が親方に恵まれたという話を聞いて、なつが言った言葉。
次回の見どころ
千遥とこれ以上近づくことはあるのか。きょうだいが家族として暮らすことができるのか。それとも千遥がどこかに消えてしまうのか。
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