なつぞら第114話のあらすじと感想(2019年8月10日放送)
なつぞら第114話のあらすじと感想(2019年8月10日放送)
第18週「なつよ、開拓者の郷へ」の第114話。
結婚することになったなつ(広瀬すず)に富士子(松嶋菜々子)は1冊のノートを手渡す。その後、なつは坂場(中川大志)とともに、天陽(吉沢亮)の家を訪ねて…。
第114話の主な登場人物
- 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
- 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
- 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
- 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
- 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
- 柴田照男(清原 翔)…剛男と富士子の長男
- 柴田夕見子(福地桃子)…剛男と富士子の長女
- 柴田明美(鳴海唯)…剛男と富士子の次女
- 柴田砂良(北乃きい)…照男の妻
- 柴田地平(吉田隼)…照男と砂良の長男
- 小畑とよ(高畑淳子)…雪之助の母
- 小畑雪之助(安田顕)…菓子屋の店主、帯広のお菓子発明王
- 小畑妙子(仙道敦子)…菓子屋の嫁
- 小畑雪次郎(山田裕貴)…菓子屋の息子
- 佐々岡信哉(工藤阿須加)…なつの幼なじみ
- 佐々岡道子(佐々岡道子)…信哉の妻
- 坂場一直(関根勤)…坂場一久の父
- 坂場サト(藤田三保子)…坂場一久の母
- 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
- 前島光子(比嘉愛未)…川村屋オーナー
- 戸村悠吉(小林 隆)…柴田家の酪農の従業員
- 戸村菊介(音尾琢真)…悠吉の息子
- 山田正治(戸次重幸)…天陽の父
- 山田タミ(小林綾子)…天陽の母
- 山田天陽(吉沢 亮)…絵を描くなつの友人
- 山田陽平(犬飼貴丈)…天陽の兄
- 倉田隆一(柄本佑)…演劇部の顧問
- 門倉良子(富田望生)…十勝農業高校のなつの友達
- 門倉努(板橋駿谷)…十勝農業の番長
- 田辺政人(宇梶剛士)…音問別農協の組合長
- 阿川弥市郎(中原丈雄)…十勝の深い森に住んでいる
なつぞら第114話のあらすじ
なつは商標のたんぽぽの絵を完成させて田辺組合長も気に入った。
富士子はなつに料理の作り方を書いたノートを渡した。富士子は結婚してもつらいことがあったら我慢しないで帰って来いと伝える。
なつと坂場が天陽の絵を見に行く。天陽はなつと一緒に生きられるのは坂場だと言い、なつをよろしくと頼んだ。坂場もアニメーションをやりたいと改めて感じる。
結婚式の日、白無垢姿のなつが牛舎にいた泰樹に感謝を伝えると、泰樹もありがとうと言った。なつにはたくさんの夢をもらったと言って泰樹が泣く。
結婚式にはたくさんの人が出席し、最後にみんなで写真を撮った。
富士子がなつに料理ノートを渡す
なつは田辺組合長から頼まれたタンポポの絵を考えいた。そこに富士子がやってきて料理の作り方を書いたノートをなつに渡す。なつは自分がここに来たのは奇跡だと思うかと尋ねる。富士子は奇跡だと言い、なつが生まれてくれてよかったと言った。
(なつ)タンポポか…
(富士子)なつ、何してるの?
(なつ)えっ?うん…ちょっと、私も夕見の力になれたらと思って
(富士子)私もね、なつの力になれたらと思ってこれ書いたんだわ
(富士子がノートを渡す)
(なつ)えっ?
(富士子)なつがね、子どもの頃からここで食べてきた料理の作り方。
(なつ)かわいい絵
(富士子)なつはよ~く家事も手伝ってくれたから大体の作り方は分かってると思うけど、忘れないでいてくれたらうれしいと思って…
(なつ)ありがとう…これで絶対に忘れんわ。あっこれタ見には渡さんの?
(富士子)あの子にはノートなんかじゃダメさ。教えるなら一から私が特訓しないと
(なつ)そうか。そだね、ハハハ…
(富士子)したけどあの子までが突然結婚なんてね。なつがまたこの家に奇跡を運んできてくれたんだわ、きっと
(なつ)母さん…私がここに来たこと奇跡だと思ってる?
(富士子)奇跡でしょ…なつがこの世に生まれて私の娘になったことは…そう思わんかったらあんたの亡くなられたご両親に申し訳ないわ
(なつ)私にはもうこれが普通だわ…
(富士子)なつ…結婚してもつらいことがあったら、いつでも我慢しないで帰ってきなさいね。あんたは本当に我慢強いんだから…
(なつ)うん…
(富士子)なつが生まれてくれて本当によかったわ
感想
なつと富士子と言えば、東京に咲太郎を捜しに行ったときに二人で話したことがありました。そのとき、富士子は自分のことを無理に母親と思わずに、親戚だと思ってもいいと言って、なつは母さんを取らないでと泣きました。そのころとは違って、富士子もなつの母親だと思うようになったというような会話でした。なつぞらの初期は、富士子がどうやってなつの親になっていくかというテーマもありましたよね。
なつの描いた商標の絵を田辺組合長に渡す
なつはたんぽぽバターの商標を田辺組合長に渡した。たんぽぽと十勝の「T」の字を使った絵を田辺も気に入る。剛男は昔、たんぽぽを食べたなつを思い出しながら感慨にふける。
(夕見子)失礼します
(なつと坂場が組合長に会いに来る)
(田辺)やあなつさん!
(なつ)田辺さん、お体はもう大丈夫なんですか?
(田辺)大丈夫だ。このとおりピンピンしてる
(なつ)いかった。あったんぽぽバターの商標を描いてきたんです
(田辺)うん、早速見せてもらおう
(なつ)これです。一見牛の顔に見えますが中はタンポポです。タンポポでTの文字を描いています。それはタンポポのTでもあり十勝のTでもあります
(田辺)すばらしい!見事だ。柴田さんどうさ?
(剛男)ああ…
(剛男はなつがはじめて北海道に来た時たんぽぽを食べたことを思いだす)
(剛男)本当に大きくなったな…あのなつがもう結婚か
(なつ)何言ってんのさ…父さんは心配してたでしょや
(夕見子)そうそう。結婚はやっとでしょ
(剛男)お前もな
(田辺)これ喜んで使わせてもらうよ、ハハ…このマークをつけていずれはバターだけでなく、いろんな乳製品を作りたいんだ。何より十勝のおいしい牛乳をそのまま消費者に届けられるようにしたいからな、なあ
(夕見子)はい!
(なつ)夕見、十勝の牛乳のために頑張って!
(夕見子)うん、飲めないけど頑張る!
(なつ)まだ飲めないんだ…
(夕見子)うん
感想
夕見子はまだ牛乳が飲めなかったんですね。搾乳などの牛の仕事も子どもの頃は嫌がっていましたよね。こうしてみると、なつは東京に出たし、夕見子もバター工場を開拓している。それに比べて照男は子どもの頃からおとなしかったですが、やっぱり開拓者としてはいまいちという感じがしてしまいます。
坂場が天陽に絵とは何かと尋ねる
天陽の絵を見に来たなつと坂場だったが、坂場が天陽に絵とは何かと難しい質問をする。天陽は畑仕事は食うためで、絵を描くのは排泄だと答える。坂場も納得した。天陽はなつが一緒に生きるのは坂場なので、なつをよろしく頼むと伝えた。
(坂場となつが天陽の絵を見る)
(天陽)はい、コーヒー
(なつ)ありがとう
(坂場)ありがとうございます
(天陽)イッキュウさんのことは兄からも聞いていました。僕の絵を褒めてくれていたとか
(坂場)あいや、褒めるなんてとんでもない。ただ感動したと伝えただけです。まさか奥原なつさんの幼なじみだとも知りませんでした
(なつ)私は天陽君から絵を教わったの。天陽君と出会わなかったら今の私はいなかった
(天陽)それはお互いさまだよ、なっちゃん
(坂場)天陽さんにとって絵とは何ですか?
(天陽)え?
(なつ)また始まった
(坂場)絵を描くことと畑で作物を作ることは違いますか?
(天陽)うん。もちろん違いますよ
(坂場)どう違いますか?
(天陽)どう?
(なつ)あ…無理して答えなくていいからね。何それ分かんないって言う権利は天陽君にあるんだから
(天陽)どちらも生きるためにすることですけど…
(なつ)答えるの?
(天陽)畑仕事は食うためで絵を描くことは排せつかな
(坂場)排せつ?
(天陽)うん。我慢できなくなると漏らしてしまうでしょう。そういうものですよ、絵は
(なつ)それ昔も言ってたね
(坂場)なるほど…芸術的な価値を意識してないところにあなたの絵のすばらしさがあるんですね
(天陽)絵の価値を描くなんてつまらないですからね
(坂場)そうですね
(天陽)したけど、人から褒められればうれしいし、けなされると悔しいんです
(坂場)はい
(なつ)うん、そだね…そうやって純粋に生きられたらいいね
(天陽)僕が生きる場所を選んだように、なっちゃんも生きる場所を選んだだけなんだ、純粋に。アニメーションの世界は僕には分かりません。なっちゃんと生きられるのはイッキュウさんだけなんです。どうかなっちゃんこと、よろしくお願いします
(坂場)あなたの絵を見て僕も我慢できずに…漏らしそうです
<天陽君はやっぱり私の一番の目標です>
(坂場)ああ…早く新しいアニメーションを作りたいな!
(なつ)うん
<天国のお父さんお母さん元気ですか?>
はい元気にここにいます
<私はこの人と坂場一久という人と結婚します>
はい、分かっています。お母さんも
<未来のことはまだ全然分からないけど私は幸せです>
感想
なつは坂場の質問を気にしていましたが、もともと天陽も難しい話が好きだと思います。昔のなつも天陽の話が難しいとか、すぐに答えを出すとか言いながら、坂場を好きになったところを見ると、こういう理屈っぽい人が好きなんでしょうね。そう考えると、番長の門倉とか雪次郎は恋愛対象にはならなかったのでしょう。
なつは坂場の両親と食事をした
なつが坂場の両親と会い、食事をしたが、坂場の父は考古学の話ばかりしてた。なつが気にしていた戦争孤児であったこともすぐに受け入れてくれた。
<彼のご両親にもお会いして一緒に食事をしました>
(なつ)あの、私やります
(一直)考古学というのはね、なつさん
(なつ)はい
(一直)歴史学なんですよ。まあ大学でも史学科の中に含まれたりしますからね。歴史学というのはですよ、なつさん
(なつ)はい
(一直)歴史を復元することなんですよ
(なつ)はい
(サト)もうお父さんったら…
<お二人ともとてもすてきな人でした>
<私の過去はすぐに受け入れてくれて…>
(サト)ごめんなさいね、なつさん
(なつ)あっいえ
(一直)考古学とはね…
<というよりも食事の間は初めから終わりまで、ずっと考古学の話を私にしてくれました>
<何にでも興味を示すイッキュウさんがこの時ばかりはいつになく全く興味なさそうにしているのが妙におかしかったです>
(一直)分かりますか?なつさん
(なつ)えっ…はい!
感想
坂場の父親を演じたのは関根勤さんでした。坂場も純粋なところがありますが、お父さんも考古学のことしか頭にないという感じの人でした。その分、お母さんは物分かりがいいような雰囲気でこれならなつも大丈夫でしょう。こうなると、本当に千遥の結婚は、兄妹との縁を切らなければいけなかったのか疑問です。言ってみたら、案外大丈夫だったんじゃないかと思ってしまいます。
なつが白無垢姿で泰樹に挨拶する
結婚式の日、なつは白無垢のなつが牛舎の泰樹にところにやってくる。感謝を伝えるなつに、泰樹もありがとうと言った。泰樹はなつにたくさんの夢をもらったと言って泣いた。
<そして翌年の春>
(なつが白無垢姿で牛舎に来る)
(なつ)じいちゃん
(泰樹)なつ、そったら格好でこんなとこ来るな。汚れるべ
(なつ)じいちゃんがなかなか来てくれんから。タ見も待ってるよ
(泰樹)式には間に合うと言ったべ。慌てるな
(なつ)じいちゃん…長い間お世話になりました
(泰樹)ありがとうな
(なつ)ありがとうはおかしいべさ。育ててくれたじいちゃんが
(泰樹)わしもお前に育ててもろた…たくさん…たくさん夢をもろた…
(なつ)じいちゃん…
(泰樹)ありがとう…おめでとう、なつ
(なつ)じいちゃん…本当に…どうもありがとうございました!
感想
感動のシーンでした。頑固者の泰樹が泣いてしまいました。なつが北海道に来て、牛の世話をさせた頃は、泰樹がなつにありがとうと言うなんて思いもしませんでした。なつが東京に行ったときも泰樹は泣いてましたが、その時は一人だったので、なつの前で泣いたのは今回が初めてだったと思います。本当の孫である夕見子にも同じように涙を見せてあげてほしいと思います。
坂場となつ、雪次郎と夕見子の結婚式
二組の結婚式が行われた。たくさんの人が出席し、東京からはマダムと咲太郎も来た。全員で写真を撮った。
(菊介)なっちゃんもタ見ちゃんもこんなにちっちゃかったのにな。もうちっと大きかったか…
(とよ)今日はいいんでないかい
(地平)じいちゃん!
(弥市郎)おっ地平
(道子)大家族ってにぎやかでいいわね
(信哉)うん
(剛男)組合長今日はわざわざありがとうございます
(陽平)なっちゃん、きれいだな
(天陽)ああ…
(門倉が泣く)
(倉田)おい何でお前が泣いてんだ
(門倉)あっいや
<十勝に東京からお兄ちゃんと光子さんも来てくれました>
(光子)結婚っていいわね
<かなうならばここに千遥もいてくれたら…私はそう思わずにはいられなかったけど、それでもこの世に生まれたことを神様に感謝したいくらい、私の心は喜びに満ちあふれていました>
(カメラマン)はい皆さん準備はよろしいですか?詰めて並んで下さいね
<私を生んでくれてありがとう。なつは今日結婚しました>
(カメラマン)それでは皆さん撮りますよ、笑顔で
私も写りたかったけどやめておいた
ああなつよ、未来永ごう幸せになれよ
来週に続けよ
感想
これまでに出てきたたくさんの人が写真を撮るシーンは最終回のような雰囲気でした。今日はスピッツの主題歌が最初ではなく最後に流れました。マダムと咲太郎も結婚すればいいですが、亜矢美との結婚にも触れていましたから、どっちになるのか気になるところです。ウッチャンが映ったら心霊写真になることろでした。もしかしたら、千遥もサプライズとして来るかと思ったけど、それはさすがにありませんでしたね。
今日の名シーン
泰樹が結婚するなつにありがとうと伝えたシーン。
今日の名台詞
「ありがとうな…わしもお前に育ててもろた…たくさん…たくさん夢をもろた…ありがとう…おめでとう、なつ」
結婚式の日に泰樹がなつに言った言葉。
次回の見どころ
完全に一区切りついたという感じです。北海道のシーンが終わって、また東京でのアニメーションの話になるのでしょう。坂場の仕事も気になるところです。
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