なつぞら第113話のあらすじと感想(2019年8月9日放送)

2019-08-10

なつぞら第113話のあらすじと感想(2019年8月9日放送)

第18週「なつよ、開拓者の郷へ」の第113話。

雪次郎(山田裕貴)に呼び出され、なつ(広瀬すず)や天陽(吉沢亮)、夕見子(福地桃子)までもが雪月に集まった。雪次郎は自分が考案したお菓子を一同に披露し…。

第113話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
  • 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
  • 柴田照男(清原 翔)…剛男と富士子の長男
  • 柴田夕見子(福地桃子)…剛男と富士子の長女
  • 柴田明美(鳴海唯)…剛男と富士子の次女
  • 柴田地平(吉田隼)…照男と砂良の長男
  • 小畑とよ(高畑淳子)…雪之助の母
  • 小畑雪之助(安田顕)…菓子屋の店主、帯広のお菓子発明王
  • 小畑妙子(仙道敦子)…菓子屋の嫁
  • 小畑雪次郎(山田裕貴)…菓子屋の息子
  • 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
  • 山田天陽(吉沢 亮)…絵を描くなつの友人
  • 倉田隆一(柄本佑)…演劇部の顧問
  • 門倉良子(富田望生)…十勝農業高校のなつの友達
  • 門倉努(板橋駿谷)…十勝農業の番長
なつぞら登場人物

なつぞら第113話のあらすじ

雪月になつたちを集めた雪次郎は自分が作ったお菓子を食べさせた。みんなおいしいと言い、雪月の家族もおいしいと認め、販売されることになった。

雪次郎はすっとこの日を待っていたと言い、夕見子にプロポーズする。夕見子も結婚するなら雪次郎しかいないと思っていたと言う。夕見子は駆け落ちしたことを気にしたが、雪月の家族も結婚を認めた。

柴田家に挨拶する雪次郎と夕見子に富士子や剛男は、短い期間に二度も同じことがあり、夕見子の気持ちにも懐疑的だったが、二人の結婚を認めた。

なつと結婚する坂場は、二組の結婚式を北海道で一緒に行うことを提案した。

雪月で雪次郎のお菓子の試食会

雪月に呼び出されたなつと坂場。そこには天陽や倉田、門倉夫妻も来ていた。雪次郎は新作のお菓子を披露する。雪次郎が考案したおバタ餡サンドは好評だった。雪之助も「お前に先を越された」と認め販売を許可する。

(雪次郎)俺の考えた新しいお菓子です。これが俺の新しい魂です!

(なつ)へえ〜。おいしそう…。これバター煎餅?何か挟んであるの?

(雪次郎)そう!その挟んであるものが肝心なんだ。何だと思う?

(夕見子)もったいぶらずに早く言いなさいよ

(雪次郎)バターとあんこだ

(一同)ええっ?

(雪次郎)バターにあんこを混ぜ合わせてみた

(一同)なして?

(雪次郎)題して…何だと思う?

(なつ)そこまでもったいぶんのかい?

(雪次郎)題して…おバタ餡サンド

(一同)おばた あんさんど

(雪次郎)おバタはうちの名字の小畑とバターをかけてあるから、おバタのバタはカタカナでおバタ。それにあんこの餡。それを挟んであるからサンドでおバタ餡サンド。どう?

(雪之助)なるほど 小畑餡。雪月独自のあんこってことか

(雪次郎)うん そう!したから…

(雪之助 雪次郎)おバタ餡サンド

(とよ)今んところ感心してんのは父親だけだね

(妙子)何か オバサンって聞こえるわね。よかったら食べてみて

(雪次郎)さあ

(天陽)喜んで頂くわ

(なつ)私も喜んで頂きます

(坂場)頂きます

(門倉)よし 食ってやる

(良子)楽しみだわ

(雪次郎)倉田先生も

(倉田)よし 分かった

(雪次郎)ほら 夕見子ちゃんも

(夕見子)わざわざこったらことで呼ばなくても…

(一同)うん!

(門倉)うまい!

(良子)おいしい!

(雪之助)だべ!

(妙子)本当?

(とよ)正直に言っていいからね

(なつ)本当においしいわ これ!

(雪次郎)いろんなものを挟んで試してみたんだけど最終的には、このブッセ生地とおやじのバター煎餅ビスケットがいいと思って。ビスケットは時間がたつと生地が戻るからそれも面白いかなって

(雪之助)なるほどな

(なつ)バター煎餅がやわらかくなるんだね

(雪次郎)そう。夕見子ちゃんどう?

(夕見子)ん?うん…大したもんだわ。結局あんたにはお菓子屋が合ってたんだね。おいしいわ

(雪次郎)そうかい?やった〜!

(倉田)これこそ 奥原や天陽にも負けないお前の魂だな

(雪次郎)はい 先生。ありがとうございます。おやじ おふくろ ばあちゃんもどうぞ

(とよ)どれ

(妙子)どんなかね。おいしい!本当おいしいわ 雪次郎

(雪次郎)いかった。ばあちゃんは?

(とよ)うん いいんでないかい。あんこの風味でバタ臭くないしね。煎餅もやわらかくなってきて年寄りにもいけるよ これなら!

(雪次郎)そうかい。おやじは?

(雪之助)こしあんも試したのかい?

(雪次郎)こしあんはバタークリームとなじみ過ぎるんだわ。粒あんが6バタークリームが4くらいの割合がちょうどよかった。それに一番相性がよかった焼き塩を隠し味に使ったんだわ

(雪之助)初めて…お前に先越されたわ

(雪次郎)したら これ 雪月で売っていいのかい?

(雪之助)うん。売らなきゃ そのうち誰かに作られちまうべや ハハハハ…

(雪次郎)よし!

(なつ)やったね 雪次郎君!

(雪次郎)うん…これでもうやっと一人前だ

(雪之助)それはまだ早い

(笑い声)

感想

おバタ餡サンドってしつこめの名前だけど、見た目は本当に美味しそうでした。ひょうたんのような形のサブレがまた良いと思いました。それにしても、雪之助や妙子やとよが初めて食べたことに驚きました。味見とか相談はなかったんですね。男の子ってそんなものでしょうか。それかアドバイスを受けてしまったら自分で作ったことにならないと思ったのかもしれませんね。

雪次郎が夕見子にプロポーズ

雪次郎の作ったおバタ餡サンドは好評だった。勢いにのった雪次郎は夕見子に意味深なことを言い出す。まわりくどい言い方に、夕見子がつれない態度をとると、雪次郎は思い切ってプロポーズをする。

(雪次郎)夕見子ちゃん おバタ餡サンドのバターは今度夕見子ちゃんの工場で作るバターを使うつもりだ。

(夕見子)うん。そうして

(雪次郎)夕見子ちゃんの作るバターが、十勝の雪月の菓子になるってことだ。夕見子ちゃん

(夕見子)そったらこと言わなくても分かるって

(雪次郎)夕見子ちゃんの作るバターと十勝の菓子がくっつくんだわ

(夕見子)は?

(雪次郎)これは もう 夕見子ちゃんと十勝の菓子屋がくっつくのと同じだべ。夕見子ちゃんと雪月が結ばれる運命だと言っても過言ではねえべさ

(夕見子)過言すぎて意味分かんないわ!

(雪次郎)したら 分かるように言うべ…ふう〜…夕見子ちゃん 俺と結婚してくれ

(夕見子)えっ!

(雪次郎)俺と結婚してください!

(なつ)雪次郎君…

(天陽)雪次郎…

(妙子)お前…何を言い出すの?

(とよ)血迷ったかい?

(雪次郎)俺はずっとこの日を待ってたんだわ。夕見子ちゃんにそう言える日を…今日みんなに集まってもらったのもそのためだ

(夕見子)なしてみんなをあつめなきゃいけないの

(門倉)十勝の男は昔から人前でプロポーズするのが習わしだ

(良子)それはあんただけだべさ!

(門倉)雪次郎 よく言った!みんなの前でフラれてもすぐに諦めがつくからな…

(良子)あんたは私を諦めなかったべさ

(門倉)バカ やめろ お前…

(雪次郎)夕見子ちゃん…夕見子ちゃんは夕見子ちゃんらしくはっきり答えてくれ

(夕見子)知らんわ そったらこと…

(なつ)夕見 待って!こうなったら逃げるわけにはいかないべさ!

感想

雪次郎、このお菓子を作ってるときから夕見子にプロポーズしようと決めていたんでしょうね。「夕見子ちゃんと十勝の菓子屋がくっつくのと同じ」とかどうやって自分の気持ちを伝えようか考えた末のセリフだということが伝わってきました。しかし、最後にはしっかり「俺と結婚してください!」。さすが雪次郎、男らしいですね。蘭子への告白のときも男らしさを感じましたが、今回もとてもかっこよかったです。

雪次郎のプロポーズへの夕見子の返事は…

雪次郎から公開プロポーズを受けた夕見子はその場から逃げようとしたが、なつに引き止められる。そして夕見子の返事は、意外にもしおらしいものだった。

(夕見子)私でいいのかい…

(雪次郎)えっ…

(夕見子)本当に…私でいいのかって聞いてんの!

(雪次郎 泣きそうになる)

(夕見子)おじさん おばさん とよばあちゃん…私は雪次郎君と結婚するようなそったら資格はないかもしれないのさ

(雪之助)資格?そったらことあるわけねえべさ

(妙子)そったらことあるわけねいべさ!

(とよ)東京に駆け落ちしたって話かい?私はあれを聞いて夕見子ちゃんを見直したね。もしかしてそったらこと気にしてんのかい?

(雪次郎)したら 俺にもそんな資格はねえ

(倉田)結婚に必要なものは資格ではない。覚悟だ

(なつ)夕見にはその覚悟があるの?

(雪次郎)俺にはある!結婚しても夕見子ちゃんのしたいことすればいいべさ。うちの家族の前でそれを約束する。俺は夕見子ちゃんが好きだ。昔っからだ。今はもっと好きだ

(夕見子)私はもし結婚するとしたらあんたしかいないと思ってた

(雪次郎)えっ…いつ…いつから?

(夕見子)いつって…いつの間にか そう思ってたわ

(雪次郎)本当かい?本当かい 夕見子ちゃん?やった!なっちゃんやったわ!

(なつ)うん…雪次郎君 夕見 おめでとう!

(とよ)雪次郎…

(門倉)雪次郎 おめでとう!

(夕見子)こっぱずかしいわ!

(雪次郎)そりゃそうだな

(天陽)お前が言うなよ

(笑い声)

(とよ)一つだけ問題があるわ

(雪次郎)何だ?ばあちゃん

(とよ)あの柴田のじいさんと親戚になるってことよ

(雪次郎)ああ…

(夕見子)ああ…

(坂場)君のおじいさんと仲が悪いの?

(なつ)性格がぴったり似すぎてるだけ

感想

夕見子がプロポーズを受け入れられたあとの(夕見子)「こっぱずかしいわ!」(雪次郎)「そりゃそうだな」。この二人の会話が個人的にはくすぐったくて大好きです。夕見子も雪次郎も一時は他の人に想いを寄せていたけど、結局はくっつくことになってたんですね。こうなって欲しいと思っていたので嬉しいです。とよが感動して泣きそうな顔をしていたのが印象的でした。

柴田家に雪次郎が挨拶に来る

スーツスタイルで柴田家に挨拶に来た雪次郎。富士子も剛男も立て続けに結婚の挨拶があったことに驚きを隠せない様子だった。二人の気持ちを確認した富士子と剛男は結婚を快諾する。泰樹の反応が気になるところだったが、雪次郎の持参したおバタ餡サンドを食べると「うまいな これ」とひとこと。泰樹からの許しも得られたようだ。

(雪次郎)お嬢さんを僕に下さい!

(富士子)ええっ!

(砂良)これは本当にびっくりするわね

(富士子)こったら短い間に2度もあんのかい こんなことが

(雪次郎)えっ?

(剛男)これは偶然なのか?

(なつ)偶然みたい

(剛男)夕見子 お前 いつの間に雪次郎君と…?

(夕見子)自分でも分かんない

(剛男)はあ?

(夕見子)いつの間にかそういう覚悟はできてたみたい

(剛男)覚悟?何言ってんだ?

(なつ)夕見らしいしょ

(富士子)雪次郎君でいいの?

(雪次郎)え…えっ?

(富士子)あ いや 変な意味でないの。誤解しないでね

(雪次郎)ああ…

(富士子)雪次郎君のことを本気で好きなのか、結婚のことを真剣に考えてるのかってこと

(夕見子)そったらこと 結婚してみなくちゃ分からないしょ

(富士子)はあ?

(雪次郎)いいんです!こういう夕見子ちゃんと結婚したいんです

(富士子)変わってるわね 雪次郎君も

(明美)昔から合ってると思ってたよ 私は

(砂良)確かに 夕見ちゃんに合う人はそうそういないかもね

(なつ)まるで 本当にバターとあんこだわ

(夕見子)みんな 私を何だと思ってんの?

(富士子)分かった。したら反対する理由はないべさ

(剛男)父さんにもないよ。夕見子と雪次郎君がそれでいいなら

(雪次郎)ありがとうございます!

(なつ)待って。じいちゃんは?

(雪次郎の持ってきたおバタ餡サンドを食べる)

(泰樹)うまいな これ

(雪次郎)やった!

(なつ)問題ないみたい

(泰樹)一つだけ問題がある。雪月のばあさんと親戚になつことじゃ

(坂場)すごい 見事に

(なつ)ぴったりでしょ?

(泰樹)ん?

(坂場)あっいや…

(富士子)したら夕見子にもなつにもいっぺんに春が来たってことかい

(剛男)我が家に春が来たってことさ。タンポポが咲いたってことだよ。おめでとう 夕見子

(なつ)何 急にてれてんのさ

感想

雪次郎はありのままの夕見子が好きなんですね。雪次郎と結婚したら幸せになれそうな気がしてきますよね。富士子の雪次郎君でいいの?はちょっとびっくりしましたね。誤解しないでね。と言ってましたが誤解しますよね。学歴の差があるから?とか勝手に想像してしまいました。

坂場が提案する結婚式

同席した坂場が突然、二組合同で結婚式をしようと提案してきた。突拍子もないことに一同驚くが夕見子はその提案に乗り気なようだった。

(坂場)それじゃあ いっぺんにやりませんか?北海道で

(富士子)えっ?

(なつ)えっ?

(坂場)結婚式を同じ時期にこの十勝で挙げるんです

(なつ)そんなこと…まだイッキュウさんの家族にもお会いしてないのに

(坂場)大丈夫。僕の家族もきっと喜んでくれます

(富士子)そんなことができたら うれしいけどね

(剛男)うん。2組いっぺんにか…

(夕見子)よし そうしよう!そのほうがめんどくさくないし恥ずかしくない!

(なつ)夕見 その理由が恥ずかしいべさ!

(夕見子)えっ?何で恥ずかしいのさ

(雪次郎)さあ 皆さんも食べて下さい

(剛男)ああ

(富士子)頂きます

(雪次郎)おバタ餡サンドです

私からまだこれを言ってなかったな

夕見子ちゃんよ なつよ おめでとう

感想

合同結婚式。いいような悪いような。どちらかが引き立て役になってしまったらかわいそうですよね。主役を全部なつが持っていきそうな気がしてならないのは私だけでしょうか。

今日の名シーン

雪次郎がプロポーズし、それを夕見子が受け入れたシーン。

今日の名台詞

「夕見子ちゃんの作るバターが、十勝の雪月の菓子になるってことだ、夕見子ちゃん。夕見子ちゃんの作るバターと十勝の菓子がくっつくんだわ。これはもう夕見子ちゃんと十勝の菓子屋がくっつくのと同じだべ。夕見子ちゃんと雪月が結ばれる運命だと言っても過言ではねえべさ。したら分かるように言うべ…夕見子ちゃん、俺と結婚してくれ」

雪次郎のプロポーズの言葉。

次回の見どころ

なつと坂場、雪次郎と夕見子の合同結婚式が行われそうです。

なつぞら

Posted by popi