なつぞら第142話のあらすじと感想(2019年9月12日放送)

2019-09-13

なつぞら第142話のあらすじと感想(2019年9月12日放送)

第22週「なつよ、この十勝をアニメに」の第142話。

東京に戻ったなつ(広瀬すず)は、試行錯誤して「大草原の少女ソラ」の主人公ソラのキャラクターを描く。それを見た、坂場(中川大志)と麻子(貫地谷しほり)は…。

第142話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 佐々岡信哉(工藤阿須加)…なつの幼なじみ
  • 下山克己(川島 明)…アニメーター
  • 大沢麻子(貫地谷しほり)…マコプロダクション
  • 神地航也(染谷将太)…アニメーター
  • 森田桃代(伊原六花)…彩色担当
  • 坂場一久(中川大志)…なつの夫
  • 柴田明美(鳴海唯)…剛男と富士子の次女
  • 坂場優(増田光桜)…なつの長女
なつぞら登場人物

なつぞら第142話のあらすじ

ソラのキャラクターが完成して、みんなも納得した。

日曜日に信哉と明美が来て、保育園の後にマコプロで優が過ごすことにいい会社だと言った。明美は東京の放送局で働き、信哉が上司のデスクだった。

ソラの物語にはなつの実体験を重ねたいと坂場は考えていた。なつも信じてついていくと言った。そして、第1話の絵コンテも完成し、作画作業が始まった。

マコプロには制作進行の石沢、町田、動画をチェックする立山の3人が加わった。

ソラのキャラクターが完成

ソラのキャラクターが完成した。赤い服を着て、赤い頬をした少女にみんな納得した。優はなつが迎えに行き、仕事が終わるまでマコプロで過ごすことになった。

なつがデザインしたテレビアニメの主人公ソついに出来上がりました

これ

(神地)お~かわいいじゃない!

(桃代)これならかわいいだけじゃなくて野性味も感じられるわよ。女の子らしいけど決して弱い子には見えないと思う

(麻子)ちゃんと中身のかわいさとたくましさを捉えているからよね

(桃代)ほっぺが赤いの?これ

(なつ)そう。寒いからリンゴみたいに赤くなるのよ。それに合わせて服の色も赤にしてみました

(桃代)いいと思う

(なつ)本当?どう?

(坂場)うん。この子の日常なら見たくなります。主人公の活躍よりも生きる力そのものを描きたいんだから

(陽平)そういう精神がこの作品全体に必要なんだろうな

(なつ)ねえ神っちも本当にいいと思う?

(神地)うん。いいキャラクターだよ、これは。そして新しい!

(なつ)よかった…あっ…私そろそろ迎えに行かなきゃ

(麻子)あ…もう今日は帰っていいわよ

(なつ)あっいえ、もう少し描きたいんでまた戻ってきてもいいですか?

(麻子)それは構わないけど

(なつ)すいません。じゃちょっと行ってきます

(優は下山と遊び、なつは仕事をする)

優は保育園が終わったあと、マコプロで過ごすことになりました

感想

優は保育園のあと、寂しい思いをしなくてすむようになってよかったですね。下山が優の相手をしているのをみて思ったのですが、茜もマコプロに就職したらいいですよね。それとも下山は茜が働くことに反対なのでしょうか。

ソラの物語は千遥も気づくかもしれない

なつと坂場の家に信哉と明美がやって来た。会社で優が過ごしていることを明美はうらやましいと言った。明美は東京の放送局で働いていて、上司のデスクが信哉だった。ソラの話になり、柴田家の話をもとにするならなつの妹の千遥も気づくのではないかと明美は言った。

そしてある日曜日

(ブザー)

(なつ)は~い

(なつが玄関を開ける)

(なつ)信さん、明美ちゃん、いらっしゃい!

(みんなでそうめんを食べる)

(信哉)それじゃ家族で会社にいるんだ?

(なつ)そうなの

(なつ)大変だろうけど、いい会社だね

(坂場)小さいからなんとかやっていけるんです。経営者も同僚も気心が知れた人ばかりですから

(明美)何だか羨ましい。結婚しても好きな仕事を続けられる環境って作るのが本当に難しそうだもん。よかったね、優ちゃん

(優)うん。優ちゃんも絵を描いて働いてるの

(明美)ハハ…そうなんだ

(なつ)明美ちゃんは?やっぱり東京の放送局は大変?

(明美)うん…人の数も扱うニュースも全然違うから。でも信さんがデスクで助かってる

(信哉)明美ちゃんは何だか本当の妹のように思えてね

(明美)それはなつ姉ちゃんのおかげだわ

(信哉)だから甘やかさずにビシビシ鍛えなきゃと思ってるんだよ。早く一人前の女性ディレクターになってもらわないとね

(明美)何だ…

(なつ)何だじゃないでしょ。その方が明美ちゃんのためなんだから。信さんビシビシ鍛えてやってね

(信哉)分かった

(明美)頑張ります。あ…なつ姉ちゃんたちは十勝に行ったんだって?

(なつ)取材

(坂場)開拓者の話をテレビ漫画にしようとしてるんです

(信哉)柴田家の話?

(なんつ)いやそういうわけじゃないけど…じいちゃんが今までどうやってここまで歩いてきたか、そんなことを思いながら作りたいと思ってる。まあ、あくまで架空の話だけどね

(明美)でもなつ姉ちゃんのことを知ってる人はみんなうちの話だって思うんでないの?

(なつ)うん…そうかな?

(坂場)僕はそう思われてもいいと思ってるよ。それでも恥ずかしくないようなリアリティーのあるものにしたいと思ってるんです。もともと原案にしてるのも、作者の実体験ですし

(信哉)その方が面白いかもしれない。そういうのが見たいな

(明美)そしたら、うん…千遥ちゃんが見てもなつ姉ちゃんの話だって思うかもしれないしね。うちの家族のことも知ってるわけだし

(なつ)そうだね…

(明美)うん

(坂場)是非見てほしいよ…どこかで

(なつ)どこかで見てるって私は信じてるから

(優)ちはるちゃんってママの妹でしょ?写真の人でしょ?

(なつ)そうだよ

感想

明美が成長し全く顔が変わってから、何度もこの子は明美だと思おうとしても脳が拒否します。信さんのとなりにいる子は誰?それはさておき、信哉と明美が東京勤務になったとは驚きましたね。信哉はえらくなってるし。さすが医者の息子だけあって頭いいんですね。

ソラの物語はなつの実体験を織り交ぜる

坂場となつが物語について話す。坂場はなつの実体験と重なるように描こうとしていた。それに抵抗があるかとなつに尋ねる。なつは信じてついて行くと言った。泰樹や千遥など、登場人物を増やすことになり、二人は絵コンテを描く。

(坂場)今度の物語だけど…

(なつ)ソラの話?

(坂場)そう…本当に僕は君の実体験と重ねるように描いてもいいと思ってるんだ。

(なつ)えっ…

(坂場)いやそうしなければ君と作る意味がないとも思ってる。十勝に行って泰樹さんの話を聞いて、開拓者精神の底には悲しみがあることを感じられた。人との結び付きを何よりも大切にする。他人を家族のように受け入れる。その優しさが生まれることも知ったんだ。それこそが僕らの描くべき物語だと思う

(なつ)具体的にどうするの?

(坂場)うん…新しい登場人物を作る

(なつ)どんな?

(坂場)それは子どもの頃の君であり泰樹さんでもある。それに…千遥ちゃんでもあるかもしれない

(なつ)千遥も?

(坂場)うん。いつかは君と千遥ちゃんがまた家族として結ばれることを信じて…家族であるかどうかは本当の家族かどうかではなく、それを望む意志があるかどうかなんだ。それを描きたい。そういう自分のことのように物語を描くことに抵抗はある?

(なつ)私にとっては自分の魂を絵に吹き込むことが全てだから…信じてついていくだけです

(坂場)分かった

(なつ)いい作品にしましょう

(坂場)それじゃ一緒に絵コンテ作ってくれる?

(なつ)もちろん

原作の「大草原の小さな家」になつ自身の経験も織り交ぜた新しい物語がなつたちの手から生まれようとしていました

(なつ)たき火の場所から少年は耐えきれず飛び出してくるのはどう?少年は初めて涙を見せる。ソラは追いかける

そして2人が生み出す物語はようやく形になり始めたのです

感想

坂場、こんなに人間味あふれる優しい好青年だったんですね。なつは本当にいい人と結婚しました。職場でも家でも仕事で公私混同の夫婦ですが、なつと坂場だったらうまくやっていけるのかもしれませんね。

第1話のストーリーを坂場が説明する

麻子が制作進行の石沢と町田、動画チェックの立山を紹介した。そして、第1話のストーリーを坂場が説明した。洪水で新天地を求めていたソラと家族が川に流されていたレイを助けて家族になる話だった。この二人の成長を通して開拓者家族を描くとなつは言った。

(麻子)今回制作進行で入ってもらう石沢さんと町田君です

(石沢)石沢裕也です。よろしくお願いします

(一同)お願いします

(町田)町田義一です。よろしくお願いします

(一同)お願いします

それから動画チェックをしてもらう立山久子

(立山)立山です。よろしくお願いいたします

(一同)お願いします

(麻子)立山さんだけじゃ大変だと思うので、できるだけ動画チェックは私も手伝います。ここにいるのはメインスタッフだけで、仕上げはもちろん原画も動画も背景の作画も外注に頼らざるをえません。外注先とみんなとの間をこの石沢さんと町田君が行ったり来たりしてくれることで、なんとか製作は成り立ちます。しっかり締め切りは守りましょう

(一同)はい!

(麻子)返事だけはすばらしい。それじゃ第1話の絵コンテが上がったので配って下さい

(石沢)はい

(坂場)それではざっと1話目のストーリーを説明します。まず一家が旅をしています。荷物を荷馬車に積み荒野を走るのは、父さんと母さんと妹、そして主人公のソラ。住んでいた場所を洪水で流され、新天地を求めていました。その旅の途中、川に流されている少年を発見します。その時少年の友達のリスが助けを呼ぶように鳴くんです。それに気付くのがソラ。ソラは父さんに助けを求める。少年はソラの機転とその家族によって救われるんです。少年の名はレイです。レイの家族は洪水によって流されていました。孤児となったレイはソラたち家族と一緒に新天地へ向かって旅をすることになる

(陽平)その少年も主人公の家族として育っていくという話?

(なつ)そうです。ソラとレイ、この2人の成長を通して開拓者家族の物語を描きたいんです

感想

知らぬ間に新しい人材が投入されていましたね。新入りのこの人たちはいったいどこから引き抜いてきたんでしょうね。自己紹介があっさりだったのでモヤッとしました。何者!?そして、レイはなつということなんでしょうか。ストーリーの行方が気になります。

坂場が馬車の走り方のリアリティーを追及する

なつは荷馬車に乗っているシーンを坂場に見せた。荒れた大地を走っている振動がないと坂場が言う。リアリティーをおろそかにしないで欲しいと坂場が言い、なつはやりなおす。それを見ていた麻子は心配そうな顔をする。

物語に登場するキャラクターも固まり、なつたちの作画作業がいよいよ進み始めました

(なつの絵を坂場が見る)

(なつ)どう?

(坂場)うん…家族の表情はいいと思います。だけど荷馬車が…これではまるで競馬場を走ってるみたいですね

(なつ)競馬場?

(坂場)荒れた大地を走ってるような振動が感じられません。一定のリズムで揺れるわけがないと思うんです。いろんな大きさの石を踏むことだってあるでしょう。その方がこのワクワクとした旅を楽しむソラの表情ももっと生きると思います。そういうリアリティーをおろそかにしないで下さい

(なつ)そこまで追求しだすと…

(坂場)子どもが見ても大人が見ても本当だと思える表現をしたいだけなんです。君の記憶と想像力ならそれができると信じています

(なつ)分かりました…やってみます

(坂場)お願いします

(なつは泰樹の馬車に乗った時も思い出して絵を描く)

なつよ、さあどんなものができるのか私も楽しみだ

感想

坂場は自分のなつのこと、褒めすぎですね。なにしろ奥さんですからね。やる気を出させるためだったのかもしれませんが、なんだか職場で身内を褒めるのはやめていただきたいものですね。お願いだから家でやってほしいです。

今日の名シーン

坂場がまた馬の動きを指摘したシーン。

今日の名台詞

「家族であるかどうかは本当の家族かどうかではなく、それを望む意志があるかどうかなんだ」

ソラの物語に千遥も登場人物として追加したいと言った時の坂場の言葉。

次回の見どころ

ソラのアニメが放送されて、そろそろ千遥が出るのかもしれませんね。

なつぞら

Posted by popi