なつぞら第143話のあらすじと感想(2019年9月13日放送)

2019-09-14

なつぞら第143話のあらすじと感想(2019年9月13日放送)

第22週「なつよ、この十勝をアニメに」の第143話。

マコプロダクションでは連日なつ(広瀬すず)と坂場(中川大志)を中心に「大草原の少女ソラ」の制作が進んでいく。そして、いよいよ放送日をむかえ…。

第143話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
  • 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
  • 柴田照男(清原 翔)…剛男と富士子の長男
  • 柴田砂良(北乃きい)…照男の妻
  • 柴田地平(吉田隼)…照男と砂良の長男
  • 前島光子(比嘉愛未)…咲太郎の妻
  • 下山克己(川島 明)…アニメーター
  • 大沢麻子(貫地谷しほり)…マコプロダクション
  • 神地航也(染谷将太)…アニメーター
  • 森田桃代(伊原六花)…彩色担当
  • 坂場一久(中川大志)…なつの夫
  • 亀山蘭子(鈴木杏樹)…劇団「赤い星座」女優
  • 煙 カスミ(戸田恵子)…クラブ「メランコリー」の歌手
  • 土間レミ子(藤本沙紀)…歌手・煙カスミの付き人
  • 白本知香子(沢城みゆき)…声優
  • 島貫健太(岩谷健司)…声優
  • 坂場優(増田光桜)…なつの長女
  • 石沢裕也(大野泰広)…マコプロの制作進行
  • 町田義一(鈴鹿央士)…マコプロの制作進行
なつぞら登場人物

なつぞら第143話のあらすじ

マコプロでは「大草原の少女ソラ」の仕事が忙しく、夜遅くまで働き、麻子がナポリタンを作ったり、出前を取ったりして働いた。

神地や下山は作画監督のなつに相談しながら自分らしさを出して絵を描いた。声優には女優の白本知香子や蘭子、レミ子、島貫が、主題歌は煙カスミが歌うことになった。

坂場が会社に泊まったり、なつは家でも原画を直したりしながら、ようやく第1話の放送となった。柴田家ではテレビを見て、泰樹や富士子に似ていると話した。

麻子がナポリタンを振舞う

アニメの制作でマコプロは忙しかった。優は保育園のあと、会社でモモッチと遊ぶ。麻子はナポリタンを作って振舞った。

なつは時間に追われながらも充実した毎日を送っていました

(なつと優がマコプロに入る)

(なつ)戻りました

(麻子)買い出しご苦労さま。重かったでしょ、優ちゃん。ありがとう。あっ重いね…

(モモッチと優が遊ぶ)

(桃代)あっいいね、優ちゃん。色のセンスがママとそっくり

(優)モモッチのもすてき

(桃代)ありがとう。やっぱりあんたともセンス合うのね

(なつ)モモッチ、悪いね

(桃代)いいわよ。そっちが進まなきゃこっちは出番来ないんだから

(麻子)お待たせ!マコさん特製のナポリタンです!

(一同)うわ~

(なつ)え~本場の味ですか!?

(麻子)イタリアにナポリタンはない

(みんなが笑う)

(麻子)優ちゃんどうぞ

(下山)早く食べましょうよ

感想

マコプロも最初は倉庫みたいな場所でしたけど、きれいになってきて今ではキッチンのようなものもあるんですね。モモッチが優と遊んであげていましたが、モモッチが忙しくなったらどうなるんだろうと思ったし、いつも誰かが優を見ている感じで、もう少し一人で遊ぶようにさせたらいいのにと思いました。それはでもかわいそうか…

ソラの声はオーディションで白本知香子に決まる

ソラの声優はオーディションで選んだ。咲太郎が勧めた女優の白本知香子の声になつや坂場、麻子も納得した。レイは土間レミ子、お母さんは亀山蘭子、お父さんは島貫健太が務めることになった。

イッキュウさんのアイデアで登場人物たちの声優はオーディションで選ぶことになりました

(坂場がスピーカーで話す

(坂場)以上です。ありがとうございました

(応募者)ありがとうございました

(スタッフ)お疲れさまです

(坂場)次の方どうぞ

(白本)父さん母さんあそこ!人が流されてる!

(坂場)はい。え~次はもっと必死になって助けを求めるようにセリフを言って下さい

(白本)生きてる!生きてるわ、父さん!助けを呼んでる!早く!早く助けなきゃ!父さん!

(坂場)ありがとうございました

(白本)ありがとうございます

(坂場)いいですね

(麻子)いいと思う

(なつ)ソラの声を聞いた気がした

(咲太郎)だろ?俺は台本読んだ時からもう彼女の声しかないと思ったんだよ

(なつ)でもいいの?お兄ちゃんの事務所に所属してる人じゃないんでしょ

(咲太郎)そんな小さいこと言うなよ。俺たちの仕事は自分の利益だけを求めることじゃないんだ。俺たちの仕事はなつたちと同じように作品をよくすることを一番に考えることなんだよ

(光子)それが結局信用を生むのよ。咲ちゃんはそれをやってきた人だから今があるの

(なつ)お兄ちゃん…さすが!

(咲太郎)今頃言うなよ、ハハ…

主人公ソラの役は声優初挑戦の若手女優、白本知香子に

(レミ子)「父さんも母さんも死んだんだ」

レイの役は今や売れっ子の土間ルミ子に

お母さんの役はベテランの亀山蘭子に

(島貫)「新しい土地へ」

お父さんの役は島貫健太に決まりました

こうして放送日は刻一刻と迫ってきました

感想

オーディションやけに上手な人だなと思いました。若手女優の白本知香子役は、声優の沢城みゆきさんで鬼太郎とか峰不二子をやっている声優さんだそうです。けっこう声優のプロが出てきてますよね。土間レミ子はたぶん野沢雅子さんだと思うから、どこかのシーンで出てほしいと思います。

なつが神地に牛の描き方をアドバイス

神地は牛の描き方をなつに相談した。大きく描くことをアドバイスすると、神地は面白い絵に仕上げた。下山も牛になめられるシーンを下山らしさを出して描いた。坂場もこれはこれでありだと納得した。

(なつ)じゃ原画のAパートをなるべく早く上げてもらってきて下さい

(石沢)はい、回収しに行ってきます

(なつ)お願いします

(神地)なっちゃん、ちょっといい?

(なつ)はい

(神地)この牛なんだけどさ、どうしたらもっと迫力が出るかね。リアルに描こうとすると、どうしてもかわいく見えちゃうんだよね。表情を怖くするとギャグ漫画になっちゃうし

(なつ)う~ん…これはソラの目から見た牛でしょ?

(神地)そう、突然襲ってくる

(なつ)牛はかわいいけど子どもの目から見ると本当に大きくてそれだけで迫力があるの。だからもっと大きく見えていいと思う

(神地)なるほど子どもの気持ちに立って牛を大きく描いてみるか!

(なつ)うん。劇画タッチのものを描いてる時はいつもそういう誇張をリアルに描くことばかり考えてたから

(神地)なるほど…いやさすが「キックジャガー」や「魔界の番長」の経験が生きてるじゃない

(なつ)そこは徹底的にやりましたから

(神地)よしそれでやってみる

(なつ)お願いします

(神地がまたなつに見せる)

(神地)これでどう?

(なつ)うん…

(なつが絵を見る)

(なつ)おお…牛がぐんと迫ってくる感じがよく出てる!さすが神っち!今度は子どもの気持ちをよく捉えてる

(神地)僕には子どもがいないけど子どもにはいつだってなれるからね

(なつ)どう?イッキュウさん

(坂場)うん?

(なつ)牛の大きさを誇張してあるけど

(坂場が絵を見て笑う)

(坂場)これはこれでありです。面白い。これでいきましょう

(神地)よっしゃ!

(麻子)作画監督としていろいろな奥原なつらしさを身につけてきたわね

(なつ)いや神っちの力ですよ

(神地)オホホ!

(下山)よし負けないぞ、ハハハ…

(麻子)ハハハ…

(下山がなつに絵を見せる)

(下山)なっちゃん、これどうかな?牛になめられるところなんだけど、レイが

(なつ)ハハハ…

(下山)やり過ぎかな?

(なつ)いや私はありだと思います。さすが下山さんです

(下山)本当?

(なつ)イッキュウさん

(坂場)はい

(みんなが絵を見て笑う)

(神地)確かにこんなの下山さんにしか描けないよ

(麻子)らしくはあるけど…

(坂場)これもこれでありです。面白いです

(下山)よし!ハハハハ…よかった

感想

なんか楽しそうにやっていますが、忙しいこともあってケンカはしないんでしょうか。気心知れた仲間と仕事をしてナアナアになりそうな気もしますけど、それもないみたいですね。神地と下山は作画監督のなつをちゃんと立てていて偉いなと思いました。特に神っちがなつに相談するのは意外でした。

忙しさに麻子がイラつく

「大草原の少女ソラ」の制作が忙しくなり、夜遅くまでみんなが働いていた。なつは家に持って帰って原画を直し、坂場も会社に泊まることもあった。坂場が絵を直してほしいと麻子に言うと、麻子はイライラしていた。

(なつと優がマコプロに来る)

(なつ)お世話さまです

(出前)毎度どうも

(出前)毎度あり

(なつ)どうぞこっちです

(出前)はい

(麻子)あっ待ってました。あのそこのテーブル置いてもらって…

(出前)毎度どうも、どうもいつもありがとうございます

作業は連日連夜、ほぼ休みなく続きました

(石沢)ただいま戻りました

(麻子)ご苦労様

(石沢)原画動画回収してきました!

(町田)仕上げも回収してきました!

(麻子)じゃみんなの方に

(石沢)はい

(石沢がなつのところに動画を置く)

(石沢)はい…よいしょ

なつは家に帰っても原画の直しを続けました

(町田が石沢を起こす)

(石沢)うん?えっ?

(町田)11時です

(石沢)うわもうそんな時間か…

イッキュウさんたちは会社に泊まり込むこともしばしばでした

(坂場)マコさん、これたき火の火の動きが変だと思うんですが

(麻子)火?火まで私に直せって?夜中の動画チェック私一人なのよ

(坂場)だから…お願いします

(絵にあわせてなつがセリフを言う)

(ソラ)「一緒に行きましょう」

(レイ)「君には僕の気持ちなんて分からないよ」

(ソラ)「あなたが悲しいことだけは分かるわ」

(なつは泰樹を思い出す)

(なつ)じいちゃん、誰もが支え合って開拓者は強くなったんだよね

感想

やっと変な感じになりました。麻子が一番リアルな感じがします。動画チェックって直しも含めてなんですね。ほかのメンバーはすんなりと終わらせた感じがあって、なつぞらはこういうところの苦労を見せないようにしますよね。だから逆に苦労して乗り越えた感がなく、あっさりしている感じはあるのですが。なつが絵にあわせてセリフを言うところは感動しました。

煙カスミがテーマソングを歌う

アニメの主題歌を歌うことになったのは煙カスミだった。麻子と坂場で決めた。カスミは咲太郎のおかげだと言い、咲太郎もカスミのレコードが出ることを喜んだ。

(坂場)音チェックして下さい

(スタッフ)はい

そしてこの人も参加することになりました

(カスミ)あっ!

(麻子)おはようございます

(カスミ)おはよう

(坂場)おはようございます

(カスミ)この度は本当にありがとう。私がこの主題歌を歌わせてもらえるなんて、本当にうれしいわ

(咲太郎)俺もうれしいです。カスミねえさんのレコードが出せるんですから

(カスミ)咲ちゃんのおかげね

(咲太郎)いえ、決めたのはプロデューサーと演出ですよ

(麻子)イッキュウさんと誰に歌ってもらおうか話している時に、カスミさんの歌を思い出したんです

(カスミ)光栄だわ。なっちゃんは元気にしてる?

(坂場)あ…はい、彼女もカスミさんの歌を楽しみにしています

(カスミ)魂込めて歌うわね

(坂場)よろしくお願いします

(咲太郎)お願いします

(カスミが歌う)

「まぶしい大地に広がる空」

「風は優しさ運んでくれる」

「森は心を育ててくれる」

「昨日の涙と明日の笑顔はきっと友達」

「ララララララ」

感想

煙カスミの戸田恵子さんもアンパンマンの声優さんですから、声優として出るのかと思ったら、そういえばドラマの中では歌手でしたね。今日の放送は、蘭子とかカスミとか新宿の頃の人たちが多く出てなつかしさがありました。

「大草原の少女ソラ」の初回放送をみんながテレビで見る

「大草原の少女ソラ」の第1話が放送された。柴田家でも雪月でも天陽の家出もテレビを見ていた。登場人物は泰樹や富士子に似ていた。剛男は自分がいないことに気づいた。

昭和49年10月ついに初回放送日がやって来ました

(富士子)あっ始まった

(テレビ)それは今から50年ほど前のことです

(テレビ)北の大地を旅する開拓者の家族がいました

(地平)あっひいじいちゃんそっくり

(照男)そうだべや、きっと

(テレビ)今まで住んだ場所を洪水で流され、新しい土地へ移ることしたのです

(テレビ)娘のソラは9歲

(砂良)母親の方はお義母さんに似てますね

(富士子)そう?

(砂良)うん

(剛男)なつが描いたんだからな…あれっ僕は?

(テレビ)お父さんとお母さんとまだ幼い妹と一緒にこれから始まることに胸をワクワクさせていました

残念ながら今日はここまで

なつたちこん身のテレビアニメよ、明日に続けよ

感想

ナレーションに違和感がありました。昔のアニメのナレーションってけっこう特徴がありますよね。たしかに剛男は存在感が薄かったから出てこないでしょうね。剛男が活躍したのは農協の話の時ぐらいですもんね。60歳ぐらいになって「あれっ僕は?」という剛男はかわいらしい感じはありました。天陽の家は天陽が亡くなってお金に苦しくなったのかと思いましたが、テレビを買っていたんですね。

今日の名シーン

声優オーディションに来た白本知香子のソラのセリフが上手だったシーン。

今日の名台詞

「俺たちの仕事は自分の利益だけを求めることじゃないんだ。俺たちの仕事はなつたちと同じように作品をよくすることを一番に考えることなんだよ」

咲太郎の会社の声優ではないことを気にしたなつに咲太郎が言った言葉。

次回の見どころ

なつぞらの続きよりも、ソラのアニメの続きが気になります。

なつぞら

Posted by popi