なつぞら第102話のあらすじと感想(2019年7月27日放送)
なつぞら第102話のあらすじと感想(2019年7月27日放送)
第16週「なつよ、テレビ漫画の幕開けだ」の第102話。
なつ(広瀬すず)達の作ったテレビ漫画「百獣の王子サム」の放送が始まった。しかし、社内では坂場(中川大志)と制作進行の言い争いが絶えず、なつも解決策を絞り出し…。
第102話の主な登場人物
- 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
- 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
- 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
- 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
- 小畑とよ(高畑淳子)…雪之助の母
- 小畑雪之助(安田顕)…菓子屋の店主、帯広のお菓子発明王
- 小畑妙子(仙道敦子)…菓子屋の嫁
- 小畑雪次郎(山田裕貴)…菓子屋の息子
- 岸川亜矢美(山口智子)…おでん屋「風車」
- 前島光子(比嘉愛未)…川村屋オーナー
- 野上健也(近藤芳正)…川村屋ギャルソン
- 三村 茜(渡辺麻友)…新人アニメーター
- 神地航也(染谷将太)…新人アニメーター
- 森田桃代(伊原六花)…彩色担当
- 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
- 亀山蘭子(鈴木杏樹)…劇団「赤い星座」女優
なつぞら第102話のあらすじ
なつが作ったテレビ漫画が放送された。北海道の家族も見て喜んだ。
坂場と荒井はテレビ漫画の作り方で言い合いになったが、なつが煙や星を使う表現の仕方のアイディアを出して丸くおさまった。
雪次郎は北海道に帰った。蘭子との件があったあと、自分が開拓者になるなら、俳優ではなく菓子職人だと気づいた。雪之助に自分を鍛えてくれと雪次郎は言った。
蘭子も風車で雪次郎が北海道に帰ったことを知った。
百獣の王子サムがテレビで放送される
百獣の王子サムのテレビ漫画が放送された。なつの名前が出ると咲太郎と亜矢美は歓声を上げる。なつは富士子と電話で話した。富士子は照男と砂良の子どもの地平も好きになったようだと伝えた。剛男も変わろうとしたが富士子は電話を切ってしまった。
(なつ、咲太郎、亜矢美がテレビを見る)
昭和38年12月、なつたちの作ったテレビ漫画が日曜日の夕方に始まりました
(テレビ)「あいつは怪力」
(テレビになつの名前が出る)
(咲太郎・亜矢美)お~
(坂場は川村屋でテレビを見ていた)
(川村屋でテレビを観ている子どもたちの笑い声)
なつたちのこの苦難と冒険はやがて未来のジャパニーズアニメーションの担い手たちへとつながってゆくのです
(テレビ)「あらしのサムハレルヤサム」
(テレビ)「いつか王者だサム」
(なつが富士子と電話で話す)
(富士子)なつ見たさ、面白かったわ
(なつ)本当に?
(富士子)本当さ。ちー君も好きになったみたいで、じ~っと見てたわ
(なつ)それはよかった。ちー君に会いたいな
(富士子)なつの名前もちゃんと出てたね。じいちゃん思わず「おっ!」て声出してたわ、ハハ…
(なつ)ハハハ…そっか、じいちゃんは?
(富士子)なつのテレビ見終わってすぐ牛舎戻った
(牛舎で泰樹と悠吉と菊介が働いていた)
(泰樹)テレビぐらい買え!お前ら遅れてるもな
(菊介)おやじ
(悠吉)うん?
(菊介)労働組合作って、賃金上げさせるべ
(悠吉)それよりわしはもう引退したいわ。近頃腰がこわあて…
(泰樹)それは困る
(3人)ハハハハ…
(剛男が電話の近くに来る)
(富士子)時間出来たらすぐ帰ってきなさいね
(剛男)どれ代わるかい
(富士子)したらね
(剛男)あっ…なして!
(富士子)電話代もったいないべさ。別に用事ないしょ
(剛男)声を聞くのが用事だべさ!なあ
(地平)うん?
感想
やはり数年経っている設定だったので、照男と砂良の子どもが大きくなっていましたね。「ちー君」と呼んでいました。ちへい?ちっぺい?ちひら?なんていう名前か気になりますね。坂場は育ちが良さそうに見えますが、家にテレビはないのでしょうか。テレビはあるけど、子どもたちの反応が知りたくて川村屋で観ていたのかもしれませんね。
参考:
【なつぞら】泰樹(草刈正雄)と富士子(松嶋菜々子)の親子関係が面白い!二人のシーンをまとめました
なつが喧嘩のシーンのアイディアを出す
なつと桃代がテレビを見た感想を話す。なつは動きのぎこちなさが気になったという。順調かと聞かれると、坂場が問題だとなつは言う。東洋動画らしさを追及する坂場と荒井は言い合いになっていた。なつは喧嘩のシーンで煙を使うことなどを提案した。
(なつ)どうだった?
(桃代)思ってたより絵は動いてたんじゃない
(店員)お待たせしました。サンドイッチとチキンライスでございます
(なつ)そう?私なんかテレビ見てたらやっぱり動きがぎこちないなって
(桃代)あっ…そんな中でもなっちゃんらしいなって思うところもたくさんあったよ。モノクロじゃなければ私が色を塗りたいくらいだけど
(なつ)私より猿渡さんって人がすごいの。もうパパッと描いちゃう
(桃代)それじゃ順調なんだ?
(なつ)それがそうでもないんだよ…問題はやっぱりあの人よ
(坂場と荒井が言い合う)
(荒井)あんたええ加減にせえや!あんたの要求聞いとったら、みんな4000枚ぐらい描かなあかんことになるやないか!あの「鉄腕アトム」見てみいな、あれ1000枚前後で出来てるっちゅう話やぞ
(坂場)「鉄腕アトム」という作品の魅力があっての話です。うちはうちらしい個性を出さなければ太刀打ちできないでしょう
(荒井)放送でけへんかったら意味ないやろ!このままやったらひとつきで放送でけへんようになるぞ!
(なつ)荒井さん!大丈夫です。私がなんとかしますから
(荒井)なんとかするってお前そんな簡単なこと…どないすんの?
(なつ)これから描く予定の原画を見直します。例えばここのトラ同士が仲間割れをして喧嘩をするシーンですけど…こういう乱闘シーンは手間がかかるのでこんなふうに土煙で覆ってしまうんですよ。この煙だけをモコモコと動かして煙の中から面白いポーズや表情をしたトラの
止め絵が飛び出してくるんです
(茜)ああ…それで喧嘩を表現しちゃうんだ?
(猿渡)それはいいアイデアだよ、なっちゃん!
(なつ)これは猿渡さんのやり方を見ていて思いついたんです。あっそれからサムがトラをやっつけるシーンですがやっつけるサムの画に画面いっぱいに星だけ出しちゃうんですよ。その次の瞬間に伸びてるトラを見せればサムの強さも表現できます
(一同)あ~
(なつ)まあテレビは小さな子どもも見てますから、これは手を抜くというよりも暴力を振るう場面をなるべく見せたくないんです
(茜)そうよね、それで枚数も少なくできれば一石二鳥ね
(猿渡)すごいよ、なっちゃん!
(なつ)でもそのかわりちゃんと丁寧に見せたいところは枚数をかけられるようにしたいんです。イッキュウさん、思い切ってこういうことをやってはいけませんか?
(坂場)それを決めるのはあなたです。私はそれを最大限生かせるように、話の内容を考えてゆきます
(なつ)はい!それじゃ皆さんよろしくお願いします!
(一同)はい!
(荒井)よっしゃ!ほなれでいこう!よっしゃ
感想
坂場と荒井の言い争いを見事になつが解決しましたね。頼もしすぎて怖いくらいです。すっかりできる女になり職場の中心になってますね。
雪月に帰った雪次郎が菓子屋に戻ると言う
雪月に雪次郎が帰った。雪次郎は雪之助にクリスマスケーキを作ろうと言い、「かもめ」のポスターをはがす。菓子屋に戻るという雪次郎を中途半端だと雪之助は言うが、鍛えてくれと雪次郎は頼んだ。
(妙子)ありがとうございました
そしてそのころ北国では
(妙子)いらっしゃい…
(雪次郎)ただいま
(妙子)雪次郎…!何さあんた、帰るなら帰るって知らせてくれたらいいしょや
(雪次郎)うん…
(妙子)父さんとばあちゃんに知らせてくる
(回想)(蘭子)あの人の分も生きて演じてほしいのよ。頑張ってほしいのこれからも
(とよ)雪次郎!あんた帰ってこれたんか!
(雪次郎)ただいま、ばあちゃん。あっ父さん、ただいま
(雪之助)正月帰るんだらちょっと早いんでねえか、おい
(妙子)あんた
(雪次郎)クリスマスに間に合うようにと思ってな。父さんクリスマスケーキ作るべ!
(雪之助)ん?
(とよ)うん?
(雪之助)何だ?お前
(とよ)どしたの?
(雪次郎)うん…
(雪次郎が「かもめ」のポスターをはがす)
(妙子)雪次郎!
(雪次郎)父さん言ったべや、諦める時は潔く諦めれって
(雪之助)諦めたのか
(とよ)そ…その芝居で失敗したのか?セリフ忘れたのかい?
(妙子)そんなことで…
(雪次郎)そったらことでねえ!もう悔いはねえんだ。だから決めたのさ。俺は菓子屋に戻る
(雪之助)バカでねえか!そったら中途半端なことで菓子屋になれっか!
(雪次郎)だったら父さん…俺を鍛えてくれ!中途半端な菓子屋として、人間として、俺を鍛え直してくれ。頼む。父さんのもとでもう一度やってみたくなったんだわ…
(雪之助)本気か?
(雪次郎)本気だ
(雪之助)逃げてきたわけでねえんだな?
(雪次郎)逃げてねえ…捨ててきた
(妙子)雪次郎…
感想
雪次郎が帰ってきたときの妙子が物凄く嬉しそうで、まるで恋人に再開したような喜びようでしたね。蘭子と雪次郎のアレコレを観た後だったのでなおさら。。。そして雪次郎、やはり雪月を継ぐことにしたんですね。色々あったけど、みんなにとって一番良い結果になったと思います。
雪次郎が役者を目指した経緯はこちら!
【なつぞら】小畑雪次郎が新劇の俳優になろうとした理由やいきさつをまとめました
雪次郎が天陽に会いに行く
北海道に帰った雪次郎は天陽に会いに行った。そして、これからはずっと北海道にいると言う。天陽はなつのテレビ漫画は見ていなかったが、雪次郎が声優をしていたことは知っていた。雪次郎がなつには追いつけもしなかったと言うと、競争じゃないと天陽は言った。
(天陽が絵を描いているところに雪次郎が来る)
(天陽)うんどうした?もう搾乳の時間か?
(雪次郎)相変わらずやってんな
(天陽)雪次郎!
(雪次郎)久しぶりだな、天陽
(天陽)帰ってきたんかい
(雪次郎)おう…もうずっとな
(天陽)ずっと?
(雪次郎)おう、これからはずっとこっちさ、喜べ
(天陽)別にうれしかねえわ
(雪次郎)相変わらず冷めてんな
(天陽)あっしばれたべ?何か持ってくっか…
(雪次郎)あ、いい…後でお前の嫁さんに挨拶するべ
(天陽)おう、そうしてくれ
(雪次郎)倉田先生にも挨拶に行かねばな…
(天陽)ああそりゃ喜ぶべな
(天陽)あ…よっちゃんや番長も呼んで一緒に酒飲むべ
(雪次郎)うん
(天陽)みんなお前に会いたがってるぞ
(雪次郎)あっお前、なっちゃんのテレビ見たか?
(天陽)ああ兄貴から聞いたけどテレビなんて買えんからな
(雪次郎)欲しくもないんだべさ。あ…俺もテレビに出てたんだ
(天陽)ああ声だけな
(雪次郎)それは知ってんのかい
(天陽)なっちゃんも相変わらずやってんだな
(雪次郎)うん、なっちゃんは相変わらずだ。どんどん先行くぞ。脇目も振らずって感じだなな。俺は結局なっちゃんには追いつけもせんかった
(天陽)競争じゃないべ生きるのは
(雪次郎)そだな…
(天陽)お帰り、雪次郎
(雪次郎)ただいま、天陽
(天陽)何だお前
感想
「うんどうした?もう搾乳の時間か?」は妻の靖枝に向けたものですよね。なんだか本当に夫婦してるんだなぁと思わされる一言でしたね。そうやっていつも靖枝が呼びにくるのでしょう。雪次郎が天陽に向けて両手を広げた回数3回。しかし全て空振り。抱きしめあって感動の再開!したら良かったのに。そして、よっちゃんと番長の仲も気になりますね。雪次郎が北海道に戻ったということは、夕見子と雪次郎でくっつく可能性も出てきましたね。
天陽が気になった方はこちら!
【なつぞら】山田天陽(吉沢亮)と奥原なつ(広瀬すず)の関係とは?二人の出会いから別れまでをまとめました
雪次郎が北海道に帰ったことを蘭子が知る
風車では雪次郎が北海道に帰ったことを蘭子が聞く。蘭子は心から辞めろと言ったわけではなかったが、それも雪次郎はわかっていたから辞めたと亜矢美は言った。開拓者になるなら、菓子屋だと気づいたとなつは教えた。蘭子は「かもめ」のポスターを剥がしたらどうかと言ったが、亜矢美は思い出を捨てない店だから残しておくと言った。
(蘭子)そう、北海道に帰ったのね…別に心から辞めろって言ったわけじゃないのに…
(亜矢美)彼はそれも分かってましたよ。分かったから辞められたんだと思います
(なつ)雪次郎君、あれからじっくり考えて気付いたそうです。自分は開拓者になるなら演劇じゃなくて菓子屋だって
(咲太郎)俺は少し残念ですけどね
(咲太郎が「かもめ」のポスターを見る)
(蘭子)だったらもうあれも剥がしたら?
(亜矢美)うちは思い出を捨てない店ですから、あれは残しておきましょう
(亜矢美)メリークリスマス
(蘭子)メリークリスマス
(蘭子・咲太郎)お~!
(なつ)ハハハ
ああなつよ…降り積もる雪がやがては解けるように時間は過ぎてゆくだろう
そこに残るのは思い出か、愛か…
来週に続けよ
感想
亜矢美特製!?のケーキじゃなくて、雪之助と雪次郎の作ったケーキはどんなケーキだったのか気になりました。亜矢美が言った「思い出を捨てない店」という言葉も気になりました。他にはどんな思い出が残されているのでしょうか。亜矢美の過去が気になりますね。
蘭子が気になった方はこちら!
【なつぞら】女優の亀山蘭子(鈴木杏樹さん)が声優としても活躍!蘭子の出演シーンをまとめました
今日の名シーン
雪次郎が家族に俳優を捨ててきたと言ったシーン。
今日の名台詞
「俺を鍛えてくれ!中途半端な菓子屋として、人間として、俺を鍛え直してくれ。頼む。父さんのもとでもう一度やってみたくなったんだわ…本気だ。逃げてねえ…捨ててきた」
菓子職人に戻るという雪次郎が雪之助が言った言葉。
「競争じゃないべ生きるのは」
北海道に帰ってなつは追いつけなかったという雪次郎に天陽が言った言葉。
次回の見どころ
来週は「プロポーズ」らしいので、やっぱりなつと坂場でしょうか。
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