なつぞら第3話のあらすじと感想(2019年4月3日放送)
4月3日のなつぞら第3話のあらすじと感想です。
第1週「なつよ、ここが十勝だ」の第3話。
学校には行かずに働くことになったなつ。
一生懸命働くなつの姿に感動します。
第3話の主な登場人物
- 奥原なつ(粟野咲莉)…ヒロイン
- 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
- 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
- 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
- 柴田照男(岡島遼太郎)…剛男と富士子の長男
- 柴田夕見子(荒川梨杏)…剛男と富士子の長女
- 柴田明美…剛男と富士子の次女(赤ちゃん)
- 戸村悠吉(小林 隆)…柴田家の酪農の従業員
- 戸村菊介(音尾琢真)…悠吉の息子
なつぞら第3話のあらすじ
なつは朝4時から酪農の仕事を手伝い、早起きにも慣れてきた。放牧へ向かう牛たちに「行ってらっしゃい」と声をかけるなつ。
牛の糞出しなどを手伝うが、一日中食べることが仕事の牛を「うらやましいべ」と戸村親子に言われると、「私は乳が出ないから力を出さないと」と言う。
なつが学校に行かないことを心配する富士子だが、剛男は婿養子である自分と重ね、認めてもらおうと必死ななつの気持ちがよくわかると言う。
なつはよく働き、疲れている。夕食中に居眠りをして泰樹に叱られる。かわいそうになった富士子は泰樹に「この頑固じじい!」と怒鳴る。寝ているときのなつはいびきもうるさく、一緒に寝ている夕見子を困らせていた。
日曜日、泰樹はなつに乳絞りのやり方を教える。なつは仕事の様子をよく見ていたので、コツをつかみ乳絞りが上手にできた。
剛男が夕見子に、なつをつれてきた理由を話そうとしたとき、富士子がなつがいないことに気づく。泰樹がどこかへ連れて行ってしまったと剛男に伝える。
なつは泰樹の荷馬車に乗って、どこかへ向かっていた。
早起きして牛を送り出すなつ
なつは早起きにも慣れて、放牧に行く牛を「行ってらっしゃい」と見送る。なつが早起きして働く時間に、照男と夕見子は学校に行き、富士子は二人を送り出した。仕事にも慣れてきたなつだが、搾乳はまだやらせてもらえなかった。糞出しの仕事をするなつに、戸村親子が「牛がうらやましいべ」と言うが、「私は乳が出ないから、力を出さないと」と言われ複雑な表情を見せる。
おはようございます。
おはようなっちゃん。
今朝は元気だな。
早起きにも慣れたんかい。
はい。
なっちゃん、こっち手伝って。
朝は4時に始まります。まずは牛たちによい乳をたくさんたくさん出してもらえるよう、乾燥させた飼料などを与えます。
おはよう、今日もよろしくね。
よいしょ。今日もよろしくね。
おはよう。
それから搾乳をします。なつはまだできません。
そして、牛を放牧して、新鮮な草を食べさせます。
行ってらっしゃい。元気いっぱい草を食べてね。糞もしてね
行ってらっしゃい。行ってらっしゃい。
行ってきます。
はい、行ってらっしゃい。
なつ
行ってらっしゃい。行ってらっしゃい。
なっちゃん、おはよう。
おはようございます。元気いっぱい糞もしてね。
行ってらっしゃい。
じゃあ、次、糞だしやってくれ。
はい。
牛たちが出ていくと、これからが大変です。
牛たちの寝床をきれいにするのです。
なっちゃん、頑張れよ。
牛になりたいべ。あれら一日食ってるのが仕事だ。うらやましいべ。
あたしは乳を出さないから、力を出さないと。
なっちゃん。
子どもの冗談とは思えんべさ。
感想
えさよりも「糞を出す」ということにこだわっているなつが印象的。
なつを自分と重ねる剛男
なつが学校に行っていないので、富士子は心配する。剛男はなつの気持ちがわかると言い、好きにさせるしかない、これからなつが生きていくためには大切なことだと言う。末娘のあけみはまだ剛男になついていなかった。
いいのかい?このままなっちゃん、学校にもやらないで。
今はあの子の好きにさせるしかないさ。あの子にも意地みたいなもんがあんだわ。
ずーと、大人に頼らず生きてきたからな。
大人のあんたが連れて来たんでしょ。無責任だわ、そんなの。
なっちゃんはだいぶ仕事にも慣れた。自分を認めてもらおうと必死なんだわ。
おれにはその気持ちよ~くわかるさ。
はあ、な~して男って自分の身に置き換えて人のことを考えることしかできないのさ。
したけど、これからあの子がここで生きていくためには大事なことのように思うんだ。今は見守るしかないよ。
はあ。
大丈夫だって、おれがついてんだから。
だから、心配だべさ。
よし、あけみ。お父ちゃんのとこ来い。ほら、あけみ。まだ慣れないのか。ほら、お父ちゃんだぞ、よし、おいでおいで。
感想
剛男は婿養子だから、外から入ってきた人が増えたことにうれしさがあるのかもしれません。
よく働くなつ
朝の仕事を終えて朝食の時間。家族とともに戸村親子も一緒に食べている。なつは食べっぷりがよく、戸村親子もよく働いていると感心していた。朝食後、泰樹は牛乳を集乳所に運んだ。
よいしょ。
それから、新しい寝藁を牛舎にしきつめていきます。
あ、大丈夫。
大丈夫です。自分でやれます。
いただきます。
それからやっと朝食です。食べているときのなつは本当に幸せでした。
なっちゃんは本当にいい食いっぷりだな。
あんだけ働けば腹も減るべさ。
牛に負けんな。
牛と張り合ってどうすんだよ。
な~にいいべさ。何言ってんだおやじ。
だまってくえ。
おやじこそ、黙って食え。
朝食が終わると畑仕事が始まります。
じゃがいもを作っていました。
おじいさんは絞った牛乳を集乳所まで場所で運んでいました
(夕方、牛が放牧から帰ってくる)
おかえりなさい。おかえりなさい。いっぱい食べた。いっぱい糞した。
おかえりなさい。
それから夕方にも帰ってきた牛たちの父を絞ります。
感想
戸村親子の会話をコミカルに描くようです。ここで泰樹が牛乳を出しに行くところが、最後につながってきます。
たくさん働いて疲れているなつ
なつは夕食を食べながら居眠りをしてしまう。寝ごとを言うなつに泰樹は厳しい。それを見た富士子はかわいそうになり泣き出し、父親を怒る。なつは謝る。夕見子はご馳走様と言い、部屋を出ていく。なつが加わったことで家族の動揺が見られる。
おい。
あ、お兄ちゃん。
え?何?
はっはっは。なんだ寝ぼけているだけだ。
寝るか食うか、どっちかにしろ。
はい、いただきます。
なしたの?
だって、かわいそうだべさ。
このいい加減にしろ。この頑固じじい。
わしが何したんじゃ。
富士子ちゃん、おちついて。
ごめんなさい。
なっちゃんはいいんだよ。
ご馳走様。
おい、夕見子。
どうなってんだ。
感想
家族のバタバタした感じが見えます。富士子が泰樹に向かって、きついことを言いますが、これには泰樹はキレないんだなと思いました。ほかの家族が自分の気持ちを出している中で、富士子はどうしていいかわからないような気がします。
泰樹と富士子の会話をもっと見たい方はこちら!
【なつぞら】泰樹(草刈正雄)と富士子(松嶋菜々子)の親子関係が面白い!二人のシーンをまとめました
なつのいびきがうるさい!
就寝中の剛男と富士子の部屋に夕見子がやってくる。なつのいびきがうるさくて寝られないと言う。剛男が自分の布団で寝るように言ったが、夕見子はおじいちゃんと寝ると行ってしまう。泰樹の部屋に入ろうとすると、泰樹のいびきもうるさかった。
もうやだ!
なした?
なしたの?
あの子、いびきうるさくて寝られない。
疲れてるんだわ。
夕見子、こっちで寝ろ。
やだ、おじいちゃんとこで寝る。
夕見子。
感想
おじいちゃんもいびき・・・
なつに乳搾りをやらせる泰樹
日曜日でも酪農の仕事に休みはない。なつは泰樹に呼ばれ、乳搾りをやってみろと言われる。なつはうれしそうな表情。泰樹のアドバイスを受けながら乳搾りをやってみる。うまく搾ることができた。剛男や戸村親子がほめる。それを照男が陰から見ていた。
その日は日曜日でした。牛にはもちろん、日曜日などありません。
おい、こっち来い。
やってみろ。
え?
絞ってみろ。
はい!お願いします。
よろしくね。蹴らないでね。大丈夫、大丈夫。
牛から離れるな。おっかなくてもくっつく方が安全じゃ。
まずはこのあっためた布で乳首を拭いていやる。
そしてよくあっためるんだ。
はい。
強く刺激してやらんと乳は出ん。でも素早くやらなんと牛がいやがる。
はい。
よしいいだろう。絞れ。
数を数えるように上から指を折るようにして絞る。
指を…、あ、そうか、そうやるんだ。
(牛が少し動く)
おつ、おつ、おつ、おつ。
あっ。
すごい!やったな、なっちゃん!
うまいもんだ、もう調子が出てきたべさ。
なっちゃんは本当に俺たちの仕事をよく見てたんだな。
はははは。
感想
なつが乳搾りをしているときに、牛が少し動いて、おっ、おっ、おっと泰樹が言ったところはアドリブだと思いました。
照男の気持ちは?
なつの様子を見ていた照男がまきわりをしていた。剛男が上手になったとほめるが、じいちゃんに頼られていないからダメだと照男は言う。剛男はなつのことで照男を頼りにしていると言う。照男は「お父さんは、えらい」と伝える。
随分、上手んなったな。
ダメだよ、おれなんか。じいちゃんに頼りにされてないし。
父さんだって、じいちゃんに頼られたことはないよ。気にすんなよ。
照男、あの子のこと頼むな。父さんはお前を頼りにしてるんだぞ。
いいよ、そんなこと。
そんなことって、なんだ。
おれは父さん、偉いと思うよ。
照男、ありがとう。
感想
照男がどんな気持ちなのかよくわかりませんでした。剛男の何が偉いと思ったのか、難しいと思いました。
剛男が夕見子と話そうとしたが・・・
剛男はなつが来たことをよく思っていない夕見子のことに、なつを連れてきた理由をちゃんと話そうと、勉強していた夕見子の部屋に入る。話そうとしたとき、富士子がやってきて、なつがいないと言う。泰樹がどこかへ連れて行ってしまった。
夕見子、ちょっといいかな?
お、勉強か、偉いな。
父さんも働くより勉強の方が好きだったな。夕見子は父さんに似たんだな。
働けってかい?
いや、そうじゃないよ。
じゃあ何?
うん、父さんがあの子をここに連れてきた理由をちゃんと話そうと思ってな。
あの子がいない。
え?
父さんがどっかに連れてったみたい。
え、どこへ。
なつはそのころ、荷馬車に乗っていました。まるでどこかへ売られてゆくように。
なつよ、一体どこへ揺られてゆくよ。
感想
夕見子が「働けってかい?」と言ったのは、なつと比較されていると感じたからだと思います。なつはどこに行くのか。「売られていくように」というナレーションがあったから、たぶん売られるのではないでしょう。
今日の名シーン
今日はやはり、泰樹がなつを認めて、乳搾りをやらせるところ。なつのうれしそうな顔が印象的でした!
今日の名台詞
なつ「あたしは乳を出さないから、力を出さないと。」
子供らしくない一言でした。松嶋菜々子の「このいい加減にしろ。この頑固じじい。」と迷いましたが、きれいな言葉のこちらを選びました。
今日ののぞき
なつが乳搾りをしているところを見ている照男
視聴者の感想
てるお大丈夫かな・・・
さすが。よく見ていますね。
次回の見どころ
なつを乗せた泰樹の馬車はどこに行くのか?明日も楽しみです!
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