なつぞら第77話のあらすじと感想(2019年6月28日放送)

2019-07-14

なつぞら第77話のあらすじと感想(2019年6月28日放送)

第12週「なつよ、“雪月”が大ピンチ」の第77話。

雪之助(安田顕)から、雪月を雪次郎(山田裕貴)に継がせたい理由を聞いたなつ(広瀬すず)。妹・千遥への思いを語り、家族に対するなつなりの考えを雪之助に伝える…。

なつぞら第77話のあらすじ

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 小畑とよ(高畑淳子)…雪之助の母
  • 小畑雪之助(安田顕)…菓子屋の店主、帯広のお菓子発明王
  • 小畑妙子(仙道敦子)…菓子屋の嫁
  • 小畑雪次郎(山田裕貴)…菓子屋の息子
  • 岸川亜矢美(山口智子)…おでん屋「風車」
  • 前島光子(比嘉愛未)…川村屋オーナー
  • 野上健也(近藤芳正)…川村屋ギャルソン
なつぞら登場人物

なつぞら第77話のあらすじ

川村屋でなつは雪之助にどんな生き方を選んでも雪次郎は家族のように生きる。家族を裏切ることはないと言った。泣きながら聞いた雪之助はなつの言いたいことはわかったと言う。

妙子は雪次郎にカレーを作った。妙子は雪之助が反対しても、自分は雪次郎の味方で、やりたいことを応援すると言う。雪次郎は「母ちゃんのカレーが世界一うめえ」と泣いた。

風車では、とよが酔っぱらい、咲太郎と歌っていた。迎えに来た雪之助に、とよはたたいたことを謝り、自分の夢を背負わせて苦労させたと泣きながら謝った。

2日後、雪之助は風車で雪次郎を呼び出す。バターケーキを作ってみんなにふるまえと言った。オーブンがないため、雪次郎はロールケーキを作るが、みんなおいしいと言った。

雪之助も今までの修行の努力を認め、雪次郎が役者になることを認めた。だが、諦めるときは潔く諦めろとも言い、そして雪月の3人は北海道に帰っていた。

雪次郎はどんな生き方をしても家族を裏切らない

川村屋でなつと雪之助が雪次郎のことを話していると、マダムがバターカリーを持ってくる。雪次郎はどんな生き方をしても、雪之助やとよや妙子のような生き方をするし、家族を裏切るような生き方はしないとなつは言い、マダムも賛同した。

(川村屋で雪之助となつが話す)

雪月をいずれ雪次郎に渡してやらなくちゃならん

そう思って今は生きてるんだ

それは間違ってるかい?

俺はそれでも雪次郎を苦しめてるだけかい?

間違ってないから雪次郎君はつらいんです

雪次郎君はちゃんと家族を大事にして生きてると思います

雪次郎が家族を大事にかい?

はい

(マダムがカレーを運んでくる)

お待たせしましたバターカリーです

え…頼んでないですけど

今日は私がごちそうします

えっいいんですか?

雪之助さんは今日一日タダで働いてくれたからせめてものお礼です

いや~ハハハ…そんなマダム…すいません、私までご迷惑を…

いいえ

おじさん、マダム、私が今漫画映画に挑戦してるのは

北海道にいる家族を見てて自分らしい生き方を学んだからなんです

(回想)東京を耕してこい!開拓してこい!

それは雪次郎君もおんなじだと思うんです

えっ?

雪次郎君はどこでどんな生き方をしようと、おじさんのように生きると思います

とよばあちゃんや妙子さんのように生きると思います

大事なお店を継ぐことも、もちろん大事だけど

そうやって自分の夢を切り開いていくことも

ちゃんと家族を大事にして生きているからってことになりませんか?

雪次郎君は…おじさんを裏切るような生き方は絶対にしないと思います

よく分かるわ

私がこの店を守ってゆくことも、結局はそういうことだから

ただお店を継いだんじゃなくて

なっちゃんの言いたいことは分かった

もういいから…頂くべ

せっかくのカレーが冷めちまうべ

はい

感想

閉店後に食べるバターカリー、おいしそうですね。雪之助のスプーンが進むのがはやいことはやいこと。せっかくだからマダムも一緒に食べたらいいのにと思いました。二人が食べ始めちゃったらどのタイミングで席を外すか気まずいですよね。雪之助、けっこう切羽詰まった状態だったと思うけど、なつの助言を涙ながらに素直に聞き入れることができてすごいと思いました。「放っといてくれ!」と言ってもおかしくないのに。

雪次郎がどうして役者になりたいのか気になった方はこちら!
【なつぞら】小畑雪次郎が新劇の俳優になろうとした理由やいきさつをまとめました

雪次郎は妙子のカレーが一番うまかった

雪次郎は妙子が作ったカレーを食べた。妙子は雪之助が反対しても、自分は味方だと言った。雪次郎のやりたいことを応援すると言った。雪次郎は泣きながらカレーを食べ「母ちゃんのカレーが世界一うめえ」と言う。

父さんがいくら反対しても母さんはあんたの味方になってやるからね

えっ?

あんたに役者になってもらいたいからじゃないからね

雪次郎がやりたいことを応援したいだけだわ

母ちゃん…

分かったらしっかり食べなさい

やっぱり母ちゃんのカレーが世界で一番うめえ…

もう…

感想

雪次郎の泣き方は、観ている人の涙を誘いますね。母の優しさを感じながら食べたカレーは、懐かしさも手伝って格別だったと思います。自分の味方になってくれる人が居るという事実は雪次郎にとって大きな支えになりますね。母の言葉を聞き、涙ながらにカレーを食べる雪次郎を見て、全国のお母さんたちは母性をくすぐられまくったのではないでしょうか。私も自分の母親が作ったカレーライスが一番おいしいと思っています。

酒に酔ったとよは雪之助にあやまる

雪之助となつが風車に帰ると、とよが咲太郎と歌って踊っていた。とよは酔っぱらっていて、自分も役者になると言う。そして、雪之助にたたいたことを謝り、夢を背負わせて悪かったと言って泣き出した。そして二人は帰っていった。

(雪之助となつが風車に入る)

「ラム・ラム・ムーランルージュ」

「ラム・ラム・ムーランルージュ」

おふくろ!

お兄ちゃん!

おっ…

よ~し覚えた!覚えたべさ!これで私も役者になれるか?

ムーランルージュ入れるべ、咲太郎!

入れます!役者みたいないい声!

おう雪之助!菓子作ってる時だけいい男!

私は役者になるぞ!

あ~どんだけ飲んだんだ…酒弱いのによ

えっ弱いんですか!?お強いっておっしゃってましたよ?

あ~もう強がりです

雪之助!私も東京に残るぞ

もう好きなことやるぞ、母さんを頼るな!

分かった、分かった、分かったからもう帰るぞ、な

雪之助、たたいて悪かったな…

あんたには私の夢までしょわせて…

苦労ばっかりかけて悪かったな…

分かったから何もしゃべんな…

(雪之助ととよが帰る)

すいませんね

おやすみなさい

はい、おやすみなさい…

感想

とよは雪之助のことを叩いてしまったことを気にしていたんですね。泣きながら謝るシーンは涙なしでは観れませんでした。雪之助ととよの親子の愛を感じ取ることができましたね。咲太郎と亜矢美もとよに付き合ってあげていて、本当に優しい人たちだなぁと思いました。いつも小言が多いなつもさすがに何も言いませんでしたね。

雪之助が雪次郎にバターケーキを作らせる

雪之助が風車に呼ばれていくと、雪月の家族やなつ、咲太郎、亜矢美がいた。調理器具があり、雪之助はバターケーキを作れと言った。家族をだましてたのかどうかを確かめると言う。雪次郎が作ったケーキは役者になつことを認めた。ただ、諦めるときは潔く諦めろと言った。そして小畑家の家族は北海道に帰っていった。

そして、2日後の朝、雪次郎君は風車に呼び出されました

おはよう

おはようございます

父さんこの前は…

話はいい、これ見れ、俺がお願いして川村屋から調達したんだ

えっ何する気だ?

お前は東京でこの2年近く時間を無駄にしたことになる

それが本当に無駄だったかどうか

ずっと俺ら家族をだましてたのかどうか、それを確かめる

何をすればいいんだ?

ここにある道具使ってバタークリームのケーキ作れ

バタークリームのケーキ?

フランス菓子の基本だ

まあジェノワーズはここにはオーブンがないから

(ジェノワーズ=ケーキのスポンジ)

フライパンで焼いて作れ

それをデコレーションしてみんなに振る舞え

みんなが満足したら合格だ

この2年近くお前がどう生きてきたか

それをしっかり味わってもらえ、いいか?

したけどオーブンがなくてケーキが作れんのかい?

それを聞くな!自分で考えれ!

分かった、やるべ!

(雪次郎がケーキを作る)

よし…

お~すげえな!

(ケーキが出来上がる)

出来た!

どうだい?

フライパンじゃジェノワーズは膨らまないからロールケーキにしたのかい?

はい、そうしないとケーキにならんと思って

そうかい

食ってくれ、バタークリームのロールケーキです

(みんながケーキを食べる)

うん…

おいしいわ、雪次郎

本当かい?

うん

なっちゃんどうだい?

おいしい、どってもおいしいわ

咲太郎さんは?亜矢美さんは?

うん、普通にうまい!

通訳します、普通にお店で食べるみたいにおいしいってこと!

いかった…

(雪次郎が雪之助の顔を見る)

どうなんだい?

あんた…

おじさん…

雪次郎…何をするにもこれぐらいやれ

これぐらい努力しろ

これぐらい…一生懸命頑張れ!

父さん…

ハハ…

やったね雪次郎君!認めてもらえたね!

うん!

これでやっと言えるな、合格おめでとう!

ありがとうございます!

(拍手)

だけどな、これだけは言っとくぞ

お前がこれからやろうとしてることは、いくらでも諦めてもいいことだ

諦める時は潔く諦めれ

諦めて帯広に戻ってこい

お前にはよ、お前の生まれた場所があるんだ

父さん…

何があっても恥ずかしがらずに帰ってこい

んだよ…うん

負けるのも人生の味だ

いつでも待ってっからね

そったらこと待つなや…

ごめん、父ちゃん…ありがとう…

(雪之助が雪次郎の頭をたたく)

あいてっ…

泣くなこら

こうして小畑家は北海道に帰っていきました

一つの夢を残して

(雪次郎が劇団で稽古する)

えい!

なつよ、お前も一生懸命頑張れ!

感想

「恥ずかしがらずに帰ってこい」と言ってあげる小畑家の人たち。ちょっと甘いんじゃないか?と思ってしまいますが、悩んで悩んで決めた雪次郎にとっては、本当にありがたい言葉だったと思うし、簡単に諦めて田舎に帰るような子じゃないってわかってるからこそ出てきた言葉じゃないかと思いました。雪之助に役者になることを許してもらえて良かったですね。これだけのものが作れるなら、修行も十分だと思ったんだと思います。これだけできれば、役者がダメで帰ってきても店を継いでもらえそうですもんね。

今日の名シーン

雪次郎が泣きながら妙子の作ったカレーを食べたシーン。

今日の名台詞

「お前がこれからやろうとしてることは、いくらでも諦めてもいいことだ。諦める時は潔く諦めれ。諦めて帯広に戻ってこい。お前にはよ、お前の生まれた場所があるんだ。何があっても恥ずかしがらずに帰ってこい」

役者を目指す雪次郎に雪之助が言った言葉。

「やっぱり母ちゃんのカレーが世界で一番うめえ」

雪之助が反対しても自分は味方だと言った妙子のカレーを食べて雪次郎が言った言葉

次回の見どころ

雪月が北海道に帰ってしまったので、次はまたなつと坂場の話になるんでしょうか。

なつぞら

Posted by popi