なつぞら第119話のあらすじと感想(2019年8月16日放送)
なつぞら第119話のあらすじと感想(2019年8月16日放送)
第18週「なつよ、笑って母になれ」の第119話。
なつ(広瀬すず)たちの新居に茜(渡辺麻友)と下山(川島明)らがやってきた。聞けば、茜の産後の働き方に対し、会社側は契約社員として働くよう提示してきたと言い…。
第119話の主な登場人物
- 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
- 下山克己(川島 明)…アニメーター
- 三村 茜(渡辺麻友)…新人アニメーター
- 神地航也(染谷将太)…新人アニメーター
- 堀内幸正(田村健太郎)…作画課の動画担当社員
- 森田桃代(伊原六花)…彩色担当
- 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
- 荒井康助(橋本さとし)…テレビ班制作進行
- 山川周三郎(古屋隆太)…社長
なつぞら第119話のあらすじ
産休に入った茜は東洋動画を辞めることにした。子どもが生まれたら社員ではなく契約になることを会社から言われ、辞める決意をした。
茜は女の子を出産した。名前は「明子(めいこ)」だった。なつが仕事に復帰する気はないのかと尋ねると、茜は今は辞めてよかったと思っていると言った。
それからまもなく、なつが仕事中に気分が悪くなり、病院で診察を受ける。妊娠していた。仕事を辞めたくないなつは浮かない顔で坂場に伝えた。
坂場は子どもを生んだ後も、契約で働き、会社がその仕事を認めれば、ほかの社員のための道ができる。そういう開拓精神がなつにはあるはずだと言う。
これを聞いたなつは改めて、子どもができたことを喜んだ。
茜が出産後は会社を辞めることに
なつと坂場の家に下山、茜、神地がやってきた。茜が仕事を辞めると言う。茜は会社から出産後は契約で働くように言われていた。神地はアニメーションの未来は暗いと怒る。茜は心配かけてごめんとなつに謝る。
(なつが料理をしている)
(坂場)お義兄さんは大丈夫?
(なつ)光子さんがついててくれてるから…だから亜矢美さんも安心して旅立っていったんだと思う。きっと新しい自分と出会うために…私はそう信じてる
(坂場)うん…
(ブザーが鳴る)
(なつ)あっ誰だろ?は~い
(なつが玄関を開ける)
(なつ)神っち…茜さん、下山さん
(下山)こんばんは
(茜)急にごめんなさい
(神地)イッキュウさんいる?
(なつ)うん。あ…どうぞ上がって
(坂場)お~いらっしゃい
(神地)イッキュウさん元気そうだね
(坂場)お久しぶりです
(下山)久しぶり
(坂場)えっ何かあったの?
(神地)あ…あっもうあったなんてもんじゃありませんよ!もう腹が立って腹が立って!
(下山)おいおい神っち、君が興奮することじゃないよこれはうちの問題なんだから
(なつ)茜さん何かあったんですか?
(茜)もう…嫌んなっちゃった
(なつ)えっ?どうしたの?
(家の中で5人が話す)
(坂場)それは今日言われたの?
(茜)うん…今日が最後だから明日から産休を取る挨拶に行ったの。そしたら山川社長に…
(坂場)産休明けからは契約にしろって?
(茜)うん…
(回想)
(東洋動画の社長の山川と茜が話す)
(茜)それはクビってことですか?
(山川)クビなんて誰が言ったの?君の働きたいという意思をくんで契約にしたいと言ってるんですよ
(茜)でも契約というのは…もう社員ではないということですよね?給料ではなくて作画1枚につきいくらということになるんですよね?
(山川)その方が出勤時間はフリーになるし、あなたは仕事ができるんだから、頑張れば給料よりかえって高く取れるでしょう。あえて、契約を望むアニメーターも増えているんですよ、うちには
(神地)実質クビでしょクビ!
(神地が机をたたく)
(なつ)ちょっ…神っち落ち着いて
(神地)落ち着いてられるかこれが!
(下山)おいおい人んちだよここは。労働組合じゃないんだから
(神地)あ…あっごめん、なっちゃん
(なつ)いいけど…
(茜)私辞めるわ
(なつ)えっ?
(茜)せっかく原画にもなったし、できれば仕事は続けたかったけど、そこまでして働くことはないって思ったの
(下山)僕もそう思う
(茜)私やなつちゃんのあとに入ってきた女子社員なんて入社するときに子どもができたら退職しますって誓約書を書かされたっていうもの。まあそうさせるのはうちの会社だけじゃないみたいだけど。しかたないのよ世の中がまだそうなんだから
(神地)これじゃアニメーターの未来は暗いよ。それもこれもアニメーションの地位が低すぎ
るからだ。その地位を上げなければしょうがないんだよ
(茜)なっちゃん、ごめんね。なっちゃんにまで心配かけて
(なつ)茜さん、こっちこそ、何の力にもなれなくて…
(茜たちが帰った後、なつがテレビアニメを見ている)
(テレビ)
「私お姉ちゃまにケーキを作ったの」
「まあうれしい、でもどうして?」
「だって今日はお姉ちゃまの誕生日じゃないの
「あっあ~!」
「キラキラバンバンキラキラアニー!」
「うわ~!」
(なつ)人間は魔法を使えないもんね…
(坂場)ん?
(なつ)何でもない…
感想
亜矢美のその後が気になって仕方ないのは私だけでしょうか。東京から遠く離れた田舎の漁師町へ移住した亜矢美。またそこで赤提灯を出し地元の漁師さんたちと楽しく歌っている元気な姿。しかし過去について聞かれるとどこか寂しそうな作り笑いをする…なんて勝手に想像してしまいました。それにしても神地の怒り方、会社に対する不信感からだと思いますが、茜のことだから余計腹が立つのでしょうね。本気で怒っている様子をみると、まだ好きなのか!?と思ってしまいますね。
堀内の奥さんも誓約書を書いていた
なつは茜に替わって原画に入った堀内に話しかけた。仕上課でなつよりも後に入った堀内の奥さんも子どもができたら退職する誓約書を書いたのかと尋ねる。そうだと堀内は答え、もともと結婚後は退職するつもりだったと言う。堀内の奥さんはなつとは違うタイプだとも言う。
それから茜さんに替わってなつと同じ班の原画に入ったのは堀内さんでした
(なつ)堀内さん
(堀内)うん?
(なつ)堀内さんの奥さんは仕上課にいたんですよね?
(堀内)そうだよ。モモッチの後輩
(なつ)あのやっぱり入社する時に子どもができたら退職するって誓約書を書いたんですか?
(堀内)そうみたいだね。でも、もともと結婚したら辞めようと思ってたらしいから
(なつ)何の問題もなかったわけですか…
(堀内)うん。あ…なっちゃんとはうちの奥さんは違うよ。うちの奥さんは良妻賢母のタイプだから
(なつ)ふ~ん…
(堀内)うん
(なつ)私とは違うんですか
(堀内)あっそういう意味じゃなくて…
(なつ)じゃどういう意味ですか?
(堀内)あのだから…ごめん、あのそういう…違う、ごめん…
(なつ)お邪魔しました
(堀内)あっ違う違う。あれ…
感想
取り上げられてなかったけど、いつの間にか堀内も結婚していたんですね。おめでとう!てっきり堀内も茜が好きなんだと思ってたから意外な事実でした。堀内が言いたいことは、なつは良妻賢母じゃないってことですよね(笑)なつイラッとしちゃってましたが、それは図星だったからですね。
下山と茜の子ども「明子」が産まれた
茜と下山の子どもが生まれ、なつ、坂場、神地が家に見に来た。名前は明子と書いて「めいこ」だった。茜は生まれてみると、この子を置いていくわけにはいかないから、会社を辞めてよかったと言った。
(なつ)かわいい…!
(神地)女の子ですか
(下山)ハハハ…かわいいでしょう?
(神地)茜ちゃんに似ることを祈りますよ
(下山)それだけが心配
(なつ)名前は?
(下山)あっ…
(下山が「明子」と書かれた紙を指さす)
(坂場)アキコか
(下山)違う。メイコっていうの。命名、明子(めいこ)
(なつ)それがやりたかっただけ?
(下山)いや違うよ。頭脳明せき、風光明美の明
(なつと茜が赤ちゃんを見ながら話す)
(なつ)明ちゃんか…茜さんはもう仕事に復帰することは考えてませんか?
(茜)うん、今はね。でも仕事を辞めて本当によかったと思ってる。この子を置いて会社に行くなんて…今じゃとても考えられないもの
(なつ)そうですか…でも本当にかわいい
(茜)なっちゃんだよ
(なつ)どうしたの…
(茜)眠たいかな?
(なつ)かわいい
感想
これから先、明子ちゃんは「いえ違います。アキコじゃなくてメイコです」と何度も説明することでしょうね。なつが茜の赤ちゃんをあやしている様子を優しい眼差しでみつめる坂場。またしても新婚の幸せオーラが出ていました。
なつは気持ちが悪くなり倒れる
仕事中、なつは気持ちが悪いと言って倒れてしまう。病院で診察を受けたなつは浮かない顔で診察室から出てきた。
そしてひとつきがたち、秋も深まる頃
(なつがため息をつく)
(堀内)ん?どうかした?
(なつ)あ…ちょっと気持ち悪くて…
(堀内)えっ!ちょっと本当に大丈夫かい?
(なつ)うん
(荒井)どないしたんや?
(なつ)何でもありません
(堀内)気分が悪いって
(荒井)何や風邪か?
(なつ)違います
(堀内)働き過ぎですよ。いくらテレビで止め絵が多いっていったって、一日に10カットは描かないと間に合わないんだから
(荒井)しゃあないやろが!
(なつ)ちょっと外の空気吸ってきます
(堀内)うん
(荒井)遅れてまうねんで
(なつがよろける)
(堀内)おおっ大丈夫か!?
(荒井)大丈夫か?なっちゃん?ちゃんと休まなあかんて
(堀内)あ…なっちゃん!水お願いしていい?
(荒井)はよはよはよ
(なつが病院で診察を受けた)
(なつ)ありがとうございました
(看護師)お大事にどうぞ
(なつはうかない顔をする)
感想
こんなとき、男性ばかりの職場だとちょっと心細いですね。でも堀内がけっこうなつのことを心配してくれるのでそれは救いですね。
なつが子どもができたことを坂場に伝える
なつが病院で診察を受けると、子どもができていた。帰って坂場に話すが、なつは仕事を辞めたくないと言う。坂場は産まないという選択肢はない、契約になったとしても仕事を続け認められれば、ほかの女性も働きやすくなる、その道を作るべきだと言う。
(なつ)ただいま
(坂場)あっお帰り、早かったね
(なつ)うん…また切ったの?
(坂場)大丈夫、もう慣れたから
(なつ)指を切ることに慣れないでよ
(坂場)そっちはどうしたの?顔色があんまりよくないみたいだけど
(なつ)うん…ちょっといい?
(坂場)うん
(なつ)今日、仕事中に貧血を起こして倒れてしまったの…
(坂場)えっ?
(なつ)あ…それは大丈夫なんだけど、念のためお医者さんに診てもらったら…
(坂場)うん
(なつ)できてた
(坂場)えっ?
(なつ)赤ちゃん。赤ちゃんが…できてた
(坂場)よかったじゃないか
(なつ)本当に?イッキュウさんはうれしいの?
(坂場)うれしいよ…君はうれしくないのか?
(なつ)うれしいよ…お医者さんに言われた瞬間は信じられないくらいうれしい気持ちになった。だけど…どうするの?私は仕事を辞めるわけにはいかないよ…辞めたくないよ…
(坂場)できた以上は産まないという選択肢はないだろ、僕たちに。だったらそんなことはとても小さなことだ。君が母親になるってことに比べたら
(なつ)やっぱり…仕事より大事ってことよね
(坂場)そうじゃない…産むと覚悟を決めて仕事のことは考えればいいと言ってるんだ。一緒に考えよう
(なつ)一緒に?
(坂場)うん。幸い僕は今、家で働いてるわけだし、君を支えることができると思うんだ。たとえ契約になったとしても仕事を続けたいなら好きなだけ続ければいい。それでもし会社がその後の君の仕事を認めれば、次からはほかの女性も働きやすくなるだろ?子どもを育てながらアニメーターを続ければ、そういう戦いにもなるんだよ。君がその道を作るんだよ
(なつ)道を作る…
(坂場)そういう開拓精神が君にはあるはずだろ。一緒に頑張ろう、な
(なつ)じゃあ…喜んでいいのね!
(坂場)当たり前だ
(なつ)ありがとう
(坂場)こちらこそ
おめでとう、なつよ、笑って母になれ
感想
なつが妊娠を告げたときの坂場がすごく嬉しそうで、こちらまで涙が出そうになりました。ここで坂場のほうから「でも仕事はどうする?」とか言い出さなくて本当に良かったです。なつの心配をまるごと受け止めて一緒に考えようとしてくれる坂場が素敵すぎましたね。
今日の名シーン
なつが坂場に妊娠を伝えたシーン。
今日の名台詞
「たとえ契約になったとしても仕事を続けたいなら好きなだけ続ければいい。それでもし会社がその後の君の仕事を認めれば、次からはほかの女性も働きやすくなるだろ?子どもを育てながらアニメーターを続ければ、そういう戦いにもなるんだよ。君がその道を作るんだよ。そういう開拓精神が君にはあるはずだろ。一緒に頑張ろう」
出産しても仕事を辞めたくないなつに坂場が言った言葉。
次回の見どころ
さっそく次回は、なつと坂場の子どもが生まれるかもしれません。北海道の家族の反応も気になります。
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