なつぞら第10話のあらすじと感想(2019年4月11日放送)

2019-06-13

4月11日のなつぞら第10話のあらすじと感想です。

第2週「なつよ、夢の扉を開け」の第10話。

ある夜、泰樹はなつをある場所へ連れて行く。

そこでなつは、十勝で苦労を続けてきた泰樹に、抱き続けてきた夢があることを知る。

第10話の主な登場人物

  • 奥原なつ(粟野咲莉)…ヒロイン
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
  • 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
  • 柴田照男(岡島遼太郎)…剛男と富士子の長男
  • 柴田夕見子(荒川梨杏)…剛男と富士子の長女
  • 柴田明美…剛男と富士子の次女(赤ちゃん)
  • 小畑とよ(高畑淳子)…雪之助の母
  • 小畑雪之助(安田顕)…菓子屋の店主、帯広のお菓子発明王
  • 小畑妙子(仙道敦子)…菓子屋の嫁
  • 小畑雪次郎(吉成翔太郎)…菓子屋の息子
  • 山田天陽(荒井雄斗)…絵を描くなつのクラスメイト
なつぞらの登場人物

なつぞら第10話のあらすじ

泰樹は、どうしてバターを作りたいと思ったのか、北海道へ来たときのことや晩成社との出会いをなつに話し、なつもバターを作って見たいと思う。

照男は約束通り、乳搾りを教えてもらうがうまくいかなかった。泰樹はみんなにバターを作ろうと思っていることを話す。次の日曜日に、バターを作るとみんなでじゃがバターにして食べると、とても好評だった。

雪月にバターを持って行くと、雪之介にホットケーキを作ってもらい、その上にバターと蜜をかけて食べる。牛乳嫌いの夕見子も「うちのバターだからおいしいのは当然」と言っていた。

学校で漫画映画を見ると、先生から話があり、期待をふくらませるなつであった。

泰樹の夢

バターチャーンを見せた泰樹は、18歳の時に一人で富山から北海道に来たこと、十勝の荒れ地を耕したが全く歯が立たなかったこと、先に来た開拓団の人々のアドバイスで、牛を飼うことを勧められたことなどをなつに話す。その際にその人々がバターを作っていて、自分もうまいバターを作りたい!と思ったようだ。そんな泰樹の話を聞いたなつは自分もバターを作ってみたいと思う。

明治35年わしはたった一人で富山から北海道に渡ってきた

18歳の時だ

十勝に入植して、必死に荒れ地を耕したが

ここらは火山灰地といって土が悪く歯がたたんかった

この十勝には晩成社といって先に来た開拓団の人々がいた

わしはその人たちを訪ねて学んだんじゃ

そして牛飼いを勧められた

その晩成社がバターを作っておった

バターを…

それを初めて食った時わしは何としても生きようと決意した

この北の大地で新しい時代が始まろうとしている

そう実感したんだ

わしもうまいバターを作りたい!

ハハハ…そう思った

お前が大人になる頃には

日本人も当たり前のようにバターを食うようになってるだろう

その時どこにも負けないおいしいバターを

うちの牛乳から作れたら…

それがわしの夢じゃ

私もバター作りたい!

そうか?

うん

バター作ってみるか?えっ?

はい!

感想

泰樹にアドバイスをした晩成社ですが、あの北海道土産で有名なマルセイバターサンドのバターなんだとか。マルセイのセイは晩成社のセイです。「わしもうまいバターが作りたい!」と泰樹が言った時、急に大きな声が出たのでびっくりしました。気持ちが伝わってきますね。

照男初めての乳搾り失敗

照男は初めて牛の乳搾りを経験しますが、バケツがひっくりかえってしまったりでなかなかうまくいかなかった。焦ることはないと励まされる。乳搾りを終えた後、泰樹は剛男、照男、悠吉、菊介にもバターを作ろうと思っていることを伝える。悠吉は贅沢な話だと言いながらも、嬉しそう。

次の朝です柴田家の長男照男君が

初めて搾乳の仕事に挑戦しました

(鳴き声)

うわ〜

危ない!大丈夫か?

こりゃもうダメだわ

大丈夫だよ牛にバケツをひっくり返されるなんて

しょっちゅうだ

照男お前そんな焦らんでもいい

お前は一生それを仕事にできるんだよ

はい・・・

けど自分から教わりたいなんて頼もしいんでないかいおやっさん

2代目は、ハハハ・・

おやじ2代目は剛男さんになるんじゃないのかよ?

あっ間違えた!

申し訳ない!つい口が滑ったんだ申し訳ない!

いやいいんだわ

そんなに真剣に謝られると余計傷つくんで

気にしないで下さい

申し訳ない……

申し訳ない!

よいしょ…

今度バター作ることにした

バター?

ああ

ここで作るんですか?

そうだ

懐かしいなあおやっさんのバターか..

なんでまた

売る方法でも見つかったんですか

いやそれはまだ先の話だ

とにかくまた作ってみたくなった.

なあなつ

はい!

なっちゃんもかい

バターをねぇ

そりゃぜいたくな話だべ

ぜいたくなのか?バターを作ることは

そりゃそうだ

これっくらいの一塊を作るのに牛乳をタンクで何本も使うんだ

そうなんだ

だけど食べてみたいなお義父さんのバター

感想

照男は予想通り、器用な子ではないようですね。でも、乳搾りを教えてもらったことで、なつへの嫉妬心が少しやわらいだのではと思いました。それにしても、バターを作るのに牛乳をタンクで何本も使うなんでびっくりです。

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バターは臭いのか

朝ごはんを食べながら家族でバターの話をする。なつは料理人だったお父さんにホットケーキを作ってもらった時、バターを食べたと言う。照男はなつにバターを食べたいと言わないほうがいい、牛乳がもったいないだろうと言った。

バター?

また作るの?あの臭いやつ

えっ?

臭いの?

臭いよ牛乳よりも乳臭い

絶対に食べない

私は食べてみたい

バター食べたことない?

ありますお父さんが…

あっ…なっちゃんのお父さん料理人だもんね

そうだ

ホットケーキを作ってくれました

ホットケーキにバターか

何?それ.

小麦粉で作るやつ

小麦粉があれば作ってあげるのにねえ

ねえ学校遅れるよ

そだね小麦粉の前に時間がない

行ってきま〜す

行ってらっしゃい

じいちゃんはなっちゃんのためにバターを作りたいんだ

えっどうして?

分からないけどあんまり食べたいなんて言わない方がいいよ

ダメなの?

だって牛乳がもったいないだろ

そうか…

牛乳なんか何さ

どうなったっていいべさ

タ見子!

お前にはじいちゃんの苦労が分かってないんだ!

何よ跡取り気取っちゃって、

男って考えることが本当に狭いよね

感想

富士子がバターを臭いといったのは衝撃でした。照男はなつに、バターをあんまり食べたいなんて言わない方がいいよといいましたが、言葉の裏になつへの嫉妬を感じました。

バター、夕見子は食べられるのか

日曜日、なつたちはバターチャーンをグルグル回し、ついにバターができあがった。富士子はじゃがいもを蒸してじゃがバターの準備をしていた。牛乳がキライだからバターなんて食べたくないと言っていた夕見子もみんなに勧められて、食べてみた。

そして 次の日曜日

なつたちは バターを作りました。

牛乳から とれたクリームをな

こうやって おんなじ速さで回してやるんだ。

そうしたら小さな塊ができる

それがバターになるんじゃ。

やってみるか? なつ

はい!

座って。

そうそう 同じ速さでな。

そう そう そう… おおうまい.

このまま 30分ぐらい回し続けるんだ。

楽でねぇなぁ なっちゃん

頑張れ なつ

40分かな。

おばさん バターができた!

おじいさんのバターが出来たよ!

こっちも ちょうど出来たわよ。

はい お待たせ〜

ジャガイモ? そう

子どもの頃食べた記憶がある。

お母さんが考えたのよね?

ばあちゃんが?

そうだよ~。

お芋に このバター載っけて食べるとおいしいよって

おばあちゃんのうれしそうだった顔思い出す

これ 好きだったのよね。

若くして死んじゃったけど

さあ 召し上がれ!

なしたの?

これで死んじゃったの?

バカモン! バターは 体にいいんじゃ!

は… はい! 頂きます!

頂きます。

頂きます!

頂きます

ん〜… 何だ これは! うまい!

うまいべさ。

おいしい!

でしょ~?

牛乳の香りもちゃんとするなぁ

夕見子も 熱いうちに食べてみなよ

このバターが溶けてるとこがおいしいんだから

いらない いらない!

おいしいってば

いらないってば

いいから食べてみなさい タ見子。

どう?

うまいっしょ?

やった! タ見子ちゃんが 牛乳食べられた!

いかったな 夕見子

バターでしょ? 牛乳じゃ ないもん。

ハハハ…

感想

できたてのバターで、じゃがバター。絶品でしょうね!牛乳嫌いの夕見子も食べてみたら思わずニヤッと笑ってしまいましたね。食べてみたい!!

みんなで食べた絶品ホットケーキ

菓子屋の雪月にバターを持っていった柴田一家は、雪之介にホットケーキを作ってもらった。みんなでバターを乗せたホットケーキを喜んで味わう。牛乳嫌いの夕見子も「うちのバター使ってんだからおいしいのは当然よ」と美味しかった様子。雪之介が泰樹にバターを売ってくださいとお願いするが、このバターは照男やなつたちが大きくなったら開拓すればいい返す。

載せるぞ〜

はい載せたぞ〜。

バター

バター載せんのかい。

よ〜し蜜かけるぞ〜

蜜〜

おお〜…!

全部かけたいかお前ら….

わ〜い!

はいはい〜お待たせ〜

お待たせ〜いたしました〜

これがホットケーキ?

うんそうだよね?なっちゃん。

僕もね東京で食べたことあるんだわ。

東京にいたんですか?

うん戦争前にね修業に行ってたんだ.

さあ…召し上がれ。

頂きま~す!

こんなものよく作れたな.

小麦粉をひいた時に残ったカスみたいな

ふすまという物を使って

ビートを煮詰めて作った蜜をかけてみました

おっこれはうまい!

おいしい!

おいしいわねえ。

夕見子ちゃんは?

うちのバター使ってんだからおいしいのは当然よ。

タ見子お前バターは自慢すんのか。

うちのバター使うとこんなおいしいもんが出来るんですね。

はいそのとおりです。

本当に恩着せがましいんだから家族して

奥さんおいしいのはうちの人の技術もあるからですよ

あらそれは分かってますよ奥さん。

まっ私はあんまり好きじゃないけど

バタ臭くて

バターですから。

だけど新鮮だから

もう製品化されたバターよりは臭みがない

やわらかくて香りもいい。

柴田さんこのバター是非売って下さい。

これからは十勝のお菓子はバターの時代来ます

このバターはわしが作るのではない。

えっ?

なつたちが大きくなったら開拓すればいいんだ

開拓…?

照男やなつたちが仕事として売る方法も考えて

もっとおいしいもの作りゃいい。

それがわしの夢じゃ

ああハハハハ…。

売ってくんないってことですか?

ハハハハ…

じゃあ雪次郎の時代になバター売ってもらって。

なつはバターと一緒におじいさんの夢を味わいました。

感想

ふすまで作ったホットケーキの食感がきになりますね。ふすまのクッキーは知ってますが、ホットケーキにもなるとは…それはそうと、夕見子の後ろで座っている雪次郎にもホットケーキを食べさせてあげたいと思いました。裏で先に食べたのかな?

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漫画映画との出会い

学校で行われる映画会で、漫画映画を見ることになったと発表する先生。チャンバラが良いという生徒もいる中、先生も漫画映画を見るのが楽しみな様子。なつも、初めての漫画映画をみるのを楽しみにしている。

皆さん 来週は いよいよこの学校で映画会 があります

え〜

やった〜

チャンバラだよな? 先生

チャンバラだよね?

いいえ。今度の映画はおまちかね 漫画映画です

あっ… 皆さん 漫画映画見るの初めてですか?

先生も一度しか見たことないんだけど 楽しみ にしてて下さいね

はい!

チャンバラがいいよな!

はい、 家族の人 み〜んな来ていいですからそのように伝えて下さい

チャンバラがいい

はい、それでは 皆さん さようなら、

さようなら、 チャンバラ チャンバラ…。

ねえ 漫画映画って どういう映画かな?

見たことないの?

ないよ。

あるの?

あるよ。

漫画映画って 漫画がうつってるのかな?

絵が動くんだよ。

絵が動くのか…。

そうだと思った!

フフ…

フフフ…

楽しみだね!

なつは もう一つの夢を味わうことになるのです

なつよ さあ 始まる。

感想

チャンバラ推しの生徒がいるということは、普段の映画会ではチャンバラが上映されるのですかね。チャンバラチャンバラ言ってる生徒を「はいっ!」で片付けた先生のいなしかたはさすがです。

今日の名シーン

なつが来てから初めて作ったバターでじゃがバタを食べる時、富士子の母親がじゃがバタが好きだったけど若くして亡くなったという話をしたら、一同が固まってしまったシーン。バターが原因で死んでしまったのかと勘違いしてしまったんですね。

今日の名台詞

「わしもうまいバターを作りたい!」という泰樹の宣言を名台詞にさせていただきました。泰樹の強い気持ちと希望が伝わってきましたね。

次回の見どころ

漫画映画を見たなつは絵を描きたいと思ったりするのでしょうか。絵が大好きな太陽となつの反応が気になりますね。

なつぞら

Posted by popi