ブルーライトで体重が増える?夜寝る前のスマホで甘いものが欲しくなる研究結果

2019-07-12

今、この文章をあなたは何を使って読んでいますか?スマホでしょうか。タブレットでしょうか。それともパソコンでしょうか。

どれを使っても避けられない光がありますよね。「ブルーライト」です。最近、ブルーライトに関するある記事が話題となっています。

Nighttime Exposure To Blue Light Could Encourage Sugary Snack Consumption (In Rats)

ブルーライトの一体何が龍目されているのか、上のようなタイトルの記事に書かれています。これを日本語に翻訳すると、どうなるでしょうか。

Google先生に翻訳をしてもらいました。「青色光への夜間曝露は、甘いスナック摂取量を促進する可能性がある(ラット)」になりました。

ブルーライトでお菓子が食べたくなる?

ブルーライトと食欲の関係がここではテーマとなっています。ブルーライトによる体への影響は、今までもいろいろと言われてきました。

一番わかりやすいのは眼精疲労ですが、それだけではないようです。体内リズムにも影響を与えると言われています。そして、さらにお菓子への食欲にも影響があると言います。

青色光の健康への悪影響についての研究は完全に決定的なものではありませんが、それは癌や糖尿病から心臓病、肥満、そして睡眠不足までの様々な病気に関連しています。

https://www.iflscience.com/health-and-medicine/nighttime-exposure-to-blue-light-could-encourage-sugary-snack-consumption-in-rats/

この文章を読むと、もっといろいろ影響があるようです。しかも癌、心臓病、糖尿病など、命にかかわるような病気にも関係がありそうですよね。ただ目が疲れるぐらいの話ではありませんね。

それでも、「決定的なものではない」とも書かれていますから、まだはっきりしたことはわかっていないようです。今回の食欲の研究もそうなのかもしれません。

今年の消化器行動研究会(SSIB)の会議で発表した科学者たちは、青色光は少なくともラットでは過度の甘いスナック摂取を引き起こす可能性があると言っています。

これが今回注目を集めている研究です。ラットでの話ですが、甘いスナックの摂取を引き起こすと言うんですね。

どんな研究でわかったのか

研究では夜に1時間のブルーライトをオスのラットに浴びせました。すると、血糖値の上昇と糖の消費量が増加したと言います。これが糖尿病にも関係があるのだとか。

注目したいのはその研究でのラットがどんな食べ物を選んだのかでした。一般的なラットの食べ物、水、ラード、砂糖水などが選択肢として与えられていたと言います。

夜間に青い光にさらされると – たとえ1時間という短い時間でも – そうでないときよりも糖分を多く飲んだ。夜間の青色光曝露後にラットを試験したが、より一貫した曝露レベルで体重増加および糖尿病診断がもたらされる可能性がある。

ブルーライトを浴びたラットは砂糖水を取りたくなるようです。そして、体重が増えた。気になるのは時間ですよね。

夜寝る前にスマホ見ることないですか?布団に入ってスマホ見ていると1時間ぐらいたってしまうことってありますよね。それだけの時間でも体には影響があるようです。

私は砂糖水が欲しくなったという経験はないような気もしますが、ダイエットにもこれはよくないのかもしれません。たしかにスマホを使うようになってから太ったような気もします。それは年齢とか運動不足が原因だと思いますが、もしかしたらブルーライトの影響だったのかも…。

ブルーライトによる影響は男女差がある?

まだよくわかっていないわけですが、この記事では次のように書いていました。

これらの観察はラット(そして具体的にはオスのラット)でなされたことに注目することは重要であるが、研究者は彼らのスクリーニングに関係している人々(そして特に男性)において同様の過程が働いているかもしれないと警告する。

もしかしたら、女性よりも男性の方が砂糖水が欲しくなる可能性があるということのようです。

どうなのかわかりませんが、これを見て思うのは、男女の差があるとか、ないとかも含めてブルーライトって怖いなという感じがします。今、この文章を書きながら、私はブルーライトを浴びているのですが…。

ブルーライトの影響を避けるには

何となく不気味とも言えるブルーライト。スマホやパソコンだけでなく、普通の蛍光灯からも出るみたいですね。その影響から身を守るには、私たちはどうすればよいのでしょうか。

フランスのストラスブール大学のAnayanciMasís-Vargas氏は、「夜間にスクリーンの前で過ごす時間を制限することは、今のところ、青い光の悪影響から身を守るための最善策です」と述べています。

それができれば苦労はしないのですが、日常生活にあふれているのがブルーライトです。少しでもおさえるためには、パソコンには「夜間モード」のような機能があるようです。青みが減るようです。

Windowsでは、スタートボタンから「設定」→「システム」と進むと「夜間モード」の設定ができます。やってみるとオレンジっぽい色の画面になりました。

「夜間モード」の時間帯が設定されていたので、「夜間モードの設定」をクリックして「今すぐオン」にするとすぐにオレンジ色の画面になります。

これで少しはダイエットにも効果があるかもしれませんね。でも、今のところはマウスでの実験でわかったまでです。これが人間にも同じかどうかはこれからの研究を待たなければいけません。

ブルーライトは体に悪いばかりではない

ここまでブルーライトが怖いようなことばかりの情報でしたが、それだけではないようです。

青い光が最近多くの否定的な報道を受けている間、それがすべて悪いわけではないということも覚えておく価値があるかもしれません。実際、大部分の青色光への曝露は太陽からのものであり、日中は注意力、反応時間、気分を高める可能性があります。問題はそれが概日リズムを不意打ちから押しやり、眠りにくくする夜に起こります。

ブルーライトはスマホやパソコンばかりではなく、自然の中にもあるということですよね。太陽の光にもあるのです。このことを考えれば、夜、寝る前の布団の中でスマホを見る行為は、人間が太陽を浴びないときに浴びるわけですから、睡眠の質が落ちる可能性はありますよね。

今はスマホやパソコンも生活の一部ですから、それを完全に取り除くことは難しいです。ただ、時間帯には気を付ける必要があるのではないでしょうか。

このニュースで覚えておくこと

夜中にスマホを見て、なんかお腹がすいて冷蔵庫に行くのはブルーライトの影響かも。