なつぞら第118話のあらすじと感想(2019年8月15日放送)
なつぞら第118話のあらすじと感想(2019年8月15日放送)
第18週「なつよ、笑って母になれ」の第118話。
風車でなつ(広瀬すず)の誕生日と、咲太郎(岡田将生)と光子(比嘉愛未)の結婚を祝う会が行われた。常連客たちの前で、亜矢美(山口智子)は新しい店のことを話す。
第118話の主な登場人物
- 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
- 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
- 岸川亜矢美(山口智子)…おでん屋「風車」
- 前島光子(比嘉愛未)…川村屋オーナー
- 野上健也(近藤芳正)…川村屋ギャルソン
- 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
- 煙 カスミ(戸田恵子)…クラブ「メランコリー」の歌手
- 土間レミ子(藤本沙紀)…歌手・煙カスミの付き人
- 茂木一貞(リリー・フランキー)…書店「角筈屋(つのはずや)」社長
- 島貫健太(岩谷健司)…芸人
- 松井新平(有薗芳記)…芸人
なつぞら第118話のあらすじ
8月15日になつの誕生日のお祝いと咲太郎とマダムの結婚のお祝いが風車で行われた。
咲太郎とマダムは立ち退きになる風車の代わりに新しい店を用意すると言ったが、亜矢美は断った。なつも一緒に住もうというがこれも断った。亜矢美は解放してほしいと言う。
そして、亜矢美は何も言わずに風車から引っ越してしまった。
なつと咲太郎にカスミは、マダムに亜矢美が嫉妬する姿を見せたくなったからだろうと言った。亜矢美は気持ちを押し殺して、母親を演じてきたのだという。
亜矢美が最後に風車で聴いたレコードがあり、その曲は咲太郎がはじめて「母ちゃん」と呼んだときの「鐘の鳴る丘」だった。
そしてなつが店で見つけた封筒には、咲太郎の描いた家族の絵が入っていた。絵には亜矢美の「頑張れよ咲太郎」というメッセージが添えられていた。
亜矢美は咲太郎の提案を断る
なつの誕生日の8月15日に、咲太郎とマダムの結婚、なつの誕生日を祝っていた。風車が立ち退きになる話から、咲太郎とマダムは亜矢美の店を用意すると言った。しかし、亜矢美は断る。なつも一緒に住もうと言ったがこれも断る。亜矢美はそろそろ解放してほしいと言い、ここから人生を始めると言う。
8月15日、咲太郎と光子さんの結婚、なつの誕生日を祝う会が開かれました
(茂木)ん?なっちゃん今いくつになったんだっけ?
(なつ)30です
(茂木)30!はあ~ハハハハ…なっちゃんがその年になって人妻になっちゃうんだから、そりゃ新宿も変わりますよね
(なつ)私と新宿を一緒にしないで下さいよ
(坂場が皿を落とす)
(なつ)あ~ちょっと…!
(坂場)亜矢美さんすいません。ごめんなさい!すいません!
(なつ)もう…すいません
(松井)けど亜矢美ちゃんはどうするんだよ?咲坊
(咲太郎)えっ?
(松井)この店立ち退かなきゃいけなくなったんだろ?藤正親分から聞いたぞ
(亜矢美)いいの、私のことは
(藤田)すまねえな、亜矢美。この店をお前に紹介したのはこの俺だが、今度ばかりは俺の力じゃどうしようもねえ
(亜矢美)いいんですよ、親分さん。もう分かってましたから。新宿でいつまでもこんなことは続かないって。でも今度、茂木社長には、新しいお店紹介して頂くことになってますから大丈夫ですよ
(咲太郎)えっ?
(カスミ)えっどこ?
(茂木)ゴールデン街
(カスミ)ゴールデン街か…
(咲太郎)ダメだ!そんな所はダメ!絶対によせよ、母ちゃん
(亜矢美)そんなおっきい声出して
(咲太郎)新しい店のことなら俺と光子に任せてくれよ。
(亜矢美)えっ?
(咲太郎)母ちゃんがどうしてもこの店を続けたいと言うなら、新しい店を俺と光子が用意するから。そのぐらいの親孝行はさせてくれよ
(マダム)咲ちゃんの気持ちを私は大事にしたいだけなんです。亜矢美さんの面倒を見ようとか、そんなおこがましいことを考えてるわけじゃないんですよ。どうか気兼ねなさらないで下さい
(亜矢美)ありがとう…でも…断るよ
(咲太郎)どうして!
(亜矢美)だって私はゴールデン街で十分だから
(咲太郎)母ちゃん…
(亜矢美)その母ちゃんっつうのもさ、もういい加減どうにかしてくんないかな。私はもともとお前の母親でも何でもないんだからね、ハハ
(咲太郎)えっ?
(カスミ)亜矢美ちゃん、言い過ぎよ
(亜矢美)咲太郎、いい加減大人になりなよ。親孝行だったらさ、もう十分してもらったから
さ
(咲太郎)何もしてないよ!
(亜矢美)十分だよ
(咲太郎)俺はまだあなたに何も恩を返してない!
(亜矢美)十分してもらったってば、ね
(咲太郎)じゃあこれからどこに住むんだよ?
(亜矢美)どこにだって住めるよ
(なつ)亜矢美さん、もしよかったらまた一緒に暮らしませんか?
(亜矢美)えっ?
(なつ)あ…私ももう一人じゃないですけど…
(坂場)あ…別に僕も構いませんよ。僕がいますけど
(なつ)考えてみたら私はこの風車にもう10年も住んでたんです。北海道の柴田家にいた時間と同じなんです。亜矢美さんはもう大事な家族です。亜矢美さんがどこかに落ち着くまででもいいです。一緒にいて下さい
(亜矢美)ありがとう…全く…なんてあんたたちきょうだいっつうのは、本当にこんな優しいの…だ…だけどさ、もういい加減、私を解放してちょうだいよ。私は本当に大丈夫だから、ね
(カスミ)まあいいじゃないの。ゴールデン街だって亜矢美ちゃんだったら楽しくやっていけるよ。そしたら私もちょくちょく寄らせてもらうからさ
(ルミ子)私も寄ります
(松井)俺も入り浸るよ
(島貫)俺もだ。ね、社長
(茂木)ああ。亜矢美ちゃんにはやっぱり俺が一番似合うんじゃないかい、ハハハハハ…
(藤正)亜矢美の好きにしたらいい。どこ行こうとそこが亜矢美の店だ。俺たちのムーランルージュだ
(茂木)よっ!ハハハ
(亜矢美)親分さん…私がこの店をやってこれたのは、咲太郎となっちゃんがいてくれたおかげです。だって本当に…楽しかったから
(なつ)亜矢美さん…
(亜矢美)さあこっからまた始まるんだ。悪いけどまた勝手に始めさせてもらうわよ。私の人生ってやつをね!ジャカジャン
(島貫)よし頑張れ、亜矢美
(亜矢美)ねえさん歌ってよ
(カスミ)よっしゃ!
(カスミ)「紅いルージュにひかされて」
(亜矢美)フッフ〜来た来た!踊っちゃおうかな!
(カスミ)「今日もくるくる風車」
感想
皆んな亜矢美のことを心配して面倒をみたいという気持ちはわかるけど、亜矢美にもプライドがあると思いますし、おせっかいをやきすぎるのもどうかと思いました。特になつ。新婚の家庭に同居なんて誰でも嫌ですよね。最初から住んでるならまだしも、もう新婚生活がスタートしてるのにそこへ同居なんてね。それに光子の言葉は要らなかった。頷く程度にしてほしかった。
亜矢美は何も言わずに風車を去った
なつが風車に来ると亜矢美は引っ越した後だった。そこにいたカスミは亜矢美がマダムに嫉妬する姿を咲太郎に見せたくなかったからだと言う。これで亜矢美と咲太郎は本当の親子になったと言った。亜矢美が最後に聞いたレコードは咲太郎との思い出の「鐘の鳴る丘」だった。そして、咲太郎が描いた家族の絵に「頑張れ」というメッセージが添えられていた。
(なつが風車に入ると咲太郎がうなだれていた)
(なつ)お兄ちゃん…亜矢美さん引っ越したって…どこに行ったの?
(咲太郎)分からない…
(なつ)お兄ちゃんにも何も言わずに?
(咲太郎)うん…
(カスミが奥から出てくる)
(なつ)カスミさん…亜矢美さんはどこに行ったんですか?
(カスミ)さあね…私にも分からないんだよ
(咲太郎)そんなことって…ひどすぎるだろ…勝手すぎるだろ!
(カスミ)まあしょうがないじゃないか。それもそうなっちゃったんだから
(咲太郎)どうして!俺は母ちゃんのために何もしてやっちゃいけないんですか!
(カスミ)あんたの結婚を喜んでるからだろ、亜矢美ちゃんが!
(咲太郎)えっ…
(カスミ)心から喜びたいと思ってるからじゃないの
(咲太郎)どういうことですか?
(カスミ)亜矢美ちゃんはね…光子さんに嫉妬したくなかったんだよ。そんな自分をあんたに見せたくなんかなかったの。ず~っとそういう思いを押し殺してさ…あんたの母親を演じてきたんじゃないの…分かってあげてよ…亜矢美ちゃんだって弱い女なんだから
(なつ)ずっと前からカスミさんはそう思ってたんですか?
(カスミ)うん、そうよ…でもね、なっちゃんが来てから亜矢美ちゃんは救われたと思うよ
(なつ)えっ?
(カスミ)これで本当に咲ちゃんと家族になれたと思って…だから楽しかったって言ったの。その気持ちだけはうそじゃないと思う。咲ちゃん、あんたは本当に亜矢美ちゃんの子どもになったんだよ。純粋に親子でいたいから亜矢美ちゃんはここを去ったのよ
(咲太郎が泣く)
(カスミがレコードを見つける)
(カスミ)あっ…これ亜矢美ちゃんがこの店で最後に聴いてた曲だね
(レコード「鐘の鳴る丘」)
「緑の丘の赤い屋根」
「とんがり帽子の時計台」
「鐘が鳴りますキンコンカン」
「メイメイ小山羊も鳴いてます」
「風がそよそよ」
(回想)
(亜矢美)母ちゃんって呼んでみな
(咲太郎)母ちゃん…
(亜矢美)何だい、咲太郎…
(咲太郎)母ちゃん…
(亜矢美)「鐘が鳴りますキンコンカン」
(亜矢美)「メイメイ小山羊も鳴いてます」
(咲太郎は号泣する)
(なつが封筒を見つける
(咲太郎が描いた家族の絵があり「頑張れよ咲太郎」と書いてあった)
なつよ、咲太郎よ、亜矢美さんはまだまだこれから…
(亜矢美は列車に乗って缶ビールを飲む)
(亜矢美)「元気でいろよという声よ」
(亜矢美)「口笛吹いておいらは元気」
ありがとう亜矢美さん
またいつの日か亜矢美さん!
感想
亜矢美が咲太郎のことを異性として好きだったなんて。。そんなことを前に雪次郎も言っていたのを思い出しました。まさかとは思ってたけどビックリです。今までの咲太郎と亜矢美の姿をみたくなってきましたね。それにしても親子のままでいたいから、姿を消したなんて寂しすぎます。
雪次郎が亜矢美の気持ちに気付いていたことが第101話最後のセリフからわかります⬇
雪次郎は亜矢美の咲太郎に対する気持ちに気付いていた!?
今日の名シーン
亜矢美のいなくなった風車でカスミが咲太郎を叱ったシーン。
今日の名台詞
「亜矢美の好きにしたらいい。どこ行こうとそこが亜矢美の店だ。俺たちのムーランルージュだ」
亜矢美がゴールデン街で店をやると聞いた藤正親分が言った言葉。
「私がこの店をやってこれたのは、咲太郎となっちゃんがいてくれたおかげです。だって本当に…楽しかったから。さあこっからまた始まるんだ。悪いけどまた勝手に始めさせてもらうわよ。私の人生ってやつをね!ジャカジャン」
新しい人生に向けた亜矢美の決意の言葉。
「これで本当に咲ちゃんと家族になれたと思って…だから楽しかったって言ったの。その気持ちだけはうそじゃないと思う。咲ちゃん、あんたは本当に亜矢美ちゃんの子どもになったんだよ。純粋に親子でいたいから亜矢美ちゃんはここを去ったのよ」
亜矢美の気持ちをカスミが咲太郎に伝えた言葉。
次回の見どころ
亜矢美がいなくなってしまったので、次はなつが母親になり、子育てと仕事の両立をどうしていくのかがポイントではないでしょうか。
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