なつぞら第13話のあらすじと感想（2019年4月15日放送）
4月15日のなつぞら第13話のあらすじと感想です。
第3週「なつよ、これが青春だ」の第13話。
昭和30年の夏。なつが十勝の柴田家に来てから9年が経過した。
ある日、牛のお産に立ち会ったなつは、産まれても息をしない仔牛に対し
思わぬ行動をとる…。
第13話の主な登場人物
- 奥原なつ（粟野咲莉）…ヒロイン
- 柴田泰樹（草刈正雄）…頑固じいさん
- 柴田富士子（松嶋菜々子）…泰樹の娘
- 柴田剛男（藤木直人）…富士子の夫
- 柴田照男（岡島遼太郎）…剛男と富士子の長男
- 柴田夕見子（荒川梨杏）…剛男と富士子の長女
- 柴田明美…剛男と富士子の次女（赤ちゃん）
- 小畑雪次郎（吉成翔太郎）…菓子屋の息子
- 山田天陽（荒井雄斗）…絵を描くなつのクラスメイト
- 戸村悠吉（小林 隆）…柴田家の酪農の従業員
- 戸村菊介（音尾琢真）…悠吉の息子
- 居村良子（富田望生）…なつのクラスメイト
なつぞら第13話のあらすじ
十勝に来てから９年の月日が経ち、なつや夕見子は高校３年生になった。なつは酪農、夕見子は勉強とそれぞれ夢中になるものは違えども、本当の家族のように言い合いもできるようになっていた。
ある日、なつは逆子のお産に立ち会うことになった。瀕死の状態で産まれたので、助からないだろうとまわりは諦めそうになっていたが、なつは違った。学校で習った人工呼吸を産まれたばかりの子牛に施し、なんと蘇生させたのだった。
学校でも子牛を蘇生させたことを話し、実演までしてみせたなつは自身に満ち溢れていた。
高校3年生になったなつ
９年の月日が経ち、なつは農業高校の３年生になった。柴田牧場も大きくなり、富士子も牧場の手伝いをするようになる。なつは富士子のことを「母さん」と呼ぶようになっていた。ある日、牛のお産をやけに心配するなつの姿があった。
昭和30年の初夏
なつが十勝の柴田家に来て、9年の月日が流れました
なつは農業高校の3年生です
なつそろそろ
うん、菊介さんあとそろそろ頼むね
おうあとは任せろ行ってらっしゃい
じいちゃんの方どうかな?
おやじが今様子を見に行ってるよ
う〜ん…私もちょっと見てこよう
母さん これお願い
ちょっと!ごはん食べられなくなるよ!
大丈夫ごはんなら
自転車乗ってでも食べられる！
もう…牛のお産なんて珍しいことじゃないのに
なっちゃん何だか心配してたもな
えっ?
柴田牧場も大きくなって新しい牛舎も建ちました
じいちゃん 悠吉さんどう?
うん陣痛はもう来てるみたいだ
そろそろ1回目の破水があってもいい頃なんだが..
なつ学校に遅れるぞ
大丈夫だってば、ごはんなんかすぐ食べられるから
飯の話なんかしてないべや
それより
おなかの落ち方がいつもと違うような気がしたから
何だか気になって…
なつはこの家で本当の娘のように育てられていました
おかげさんでなつは元気にここで生きています
感想
９年経って、なつはすっかり柴田家に溶け込んでいますね。過度に遠慮することもなく、のびのびと家族の一員として生活している様子が伝わってきました。
なつと夕見子のやりとり
朝食時、夕見子があくびをしている姿を見た明美は、朝から働いていたなつが元気で、つい先程まで寝ていた夕見子があくびをするのはおかしいと言う。それが原因で、なつと夕見子は言い合いをする。剛男は、農協で働き始めていてなにやら泰樹のことを気にしている様子。
お母さんおかしいね
日の出る前から働いてるなつ姉ちゃんが元気で
さっきまで寝てたタ見姉ちゃんがあくびしてる
本当だね
私は遅くまで勉強してるからっしょ
本読んでるだけっしょ
あのねえ世の中は広いの
乳搾りと草刈りだけで出来てるんじゃないの この世界は
明美ちゃん朝から夕見子に構うと学校に遅れるよ
は〜い
明美ちゃんなつの言うこと聞いてると、時代に遅れるよ〜
酪農はこれからの十勝に絶対欠かせないものなんだよ
どこが時代遅れなのさ
なつ 構ってると学校遅れるよ
は〜い
なつ おじいちゃんどうしてる?
どうしてるって?
元気か?
一緒に暮らしてるでしょ?
いや…
何か話をしたかなと思って
おじいちゃんと
何の話?
牛のこととか農協のこととか・・・
ちょっと何話してるの今
朝の忙しい時に
ああ…いや何でもないわ
何よ父さん
農協で何かあったの?
いや…いいんだまた後でな
ほら学校遅れるぞ
なつをここに連れてきたこの柴田剛男さんは
今農協に勤めています
なつに父さんと呼ばれています
ごちそうさまでした
行ってきます
行ってらっしゃい！
行ってきま〜す！
行ってらっしゃい！
気ぃ付けてな〜!
頑張れよ〜!
感想
なつは、夕見子の発言に対してしっかり反論することもできていて、本当の家族のようでしたね。夕見子は勉強を頑張っているみたいですが、どんな道に進もうとしているのか、、、楽しみですね。
逆子の牛のお産
なつが学校に行こうとした時、照男が慌てた様子で出てきた。牛が破水し、泰樹がなつを呼んでいるとのこと。なつが行くと、そこには逆子で苦しむ母牛と足だけ出ている子牛の姿が。。。泰樹は母牛だけでも助けたいと言うが、なつは子牛も助けたい！獣医を待っていたら手遅れになる！と反論。みんなで、子牛を引っ張ることにした。
なつ！
ん？
破水した!じいちゃんがお前呼んでこいって
じいちゃん!
なつ逆子だ
えっ…逆子?
後ろ足から出とる
照男獣医呼んでこい
分かった
逆子だって?
母さん…
このまんま獣医さんを待ってたら間に合わんくなる
だが母牛だけは助けたい
そんなこと言わないで!
じいちゃん子牛も助けよう
なつ…
逆子は時間がかかると途中でへその緒が切れて
子牛がおなかの中で息ができなくなるかもしれんって
学校で習った
早く引っ張り出さんと子牛が生きられんよ!
じゃあ陣痛に合わせて引くぞ
急いで
来るぞ
よし引っ張れ!
もっと!
戻すな!
ちょっと待て…やんだ
おはようございま〜す
ご苦労さん
あれっ?今日は1人かい?
ああ
難産の母牛がいるもんで
難産?
どうも逆子みたいでさ
あらららら逆子かい
それはあずましくないね
感想
最後に出てきた「あずましくないね」ですが、調べてみたら北海道の方言で「落ち着かない」という意味のようです。泰樹は照男に「なつを呼んでこい」と言ったそうですが、このことからなつがどれだけ頼りにされているかがわかりますね。
逆子の子牛の運命
泰樹に呼ばてたなつは、みんなで子牛を引っ張り出すことに成功。しかし、子牛は息をしていなかった。泰樹は「間に合わなかったか」と肩を落すが、なつはまだ諦めていなかった。牛に人工呼吸をし始めたのだ。なつの懸命な処置によって子牛は一命をとりとめた。
もっと引け!戻すな!
引っ張れ!
お願い助かって!
よし引け!
よ〜し出るぞ
なして動かんの？
息をしとらん
えっ?
間に合わんかったか…
ダメだ…
じいちゃん私にやらして!
なつこれで息をしとらんかったらダメだ
諦めろ
まだ!学校で人工呼吸習った
人工呼吸?牛に?
お願いやらして
なつ…
羊水飲んだのかもしれん!
なっちゃんそったらことまで…
なつ!
あっ…
やった…
やった〜
生き返った…生き返ったぞ!
すごいななっちゃん!
よくやったな!
ハハッ…なつ!
よかった〜
よくやったな!
ハハハハハハ
よし!立った!
子牛が立った!
飲んでる
今日新しい命が生まれました
無事でした
ありがとうございました
戦争で亡くなった父と母のことも
なつは大切に思ってくれていました
本当の兄と妹は今も行方が知れません
感想
なつ、大活躍でしたね！人工呼吸は学校で習ったとはいえ、初めてだったはずなのに落ち着いて適切な処置ができたのはすごいと思います。なつは本当に柴田牧場になくてはならない存在ですね。子牛が助かったことを本当の家族に報告している姿も、素直に成長したなぁと感じられました。
学校で子牛救命の実演
牛の出産を見届けたなつは、大幅に遅刻して学校に向かった。学校に着くとちょうど授業中だったが、担任はなぜ遅刻をしたのか理由を聞いてきた。そこで、今朝の出来事を話すと担任とクラスメイトから拍手がわきおこった。なつは、どのように人工呼吸をしたのか問われ、友人を子牛に見立てて実演してみせた。その日の帰り道、天陽のところへ寄り道をするのだった。
なつ 本当に今から学校行くの？
うん まだ午後の授業には大丈夫だから
今日ぐらい無理して行くことないのに
だってさっきのこと早くみんなに話したいんだわ
なつ行くなら馬で行け
えっ?
馬なら寝ててもお前を連れてってくれるべ
分かった そうする
寝たら落ちるしょや
夕方の搾乳はいいからな
ゆっくり帰ってこい
ありがとうじいちゃん
第二の世界とはどんな世界か
貧乏だが晏如安らかで落ち着いた学問の世界だ
おはようございます!遅くなってすいませんでした!
奥原
はい
大幅に遅刻したくせに反省はしてないようだな
はいしてません
うん何していた?
それ聞きますか?
ほう聞いてほしそうだなあ何だ?
倉田先生 授業の邪魔では?
いいからしゃべれ!
はい!牛のお産を手伝っておりました!
それが逆子でした
逆子?
なっちゃんそれでどうなったの!?
うんそんでね
へその緒が切れたら大変だと思って
急いで引っ張り出したんだけど
生まれた子牛は仮死状態だった
それで助かったのか?
はい!私が人工呼吸をして助けました!
先生 学校で教わったことにうそはありませんでした
当たり前だ
よくやったなっちゃん
ありがとうハハハ…
おいちょちょちょちょ…
それでどうやって人工呼吸やったんだ?
はい、じゃあ…よっちゃん手伝って
えっ?ちょっと…どうするのよなっちゃん
よっちゃんここに寝て
寝るの?やだわ…ふしだらよ
大丈夫 牛だから
私が牛なのか?
早く
まずは鼻にたまった羊水を吸って
ペッ 吐き出しました
それからこんなふうに子牛の前足をつかんで
胸を開いて戻すようにしました
開く時には子牛の体が…
浮くぐらい大きくして…
なっちゃん痛いわ！
戻して開いて戻す…
なつはとにかくここで生きることに夢中でした
そしてその日なつは寄り道をしたのです
天陽君!
おうなっちゃん!
なつよその笑顔
十勝晴れの空によく似合う
感想
遅刻して怒られるのかと思いきや、みんなから拍手をもらってなつは誇らしそうでしたね。泰樹も朝から大活躍だったなつに馬を貸したり、送り出すときの笑顔からなつのことを大事に思っている様子が伝わってきましたね。
居村良子が気になる方はこちら！
【なつぞら】なつの高校の友達、居村良子(富田望生さん)の出演シーンをまとめました
今日の名シーン
牛のお産のシーンです。テキパキと動く頼もしいなつの姿に、泰樹も富士子も嬉しそうにしていましたね。羊水を口で吸い出したシーンがとても衝撃的で印象的でした。
今日の名台詞
「馬なら寝ててもお前を連れてってくれるべ」と泰樹が言ったところを選びました。なつが寝ながら乗っているところが一瞬で想像できました。馬を用意したのは、朝から働き疲れているだろうなつを思いやる泰樹の優しさですね。
次回の見どころ
天陽に会いに行ったなつは、なにを話すのか。ふたりの関係はどうなったのか気になりますね。また、農業高校でいろんなことを学んで力を発揮するなつにも注目です。