なつぞら第150話のあらすじと感想(2019年9月21日放送)
なつぞら第150話のあらすじと感想(2019年9月21日放送)
第22週「なつよ、千遥よ、咲太郎よ」の第150話。
千遥(清原果耶)にあるものを届けにきた剛男(藤木直人)は、父の手紙が、ようやく咲太郎(岡田将生)となつ(広瀬すず)と千遥の三兄妹全員に行き届いたことを知り…。
第150話の主な登場人物
- 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
- 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
- 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
- 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
- 下山克己(川島 明)…アニメーター
- 大沢麻子(貫地谷しほり)…アニメーター
- 三村 茜(渡辺麻友)…アニメーター
- 神地航也(染谷将太)…アニメーター
- 森田桃代(伊原六花)…彩色担当
- 坂場一久(中川大志)…なつの夫
- 坂場優(増田光桜)…なつの長女
- 杉山千遥(清原果耶)…なつの妹
- 杉山千夏(粟野咲莉)…千遥の長女
- 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
- 柴田照男(清原 翔)…剛男と富士子の長男
- 柴田地平(吉田隼)…照男と砂良の長男
- 柴田地平(吉田隼)…照男と砂良の長男
なつぞら第150話のあらすじ
千遥のことを心配して東京に来た剛男は、千遥が柴田家に置いていた服を持ってきた。千遥はなつに服と父の手紙を返した。剛男は自分が戦地から持ってきた手紙なので、きょうだい3人に思いが伝わったと感慨深げに言った。
なつは千遥と千夏に、夏休みになったら一緒に十勝に行こうと言った。なつが泰樹のことを気にすると、もう90歳になり穏やかだと剛男は言う。
剛男はなつの家に泊まったが、仕事が忙しくてあまり寝てないなつが心配だった。柴田家に帰って話すと、泰樹が富士子になつを助けてやれと言った。
剛男が持ち帰った手紙は3人に渡った
優が入学が近づいた頃、富士子は東京に来た。なつは来てくれたことに感謝した。その頃、泰樹は牛舎で子どもの頃のなつが働いているのを見て座り込んだ。
北海道から来た剛男は千遥の離婚の話し合いの結果を聞き安心した。剛男は千遥が柴田家に置いていった服を持ってきて千遥に渡した。千遥はその時着てきた服をなつに返し、父の手紙も返した。戦地から手紙を持ち帰ってきた剛男は3人に渡ったことを喜んだ。
(剛男)ここか…あれもしかして千夏ちゃん?
(千夏)はい
(剛男)やっぱり千夏ちゃんかい!
(千夏が杉の子に入る)
(千夏)ただいま
(千遥)お帰り
(千夏)あっなつおばさん
(なつ)お帰りなさい
(咲太郎)千夏ちゃんか!
(なつ)あ…この人は私とお母さんのお兄ちゃん
(咲太郎)咲太郎おじさんだ
(千夏)こんにちは、
(なつ)あ…父さん!?
(咲太郎)柴田さん!
(剛男)いやいやいやいやびっくりしたもね。千遥ちゃんの子かい。子どもの頃のなつにそっくりだもな。すぐ分かったわ
(咲太郎)本当だな
(千遥)ご無沙汰してます
(剛男)千遥ちゃん…私も心配になってつい来てしまったわ
(なつ)父さん…
(剛男)それで話し合いはもう済んだのか?
(なつ)うん。分かってもらえたわ
(剛男)ああ…
(千遥)千夏これからもここで暮らせることになったから
(千夏)本当?
(咲太郎)うん。これからはおじさんもおばさんもみ~んな千夏ちゃんの家族だからな
(千夏)はい
(剛男)そうかい…それはよかった。あっ…これを富士子ちゃんが千遥ちゃんに返してくれって。千遥ちゃんの忘れ物だわ
(千遥)ありがとうございます
(千遥が服を持って来る)
(千遥)お姉ちゃん。これをお姉ちゃんに
(なつ)いいのにそれは
(千遥)やっと返せるのがうれしいから
(なつ)分かったありがとう
(千遥)それからこれ
(剛男)それは…やっと3人に届いたんだね、その手紙
(咲太郎)はい…
(なつ)うん…
(回想)(剛男)軍隊の検閲を通さないお父さんの本当の手紙だ。君たちへの思いが込められてる
(剛男)奥原さんの思いはこうしてしっかり3人に受け継がれていたんだね
柴田君よ、本当に君のおかげだよ
ありがとう
感想
剛男「あっ…これを富士子ちゃんが千遥ちゃんに返してくれって。」母さんがじゃなくて富士子ちゃんがって言いましたね。なんだか本当の家族じゃないからそういう言い方したのかな。とか勘ぐってしまいますね。思い出として置いておいてくれてもよかったのになんだか返されると寂しいですね。
千遥と千夏も夏休みに十勝に行くことになる
杉の子で千遥の天丼を食べた。剛男はなつの家に泊まることになったが、なつは仕事に戻らなければいけなかった。なつは千遥と千夏に夏休みに十勝に行こうと誘った。剛男もそしたら泰樹が喜ぶと言った。泰樹は90歳になり、最近は穏やかだと言う。
(剛男)う~ん、うまい!
(なつ)父さん
(剛男)うん?
(なつ)今日はうちに泊まってって。私はこれから会社に戻らなくちゃいけないんだけど
(剛男)これから仕事かい?
(なつ)うん。今の作品が終わるまではしかたないの
(剛男)いつまで続くんだ?
(なつ)来年の6月までだから…
(剛男)はあ~…
(なつ)あっそうだ。千遥、千夏ちゃん、夏休みになったら一緒に十勝に行こう
(千遥)えっ?
(剛男)そうだ千遥ちゃん、また是非十勝さおいで、みんな待ってるから
(千遥)あ…そうですね。改めてお礼とおわびに伺いたいです
(剛男)なんもおわびなんていらないから、
(千夏)とかち?
(千遥)十勝はソラのいるような所
(千夏)わあ行きたい!
(剛男)したらじいちゃんも喜ぶさ。千遥ちゃんのこと誰よりも心配してたから
(千遥)おじいさんが…
(剛男)うん
(なつ)じいちゃん元気?
(剛男)それがな、元気というか…このところ穏やかでな
(なつ)穏やか?
(剛男)まあもう90だから…
(咲太郎)泰樹さんも90歳ですか
(剛男)今年で91だ
感想
千遥は基本元気がないんですね。兄妹もそろったし、そろそろ元気が出てもいい頃なのに、そういう子に育ったということでしょうか。なつや咲太郎とは全く違った性格のような気がしました。ひとつ気になったのが、飲食店の千遥は夏休みシーズンに休みをとれるのでしょうか。なつも忙しいだろうけど千遥の予定も考えてあげてほしいですね。そして一緒にいる咲太郎にも一言「お兄ちゃんも行く?」と誘ってあげたらよかったのに。仲間はずれみたいでかわいそうだった。
90歳の泰樹は杖をついていた
泰樹は杖を使って牛舎に来る。照男が牛を増やしてもよいかと尋ねたが、泰樹は任せると言った。富士子は泰樹になつが千遥と十勝に来るかもしれないと教えたが、泰樹の反応は薄く、一度医者に診てもらったら安心するとだろうと富士子は言う。
(泰樹が杖をついて牛舎に来る)
(照男)じいちゃん、便利になったべ。実はじいちゃん、もっと牛を増やそうと思えば増やせるんだわ。古い牛舎を建て替えてミルカーをパイプラインにすれば、人増やさんでももっと牛を増やせる。そうしたいんだけどいいかな?まあそうすぐって話ではないんだ
(泰樹)好きにやれ。お前に任せる
(照男)じいちゃん…
(砂良)よかったね
(照男)うん…
(泰樹が一人で牛を見ている)
(富士子)父さんこんなとこにいたのかい。なつが次の夏は帰ってくるって。もしかしたら千遥ちゃんも一緒に。うれしいしょ?それまでは元気でいなくちゃね。ねえ父さん、一度お医者さんに診てもらわない?本当に元気だって分かったら安心でしょ
(泰樹)もう十分じゃ
感想
もう十分なんて。。。そろそろお別れが近いのかと心配になりますね。照男の提案に対しても富士子の話にもどこか上の空というかんじでした。じいちゃんが元気がないと拍子抜けしてしまいますね。寂しいです。
剛男は優を信じろと言う
優を寝かしつけた剛男はなつの忙しさを気にした。なつは優のためにこの生活を変えたいと言うが、なつの愛情はちゃんと伝わっていると剛男は言った。優を信じろと言うと、なつは剛男はいつも信じてくれて強くて優しい人だと言った。
(剛男が優に本を読んであげる)
(剛男)そっくり聞いていました。妹のグレーテルは涙を出してシクンシクンやりながら、兄さんのヘンゼルに向かって…
(剛男)寝たわ
(なつ)あ…ありがとう。助かったわ
(剛男)なつは寝なくて大丈夫なのか?
(なつ)寝てる場合じゃないから
(剛男)大変なんだな
(なつ)まあ特にこの作品はね…
(剛男)イッキュウさんはずっと会社に寝泊まりしてるのかい
(なつ)うん…放送がある日は帰ってくるけど優とは会社で会ってるし
(剛男)仕事がない時間がないんだな
(なつ)気付けばね…いつも優を急がせてる
(なつが剛男にお茶を入れる)
(剛男)そうか、ありがとう
(なつ)優のためにはまあこんな生活を変えなくちゃいけないんだけど、今はどうしようもなくて
(剛男)優にはその気持ち…なつの愛情はちゃんと伝わってるさ
(なつ)うん、そうかな…
(剛男)優を信じろ。子どもに期待し過ぎるのもいけないし、期待しないのもいけない。ただ勝手に信じてやるぐらいがちょうどいいんでないのかい
(なつ)父さんはいつだって子どもを信じてくれてたもね
(剛男)頼りない父親だけどな
(なつ)ううん。そんなことないよ。父さんは強くて優しい人だわ。じいちゃんと同じように開拓者の魂が宿ってるからね
(剛男)いやいや…
(なつ)まあそのことは照男兄ちゃんやタ見、明美ちゃんや私にちゃんと伝わってるから
(剛男)ありがとう…なつの生き方もちゃんと伝わってるさ
(なつ)そうだといいけど…
(剛男が朝目を覚ますとなつは台所にいた)
感想
イッキュウさん、ずっと泊まりで仕事していたのですね。ということは麻子も!?不倫関係にならないことを願いたいですね。剛男となつが二人で向かい合ってこんなことを話すのは初めてかもしれませんね。剛男はなつに思いがけずたくさん褒められて嬉しかったと思います。
泰樹がなつを助けてやれと富士子に言う
剛男が帰ってきて家族になつが心配だと言う。優が小学校に入ったら帰る時間が早くなるので、家で優を見てくれる家政婦を探していると言った。泰樹は富士子になつを助けてやれと言う。照男や砂良の後押しもあって富士子は東京に行くことになった。
(剛男)ただいま
(富士子)お帰り
(砂良)お帰りなさい
(家族で食事を食べる)
(砂良)千遥ちゃん、本当によかったですね
(剛男)心配なのはなつだ
(富士子)なつがどうかしたの?
(剛男)いやあんなに大変な仕事だとは思わんかったわ。ほとんど寝てないんだわ
(富士子)寝てない?
(剛男)イッキュウさんはほとんど会社に泊まりっ放しで、なつは優のために家事をしながらうちで仕事してるんだ。それが6月まで続くそうだ
(富士子)えっ…
(砂良)優ちゃんは拓男と同じだから春から小学校でしよ
(剛男)そこなんだわ、問題は!小学校に上がれば保育園のように長くは預けられなくなるべ。優ちゃんは学校からうちに帰るしかない。したら誰かがうちにいてやるしかないべさ
(富士子)どうするの?
(剛男)家政婦を今探してるらしい
(富士子)家政婦?
(砂良)お金持ちみたい
(拓男)カセイフって?
(地平)知らない人が家で働いてくれるんだべ
(泰樹)富士子?
(富士子)ん?
(泰樹)お前行ってやれ。なつを助けてやれ
(富士子)私が東京に行くのかい!?
(剛男)それは僕もちょっと思った
(富士子)そりゃ助けてやりたいけど…拓男も入学だしね
(照男)拓男のことなら心配ないべ、な?
(砂良)はい、大丈夫です
(富士子)したけど私にはアイスクリーム屋のこともあるし…
(砂良)それなら私がやっておきます
(照男)アイスクリームを売るとしたって夏だべ。それまでになつの仕事も終わるんだべさ
(剛男)終わる
(泰樹)助けてやれ
(富士子)分かりました。私が行きます
感想
あれ?富士子はなつの家にイヤイヤ行く感じですかね。拓男やアイスクリーム屋のことを理由に行き渋ってましたね。なつが自分の家庭をもち、幸せになり疎遠になったことでなつに対する気持ちが変わったのでしょうか。もう家族というより他人に近い存在になったのかと思うと寂しいですね。そりゃそうですよね。他人の孫より自分の血が繋がった孫のほうがかわいいに決まってるし、小学校の準備も自分の孫のほうをやってやりたいんでしょうね。富士子はもうなつの母さんではないんだということを感じました。
富士子がマコプロに来る
優の小学校への入学に合わせて富士子が東京に来た。マコプロに来た富士子に麻子はロケハンの時のお礼を言う。なつは泰樹に怒られなかったかと心配したが、富士子は泰樹がなつを助けてやれと言ったのだと話す。泰樹は牛舎で子どもの頃のなつを見る。
そういうわけで昭和50年の春が近づいた頃、富士子さんが上京してきました
(富士子)優ちゃん!
(優)あっおばあちゃん!
(富士子)元気だったかい?
(優)うん
(富士子がマコプロに入る)
(陽平)おばさん!
(富士子)あっ陽平さんお久しぶり
(坂場)あっ
(なつ)あっ母さん
(坂場)お義母さん
(富士子)2人とも元気かい?
(なつ)ここまで来てもらっちゃってごめんね
(富士子)駅からタクシー乗ったから
(なつ)もう本当助かったわ。母さんありがとう
(麻子)柴田さん、ロケハンの時にはありがとうございました
(富士子)皆さん頑張ってますね
(下山)ご無沙汰してます。下山です。で、うちの妻です
(富士子)あっ茜さんでしょ!優が大変お世話になりました
(茜)あ…いえ私は何も
(富士子)あのこれ土産といったらなんだけど、皆さんで。北海道のジャガイモとバターです
(神地)あっそれちょうど描きたかったんです!ジャガイモにバター!モモッチ早速試そうよ
(桃代)そうね。バターが溶ける時の色も見たいし、食べてみたい!
(神地)すいません、頂きます
(下山)ちょっと!
(麻子)じゃ、ごゆっくり。すみません
(下山)すいません
(なつ)ねえ母さん、じいちゃんに怒られなかった?なつを甘やかすなって…
(富士子)じいちゃんが言ったのさ、なつを助けてやれって
(なつ)じいちゃんが…?
(富士子)うん
(泰樹が牛舎で子どものなつを見えて座り込む)
なつよ感謝を込めて…
来週に続けよ
感想
富士子、笑顔をふりまいてましたけど、相当気を使っていますね。富士子はなつが家庭を犠牲にしてまで働くとこを快く思っていないのでしょうね。なつ、思い違いをしてますね
。なつを甘やかすなと思っているのは、目の前にいる富士子だということに気がついていないのですから。泰樹は幻覚がみえるようになってしまったのでしょうか。グズグズと座り込んでしまった泰樹が心配です。
今日の名シーン
年老いた泰樹が牛舎で子どものなつを見つけたシーン。
今日の名台詞
「優を信じろ。子どもに期待し過ぎるのもいけないし、期待しないのもいけない。ただ勝手に信じてやるぐらいがちょうどいいんでないのかい」
仕事が忙しい生活で優のことを心配するなつに剛男が言った言葉。
次回の見どころ
泰樹がちょっと心配になりましたが、まだ元気そうなので、なつが千遥や千夏と一緒に北海道に行くのが楽しみです。
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