【なつぞら】なつの高校の友達、居村良子(富田望生さん)の出演シーンをまとめました

2019-07-14

「なつぞら」で愛されキャラと言えばだれでしょうか。

居村良子だと思う人も多いのではないでしょうか。良子が出るシーンはおもしろくて思わず笑ってしまうような場面が多いですからね。

なつが十勝農業高校に通っていた時、同じクラスに居村良子(いむら よしこ)はいました。富田望生さんが演じていました。

NHKの公式ページをでは、居村良子を次のように紹介しています。

女子学生が少ない十勝農業高校において、なつと仲良しのクラスメイト。いつでものんびりしていて、しっかり者のなつとは対照的な性格。なつが演劇部に誘われると、いっしょに入部するが…

https://www.nhk.or.jp/natsuzora/cast/cast01.html

なつと性格は対照的と書いてありますが、私はなつの黄色のリュックと良子の赤いリュックが対照的だったイメージがあります。

それと、高校の演劇部に入ったなつ。なつや雪次郎に誘われる形で入部したのが良子。演劇部以外でも、楽しい場面が多かったですよね。

そんな良子の登場したシーンを振り返りたいと思います。

良子は牛のお産の再現シーンで登場

なつぞらが始まって2週間がたって、ドラマの中ではその日からなつが高校生となりました。4月15日の放送。

居村良子は、なつと同じ十勝農業高校の高校3年生として登場します。その日、柴田牧場は大変でした。牛のお産があり、なんと逆子の難産だったのです。

なつは人工呼吸をして、その子牛を助けました。その後に学校に登校。遅刻です。

倉田先生の授業中になつは教室に入り、仮死状態だった子牛を助けたと説明します。その後の倉田先生の一言から良子の大活躍へとつながりました。

(なつ)おはようございます!遅くなってすいませんでした!

(倉田)奥原

(なつ)はい

(倉田)大幅に遅刻したくせに反省はしてないようだな

(なつ)はいしてません

(倉田)うん、何していた?

(なつ)それ聞きますか?

(倉田)ほう聞いてほしそうだなあ、何だ?

(なつ)倉田先生、授業の邪魔では?

(倉田)いいからしゃべれ!

(なつ)はい!牛のお産を手伝っておりました!それが逆子でした

(倉田)逆子?

(良子)なっちゃん、それでどうなったの!?

(なつ)うんそんでね、へその緒が切れたら大変だと思って急いで引っ張り出したんだけど生まれた子牛は仮死状態だった

(倉田)それで助かったのか?

(なつ)はい!私が人工呼吸をして助けました!

(みんなで拍手する)

(なつ)先生、学校で教わったことにうそはありませんでした

(倉田)当たり前だ

(雪次郎)よくやったなっちゃん

(なつ)ありがとうハハハ…

(倉田)おいちょちょちょちょ…それでどうやって人工呼吸やったんだ?

(なんつ)はい、じゃあ…よっちゃん手伝って

(良子)えっ?ちょっと…どうするのよ、なっちゃん

(なつが良子の手を引いて教室の前に行く)

(なつ)よっちゃんここに寝て

(良子)寝るの?やだわ…ふしだらよ

(なつ)大丈夫、牛だから

(良子)私が牛なのか?

(なつ)早く

(なつ)まずは鼻にたまった羊水を吸って、ペッ、吐き出しました。それからこんなふうに子牛の前足をつかんで胸を開いて戻すようにしました。開く時には子牛の体が…浮くぐらい大きくして…

(良子)なっちゃん痛いわ!

(なつ)戻して開いて戻す…

なつが子牛を助けたときの実演で良子が牛の役をやるという場面でした。女の子が少ない農業高校で二人は同じクラス。なつは良子を「よっちゃん」と呼び、仲良しだったんですね。

なつぞら第13話のあらすじと感想(2019年4月15日放送)

授業中に恥をかいた仕返しをする良子

こんなこともありました。太田先生の授業中のこと、良子は居眠りをしてしまいます。

(太田)ここにあるように遺伝的に高い泌乳能力を母牛から受け継いでいても、もし足腰が弱ければ、冬の凍結した地面で転倒して骨折するかもしれない

(なつ)よっちゃん、大事なとこだよ

(良子)うん

(なつ)よっちゃん(鉛筆でつつく)

(良子)もう分かったってば母ちゃん

(なつ)えっ?

(太田)居村!おめえの母ちゃんのことでねぇ。母牛の話してんだべ!

(みんなが笑う)

(良子)やだ…ひどいわ、なっちゃん

(なつ)えっ…私は何も

(太田)おい、大事なとこだぞ、静かにしろ

居眠りをしていた自分が悪いのですが、良子はなつのせいで恥をかいたというわけです。

良子はこの仕返しをします。やはり授業中。なつがノートにパラパラ漫画を描いていたときのこと。

(太田)牛の卵巣中の3胞と黄体の大きさの変化はハモンドという学者が解明した。発情を見逃すことなく…

(良子)なっちゃん、何描いてるの?

(なつ)しー…やめてや、よっちゃん

(良子)また漫画?

(なつ)漫画映画

なつが漫画を描いていることころを見つけた良子は先生にわざと聞こえるような大きな声でなつに話しかけるのでした。太田先生が困った顔をしていました。

なつぞら第16話のあらすじと感想(2019年4月18日放送)

居村良子も演劇部に入る

なつが倉田先生に泰樹と剛男のことを相談する中で、演劇部に入部することになります。ある日、良子となつと雪次郎はこんな会話をしていました。

(良子)なっちゃん、今日も演劇の練習かい?

(なつ)うん、そう

(良子)張り切ってるね、楽しそうだね

(なつ)練習はきついよ。よっちゃんもやんない?

(良子)えっ?いいよ私なんて、お誘いもないし

(雪次郎)誘われたいの?

(良子)誰もそんなこと言ってないっしょ!

(雪次郎)一緒にやる?

(良子)いいよ、ついでみたいに言わないでや

(雪次郎)ついでじゃねえよ。裏方はたくさんいた方がいいんだから

(良子)裏方?

(なつ)よっちゃん、よかったら本当に手伝ってよ

(雪次郎)おう

(良子)そうね、まあ考えてもいいけど

(なつ)ん?

(良子)どんなお芝居すんの?

(なつ)それがまだ台本も出来てないのさ

(良子)そうなんだ

良子もなつが楽しそうなのを見て演劇部に入りたかったようです。雪次郎がつい裏方と言ってしまいますが、「考えてもいいけど」と曖昧な返事でした。

ところが、このあとあることをきっかけに良子は演劇部に入部することになります。あの人と一緒に入部しました。

(良子)あなたは農業科の門倉努さんよね?

(雪次郎)あの~何でしょうか?

(門倉)演劇部に入ったそうじゃねえか

(雪次郎)あっ、はい!

(門倉)おめえに聞いてんじゃねえ!

(良子)あっ、私はまだ…

(門倉)お前にも聞いてねえ。もう一人は?どうなんだよ

(なつ)それがあんたに関係あるんですか?

(雪次郎)おい

(良子)なっちゃん

このあと、番長の門倉になつが言い返します。それを見た良子は「この人は熊とサケを取り合って勝ったって伝説がある人だよ」と言ってなつを止めようとします。

結局、なつたちがFFJを歌って分かり合います。そして良子と門倉の二人を演劇部につれていき、入部することになったのでした。このとき演劇部の部員の前にいく良子の様子もおもしろかったのです。

なつぞら第19話のあらすじと感想(2019年4月22日放送)

倉田先生は良子に期待してなかった?

倉田先生の台本が出来上がった時のことです。なつが倉田先生に呼ばれます。近くには良子もいました。倉田先生がちょっと失礼なことを言ったんですよね。

(倉田)あっ奥原

(なつ)はい

(倉田)分かってると思うが女はお前しかいないんだ。女の役はみんなお前がやるんだぞ

(なつ)良子ちゃんもいます

(倉田)女優志望はお前しかいないんだ

(なつ)私は志望なんかしてません

(倉田)それでもお前しかいないんだ

(良子)なっちゃんがやるしかないわ。私は裏方だから

(倉田)居村にも期待してるぞ

(良子)何をですか

(倉田)いろいろ

倉田先生はなつに「女はおまえしかない」と言います。良子の前でひどいですよね。なつがフォローしましたが、こういういじられキャラとして良子は重要な役でした。

なつぞら第20話のあらすじと感想(2019年4月23日放送)

良子は演劇部では門倉とのコンビで登場

第21話では天陽が演劇部にやってきます。このときは少し良子の位置づけが変わってきたときでもありました。それは良子と門倉がコンビとして登場することが多くなったのです。

天陽を見ながら、門倉と良子が話します。

(門倉)あれなら俺の勝ちだよな

(良子)えっ?何に勝ったんですか?

(門倉)男らしさよ

(良子)男らしいのといい男なのは別ですからね

(門倉)男らしい方がいいべや!

(良子)私はね

(門倉)おめえに聞いてねえ

(良子)聞いてたべさ

良子は「私はね」のところで、門倉を見つめます。その後も演劇部員が校庭を走るシーンで、

(良子)何で裏方も走るんさ

(門倉)おめえら!走んならシャキッと走れ!

(良子)男らしい

というように良子が門倉の男らしさにひかれるような場面がありました。

門倉はなつのことが好きだというのはわかっていましたが、あれ、良子と門倉がいい感じになるのではないかという期待もこの頃からありました。

門倉はその後、村長役の高木の演技をダメだと言い、自分が村長役になるという実に身勝手なことをやります。良子は「自分がやりたかっただけね」とぼそりとつぶやきました。

それはなつが女優として覚醒したときでもあり、「余計な人まで目覚めちゃったわ」とも言います。門倉の暴走を的確にぼそりと突っ込む役、それが良子となっていきました。

なつぞら第21話のあらすじと感想(2019年4月24日放送)

良子は演劇部の大会でも活躍

演劇部の本番の日がやってきました。この日、良子は大活躍でした。まずはなつの衣装を手伝います。

(良子)はいこれでよし

(なつ)どうも、よっちゃんいて本当助かったわ。ほとんどの衣装作っちゃったもんね

(良子)私は器量が悪い分、手先が器用なんだわ

(なつ)よっちゃんはかわいいよ

(良子)それって牛とおんなじだべさ?

良子は演劇部の裏方として、衣装をほとんど作ったようです。本番前は緊張しているなつの肩に触れてリラックスさせていました。そして劇の中でも。

(雪次郎)待ってくれ、待ってくれ!

(雪次郎)何だ牛か

(良子)牛じゃねえ!白蛇だ!も~!

(雪次郎)白蛇様!?本当に白蛇様なのか!?

(良子)どう見ても、白蛇!

という劇の最後のシーンに出演しました。動きはテキパキとしていて、裏方ではもったいないぐらいに声や話し方も堂々としていました。

なつぞら第23話のあらすじと感想(2019年4月26日放送)

なつぞら第24話のあらすじと感想(2019年4月27日放送)

なぜか大きな声を出した良子

冬になったころ、良子はちょっとだけ出演しました。バターを作る授業中の会話でした。

(なつ)バターを作っても流通させる方法がないとね

(雪次郎)うちの店なら喜んで買うけどな

(良子)雪次郎君はそのためにここへ入ったんじゃないの?自分で作ればいいべさ

(なつ)そだよね

(雪次郎)だけど牛飼いになるのは大変だべ

(良子)それなら牛飼いの娘と結婚すれば早いべさ

(雪次郎)タ見子ちゃんとか…?

(良子)はい?

この会話で良子は「それなら牛飼いの娘と結婚すれば早いべさ」と言うのですが、かなりボリュームをあげて教室中に聞こえるような声で言いました。

なぜそんなに大きな声で言ったのか。自分をアピールしたかったのか。これは今でもよくわかっていません。

なつぞら第32話のあらすじと感想(2019年5月7日放送)

十勝農業高校の卒業の日、良子は告白される

第42話は十勝農業高校の卒業式でした。演劇部でも倉田先生と最後の別れとなりました。良子は泣いていました。そこで、門倉が急に叫び出します。

(雪次郎)倉田先生本当にお世話んなりました!

(全員)ありがとうございました!

(倉田)いいか、お前らの魂の舞台の幕はこれから上がるんだ。北海道でも東京でも魂は一つ、それを目いっぱい育てろ!

(なつ)はい

(倉田)よし、じゃあ、お前らあとは思い残すことはないな?

(全員)はい!

(門倉)良子~!

(良子)何!?

(倉田)門倉どした?

(門倉)卒業したら言うべと思ってたんだ

(なつ)えっ?

(門倉)居村良子~!俺の嫁になってくれ~!

(良子)ごめんなさい、それはできない

(門倉)何で、何でだ!?

(良子)何でって何でよ?私は断っちゃダメなのかい!

(門倉)俺は諦めねえぞ!

(雪次郎)番長、選ぶ範囲が狭すぎるぞ

(なつ)ダメ!よっちゃんは私のもん!

(良子)なっちゃ~ん!

急に名前を呼ばれた良子はびっくり。門倉が良子に告白をしたのでした。

大会が終わった時に同じようになつにも告白してフラれた門倉は、卒業のタイミングで今度は良子に告白です。良子は断ったけど、門倉はなつの時とは違って、納得がいかない様子でした。

なつぞら第42話のあらすじと感想(2019年5月18日放送)

良子は卒業後も演劇をやる

なつが高校を卒業してからは、良子の登場するシーンはなくなりましたが、話の中で出てきたことはありました。第84話でした。

(天陽)あっ十勝農業高校の演劇部で一緒だった居村良子さんと門倉努がいるべ?

(なつ)うん、よっちゃんと番長?

(天陽)あの2人が今青年団で演劇やってんだわ

(なつ)へえ~本当?

なつは高校を卒業してからは東京で仕事をしていました。3年ぶりに北海道に帰ったときです。良子は青年団で演劇をやっていたそうです。

なつぞら第84話のあらすじと感想(2019年7月6日放送)

良子の登場シーンを見てきましたが、やっぱり良子が出ると、なんかおもしろいことが起こりそうだなというワクワク感があったものです。

なつと良子は二人とも高校を卒業して、それからの良子はどうなったのかわかりません。おそらく北海道で農業を頑張っているんだと思います。

また、なつが北海道に戻った時にでも良子が登場してくれるといいですよね。その可能性も決してないとは言えません。