なつぞら第154話のあらすじと感想(2019年9月26日放送)

2019-09-27

なつぞら第154話のあらすじと感想(2019年9月26日放送)

第23週「なつよ、あっぱれ十勝晴れ」の第154話。

大草原の少女ソラ」が終わり、なつ(広瀬すず)は約束通り、優(増田光桜)と千遥(清原果耶)と千夏(粟野咲莉)を連れて、坂場(中川大志)とともに夏の十勝を訪れ…。

第154話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
  • 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
  • 柴田照男(清原 翔)…剛男と富士子の長男
  • 柴田砂良(北乃きい)…照男の妻
  • 小畑とよ(高畑淳子)…雪之助の母
  • 小畑雪之助(安田顕)…菓子屋の店主、帯広のお菓子発明王
  • 小畑妙子(仙道敦子)…菓子屋の嫁
  • 小畑雪次郎(山田裕貴)…菓子屋の息子
  • 小畑夕見子(福地桃子)…雪次郎の妻
  • 坂場一久(中川大志)…なつの夫
  • 坂場優(増田光桜)…なつの長女
  • 杉山千遥(清原果耶)…なつの妹
  • 杉山千夏(粟野咲莉)…千遥の長女
  • 柴田地平(吉田隼)…照男と砂良の長男
  • 柴田拓男(吉田奏佑)…照男と砂良の次男
  • 小畑雪見(嶺岸煌桜)…雪次郎と夕見子の息子
なつぞら登場人物

なつぞら第154話のあらすじ

北海道に着いたなつは、泰樹に千遥を会わせた。泰樹は千遥を抱きしめて涙を流した。千夏と優は搾乳を体験した。

優と千夏が寝ているところを見ながら、自分たちのようだとなつと千遥が話した。千遥は浮浪児でよかったと思っていると言う。なつは生きていてくれてありがとうと言った。

富士子と砂良のアイスクリーム屋は3種類のアイスを作っていた。味はおいしかったが、客は来ていなかった。そこに夕見子が来て、千遥とはじめて会った。

雪月はなつたちのテレビアニメのおかげで繁盛していた。天陽の描いた包装紙も全国に広まっていた。とよはアニメを見た泰樹が朝日に感動したことをなつに教えた。

なつが柴田家に戻ると、照男が剛男にパイプラインミルカーを使って牛を増やす構想を話していた。そこに雷鳴が響き、泰樹が来て窓の外を気にした。

なつたちを富士子と砂良が迎える

なつ、坂場、優は千遥と千夏と一緒に北海道にやってきた。柴田家に到着する。富士子と砂良が迎えた。

なつたちは夏休みに十勝へやって来ました

(なつ)ただいま!

(富士子)着いた?お帰り

(坂場)こんにちは

(千遥)お邪魔します

(優)ただいま!

(富士子)は~いお帰り

(砂良)いらっしゃい千遥ちゃん。あっ千夏ちゃんね

(千夏)こんにちは

(千遥)ご無沙汰してます。その節は大変ご迷惑を…

(富士子)挨拶は後で、さあ上がって。なんもバスで来なくてもよかったのに

(なつ)歩きたかったのさ

感想

千遥も店を休みにして来たんでしょうね。砂良と千遥は久々の再会になりました。千遥が17歳のときに初めて北海道に一人で来た時、砂良をなつだと思って「お姉ちゃん」と呼んだんですよね。最近まで富士子は東京にいただけあって、優はなついているようでした。前に来た時、優は剛男のことを忘れていましたが、千遥の離婚の時に東京に行ってるし、今回は優も覚えているでしょうね。

泰樹が千遥を抱きしめる

牛舎でなつは千遥を泰樹に会わせた。泰樹は千遥を抱きしめて涙を流した。「お帰り」と言い、千夏と優の頭をなでたが、坂場にはそっけない態度だった。

(なつは千遥をつれて牛舎に行く)

(なつ)じいちゃん

(牛をなでていた泰樹が振り向く)

(なつ)千遥

(千遥)ご無沙汰してます

(泰樹は千遥を抱きしめて泣く)

なつよ…誰でも年を取る

そして深くなるんだ

(なつ)じいちゃん…ただいま

(泰樹)お帰り…千遥もお帰り

(千遥)ただいま…娘の千夏です

(泰樹が千夏と優の頭をなでる)

(坂場)おじいさん…ただいま

(泰樹)ああ

(泰樹は行ってしまう)

感想

よくわからない場面でした。泰樹がなつと千遥を間違えたのかと思いましたが、そうでもないみたいだし、坂場には冷たい感じを出したのでまだしっかりしているのでしょう。そんなに千遥への思い入れが泰樹にあったんでしょうか。なつと千夏が似ていることについては何も触れずでしたね。

千遥と優が搾乳をする

千夏が搾乳をする。なつに教えてもらって上手にできた。優もやりたいと言い、うまく行った。

(なつ)数を数えるように指を折って搾る

(千夏)数を数えるように?

(なつ)そう

(千夏が搾乳する)

(なつ)お~ほらできた!

(千夏)やった!

(千遥)上手だね、千夏

(優)優ちゃんもやりたい!

(坂場)ついでに僕もやりたい

(なつ)あっいやイッキュウさんはやめた方がいいと思う

(坂場)えっ…

(みんなが笑う)

(なつ)触るよ~って…こうやって上から数数えるようにやって。そうそうそうそう…おっ上手!

感想

ソラを見ていて搾乳がやりたかった優と千夏が挑戦しました。こうしてすぐに体験できるのはうらやましいです。千夏役の子はもともとはなつですから、できて当然ですよね。優も手が小さいだろうけど、ちゃんと牛乳が出ていました。坂場がやめた方がいいのは、やっぱり不器用だからですかね。菊介もいたけど悠吉はいませんでした。地平はいましたが、拓男はいませんでした。

泰樹は疲れたと言う

みんなで食事をする。剛男は搾乳ができた千夏と優をほめる。なつは泰樹に「大草原の少女ソラ」を見たかと尋ねる。泰樹は「うん」と言うだけで、疲れたと行ってしまう。なつは心配したが、富士子や照男はいつものことだと気にしていなかった。

(剛男)そうかい。搾乳できたのかい?

(千夏)はい、ソラみたいにできました

(優)優ちゃんもできた!

(剛男)優ちゃんもかい

(拓男)僕もできるよ

(砂良)あんたは張り合わなくていいの

(みんなが笑う)

(なつ)じいちゃん、イッキュウさんと私のテレビ見てくれた?

(泰樹)うん…

(坂場)どうでしたか?

(泰樹)うん…

(剛男)熱心に見てたさ。毎週欠かさず見てた。ね、お義父さん

(泰樹)うん…ちょっと…ちょっと疲れた先に休む

(富士子)はい

(泰樹が行ってしまう)

(なつ)じいちゃん大丈夫?

(富士子)うん?大丈夫さ、いつものことだから。今日は動いた方でないかい

(照男)じいちゃんはもうのんびりさしてやればいいべ

(富士子)年だもね。自然現象

感想

久しぶりに会うと年をとったなと感じるものですよね。いつも一緒に暮らしている富士子が普通だと感じるのは何となくリアルだなと思いました。泰樹のちょっとむせる感じとかも細かいなと思いました。泰樹はけっこうちゃんと食べているので、長生きなんだなと思います。

なつと千遥は娘たちを見て昔を思い出す

布団に入って眠る千夏と優を見ながら、なつと千遥が昔の自分たちみたいだと話す。千遥は出会えた人がいたので浮浪児でよかったと思っていると言う。千遥はなつに元気でいてくれてありがとうと言い、なつは千遥に生きていてくれてありがとうと言った。

(なつ)本当に…昔の私と千遥みたいだね

(千遥)あのころは…こんな布団で眠った記憶はないけど

(なつ)そうだね…覚えてんの?

(なつは昔を思い出す)

(なつ)よく生きたね

(千遥)育ててくれてありがとう

(なつ)何言ってんの…千遥がいてくれたからあのころは生きられたんだよ。結局つらい思いばかりさせたけど…

(千遥)でも私、浮浪児でよかったって今は思ってるよ

(なつ)千遥…

(千遥)今まで出会えた人がいるから…元気でいてくれてありがとう、お姉ちゃん…

(なつ)こちらこそ…生きててくれてありがとう千遥

感想

なつと千遥が再会しても、なつは仕事が忙しくてゆっくり話せる時間もなかったので、やっと昔のことも話せた感じでした。本当に離れ離れになっていた二人が会えたんだなと思えるシーンでした。誰でも何かしらの苦労はあるものですが、千遥は浮浪児だったことも幸せだと思っていて感謝している。こういう考え方ができると幸せになるんだろうと思います。

牛舎はアイスクリーム屋になっていた

富士子と砂良が進めていたアイスクリーム屋になつたちが行った。アイスはおいしかったが、客は来ているのかと聞かれると、富士子と砂良は顔を曇らせる。そこに夕見子が来て、宣伝もしてないのに客が来るわけがないと言う。なつは夕見子に千遥を紹介した。

(牛舎に「しばた牧場アイス」という看板がかけられていた)

(なつ・坂場)うわ~

(なつ)へえ~本当にアイスクリーム屋にしたんだ

(富士子)食べてみておいしいから

(坂場)あっこれは弥市郎さんのですか?

(砂良)あっそう。せっかくだから土産品も置こうと思って

(なつ)弥市郎さん元気ですか?

(砂良)うん、年だからね。一人にしておくのは心配なんだけど森から出たがらないから

(なつ)ふ~ん…

(富士子)さあ食べて。普通のミルクといちごミルクと小豆ミルクの3種類。優ちゃん、千夏ちゃん、千遥ちゃんも感想聞かせて

(砂良)さあみんな座って食べて

(富士子)さあどうぞ

(みんな)頂きます

(なつ)うん、おいしい

(優)おいしい!

(富士子)でしょ

(坂場)それでお客さんは来てるんですか?

(優)まあ…ね

(多見子)来るわけないしょ

(なつ)夕見!

(夕見子)宣伝も何もしてないんだから。誰もこんなとこまで来るわけないしょ

(富士子)私は東京にいてず~っといなかったんだから、それを考えるのはあんたらの役目でしょや!

(夕見子)最初に考えんのよ、そういうことは!

(なつ)喧嘩しないで。夕見…私の妹、千遥

(夕見子)おっ…やっと会えた

(千遥)初めまして

(アイスの落下音)

(坂場)あっ…

感想

牧場で作るアイスだからきっとおいしいですよね。何でもうまくいきがちななつぞらですけど、ここはさすがに売れてませんでした。たしかに柴田牧場の看板からかなり入って来なきゃいけないので、アイスを売っていることを知っている人がいるのか疑問です。富士子が不在のとき、自分がやっておくと言っていた砂良の立場がなかったですね。開拓すればうまく行くみたいな感じでしたけど、そんなに開拓は簡単じゃない。

ソラのアニメによって雪月は繁盛していた

なつたちは雪月に行った。雪月は客が増え、雪次郎はいい作品を作ってくれたと言う。雪之助は雪月が繁盛することは天陽の絵の包装紙が全国に広まることだと言った。とよは泰樹がアニメの朝日に感動したことをなつたちに教えた。

(雪之助)さあさあさあさあさあ、食べて食べて!ね

(千遥)ありがとうございます

(雪次郎)なっちゃん、イッキュウさん、本当にいい作品作ってくれたな!あれで十勝に旅行者が増えて、うちの菓子もだいぶ有名になったもね

(とよ)ああ…もうかってもうかって足向けて寝らんないわ

(妙子)もうやらしい。もうかった話なんかどうだっていいしょや。それより何より面白かったべさ

(なつ)ありがとう、おばさん

(雪次郎)そりゃ面白いのはもちろんだわ。家族で見てたわ。蘭子さんもレミちゃんもみんな声で大活躍だな

(なつ)うん

(坂場)ありがとうございます

(雪之助)なっちゃん、この店が繁盛するってことはよ、あの天陽君の包装紙が全国に広まるってことだよ

(なつ)あ…

(雪之助)ハハハハ…評判がいいんだわ。あれがなっちゃんの役にも立ったんだべ?

(なつ)そう…あの絵がソラの原点なんです

(雪之助)やっぱりそうかい。ハハ…天陽君もうれしいべな

(とよ)天陽君にも足向けて寝らんないわね

(妙子)そればっかりもう…

(雪之助)それじゃゆっくりしてって

(夕見子)後でまた送ってくからね

(なつ)うん。でも天気が崩れそうだから早めに帰るわ

(夕見子)うん分かった

(雪次郎)さあたくさん食べてね。雪月の…魂を!

(雪見)優ちゃんと千夏ちゃんも食べてね

(千夏)頂きます

(優)頂きます

(夕見子)したら雪見には味見してもらおっかな

(雪見)は~い

(雪次郎)よし

(とよ)じいちゃん何か言ってたかい?

(なつ)じいちゃん?

(とよ)漫画に感動してたべさ

(なつ)漫画って私たちのテレビ漫画?

(とよ)そうだよ。しゃべってないのかい?朝日を見たって

(なつ)朝日?

(回想)

(泰樹)何度も見た、ああいう朝日を…開拓してる頃にな。朝日を見ると気力が湧いてきた…ここで諦めるなって…励まされた

(とよ)へえ~

(泰樹)そういう朝日をなつが見してくれた

(とよ)なっちゃん…ゆっくりしていきなね。じいちゃんのそばに少しでも長くいてやって、ね

(なつ)とよばあちゃん…ありがとう

感想

天陽の家ではまだ生活が楽ではないと思うので、雪月の包装紙を印刷するごとにお金を渡せればいいですよね。どういう契約になっているのかわかりませんが…。このシーンでとよが泰樹が感動した話を伝えたということは、泰樹はなつと坂場に聞かれた時、恥ずかしさもあって言えなかったということでしょうか。雪見が千夏と優に「食べてね」と言うあたりは、かなり強引に昔の雪次郎に寄せている感じがありました。

泰樹が雷を気にする

夕見子がなつを車で送っていくと雨が降ってくる。柴田家では照男が剛男にパイプラインミルカーを設置して牛の数を増やす説明をしていた。雷が鳴ると泰樹が来て外を気にする。

(なつを夕見子が送っていく)

(なつ)ただいま

(富士子)お帰り

(なつ)やっぱり天気が崩れてきた

(富士子)えっ?

(夕見子)今戻ったらひどい雨に遭いそうだわ

(富士子)じゃちょっと休んでいきなさい

(照男と剛男が図面を見ながら話す)

(照男)ここにパイプラインを通すんだ。牛は50頭まで増やせる

(剛男)50頭か…

(なつ)何してんの?

(照男)古い牛舎を建て替えようと思ってんだ

(なつ)あそこ壊しちゃうの?

(照男)もっと大きい牛舎にするんだ

(剛男)今度はパイプラインミルカーにするそうだ

(なつ)パ…パイプライン?

(坂場)搾った牛乳を集めるまでを機械化するということですね?

(照男)そう。イッキュウさん、それが今一番新しい牛舎なんだわ

(激しい雨の音)

(富士子)あっ降ってきた

(雷が鳴り泰樹が来て外を見る)

(なつ)じいちゃん…

(雷鳴に優が怖がる)

(なつ)大丈夫…

なつよ、何やら嵐になりそうな気配だ

感想

嵐になりそうな気配が気になりますね。この家で嵐を呼ぶとしたら泰樹しかいませんけど、照男の計画に対してか、それか坂場に対してかぐらいしか思いつきません。それにしても、あと2回なんですけど、どんな嵐なのでしょうか…。

今日の名シーン

なつと千遥が浮浪児だったころのことを思い出して話すシーン。

今日の名台詞

「でも私、浮浪児でよかったって今は思ってるよ。今まで出会えた人がいるから…元気でいてくれてありがとう、お姉ちゃん」

これまでのことを思い出しながらなつに千遥が言った言葉。

次回の見どころ

最後に来て嵐の気配があるということなので、あと2回ですが何が起こるのか楽しみです。泰樹の元気なところが見たいです。

なつぞら

Posted by popi