なつぞら第131話のあらすじと感想(2019年8月30日放送)
なつぞら第131話のあらすじと感想(2019年8月30日放送)
第20週「なつよ、優しいわが子よ」の第131話。
なつ(広瀬すず)が、茜(渡辺麻友)の家に預けている娘の優を迎えに行くと、茜と一緒がいいと言われてしまう。ひとり自宅に戻り、落ち込むなつだが…。
第131話の主な登場人物
- 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
- 仲 努(井浦 新)…アニメーター
- 下山克己(川島 明)…アニメーター
- 大沢麻子(貫地谷しほり)…アニメーター・セカンド
- 三村 茜(渡辺麻友)…新人アニメーター
- 森田桃代(伊原六花)…彩色担当
- 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
- 坂場優(増田光桜)…なつの長女
- 下山明子(宝辺花帆美)…下山と茜の娘
なつぞら第131話のあらすじ
茜の家に優を置いてきたなつだったが、茜から電話が来て迎えに行った。優は帰りたいと泣いてしまっていた。なつは優をおんぶして帰る。
優を保育園に迎えにいきたいなつは作画監督を外れたかったが、山川社長と佐藤部長からまた作画監督を頼まれた。なつは暴力的な原作だったので乗れなかった。
モモッチはトレースの仕事が機械に変わり、東洋動画を辞めることにした。麻子に相談して、色指定の仕事をすると言う。それを聞いたなつは取り残されていくように感じた。
仲は作画監督の仕事に迷っていたなつに、ここからはアニメーターとしてどこを目指すかは自分で決めるしかないと言う。なつは結局、作画監督を引き受けることにした。
なつは優を茜の家においてきた
坂場が家に帰ると、茜と一緒にいると言った優はいなかった。なつは茜に預けられなくなるという話を優の前でしたので、優は茜と離れたくない、ずっと一緒にいた茜が好きなのだと言った。二人はラーメンを食べた。
(なつ)さあ優、帰ろう
(優が首を横に振る)
(なつ)えっ?
(優)帰らない
(茜)今日は明子のお誕生日だからよ
(なつ)あっそうか、明ちゃんおめでとう
(明子)ありがとう
(優)優ちゃんもお誕生日する!
(茜)あ…
(なつ)ママは帰っちゃうよ?
(優)いいよ。茜さんと一緒にいる。茜さんと一緒がいい
(坂場が家に帰る)
(坂場)ただいま
(なつ)お帰り
(坂場)どうした?優は?
(なつ)いない
(坂場)えっ?
(なつ)茜さんの家に泊まるって
(坂場)どうして?
(なつ)今日は明ちゃんの誕生日なのよ
(坂場)それで置いてきたのか?
(なつ)優がそうしたいって、どうしても…ごめん何もしてなくて…今ラーメンでも作
るから
(坂場)心配なら今からでも迎えに行けばいいじゃないか。下山さんも今日は早めに帰ったから、誕生日のお祝いはもう終わってるはずだよ。一緒に迎えに行こう
(なつ)それだけじゃないかもしれない
(坂場)えっ?
(なつ)優は茜さんと離れたくないのよ
(坂場)どういうこと?
(なつ)茜さんに預けられなくなるという話をしてたから、優の前で…4つになるまで私といるよりずっと長く一緒にいたからね、茜さんと。分かるのよ、私には。子どもは一緒にいてくれる人が一番だから。一番好きなのよ
(なつと坂場がラーメンを食べる)
(坂場)ん
(坂場がなつにラーメンをあげようとする)
(なつ)ううん
(坂場がメンマをあげる)
(なつ)ありがと
感想
なつの口にラーメンがどんどん吸い込まれていきましたね。心配すぎておなかすいちゃったんですかね(笑)普通に考えたら食欲なんてなくなりそうなものですけどね。さすがなつです。坂場もなつの脅威の食欲に自分の分を差し出さないわけにはいかなかったのでしょう。
なつと坂場が夜中に優を迎えに行く
夜中に茜から電話が来て、なつと坂場は優を迎えに行った。優が泣きやまなかったと茜は言った。なつは優をおんぶして帰った。
(夜中に電話が鳴る)
(なつ)はいもしもし。ああ…すいません…すぐ迎えに行きます、はい…
(茜)優ちゃんママもう少しで来るからね
(坂場となつが茜の家に来る)
(下山)はいは~い、ああ
(なつ)すいません
(下山)どうぞどうぞ
(なつ)優…
(茜)ごめんなさいね。どうしても泣きやまなくて…
(坂場)こちらこそご迷惑をおかけしました
(茜)いや…
(下山)朝まで待とうって言ったんだけどね
(なつ)茜さん、ありがとうございます。本当すいません
(茜)優ちゃん、ママに会えてよかったね。じゃあまたね
(なつ)さあ、優、帰ろう
(坂場)すいません…
(なつは優をおんぶして帰る)
その日の夜をその時の優のぬくもりをなつは一生忘れることはないでしょう
感想
優、やっぱり寂しくなったんですね。明子の誕生日なのに優が寂しがったことによって台無しにしてしまいましたね。茜だって妊婦なのに。なつは下山一家に一生恩を感じて生きてほしいですね。
またなつは作画監督を頼まれる
なつは山川社長と佐藤部長から次の作画監督を頼まれた。なつは優を保育園に預けているので6時に迎えに行ける原画の仕事がいいと言ったが、山川は昇給を約束した。原作は「魔界の番長」という漫画だった。佐藤は裏切って戦うストーリーがなつにぴったりだと言う。
(なつ)えっ…また作画監督を?
(佐藤)そう。ここはまた君しかいない、そう思ってね
(なつ)あのちょっと待って下さい。次は作画監督ではなく、いち原画に戻りたいと思っているんですが…
(山川)どうして?せっかく実績を上げたところなのに
(なつ)子どもがまだ保育園で、6時以降は人に預かってもらわなければ働けないんです。それでできるなら6時に子どもを迎えに行ける仕事にしたいと
(山川)今更そんなこと言われても困るよ。こっちは当てにしてるんだから、君の力を。必要としてるんですよ
(佐藤)そう。君のように原作のイメージを崩さずに原作以上にキャラクターをかっこよく描けるアニメーターはそういないからね
(なつ)また漫画原作なんですか?
(佐藤)そう、これだ
(なつ)「魔界の番長」?
(佐藤)そう。魔界からやって来た魔物に体を乗っ取られた番長の話だ
(なつ)番長…
(佐藤)この番長が純情な男でね。いちずに片思いをしている女の子がいるんだが、この番長に取りついた魔物がその女の子を好きになってしまうんだよ。人間の敵なのに人間を好きになる、それがまた番長を苦しめる。それで魔界の魔王を裏切るわけだ。その度に番長は魔人に変身して人間を守るために戦うんだよ
(なつ)また裏切って戦うんですか?
(佐藤)そう。君にぴったりだろ!
(なつ)いや…
(山川)やってくれるよね?やってくれたら昇給も約束しよう
感想
社長にこんなに頼りにされるなんてなつも随分キャリアを積みましたね。昇給もするなら坂場家はますます裕福になりますね。なんならお手伝いさんを雇えばいいのに。
モモッチが会社を辞めることに
なつとモモッチが話していた。なつが作画監督を頼まれた話をすると、モモッチは自分が東洋動画を辞めると言い出す。モモッチがやっていたトレースの仕事が機械に変わっていき、麻子に相談すると色指定の仕事をすすめられ決断した。
(なつ)参ったな…
(桃代)そりゃあれだけ「キックジャガー」を成功させたんだから、会社はもう一回やれって言うでしょ
(なつ)いやそれはうれしいんだけど…
(桃代)作画監督はもうやりたくないの?
(なつ)やりたくないわけじゃないけど、なるべく6時に保育園に迎えに行けるようにしたいから
(桃代)ああ…
(なつ)それにね、こういう暴力的なものを描くのはもうやめたいんだけど
(桃代)会社の都合を聞いてたらやめられないわよ。私の場合はその逆だけど
(なつ)ん?あっそうだ。今日はモモッチから話があるって言ってたよね。何?
(桃代)うん…実はさ、私辞めるのよ
(なつ)えっ?
(桃代)東洋動画を辞める
(なつ)ええっ…どうして?
(桃代)私はこの何年かずっとトレースの仕事をしてきたでしょ。トレースの仕事にやっと自信がついてきたところなのに、トレースの仕事自体が減っていくんだもん
(なつ)ああ…
(桃代)機械が手早くやってくれちゃうからね
仕上げの仕事には作画をセルに書き写すトレースとそのセル画に色を塗る彩色があります
このころからトレースマシンという機械を使って作画の線を簡単にセルに写せるようになりました
トレースの仕事を合理化するため、東洋動画はいち早くそれを取り入れたのです
(桃代)要するに私はもう用済みなのよ、東洋動画にとって
(なつ)いやそんなことないでしょ
(桃代)まあ私にとってももう用済みなのかな、この会社は
(なつ)えっ?辞めてどうするの?
(桃代)うん…この間それでマコさんに相談しに行ったのよ
(なつ)マコさんに?
(回想)
(麻子)モモッチ色に興味ある?
(桃代)色?彩色のことですか?
(麻子)色を塗ることじゃなくて、こういう色を決めること。私は色指定の仕事も仕上げがやってもいいと思ってるの
(桃代)えっ?色指定を?
(麻子)東洋動画では全部色は美術が決めてるでしょ。まあ背景はそうするしかないとしても動画の色は仕上げがやってもいいと思ってる。モモッチならそういうことに興味があると思って
(桃代)あります!
(桃代)その言葉が決め手だった
(なつ)色指定がやりたかったの?
(桃代)だって今まで色を塗りながらこのキャラクターの服の色は違う色の方がいいのにななんて思ってたんだもん
(なつ)なるほどね。モモッチにはそういう才能があるかもしれない
(桃代)才能というより好きなことかもしれないって思ったの。それで行くことに決めた!
(なつ)ふ~ん…はあ…モモッチまでマコさんの会社に行くのか…何だか取り残されていくみたいだな…
感想
モモッチ、東洋動画を辞めてマコプロに行くのですね。心配なことはひとつ。モモッチって坂場のことをちょっと気になってたことがありましたよね。一緒に働くことでまたその感情が芽生えないとは言い切れませんよね。モモッチってなつとは違うタイプでかわいいし。坂場が浮気なんてしなければいいですね。
なつは作画監督を引き受けることにした
なつが仲と廊下で会った。仲は山川社長と佐藤部長から、なつに作画監督をやるよう説得を頼まれたと言う。なつは保育園のこともあるが、作品に乗れないと言う。仲はここからは自分で決めるしかない、アニメーターとしてどこを目指すかは誰もおしえてくれないと言った。なつは結局、作画監督を引き受けた。
(仲)なっちゃん
(なつ)あっ仲さん
(仲)なっちゃん、よかったね
(なつ)えっ?
(仲)さっき山川社長と佐藤製作部長から泣きつかれてね。君になんとか作画監督を引き受けてもらえるよう説得してほしいって言われたんだ
(なつ)そのことですか…
(仲)昇給も約束されたそうじゃないか
(なつ)はい…
(仲)子どもとの時間は欲しいか。やっぱり無理かな…
(なつ)すいません。それもありますけど…実は作品に乗れないんです
(仲)なるほど…そうか。そうだとしたら僕が君に言えることは何もないな。
(なつ)えっ…
(仲)こっからはなっちゃんが自分で決めるしかない。アニメーターとしてどこを目指すか、それはもう誰も教えてはくれないだろう
(なつ)そうですね
(仲)僕は…なっちゃんが決めたとおりでいい
(なつ)はい…
(仲)うん
(回想)
(仲)我々はいちアニメーターとして奥原さんの意思を尊重したいと思います
(なつ)今までは当たり前だと思っていたことを会社から望まれなくなることが一番苦しいんです!
(保育園からの帰り、優がなつのところに走ってくる)
(なつ)はい…
(優)ママありがとう
(なつ)何が?
(優)今日は来てくれてありがとう
(なつ)優…今日は公園で遊んでから帰ろうか!
(優)うん
(なつ)よし行こう
なつは結局作画監督の仕事をまた引き受けました
なつよ、とにかく前を向いて歩いていこう
感想
結局引き受けたんですね。もう完全なるキャリアウーマンという感じです。優のことはどうするんでしょうか。なつは、優に公園で遊んで帰ろうか!と誘いましたが、そんなに嬉しそうじゃなかったですね。優だっていつも公園で遊びたいわけじゃないですから。そもそも保育園の帰りに遊ぶってどうなんでしょう。一度帰って通園バッグを置いて着替えてから遊ぶべきです。
今日の名シーン
坂場がなつにメンマをあげたシーン。
今日の名台詞
なし
次回の見どころ
明日は天陽じゃないかと思います。
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