なつぞら第124話のあらすじと感想(2019年8月22日放送)

2019-08-23

なつぞら第124話のあらすじと感想(2019年8月22日放送)

第19週「なつよ、新しい命を迎えよ」の第124話。

なつ(広瀬すず)がお腹の痛みを訴えた時、玄関の呼び鈴が鳴る。慌てて坂場(中川大志)が戸を開けると、富士子(松嶋菜々子)がいて…。

第124話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
  • 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
  • 小畑とよ(高畑淳子)…雪之助の母
  • 小畑雪之助(安田顕)…菓子屋の店主、帯広のお菓子発明王
  • 小畑妙子(仙道敦子)…菓子屋の嫁
  • 小畑雪次郎(山田裕貴)…菓子屋の息子
  • 小畑夕見子(福地桃子)…雪次郎の妻
  • 前島光子(比嘉愛未)…川村屋オーナー
  • 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
なつぞら登場人物

なつぞら第124話のあらすじ

富士子と泰樹と剛男がやってきた。なつのお腹の痛みは出産前のお腹の張りだと富士子は言い、なつは安心した。泰樹はバター豆腐を、剛男はたんぽぽバターを持ってきた。

夕見子と雪次郎には秋に、照男と砂良には冬に赤ちゃんが生まれることをなつは知る。夕見子が仕事を続けることに雪月ではもめていた。

咲太郎と光子がベビー用品をたくさん買ってきて、柴田家と久々に会う。光子の家に泊まってほしいと申し出た。

夜中になつの陣痛が始まった。隣に寝ていた富士子が坂場を起こす。

富士子だけでなく泰樹と剛男も来る

なつが痛みに苦しむ中、富士子だけではなく、剛男と泰樹も一緒にやってきた。富士子は陣痛ではなく、お腹の張りだと言い、なつも安心する。泰樹は初乳の牛乳豆腐を持ってきた。坂場は富士子だけでもここに泊まってほしいと言う。

(坂場)おかしいな。もうこれ以上痛みの間隔が縮まらなくても病院に行った方がいいんじゃないか?

(なつ)どうしよう陣痛じゃなかったら…

(坂場)とにかく病院に行こう、な

(ブザーが鳴る)

(坂場)えっ?誰だこんな時に

(なつ)出て

(坂場)いいよ…

(なつ)早く出て!

(坂場)あっ!

(富士子)おはようございます

(なつ)母さん!

(坂場)あっあの

(富士子)なつ!どしたの?えっ?

(なつ)母さん助けて!

(坂場)どうぞ…

(なつ)あっ父さん…じいちゃんまで!

(泰樹)おう…

(剛男)なつ、大丈夫か?

(泰樹)何じゃ…産まれそうなのか?

(富士子)痛みはどう?

(なつ)じいちゃん見たら…ますます母牛になった気分だわ

(泰樹)あ?

(なつ)も~…

(富士子)大丈夫。おなかが張ってるだけ。赤ちゃんは何ともないから体をよ~く温めて楽にしてれば…どう?

(なつ)うん…何か痛くなくなってきたみたい

(富士子)多分本当の陣痛じゃないんだわ。私にも覚えがあるから。陣痛の前にその兆しみたいに痛くなることがあるんだって。体がお産に向けて準備してるんだわ

(なつ)そうなの?

(富士子)うん。本当の陣痛はあんたこんなもんじゃないわ

(なつ)そうなんだ。よかった…

(坂場)助かりました。もう僕には何が起きてるのか全く分からなくて…

(剛男)そりゃしかたがないさ。男はこういう時慌てるばかりだからな

(なつ)女でも経験してないことは慌てるばかりだわ

(泰樹)お前は何べんも子牛を産ませてるでねえか。学校で習わんかったか?

(なつ)勝農では陣痛の兆しまでは習わんかったわ。牛にもそったらことがあんのかい?

(泰樹)うん?いや、知らん

(なつ)知らんのかい

(泰樹)ハハハ…おっいいもん持ってきた

(なつ)うん?

(泰樹)向こうを出る前に子牛を産んだ牛がいてな。その初乳で作った、ハハ…ほれ、牛乳豆腐じゃ

(なつ)うわ~!

(坂場)牛乳豆腐?

(剛男)牧場でしか作れないもんだ

(泰樹)滋養をつけるのはこれが一番じゃ

(なつ)ありがとうじいちゃん…わざわざそれを届けに来てくれたのかいこったらとこまで

(泰樹)子牛が生まれたからな、ハハハ…

(富士子)どうしても自分で持っていくって聞かないの

(泰樹)そんなこと言ってねえべ

(富士子)言ったしょや。お前らだけで行くのかってさも不満そうに

(泰樹)聞いただけだ

(泰樹)もう80過ぎて汽車の長旅は疲れるだろうから、飛行機にしますかって聞いたらそれだけは絶対に嫌だって

(なつ)飛行機怖いの?

(泰樹)ん?そんなことねえべ

(富士子)じいちゃんそれでも会いたかったのよね、なつに

(泰樹)まあこれが最後になるかもしれんからな

(なつ)もうそったらこと言わんでよ。でも、じいちゃん…私もじいちゃんに会えてうれしい。ありがとう。こんな狭い部屋じゃね…

(剛男)心配するな。父さんたちはどっか安い宿探すから

(なつ)したけど…

(坂場)あ…あのもしよかったらお義母さんだけでもここに泊まって頂けませんか?そしたらなつも僕も安心しますから

(富士子)いいの?

(なつ)できたらそうして、お願い母さん

(富士子)分かった

(なつ)ありがとう

感想

富士子だけだと思ったら、剛男と泰樹まで一緒に来てしまったとは(笑)泰樹はもう80歳を過ぎたんですね。昔の人だということを考えると長生きで元気ですね。十勝という恵まれた環境が良いのでしょうか。そしてやたらと栄養価の高そうな牛乳豆腐って気になりますね。

坂場の料理を富士子が味見する

坂場と富士子が一緒にご飯を作った。味見をした富士子が自分のよりもおいしいと言い、富士子の味を作りたいと言う坂場に坂場の味でいいと言った。1歳で子どもを預けるとなつが言うと、泰樹は覚悟して結婚したんだから今更弱音を吐くなと泰樹は言った。

(坂場)あっごはんを作ります。なつもまだ何も食べてないので

(富士子)私も手伝うわ

(坂場)ああ…

(富士子)まあ台所きれいに使ってるんだね

(坂場)ああ…いえ

(富士子)坂場さんがいつもごはん作ってくれてるの?

(坂場)交代制でやってますけど僕の方が忙しくないので

(富士子)あっそのノート

(坂場)いつもお世話になってます

(富士子)本当かい?適当な料理で驚いたしょ?

(坂場)はい

(富士子)うん?

(坂場)あいえ

(富士子)アッハハハハ…

(剛男)坂場君は今でも家で仕事してるのか?

(なつ)うん…

(剛男)したら子どもが生まれてもなつが働きに出て、坂場君がここで赤ん坊の世話をするってことかい?

(なつ)うん…しばらくは

(剛男)しばらく?

(なつ)1年後にはイッキュウさんも仕事に出る予定なんだわ

(剛男)したら子どもどうすんだ?

(なつ)どこかに預けるしか…そういう保育園を探すしかないの。1歳くらいになったら預かってくれる所もあるって聞くから

(剛男)1歳の赤ん坊をかい…

(なつ)したけど…しかたないしょ。そったらこと言ったって…

(泰樹)それも覚悟して結婚したんだべ。今更弱音吐いてる場合でねえ

(なつ)うん…そうだね。じいちゃん

(泰樹)うん…

(坂場)ちょっと味を見て下さい

(富士子)うん…あっ私のよりおいしいわ

(坂場)いやいや…お義母さんの味を作りたいんです

(富士子)なんも坂場さんの味になればいいしょや

(坂場)はい

感想

つい本音をもらしてしまい、富士子を怒らせてしまったかとヒヤヒヤしましたね。富士子の「ん?」がちょっと恐かったけど。旦那の母親と台所に立つという光景はよく見ますが、富士子と坂場みたいな組み合わせはなかなか珍しくて新鮮ですね。

夕見子と照男にも今年子どもが生まれる

なつは牛乳豆腐を懐かしがった。剛男は農協で作ったたんぽぽバターを持ってきていた。夕見子と雪次郎にも赤ちゃんができ、今年の秋に生まれると富士子は言う。働き続ける夕見子と雪月の家族でもめていた。冬には照男と砂良にも子どもが生まれる。

(みんなでご飯を食べる)

(なつ)う~ん懐かしい…

(富士子)イッキュウさんも食べてごらん

(坂場)あ…はい

(坂場)うん…豆腐というよりあっさりしたチーズですね

(剛男)それ乳製品だからね、一応。あっそうだ!タンポポバターも持ってきたんだ!

(なつ)本当?

(富士子)えっ早く出さなきゃダメでしょや。すぐ冷蔵庫に入れないと

(剛男)いや、すまん。牛乳豆腐ですっかり忘れてたわ。ほら

(なつ)わ~!ハハ…夕見子は今農協じゃなくて、こっちの工場に勤めてるんだよね

(剛男)うん、そこで牛乳も市場に出したいと思ってな。タ見子は今一生懸命紙のパックの開発に乗り出してるさ

(なつ)ああ牛乳の紙パックか…本格的にたんぽぽ牛乳に向けてやってるんだね

(剛男)うん

(なつ)いつかこっちでも買えるようになればいいのに

(坂場)あっしまってくる

(なつ)ありがとう

(富士子)したけどタ見子もこれからどうなるか…

(なつ)どしたの?

(富士子)実はね…できたの、夕見子にも

(なつ)ん?

(富士子)赤ちゃんが生まれるの

(なつ)うそ!

(剛男)それが本当なんだわ

(泰樹)うん

(富士子)つい最近分かったばかりなんだわ

(なつ)なしてすぐに教えてくれないの!

(剛男)だからなつには東京に行って知らせるべって

(なつ)えっ…で、いつ生まれるの?

(富士子)今年の秋だって、なつが春でタ見子が秋

(なつ)へえ~したら同い年でないの!

(富士子)そうだわ。まるであんたら2人とおんなじだわ

(なつ)うれしいわ!

(坂場)おめでとうございます

(剛男)あっありがとう

(なつ)したら雪次郎君も大喜びでしょ

(富士子)それが大変みたい

(なつ)えっ大変?

(雪月でとよと夕見子が言い合う)

(とよ)あんたね、仕事仕事ってうちの跡取りに何かあったらどうすんの!

(夕見子)はあ?誰が跡取りって決めたんですか?私は跡取りを産むつもりはありません!

(とよ)産むつもりはなくても生まれてきたら、そりゃもう立派な跡取りなんだわ!男でも女でもね!

(雪次郎)ばあちゃん、やめてくれや!俺が仕事に行っていいって言ってるんだも

(雪之助)雪次郎、これはもうお前だけで決めていいことじゃねえべや

(妙子)夕見子さん、どうしても仕事を続けたいって言うなら、私を殺してからにしてちょうだい!

(雪次郎)そったら問題でもねえべ!

(とよ)いい覚悟だ。継がせる気がないならこの店潰してから行けばいいべ!

(雪次郎)勝手に潰すな!

(夕見子)はあ~?

(雪之助)諦めれ、雪次郎。これはもうな男には止められんわ

(雪次郎)おやじ…おやじ!

(夕見子)嫌~!

(雪次郎)おやじ!

(夕見子)嫌~!

(なつ)夕見、大丈夫?

(富士子)ハハ、大丈夫さ

(なつ)まあそうだね。みんなうれしいんだね

(富士子)うん

(泰樹)それだけじゃねえんだ。照男にもできたんじゃ

(なつ)えっ…子どもが?

(剛男)実はそうなんだ

(なつ)まさか照男兄ちゃんにもできたの!?

(富士子)まさか!照男じゃなくて砂良さんにだわ

(なつ)そんなことは分かってるよ、母さん

(富士子)えっ?あ…そうね

(なつ)えっ2人目?

(泰樹)そうじゃ。来年の1月に生まれる

(なつ)あ…したら冬かい?すご~い!

(富士子)本当に不思議なこともあるもね

(坂場)ちょっとしたベビーブームですね

(泰樹)まあ牛にはよくあることじゃ

(剛男)いや牛舎の話ではないですから

(坂場)ハハハハ…

(なつ)じいちゃん、牧場はどう?

(泰樹)牧場はもう照男のもんじゃ。菊介も砂良さんもおる。わしのやることはもうない

(なつ)じいちゃん…

(泰樹)照男が立派にわしの夢を継いでくれた、ハハハ…

感想

夕見子と照男がなつに合わせてきたような気がしてしまいますね。同級生だと、学力の差とかがはっきりわかりやすいから、親戚で同級生ってちょっと複雑ですね。まぁ、坂場は東大で夕見子は北大だからそれなりのDNAだとして、心配なのが照男のところの次男ですね。

咲太郎がベビー用品を持ってくる

柴田家の家族が来て話をしている中、今度は咲太郎と光子が来た。咲太郎はベビー用品をたくさん買ってきた。咲太郎と光子は部屋が空いているので泊まってほしいと伝えた。

(ブザーが鳴る)

(なつ)誰か来た

(坂場)今度は誰だろ、は~い

(坂場が玄関を開ける)

(咲太郎)よっ!

(光子)こんにちは

(坂場)あっお義兄さん、光子さん

(富士子)あら

(坂場)あ…どうぞ

(咲太郎)あれれ、これはまた皆さんおそろいで!

(剛男)咲太郎君、どうも

(咲太郎)こちらこそご無沙汰してます

(光子)北海道から出ていらしたんですか?

(富士子)今朝着いたばかりで…あっご結婚おめでとうございます

(咲太郎)あ…またたくさんのジャガイモ送ってもらって、ありがとうございます

(光子)本当にすみません。本当においしいですね。北海道のジャガイモはきっと世界一です

(泰樹)牛乳も

(光子)あ…はい、牛乳も

(剛男)そんなことしかできなくて

(咲太郎)何よりもうれしいですよ

(光子)ちょっとあなた、いつまで手に持って話してるの

(咲太郎)あっそうだなつ、いろいろ買ってきたぞ、ほら

(なつ)え~!

(一同)おお~

(咲太郎)ベビーベッドも明日届くからな

(なつ)お兄ちゃん、光子さん、ありがとう!

(坂場)すみません

(咲太郎)まあこんなことしかできないけどな、俺も

(泰樹)まるで咲太郎に孫でも生まれたみたいだな

(富士子)ヤキモチ焼かなくてもいいしょや

(泰樹)なんも焼いてねえべや!

(咲太郎)まあとりあえず…

(坂場)ありがとうございます

(寝ているなつの周りで話す)

(坂場)それじゃ宿なんて言わずにうちに泊まって下さいよ。部屋なら余ってますから。あ…といっても、俺の家じゃなくて彼女の家ですけど

(光子)どうぞいらして下さい

(剛男)いいんですか?

(光子)もちろんです

(咲太郎)何日でもいて下さいよ

(なつ)お兄ちゃん、ありがとう

(咲太郎)こうやってみんなお前のそばについてるんだ。安心して産めよ、なつ

(なつ)うん…

感想

咲太郎、仕事がうまくいってるんでしょうね。ベビーグッズをいっぱい買ってくる姿が、幼いころ進駐軍の前で踊って稼いだお金で、珍しいものをたくさん買ってきた頃の咲太郎とかぶりました。本当にかっこよくて優しいお兄ちゃん。うらやましいかぎりです。

なつの陣痛が始まった

夜中になつの陣痛が始まった。前の痛みとは違うとなつは苦しむ。富士子は坂場を起こした。

(夜中になつの陣痛が始まる)

(なつ)ううっ…ああっ…

(富士子)なつ!なつ!

(なつ)母さん、痛い…!

(富士子)大丈夫、大丈夫…イッキュウさん!

(なつ)ううっ…

(富士子)イッキュウさん!

(坂場)はい?

(富士子)陣痛が来たみたい

(坂場)えっ!

(なつ)ううっ…痛い…この前と全然違う!

なつよ、いよいよ生まれるのか?私の孫が…

感想

そうだった。すっかり戦争で亡くなったお父さんのことを忘れていましたが、お父さんにとって初孫ですもんね。千遥のところはまだいないのでしょうか。千遥の近況も少しでいいので教えてほしいですよね。とにかく、天国からなつのことを見守ってくれていることでしょう。

今日の名シーン

坂場の作った料理を富士子が味見をしたシーン。

今日の名台詞

「牧場はもう照男のもんじゃ。菊介も砂良さんもおる。わしのやることはもうない。照男が立派にわしの夢を継いでくれた、ハハハ…」

牧場はどうだとなつにきかれた泰樹が言った言葉。

「こうやってみんなお前のそばについてるんだ。安心して産めよ、なつ」

これからお産を迎えるなつに咲太郎が言った言葉。

「夕見子さん、どうしても仕事を続けたいって言うなら、私を殺してからにしてちょうだい!」

妊娠していても仕事を続ける夕見子に妙子が言った言葉。

「それも覚悟して結婚したんだべ。今更弱音吐いてる場合でねえ」

1歳の赤ん坊を預けると言うなつに泰樹が言った言葉。

次回の見どころ

次回こそ生まれそうです。

なつぞら

Posted by popi