なつぞら第117話のあらすじと感想(2019年8月14日放送)

2019-08-15

なつぞら第117話のあらすじと感想(2019年8月14日放送)

第18週「なつよ、笑って母になれ」の第117話。

光子(比嘉愛未)との結婚を亜矢美(山口智子)に報告した咲太郎(岡田将生)。皆が帰った後、二人で飲み直していると、咲太郎は亜矢美と出会った頃のことを話し出し…。

第117話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
  • 岸川亜矢美(山口智子)…おでん屋「風車」
  • 前島光子(比嘉愛未)…川村屋オーナー
  • 野上健也(近藤芳正)…川村屋ギャルソン
  • 下山克己(川島 明)…アニメーター
  • 三村 茜(渡辺麻友)…新人アニメーター
  • 神地航也(染谷将太)…新人アニメーター
  • 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
  • 煙 カスミ(戸田恵子)…クラブ「メランコリー」の歌手
  • 土間レミ子(藤本沙紀)…歌手・煙カスミの付き人
  • 島貫健太(岩谷健司)…芸人
  • 松井新平(有薗芳記)…芸人
  • 茂木一貞(リリー・フランキー)…書店「角筈屋(つのはずや)」社長
なつぞら登場人物

なつぞら第117話のあらすじ

亜矢美と咲太郎が二人で昔を思い出しながら話した。咲太郎は亜矢美に感謝していた。早く金を稼ぎ、妹を迎えに行きたい咲太郎に勉強しろと言ったのは亜矢美だった。

そして、寂しがる咲太郎に亜矢美は自分を「母ちゃん」と呼ばせ、甘えてもいいと言った。

結婚することになった咲太郎が今度は自分に甘えてほしいと言う。亜矢美はまたムーランルージュで踊りたいと言った。咲太郎はもう50歳だから無理だと言いながらも親孝行すると言った。

8月15日に風車で咲太郎とマダムの結婚のお祝いをした。乾杯すると、なつは家族なんだからと亜矢美にもおめでとうと言う。咲太郎のお世話になりましたと言う言葉に亜矢美は照れた。

咲太郎が亜矢美に感謝する

亜矢美と咲太郎は昔のことを懐かしんだ。咲太郎がまだ子どもの頃、体を動かして金を稼ごうとするが、亜矢美は勉強しろと言った。咲太郎が寂しがると、亜矢美は自分を母ちゃんと呼ばせた。

(亜矢美と咲太郎が風車で二人で酒を飲む)

(咲太郎)俺は母ちゃんの子どもになれて本当に幸せだったな

(亜矢美)何言ってんの、今更…

(咲太郎)母ちゃんに会えなかったら俺は確実に死んでたからな。母ちゃんが俺にただ生き延びるためじゃなく、生きることを教えてくれたんだ

(亜矢美)ムーランルージュに引っ張り込んだだけだろ

(咲太郎)いやそれだけじゃない…いろいろあったことを忘れたのかよ

(亜矢美)あ‥忘れちゃったね、昔のことはみ~んな。あ…だけどお前は確かに金もうけのことしか考えないマセガキだったね

(回想)

(亜矢美)ねえ…何でそれ読まないんだよ

(咲太郎)こんなもん読むより体動かして金稼がないと妹たちを迎えに行けないんだよ

(亜矢美)お前ね…お前がバカなまんまで、妹たち迎えに行ったって、どうやって養うの。いいかい頑張ってこれ読んで、でもし分かんない字とか言葉があったら、いちいちこれで調べるの。それだけでだんだん世の中のことが分かっていくから

(咲太郎)そんなことより進駐軍の前で踊った方が手っとり早いよ

(亜矢美)パカ!進駐軍だってね、バカじゃないんだよ。お前の下手くそな踊りに喜んでいつまでもかわいがってくれるわけじゃないんだからね。咲太郎、人を本気で楽しませたいって思うんだったら、本気になって勉強しな

(咲太郎)母ちゃんがいなかったら俺はバカなままだった

(亜矢美)バーカ。まだバカは治ってないんだろ

(咲太郎)あっそうか、ハハハ…

(亜矢美)大バカだもん

(咲太郎)ハハハ…

(回想)

(「鐘の鳴る丘」の歌が流れる)

(亜矢美)こんな歌がはやってんだね…

(咲太郎が鼻をすする)

(亜矢美)泣いてんのかい?

(咲太郎)この歌聴くと何か悔しくなんだよ…

(亜矢美)そっか…孤児院の歌だもんね。咲太郎、こっちおいで。

(咲太郎)えっ

(亜矢美)ほらおいで

(亜矢美が咲太郎を抱きしめる)

(咲太郎)ちょっと…何すんだよ

(亜矢美)いいから。お前だってさ、親を亡くした一人の子どもなんだからさ。人に甘えて泣いたっていいんだよ。私をさ、お母ちゃんって呼んでごらん

(咲太郎)いいよ…

(亜矢美)いいから呼んでごらんって。ここは劇場だよ…ムーランルージュ。私たちは何にだってなれるんだから。演じられるんだから。ほら母ちゃんって呼んでみな

(咲太郎)母ちゃん…

(亜矢美)何だい、咲太郎…

(咲太郎)母ちゃん、母ちゃん…

感想

咲太郎と亜矢美が親子のようになったきっかけを知ることができましたね。小学校高学年の咲太郎が本当の母親でもない人のことを「お母ちゃん」と呼ぶのは勇気がいったと思います。でも亜矢美の接し方やもっていき方が上手だったんだと思います。

亜矢美はまたムーランルージュで踊りたい

結婚することになった咲太郎は、これからも亜矢美と親子であることは変わらない。だから甘えてくれと言う。亜矢美はそれならムーランルージュを再建してほしいと言った。50歳だから無理だと咲太郎が言ったが、俺に任せろと言った。

(咲太郎)母ちゃん…

(亜矢美)うん?

(咲太郎)母ちゃんと俺は何も変わらないからな

(亜矢美)分かってるよ。これからも変わらず偽物の親子だろ

(咲太郎)偽物じゃないだろ、もう…今度は俺に甘えてくれよ。変に遠慮なんかしたら承知しないからな

(亜矢美)だったら、だったら、じゃあ…またムーランルージュを建てておくれよ

(咲太郎)はあ?

(亜矢美)あの舞台でまた踊ってみたくなっちゃったな

(咲太郎)母ちゃん、それはもう無理だよ。母ちゃんもう50だぞ

(亜矢美)だから死ぬ前にもう一回踊ってみたいんだろうが!

(咲太郎)おい母ちゃん…

(亜矢美)ああ踊りたい…

(咲太郎)よし分かった

(亜矢美)えっ?

(咲太郎)俺に任せろ。昔の俺とは違うんだ。思いっきり親孝行してやるよ

(亜矢美)そりゃまた…うれしいね、紅いルージュに…

(咲太郎)おお…

感想

ムーランルージュ、再建は本当に叶うのでしょうか。亜矢美の言ってることは冗談なのか本当なのか時々わからなくなりますね。咲太郎は本気にしたようですが。

誕生日が近づきなつが終戦当時を思い出す

坂場となつが寝ながら話していた。なつの誕生日は8月15日で終戦の日だった。当時のことをなつは思い出し、また千遥に会いたくなる。坂場は今は自分がついていると言った。なつが子どもが生まれたら幸せになれるのかと尋ねると、なるに決まっていると坂場は答えた。

(坂場)君の誕生日といえば、もうすぐ8月15日か

(なつ)うん…

(坂場)いろんなことを忘れないためにあるような日だな

(なつ)うん…だからね、私は誕生日が来る度に亡くなった父や母のこと周りにいた人たちのことを自然に思い出す。近頃あれから何年がたつんだなって思うようになってる

(回想)

(なつが千遥の顔をふく)

(なつ)気持ちいい?

(千遥)うん、気持ちいい

(咲太郎)おいなつ!

(なつ)どうしたの?

(咲太郎)戦争が終わったみたいだ

(なつ)えっ?

(咲太郎)日本は負けたらしい…今日は8月15日、なつが生まれた日だな

(なつ)あっそうだ…

(信哉)そっかなっちゃん誕生日か

(なつ)うん

(千遥)おめでとう、お姉ちゃん

(なつ)ねえ…

(坂場)うん

(坂場の腕になつがしがみつく)

(坂場)どうした?

(なつ)また千遥に会いたくなっちゃった…

(坂場)今は僕がついてる

(なつ)ねえ…もし子どもが生まれて…私たちの子どもは幸せになれるのかな…

(坂場)なるよ…なるに決まってるだろう

感想

寝ながら坂場の腕にしがみつくなつが、とても子どもっぽくみえてかわいかったです。夫婦になり、坂場に素直に甘えることができるようになったなつを見ることができて微笑ましかったです。坂場、ますます優しい旦那になっていましたね。

妊娠中の茜が風邪をひいた

仕事中、茜がつらそうにしていた。茜は風邪をひいていたが、妊娠中のため薬を飲めない。なつは熱があるようなので下山に送っていくように伝える。茜は仕事を続けにくくなるから、大げさにしないでほしいと言った。神地は子どもを生んで仕事をするのは大変だと言う。

(荒井)やるか?

(なつ)お願いします

(荒井)いや、お願いしますって…

(なつ)茜さん大丈夫ですか?

(茜)ちょっと夏風邪をひいたみたいで

(なつ)えっ

(茜)風邪薬をのめないからね、今は。治りが遅いのよ

(なつ)あっちょっとすいません…

(なつが茜の額に手を当てる)

(なつ)熱があるんじゃないですか。早く帰った方がいいですよ

(茜)あ、大丈夫…今日中にこの原画までは仕上げないと

(荒井)どないしたん?何かあったんかい?

(なつ)茜さん風邪をひいてるんです。今日は帰らせて下さい

(荒井)風邪か

(茜)あ…大丈夫です

(荒井)ほんま?

(なつ)ほんまじゃないですよ!ただの体じゃないんですよ!すぐ帰らせて下さい

(荒井)いやせやけど…

(なつ)茜さんの分は私がやりますから!

(荒井)ほんま?

(なつ)ほんまです!

(なつは茜をつれて作画課に行く)

(なつ)呼んでくる

(茜)あ…ありがとう

(なつが下山のところに来る)

(なつ)下山さん

(下山)おお、どうした?

(なつ)ちょっと

(下山)えっ?あっごめん

(なつ)下山さん、茜さん風邪ひいて少し熱があるみたいなんです。家に帰らせてください

(下山)大丈夫?

(なつ)大丈夫じゃないですよ。早く帰って休ませて下さい

(神地)ねえどうしたの?茜ちゃん、何かあった?

(茜)あっいや、ううん。何でもないから…

(なつ)下山さんが送ってください。私は今ちょっと仕事があって無理なんで…

(茜)なっちゃん!本当にもう大丈夫だから。ただの風邪だから

(なつ)でも…

(茜)あんまり大げさにしないで。仕事を続けにくくなるから。ごめんね。私の仕事まで押しつけちゃって

(なつ)そんなことは…

(下山)そこまでは送っていくよ、うん

(茜)ごめんね…

(神地)大変だな、働きながら子どもを産むのは

感想

なつのおせっかいが浮き彫りになった瞬間でしたね。心配するのはあたりまえですが、茜や下山にとってありがた迷惑だったことはたしかです。

風車で結婚のお祝いをする

8月15日、風車で咲太郎とマダムの結婚のお祝いをした。なつは家族なんだからと亜矢美にもおめでとうと言った。咲太郎は長い間お世話になりましたと言う。亜矢美はそれは男が言うもんじゃないと照れた。

それから8月15日を迎えました

(亜矢美)咲太郎、光子さん、なっちゃん、イッキュウさん、この4人の前途を祝してかんぱ~い!

(一同)かんぱ~い!

(なつ)ちょっと待って下さい!亜矢美さんもおめでとうございます

(亜矢美)何で?

(なつ)お兄ちゃんの家族ですから

(藤正)そうだ!よくぞ咲太郎をここまで育て上げた!

(松井)よっ亜矢美母ちゃん!

(島貫)よくやった!おめでとう!

(ルミ子)おめでとうございます!

(藤正)おめでとう

(亜矢美)ありがとうございます

(茂木)ママ、やっとこれで面倒な子どもが片づいたね

(亜矢美)ハハ本当、そりゃそうだ、本当本当ハハハハ

(咲太郎)母ちゃん長い間お世話になりました

(亜矢美)バカだね。それは男のセリフじゃないだろ。ねえハハ…

なつよ、母になるのも悪くはないぞ

感想

ケーキが映った瞬間、雪次郎来た!?って思ったけど違いましたね。咲太郎はともかく光子が普通の服になっていて驚きました。やっと変だったことに気がついたんでしょうね。ひとつ気になったことがあります。それは茂木社長が「ママ、やっとこれで面倒な子どもが片づいたね」と言った直後のカスミの表情です。あれ?怒ってる?って思ってしまうような顔をしていました。

今日の名シーン

亜矢美が咲太郎に自分を「母ちゃん」と呼ばせたシーン。

今日の名台詞

「いいかい頑張ってこれ読んで、でもし分かんない字とか言葉があったら、いちいちこれで調べるの。それだけでだんだん世の中のことが分かっていくから。人を本気で楽しませたいって思うんだったら、本気になって勉強しな」

子どもの頃の咲太郎に亜矢美が言った言葉。

次回の見どころ

茜の妊娠と仕事の話とか、亜矢美と咲太郎の親子の話が出ましたから、これからなつと坂場も親になるんだと思います。

なつぞら

Posted by popi