なつぞら第109話のあらすじと感想(2019年8月5日放送)

2019-08-09

なつぞら第109話のあらすじと感想(2019年8月5日放送)

第18週「なつよ、開拓者の郷へ」の第109話。

結婚を決めたなつ(広瀬すず)と坂場(中川大志)が北海道にやってきた。家族が増えると喜ぶ富士子(松嶋菜々子)達だったが、泰樹(草刈正雄)は難しい顔をして…。

第109話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
  • 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
  • 柴田照男(清原 翔)…剛男と富士子の長男
  • 柴田夕見子(福地桃子)…剛男と富士子の長女
  • 柴田明美(鳴海唯)…剛男と富士子の次女
  • 柴田地平(吉田隼)…照男と砂良の長男
  • 戸村悠吉(小林 隆)…柴田家の酪農の従業員
  • 戸村菊介(音尾琢真)…悠吉の息子
  • 阿川弥市郎(中原丈雄)…十勝の森で民芸品を作る
  • 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
なつぞら登場人物

なつぞら第109話のあらすじ

なつと坂場は柴田家に来て、坂場が家族に挨拶する。泰樹はすんなりと認めなかったが、剛男がなつを信じるべきだと言い、ようやく泰樹も認めた。

坂場は牛飼いの仕事への菊介の姿勢を否定する。難しい坂場の話を菊介は理解できなかった。

剛男は農協で専務となり、夕見子も農協で働き、泰樹のバターを農協で作ろうとしていた。

なつは坂場と一緒に柴田牧場へ

なつと坂場が北海道の柴田牧場に来た。なつは自分が剛男と一緒にはじめて北海道に来たことを思い出す。坂場は牧場で走り出すが、牛の糞で足を滑らせて転ぶ。

なつと坂場のイッキュウさん

2人は結婚を報告するため、北海道の十勝にやって来ました

(坂場)この中で君は育ったのか

(なつ)うん。ねぇ思わず駆け出したくならない?

(坂場)えっ?

(なつ)私ね、今の父さんに連れられて初めてここに来た時、東京の焼け野原とは違う本当の野原を見て、思わず駆け出したのを覚えてる。タンポポが咲いててそれ見て私思わず食べたくなったの。でも本当は不安でしょうがなかったの。これからのことが

(坂場が走り出す)

(なつ)えっ?あ、不安なんだ。あっ!ねえ糞とかあるから気を付けて!

(坂場が転ぶ)

(坂場)うわっ…!

(なつ)あ~あ

(坂場)あっ…

感想

結婚の報告でビシっと決めてきたのに牛糞を踏んで転んでしまった坂場。こういうところがなつは好きなんだろうなぁと想像してしまいました。なつの「ねえ糞とかあるから気を付けて!」はフリのようにも思えてきますね。9歳のなつも不安でしょうがなかったんですね。そのときのことが大人になっても記憶に残ってる程ですもんね。

坂場が柴田家の家族に挨拶する

坂場が柴田家の家族の前でなつと結婚させて欲しいと言った。富士子と剛男は認めたが、泰樹は幸せにできるのかと尋ねる。「きっと」と言い、また今は無職だと言う坂場に泰樹は筋が違うと言う。剛男はなつが選んだのだから信じるべきだと泰樹に強く言い、もう一度坂場が必ず幸せにすると言うと、泰樹もようやく納得した。

(坂場)初めまして、坂場一久と申します。よろしくお願いいたします

(富士子)それで?

(坂場)はい

(富士子)挨拶はそれだけですか?

(坂場)あっああ…あの…

(剛男)富士子ちゃん、こっちからせかさなくても…

(富士子)早くくつろいでもらいたいんだわ。早く家族になってもらいたいのさ

(照男)気が早いべさ、ばあちゃん

(富士子)ばあちゃんなんて言わないでや、他人の前で

(照男)今家族だって言ったばっかりだべ

(富士子)したからまだだべさ

(坂場)はい、分かりました、はい…

(なつ)別に無理して分からなくていいから。自分のタイミングでいいんだから

(夕見子)みんな知ってるんだからさ、もうイッキュウさんがここに何しに来たかを。形ばかりのことだべさ

(富士子)結婚は形が大事です

(夕見子)ちょ…結婚って先に答え言っちゃったんでないの

(富士子)あっ…

(坂場)あの私坂場一久はなつさんと結婚したいと思っております。どうかお許し下さい。あっ…お嬢さんを僕に下さい!

(富士子)えっ…そうなの?なつ

(なつ)えっ?

(砂良)形だけよ

(なつ)あ…はい、そういうこと

(富士子)そうですか…分かりました。ふつつかな娘ですが、どうかよろしくお願いいたします

(坂場)ああはい

(なつ)母さん、ありがとう

(夕見子)はいこれで済んだね

(剛男)したけど今のは母親の言うことかい?普通は父親でないのか?

(悠吉)そだな

(菊介)何かおかしいと思ったんだ、ハハハ…

(富士子)したら、ほら、あんたからも何か言って

(剛男)ああ、あの坂場さん…ふつつかな娘ですが、なつをどうかよろしくお願いいたします

(坂場)はい

(剛男)てほら同じことしか言えんべ

(なつ)父さん、ありがとう

(剛男)おめでとう、なつ

(富士子)じいちゃんからも何か言うことないの?

(泰樹)なつを本当に幸せにできるのか?

(坂場がすぐに返事をしない)

(泰樹)なしてすぐに返事できねえ!

(なつ)じいちゃん

(富士子)どしたの?

’(剛男)無理に違うことを言わなくていんですよ

(坂場)幸せにします、きっと…

(泰樹)きっとって何じゃ?

(坂場)あっ…

(なつ)まあ先のことは誰にも分からんでしょ

(泰樹)分からんから約束しとるんじゃ。そのきっとが引っ掛かる

(坂場)いやあの実は堂々と言えない事情がありまして…

(なつ)ねえそれはまだいいから

(泰樹)事情って何じゃ?

(坂場)会社を辞めたんです

(一同)えっ?

(坂場)今は無職なんです

(泰樹)男にとって結婚はけじめじゃ。仕事もなくてけじめがつけられるか

(なつ)働かないと言ってるわけではないから

(富士子)そうだわ。何か考えがあって辞めたんでしょ、ねえ

(坂場)いえ、仕事に失敗して責任を取っただけです

(富士子)クビに近いんでないの?それは

(剛男)富士子ちゃん

(砂良)仕事って、あの映画?

(なつ)あ…うん

(砂良)帯広に見に行ったわ、地平と一緒に

(なつ)どうだった?

(砂良)もう途中で地平が…何か難しかったみたいで

(なつ)ちー君、おばちゃんの映画面白かった?

(地平)つまんなかった

(照男)地平!

(なつ)いいのさ正直でいいの…

(明美)私も見たけど私は面白かったわ、なつ姉ちゃん

(なつ)明美ちゃんみたいな大学生とかがたくさん見てくれたらいかったんだけど、会社に大赤字を出させてしまって…

(夕見子)大丈夫だって仕事なんかすぐ見つかるって、ね、イッキュウさん

(坂場)はあ…

(悠吉)そだ東大出てんだもな

(菊介)そろばんだってできんだべ?

(悠吉)バカ!そろばんどこの話じゃねえべや

(剛男)ほら坂場君はイッキュウさんって呼ばれてるっていうべさ。ちょうどいい。ここでひと休みだ

(富士子)したけど坂場さんのキュウは永久の久でないの?

(剛男)そういうこと言わないのさ

(泰樹)休んでる場合か。仕事見つけてここに来るのが筋だべ

(なつ)待ってじいちゃん!

(剛男)もうどうでもいいしょや、そったらことは!この人はなつが選んだ人ですよ!結婚望んでるのはほかでもない、なつだべさ!なつの選んだ結婚相手に文句があるっていうんですか?なつの見る目に狂いはないと私は信じてます!したってお義父さんの孫でないですか!

(泰樹)うう…

(夕見子)よし、よく言った父さん

(明美)私も父さんに賛成!

(照男)俺もだ。咲太郎さんも賛成してくれてるんだべ

(なつ)うん

(砂良)もちろん私も大賛成

(地平)僕も!

(富士子)何さ…一人だけいいこと言っちゃって

(剛男)すまん

(菊介)そこで謝るんかい、ハハハハハ…

(悠吉)おやっさん

(なつ)じいちゃん…お願いします

(坂場)なつさんを必ず幸せにします。約束します

(泰樹)初めからそう言やいいべや

(坂場)はい…!

(なつ)ありがとう、じいちゃん!

感想

明美がやけに大人になり、整形か?と疑うくらい顔の印象が変わったのはさておき(笑)全部わかってるけど、初耳みたいな演技までして形式通りに結婚の挨拶の儀式!?をやりたがる富士子がかわいかったです。剛男が泰樹に対して強く出たのには驚きましたね。できればいつまでも言いたいことの言えない剛男でいて欲しかったです。なんだかじいちゃんが小さく見えてかわいそうだった。世代交代なんでしょうか。

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坂場が牛飼いの仕事について熱弁する

なつは坂場と牛舎に来た。剛男は農協で専務で、夕見子も農協に務めていて外国に視察に行ったりしていると聞く。坂場は牛飼いの仕事はいいと言って、難しいことを話す。菊介はよくわからないと言った。

(なつ)さっきの父さん、かっこよかったわ!堂々とじいちゃんにものが言えるようになったんだね

(悠吉)そりゃ剛男さんは今や音問別農協の専務だからな、貫禄もつくべや

(菊介)農協に夕見子ちゃんも就職したべさ。夕見子ちゃんに恥ずかしいとこは見せられないもな

(なつ)そうか、今は夕見の上司だもんね

(悠吉)富士子ちゃんには相変わらず弱いけどな

(照男)なつ

(なつ)うん?

(照男)夕見子は今すごいこと考えてんだ農協で

(なつ)すごいこと?

(照男)うん、視察旅行とかって外国行ってたんだ

(なつ)外国?

(照男)組合長に誘われてな

(なつ)組合長?今も田辺さん?

(照男)うん

(なつ)へえ~あの田辺さんに信頼されてるんだ。さすが夕見だね、ハハ…

(坂場)いいですね、皆さんの暮らしは

(悠吉)わしらの暮らしがいんかい?

(菊介)何がいんだ?

(坂場)生産の美をいくらでも追求できるところです

(菊介)何のび?

(なつ)生産。美って美しいってことでしょ?

(坂場)この暮らしこそが人間の美徳ですよ

(菊介)したけど牛飼いはどんなにもうからなくても誰にも文句言えねえし、まあただ生飼いだからしかたなくやってるだけだわ

(坂場)それではダメだと思いますね

(菊介)は?

(坂場)いや、しかたなくやってるなんてそんなこと言ったら牛が泣きますよ

(なつ)ちょっと

(菊介)都会から来て何言ってんだ?あんたは。牛飼いのことは何も分からんべさ

(悠吉)やめれや

(坂場)確かに人間は食うために働く、生きるために牛飼いをするのは正しいことだと思います。しかし、そこに生産することの喜びを見出すことができるから、牛飼いをすることで人に喜びを与えることができるからこそ、牛飼いに誇りを持てるんじゃありませんか?うん…どんな仕事でも人を感動させることはできます。農業にも酪農にも、そういう精神は必要じゃないでしょうか?

(泰樹)おい何してる?早く仕事をしろ

(悠吉)あっ…おい

(菊介)なっちゃん、ごめん、よく分からんわ

感想

夕見子が農協で働き初めて柴田家に戻ってきてくれて本当に良かったと思いますよね。あのまま駆け落ちしなくて良かったです。北大にまで出ただけあって農協でも一目を置かれているのでしょうね。坂場節は十勝でも健在でしたね。菊介も悠吉もポカンとしちゃってましたけど、陰から聞いていた泰樹は坂場の言葉に関心しているように見えました。

柴田家での夕食

弥市郎が撃った熊の肉を鍋にして食べる。泰樹は銃で撃ちたいやつがいると言う。農協ではバターを作ろうとしていた。酪農家による乳業メーカーを作ろうとしていた。

(弥市郎)熊の肉だ

(照男)坂場さん、熊なんてめったに食えるもんじゃないですよ

(坂場)はい

(砂良)熊をとろうなんてよく思ったね、父さんが

(弥市郎)結婚と聞いて無性に熊が撃ちたくなった

(照男)それって…俺のことですか?

(砂良)何だ、そういうことかい

(照男)納得すんのかい

(泰樹)わしにもその銃貸せや。撃ちたいやつがおる

(なつ)じいちゃん

(泰樹)ハハハ…冗談だべ

(坂場)あっ…ハハハハハハ…ハハハハ…

(富士子)さ、食べて

(坂場)はい、頂きます

(なつ)あ…そうだ夕見、照男兄ちゃんから聞いたんだけど、農協で何かすごいこと考えてんだって?

(夕見子)ああそう、バターだわ

(なつ)バター?

(夕見子)なつが大好きだったあのバターだわ

(なつ)じいちゃんのバター?

(夕見子)そのバターを農協で作ろうとしてんのさ

(回想)(なつ)おじいさんのバターが出来たよ!

(なつ)えっじいちゃんのバターを農協で!?

(泰樹)うん

(剛男)十勝の農協が集まって乳製品の工場を作ろうとしてるのさ。いわば酪農家自らが設立する乳業メーカーだな

(なつ)へえ~農協が今度は乳業メーカーまでやろうとしてんの!

なつよ、君の大好きなふるさとにも新しい風が吹いている

感想

泰樹の「わしにもその銃貸せや。撃ちたいやつがおる」は冗談に聞こえなかったし、冗談と聞いて笑ったのは坂場だけで、一瞬気まずい雰囲気になりましたね。今後、夕見子のバターと雪月で働く雪次郎のお菓子のコラボを見ることができるのでしょうか。

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今日の名シーン

なつの結婚を認めるように剛男が泰樹に強く言ったシーン。

今日の名台詞

「ほら坂場君はイッキュウさんって呼ばれてるっていうべさ。ちょうどいい。ここでひと休みだ」

坂場が仕事を辞めたと聞いた剛男が言った言葉。

「もうどうでもいいしょや。そったらことは!この人はなつが選んだ人ですよ!結婚望んでるのはほかでもない、なつだべさ!なつの選んだ結婚相手に文句があるっていうんですか?なつの見る目に狂いはないと私は信じてます。したってお義父さんの孫でないですか!」

なつと坂場の結婚に納得がいかない泰樹に剛男が言った言葉。

次回の見どころ

北海道での坂場がかなり浮いているので、まだ泰樹と一波乱ありそうな予感です。

なつぞら

Posted by popi