なつぞら第100話のあらすじと感想(2019年7月25日放送)

2019-08-01

なつぞら第100話のあらすじと感想(2019年7月25日放送)

第16週「なつよ、テレビ漫画の幕開けだ」の第100話。

雪次郎(山田裕貴)が大役を務めた舞台が無事に終了。感動するなつ(広瀬すず)や坂場(中川大志)。そして、その舞台の主役、蘭子(鈴木杏樹)は雪次郎に…。

第100話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
  • 小畑雪次郎(山田裕貴)…菓子屋の息子
  • 岸川亜矢美(山口智子)…おでん屋「風車」
  • 前島光子(比嘉愛未)…川村屋オーナー
  • 三村 茜(渡辺麻友)…新人アニメーター
  • 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
  • 亀山蘭子(鈴木杏樹)…劇団「赤い星座」女優
  • 土間レミ子(藤本沙紀)…歌手・煙カスミの付き人
なつぞら登場人物

なつぞら第100話のあらすじ

雪次郎が主役を演じた「かもめ」にみんな感動した。蘭子も雪次郎を共演者と認めた。

風車で乾杯すると、坂場は劇団に新しいものを生み出す意欲が感じられず、雪次郎が変わるきっかけになればいいと言ったが、その言い方がよくなくなつは怒った。

坂場のことをなつが好きだと感じた雪次郎は甘えたらいい、好きと言ったらいいと言うが、なつは仕事が好きだから、同士なのが一番いいと答えた。

蘭子が雪次郎を自分の家に誘った。二人がワインで乾杯すると、雪次郎は蘭子に好きだと伝えた。蘭子はそういう覚悟をして来たのかと言い、雪次郎はそうだと答える。

雪次郎の「かもめ」にみんなが感動する

雪次郎が出演した「かもめ」の初日の公演が終わり、なつたちはすごかったと感想を言った。マダムは北海道の家族が見たら安心しただろうと言い、めったに褒めない亜矢美も感動したと言う。蘭子が雪次郎を「共演者」と言ったのを聞き、雪次郎は喜んだ。

昭和38年の秋、雪次郎君が大役を務める舞台が本番を迎えました

(茜)雪次郎君の晴れ舞台も見逃せないわよね

(なつ)はい

(光子)こんにちは

(咲太郎)おっあんたも来たのか

(亜矢美)こんにちは

なつよ幕が開くぞ

(劇が終わり雪次郎が出てくる)

(雪次郎)うわっあ~ありがとうございました!

(咲太郎)雪次郎やったな!よかったぞお前

(雪次郎)本当ですか?

(なつが花束を渡す)

(雪次郎)お~ありがとう

(なつ)本当にすごかった。すごくよかった

(雪次郎)本当に?なっちゃん

(なつ)うん、何て言うか…うん、すごかった!

(亜矢美)すごかったしか言ってないよ

(咲太郎)なつがこう言う時は本当なんだよ

(マダム)これなら北海道からご家族を呼んでも安心してもらえたかもしれないわね

(雪次郎)いやいやまだまだですよ。マダムに見てもらえただけでもうれしいです

(雪次郎)あの亜矢美さんはどうでした?

(亜矢美)う~んまだまだかな…ていうかまだまだできるっていうまだまだよ。それ見れただけでも感動したよ

(雪次郎)ありがとうございます!

(咲太郎)母ちゃんはめったに褒めないからな。すごいことだぞ

(雪次郎)はい、うれしいです。あの茜さんもイッキュウさんも忙しいのにわざわざありがとうございました

(坂場)僕は蘭子さんを見たかったから

(雪次郎)あっ…そうですか

(なつ)正直に言わなくたっていいでしょう

(坂場)あなたは正直に言ってないんですか?

(なつ)そういうことじゃなくて!

(茜)やめてよこんな所で…

(蘭子が出てくる)

(蘭子)まあ皆さん、今日はどうもありがとうございました

(雪次郎)ありがとうございました

(なつ)蘭子さん、すごかったです!

(咲太郎)また言ってるよ

(蘭子)ありがとう

(なつ)雪次郎君をこれからもよろしくお願いします

(蘭子)雪次郎君の面倒を見るのは咲ちゃんの役目でしょう。私と雪次郎君はもうただの共演者だから

(雪次郎)蘭子さん…ありがとうございます

感想

始まったと思ったら、次のシーンでは終わった後でしたね。そういえば、なつは蘭子の「人形の家」を見たときも感想を聞かれて、すごかったしか言えませんでした。亜矢美は踊り子だったと思いますが、雪次郎も亜矢美の感想を気にするところを見ると、劇団もやっていたんでしょうか。やっぱり芸能人だから素人とは見方が違うということなんですかね。双眼鏡も持っていたし。

蘭子についてはこちら!
【なつぞら】女優の亀山蘭子(鈴木杏樹さん)が声優としても活躍!蘭子の出演シーンをまとめました

雪次郎が役者になった経緯についてはこちら!
【なつぞら】小畑雪次郎が新劇の俳優になろうとした理由やいきさつをまとめました

坂場が雪次郎を怒らせる

風車で乾杯して主役を務めた雪次郎をねぎらった。坂場は劇団に新しいものを生み出す意欲が感じられず、蘭子のための劇団だと言う。これに雪次郎は怒るが、雪次郎が変わるきっかけになればいいと坂場が言う。その言い方がよくないとなつは坂場を怒った。

(咲太郎)それじゃ雪次郎に乾杯!

(一同)かんぱ~い!

(レミ子)頑張る乾杯!

(雪次郎)頑張る乾杯、ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます

(亜矢美)はい皆さん、今日はおでんの仕込みさぼっちゃいました、ハハ…だからとことん飲んでちょうだい!

(雪次郎)はい

(咲太郎)そのかわり俺が今日は天ぷらを揚げるからな

(雪次郎)あ~咲太郎さんの天ぷら久しぶりだ!

(マダム)本当においしいの?

(雪次郎)いやおいしいんですよ、これが

(亜矢美)料理人だったお父上直伝だもんね

(咲太郎)そう、思い出の中のな。これ食って明日からも頑張れよ雪次郎

(雪次郎)はい!

頑張れよ、俺の天ぷらを本当に教えたかったな

(レミ子)蘭子さんに共演者だって認めてもらえたもんね。羨ましいわ

(坂場)蘭子さんの芝居は確かにすごいと思いました

(雪次郎)えっ?

(坂場)しかし劇団としてはどうなんでしょうか?

(雪次郎)どうって?

(坂場)演出にしても何か新しいものを生み出してやろうとする意欲を全く感じることができませんでした

(なつ)何を言いだすんですか…

(雪次郎)あれはチェーホフですから

(坂場)チェーホフなら新しくなくてもいいんですか?昔の人から教えられたようなありきたりの新劇でいいんですか?

(なつ)ちょっと!

(雪次郎)ありきたりだと?蘭子さんの芝居がありきたりだと言うのか?

(坂場)いやただ蘭子さんの芝居を見せるためにやってるように見えたと言ってるんです。そのための劇団でもいいんですか?

(雪次郎)何言ってんだよ…あんたに何が分かるんだよ!

(咲太郎)あ~おいおいおい、油使ってんだからそんなに興奮するな!

(坂場)あなたはそうは思いませんか?

(なつ)やめて下さい!それを言ってどうするんですか?

(坂場)僕は雪次郎君がそれを変えてゆくきっかけになればいいと思ったんです

(なつ)え…

(雪次郎)きっかけ?

(坂場)せっかく蘭子さんに認めてもらえたのなら、何か新しいものを生み出すきっかけになればいいと、僕はそう思いました。雪次郎君が蘭子さんや劇団を変えてゆくような、そういう存在の役者になってほしいと思いました

(咲太郎)なるほどな。ただの共演者で満足するなということか

(亜矢美)うん、それは言えるかも

(咲太郎)そうすれば繭子さんだけの劇団じゃなくなるし、辞めた劇団員たちを見返せるよ

(雪次郎)はい…

(ルミ子)そのことで最近劇団は分裂したばかりだから

(坂場)そうでしたか

(茜)だったら初めからそう言えばいいのに

(なつ)そうですよ!あなたは人の反感を買ってからでないとまともなことが言えないんですか?

(坂場)問題を考えもせずにいきなり答えを出すことは傲慢です

(なつ)それで結果的に傲慢に思われてるんですからね。少しは気を付けて下さい

(坂場)分かりました…どうも失礼しました

(雪次郎)あっいえ…

(なつ)はあ…全くもう

(光子)仲がいいのね、2人は

(亜矢美)あっそういうお二人さん?

(坂場)いえ、ただの仕事仲間です

(なつ)そうですよ

(光子)ちょっと、ねえ…焦げ臭い!

(咲太郎)ああ!天ぷら焦げた!

(一同)ああ~

感想

マダムがはじめて風車に来ていて新鮮でした。咲太郎の天ぷらは、なつが東洋動画に入社するときの就職祝いの時にも作りましたよね。たしかになつの言うとおりで、坂場はいいことを言うんですが、最初から言わないところがあります。なつは坂場をよく見ているなと思いますが、それをしっかり注意できるなつも坂場に気を使っていないということで、それもマダムがよく見ていました。

坂場について気になった方はこちら!
【なつぞら】坂場一久(中川大志さん)は嫌なやつ?登場シーンをまとめました

雪次郎がなつと坂場は恋人なのかときく

なつと雪次郎は坂場と茜を見送った。雪次郎はなつに坂場とは恋人なのかと尋ねるが、なつは否定した。今はテレビ漫画を成功させることだけと言うなつに雪次郎は甘えればいい、好きと言えばいいと言う。同士でいることが一番いいとなつは言った。

(雪次郎)今日はありがとうございました

(なつ)ちゃんと送ってあげて下さいよ

(坂場)無論です

(茜)じゃまた明日

(なつ)はい

(坂場と茜が帰る)

(なつ)ごめんねイッキュウさんが変なこと言って

(雪次郎)ううん…なっちゃんとイッキュウさんって恋人でないの?

(なつ)えっ…違うわ

(雪次郎)本当に?

(なつ)ただの仕事仲間だって向こうも言ってたでしょ

(雪次郎)そうなの?もうとっくにそうなってると思ってたわ。イッキュウさんはなっちゃんのこと好きだと思うけどね

(なつ)あの人の気持ちはさっぱり分かんない。そうかなって思った時もあったけど

(回想)(坂場)一生をかけてもあなたと作りたいんです

(なつ)結局仕事で必要とされてるだけみたい

(雪次郎)なっちゃんは好きなのかい?

(なつ)一緒に生きれたらいいなとは思うけどね

(坂場)それは好きってことだべさ!

(なつ)したって好きでも一緒に生きられないことだってあるし。たとえ相手に好きになってもらえなくても好きなことがおんなじなら、一緒に生きれてることだってあるんでないかい?

(雪次郎)そんなこと考えてんのか?なっちゃんは

(なつ)おかしい?

(雪次郎)おかしくはないけど…何か寂しいな

(なつ)雪次郎君だって言ってたべさ。今は好きだ何だとそったらこと言ってる場合じゃないって。私も今はとにかくテレビを成功させることだけ考えなくちゃ

(雪次郎)切ねえな、なっちゃんは…

(なつ)なして?

(雪次郎)もっと人に甘えたらいいべさ。わがまま言ったらいいべさ。好きなら好きって自分から言ったらいいべさ

(なつ)私が一番好きなのは仕事だから。まあ結局前にタ見が言ってたみたいに同志でいることが一番いいんだわ

(雪次郎)そしたら俺も今は舞台の成功だけ考えなくちゃな

(なつ)えっ?

(雪次郎)したらね、ありがとう!

(なつ)うん

感想

まず坂場の「無論です」が気になって、その後に茜を送っていくと言いながら、茜を置いていくような歩き方の坂場。前に坂場は冗談が好きだと言ってましたが、わざとやっていると思います。だれか突っ込んであげるべきだと思います。坂場の影響か、なつの話も理屈っぽくなってきました。仕事には切れ目がないから、この考えだと独身のままですよね。でも、なつは坂場が好きだというのはわかりましたね。

雪次郎は蘭子が好きだと言う

舞台が最後まで終わると、蘭子は雪次郎に自分の家に来るように誘った。それを聞いていたレミ子は雪次郎を心配する。蘭子の家に行った雪次郎は、蘭子に好きだと言った。本気にしなかった蘭子だが、そういう覚悟をして来たのかときくと、雪次郎はそうだと答えた。

そして、雪次郎君の舞台は最後まで無事に終わりました

(雪次郎)お疲れさまでした。お疲れさまでした。蘭子さん!

(蘭子)お疲れさま

(雪次郎)今日まで本当にありがとうございました

(蘭子)今夜打ち上げが終わったらうちにいらっしゃい。場所は分かってるわよね?2人だけでお祝いしましょう

(雪次郎)はい…お疲れさまでした

(なつが風車に帰るとレミ子がいた)

(なつ)ただいま

(亜矢美)お帰り

(レミ子)なっちゃん

(なつ)レミさん、雪次郎君は一緒じゃないんですか?

(レミ子)雪次郎君は今頃どうなってるんだろう…

(なつ)えっ?え…どうかしたんですか?

(レミ子)雪次郎君が…

(なつ)雪次郎君が?

(雪次郎は蘭子の家に行く)

(なつ)蘭子さんの家で会うからといってそういう関係だとは

(レミ子)そうなったらなったでしかたがないんだけどね。私は雪次郎のことが心配なのよ、なっちゃん

(なつ)どうして?

(レミ子)蘭子さんは根っからの女優だもん。恋愛も仲間も自分の演技の肥やしにしかできない人よ

(亜矢美)そういう人に今の雪次郎君が溺れてしまったら、役者としては潰されちゃうかもしれないってこと

(なつ)え?

(蘭子がワインをグラスに注ぐ)

(蘭子)何?それ

(雪次郎)あっケーキです

(蘭子)ありがとう。後で頂きましょう

(雪次郎)はい

(蘭子)乾杯

(雪次郎)お疲れさまでした

(蘭子)お疲れさま。はあ…どうぞ座って

(雪次郎)蘭子さん、俺は蘭子さんが好きです

(蘭子)あっ…からかってるの?

(雪次郎)違います

(蘭子)じゃ気の迷い?

(雪次郎)違います!俺は迷ってなんかいません。蘭子さんをずっと好きでした

(蘭子)私には芝居しかないのよ。芝居しかない女よ

(雪次郎)だから好きなんです。俺もこのままずっと蘭子さんと芝居をしていきたいんです

(蘭子)こんな所に呼んじゃったから何か勘違いさせちゃったのかしら?

(雪次郎)これは…俺の勘違いですか?

(蘭子)そういう覚悟をしてここに来たわけ?

(雪次郎)はい…来ました

(蘭子)そう

感想

ずっと優しい人だと思っていた蘭子が怖い人に見えてきました。女優って怖いんですね。レミ子は何が心配なんでしょうか。雪次郎が好きということでもないみたいだし。同じ劇団でも雪次郎やレミ子はお金がないみたいだけど、蘭子はいいところに住んで、ワインを飲んでいて、声優の仕事でだいぶもうけたのでしょうか。

雪次郎の恋についてはこちら!
【なつぞら】雪次郎と夕見子は結婚する!?これまでの二人の出演シーンをまとめました

今日の名シーン

坂場が茜を送っていくと言いながら、早足で去っていったシーン。

今日の名台詞

「もっと人に甘えたらいいべさ。わがまま言ったらいいべさ。好きなら好きって自分から言ったらいいべさ」

恋よりも仕事を優先すると言うなつに雪次郎が言った言葉。

次回の見どころ

雪次郎と蘭子がどうなるのか楽しみです。

なつぞら

Posted by popi