なつぞら第95話のあらすじと感想(2019年7月19日放送)

2019-07-20

なつぞら第95話のあらすじと感想(2019年7月19日放送)

第15週「なつよ、恋の季節が来た」の第95話。

夕見子(福地桃子)は、東京にいることを十勝の家族に伝えてしまったなつ(広瀬すず)を責め、東京から離れると言い張る。そんな夕見子に対し、なつも思いをぶつけ…。

第95話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 奥原咲太郎(岡田将生)…大好きな、たったひとりの兄
  • 柴田夕見子(福地桃子)…剛男と富士子の長女
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 岸川亜矢美(山口智子)…おでん屋「風車」
  • 下山克己(川島 明)…アニメーター
  • 大沢麻子(貫地谷しほり)…アニメーター・セカンド
  • 井戸原 昇(小手伸也)…アニメーター・作画担当
  • 三村 茜(渡辺麻友)…新人アニメーター
  • 神地航也(染谷将太)…新人アニメーター
  • 堀内幸正(田村健太郎)…作画課の動画担当社員
  • 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
なつぞら登場人物

なつぞら第95話のあらすじ

夕見子と高山が風車に来て、夕見子はなつのせいで家族にばれたので、新宿から離れると言った。なつは逃げるのかと言って引き留め、みんなで朝ご飯を食べる。

高山は自分がデパートの跡取りだから夕見子は好きになったと言い出して、二人は言い争いになる。なつは夕見子は嘘をつかない人だと言って、二人の結婚は認めないと言った。

その話を北海道から来た泰樹がこっそり聞いていた。高山が出て行こうとすると泰樹は高山を殴り、ひげをそれと言う。夕見子は泰樹に甘えるように泣いた。

泰樹と夕見子が北海道に帰るとき、後ろ姿を見送ったなつは、木の怪物の歩き方のヒントを得た。坂場もその絵で納得した。

高山の家族にもばれてしまった

富士子が連絡し、高山の家族にも二人が東京にいることがバレてしまった。夕見子は東京を離れることにして、亜矢美に給料をもらいたいと言う。なつがどうして逃げるのかと言うと、高山はもう無理するなと夕見子に言った。亜矢美がご飯を食べようと言う。

(夕見子)この人の家にもばれたんです

(なつ)えっ?

(夕見子)うちの親が大学や寮に連絡していろいろ聞いたみたいで、この人の家にも電話して居場所は知らないかって聞いたみたいで

(咲太郎)まあ…当然そうなるよな

(夕見子)したからもう東京を離れることにした

(なつ)どこ行くの?

(夕見子)分かんないよ、分かってもなつには二度と言わない、それで昨日まで働いた給金をもらいに来たんです

(亜矢美)まあ…はいはいようござんすけど…

(なつ)待ってやタ見!なして逃げるの?

(夕見子)逃げる?

(なつ)したってそうでしょや?好きならなして逃げるの?高山さんもタ見が好きならなして逃げるんですか?なして親に言えないんですか?親の決めた相手とは結婚しないで、タ見と一緒になりたいってなして言えないんですか?

(夕見子)うんだから…そういうことが嫌だって言ってるんでしょや!

(なつ)そういうことから逃げて幸せになれるとは思えないよ、夕見

(夕見子)結婚を認めてもらうことが幸せなの?したら幸せは人から与えてもらわなきゃい

けないものなの?

(高山)やめるべもう、もういいべ、そんなことは…もう無理すんなや…

(夕見子)無理って何さ?

(高山)俺といたって…

(夕見子)無理なんて何もしてないよ

(高山)俺といたっていいことなんか一つもなかったべ

(夕見子)そんなことないよ、いいことはこれから一緒に作ってくんでしょや

(亜矢美)分かった!とりあえずみんなでごはん食べよう、ね、朝ごはんまだでしょ?

感想

富士子が大学に電話したことからバレてしまったんですね。なつを責めるのはかわいそうだと思いました。そして、バラしたことを怒りに来ただけかと思いきや給金をもらいにきたとは驚きました。夕見子の横でヌボーっと立ってる高山にちょっとイラっとしました。

高山と夕見子がけんかする

高山は自分がデパートの跡取りだから夕見子が好きになったのだろうと言った。夕見子と高山が言い争うと、なつは夕見子が甘えたいときに自分が来た事が原因だし、夕見子は嘘をつかないと言う。夕見子と高山の結婚は認めないと言うと、高山も結婚する気はないと言って出ていく。

(高山)俺は…本気でなかったよ

(咲太郎)おいよく考えてから物言えよ、勢いで言うと取り返しのつかないことになるぞ

(高山)勢いでないです、本気で駆け落ちがうまくいくなんて思ってなかったです

(咲太郎)何だそういうことか

(夕見子)どういうこと?

(高山)このままうまくいくなんて思えるわけがないだろ!

(亜矢美)高山さん、あなたがうまくいかなかったからじゃないの?

(高山)えっ?

(なつ)亜矢美さんどういうことですか?

(亜矢美)ジャズの雑誌に原稿持ち込んでもうまくいかなかったんでしょ?自分の実力を知ってこんなはずじゃなかったって思ったんじゃないの?厳しいようだけど

(高山)ジャズなんてただの遊びですよ

(夕見子)昭ちゃん…

(高山)無理なんだわ、俺が家を継がないなんてできっこないんだ

(夕見子)なして!

(高山)夕見だってそう思ってるからここに来たんだべ!

(夕見子)どうゆうこと?

(泰樹が風車に入ってくる)

(高山)うちの親にばれればいいと思ったんでないのか?

(夕見子)はあ?

(高山)お前だって…本当は俺がマル高デパートの跡取りだから好きになったんだべ

(夕見子)それ本気で言ってんの?

(亜矢美が泰樹に気づく)

(高山)大体タ見は俺のことが好きでないべさ?いつも計算高くて偉そうで、俺に対する優しさなんて一つも感じたことなかったからな!

(夕見子)優しくできないのはあんたが甘えるからだべ

(高山)したらそっちが甘えればいいべ!そうゆうかわいげもないんだわ、君には!

(夕見子)かわいげって何?

(高山)分からない女だな、君は

(夕見子)それって女が分からないことも男のためには分かれってことでしょ!

(高山)そうゆうとこがもううんざりなんだわ

(咲太郎)おいなつ、何でお前が泣いてんだ?

(なつ)夕見は…子どもの頃から人に甘えたりしなかった…私がいたから…

(夕見子)は?

(なつ)9歳の時に突然見ず知らずの私がやって来て…夕見が一番親に甘えたかった時に私がいたから、タ見は誰にも甘えられずに…それでも私のことを受け入れてくれて…だから家族とか結婚とか、そうゆうことに冷めてるとこがあるとすれば、それは私のせいで…

(夕見子)なつ…

(なつ)でもね…夕見はただ一度も…一度もうそをつかなかった、私に対しても誰に対しても一度だってうそをつかず、うそのない夕見のままでいてくれた、それに私がどんだけ救われたか…今まで生きてきて、タ見のような素直な子に私は会ったことがない、こんなすてきな人見たことない、夕見が計算高くて偉そうだなんて…あんたはタ見のこと知らなさすぎる!あんたに夕見はやらない!絶対に渡さない!あんたと夕見の結婚を私は絶対に認めない!

(夕見子)なつ落ち着いて…そもそも結婚する気なんてないんだから

(高山)俺だって結婚する気はないよ

(夕見子)あんたは…自由になんてなれないんだね

(高山)自由になって飯も作れん女と結婚したってしょうがねえべ!

(なつ)ねえちょっと!

(咲太郎)もういい!もう終わった、話はついたから…

感想

今まで寡黙な雰囲気だった高山がこんなに酷いことを言うなんて、夕見子はどれほど傷ついたことか。なつも同じく姉妹として傷ついたと思います。そして自分が柴田家で暮らすことになったせいで夕見子がこういう性格になってしまっただなんて悲しいことを言っていましたね。結果的には、夕見子の公開失恋という形になりました。余談ですが、夕見子が「昭ちゃん(しょうちゃん)」と言った時、ついつい哀川翔(お父さん)が頭をよぎってしまった。

泰樹が高山を殴る

高山が出てくると、そこには泰樹がいた。泰樹は高山を殴り、髭をそれと言った。亜矢美がカバンを渡すと、高山は逃げるように出て行った。夕見は泰樹に抱きついて泣く。

(高山が出ていくと泰樹がいた)

(泰樹)お前か…

(高山が泰樹の前を通り過ぎる)

(泰樹)抹殺!

(泰樹が高山を殴る)

(泰樹)そのひげもそれ

(亜矢美が高山にカバンを渡す)

(亜矢美)お疲れさまでした

(高山が風車を出ていく)

(なつ)じいちゃん!

(夕見子)じいちゃん…

(咲太郎)泰樹さん…

(亜矢美)初めまして

(泰樹)夕見子が大変お世話になりました、タ見子迎えに来た、一緒に帰るべ…うん

感想

泰樹が来てくれて本当に良かったですね。泰樹の左パンチにはみんながスカッとしたこと間違いナシですね。髭もお前には生やす資格は無いということでしょうか。泰樹に一緒に帰ろうと言われた夕見子、一気に緊張の糸が緩んだんでしょうね。泰樹に抱きついたときの夕見子は安心しきった表情をしていました。

泰樹はパフェを食べて帰る

泰樹と夕見子はすぐに北海道に帰ることにした。なつがよく東京に来たと言うと、泰樹はパフェが食べたいからだと言う。夕見子はパフェを食べて帰ろうと言ったが、なつは仕事があるから二人を見送った。その後姿を見て、木の怪物の絵を思いつく。

(なつ)じいちゃん本当にすぐ帰っちゃうの?

(泰樹)用事は済んだ、牛より人が多い所は何か落ち着かん

(なつ)ハハハ

(夕見子)私が札幌案内しようか?じいちゃん

(泰樹)それより早くうちさ帰ってやれ、お前のおやじはこのままほっとくと何しでかすか分からんぞ

(なつ)したけどじいちゃんよく東京来る気になった

(夕見子)そんなの決まってるしょ、私に手を焼いてる母さんに言われたからだべ、母さんの考えそうなことだわ

(泰樹)いやそれはなつが…

(なつ)え?

(泰樹)いや…東京のパフェというのを食べたくなったんだ

(なつ・夕見子)パフェ?

(泰樹)雪月の大将に聞いてな

(夕見子)行こう!パフェ食べて帰ろうじいちゃん

(泰樹)なつは?

(なつ)あ…私は仕事だから2人で食べてきて

(泰樹)なつ

(なつ)うん?

(泰樹)体気い付けて仕事頑張れ

(なつ)うん…じいちゃんも体に気を付けて、みんなによろしく

(泰樹)分かった

(夕見子)したらじいちゃん行くべ

(なつ)行ってらっしゃい

(泰樹の後ろ姿を見てなつは思いつく)

(なつ)あ…

感想

夕見子のことを迎えに来た泰樹だけど、やっぱり泰樹はなつのことが好きなんだと思いました。別れ際、少し寂しそうでしたね。この日くらいは仕事を休んで3人でパフェを食べたら良かったのに。夕見子が明るく北海道に帰れて本当に良かったです。せっかく合格した北海道大学を棒にふることなく済みそうで安心しました。

坂場がなつの木の怪物の絵にOKを出す

なつは泰樹の後ろ姿をもとに木の怪物の絵を描いた。坂場がなつの絵を見て素晴らしいと言った。麻子も坂場は漫画映画が好きなだけだと言った。神地の絵は坂場にほめられていた。

(坂場)なるほど後ろ姿ですか、怪物の後ろ姿というのは想像がつきませんでした、確かにそうすることでこの木の歴史が浮かぶように見えてきます、樹齢を後ろ姿で表したんですね、すばらしいです、これでいきましょう!

(なつ)やった~!

(下山)おお…

(みんなで拍手)

(麻子)いくら何でも時間かけ過ぎでしょう

(なつ)すいません、でもほかのカットも描いてましたから

(麻子)私も鳥のデモには丸3日かかったけどね

(なつ)イッキュウさんはただの偉そうな人じゃないですよね

(麻子)私は偉そうなんて一度も思ったことないわよ

(なつ)えっ?

(麻子)あなたそう思ってたんだ

(なつ)違いますよ!だから…違うって言ってるじゃないですか

(麻子)要するにあの人は漫画映画が好きなのよ

(なつ)はいそうなんです、それに可能性を見てるんですよね

(坂場が神地の絵を見る)

(坂場)すばらしいです、顔の表情もいいですが、体全体の動きが

(茜)あの2人って何だか末恐ろしいわよね

(なつ)はい…私らも負けずに頑張りましょう

(麻子)仕事しましょ

(茜)はい

(なつ)はい

なつよ、その先へ先へと進んでいけ

そして

Everybody Loves Somebody Sometime

(いつか、誰かを愛せよ)

感想

泰樹の後ろ姿からインスピレーションを得たんですね。泰樹と大樹はかけたのでしょうか。とにかく坂場が満足してくれて良かったです。気になったのは、最後の坂場に視線です。明らかになつのことを見ちゃってます。男性は好きな人を自分の視界に入れたがる癖がありますからね。なつよ。どうする?坂場はありなのか?無しなのか?そろそろはっきりしなさい!

今日の名シーン

泰樹が高山を殴ったシーン。

今日の名台詞

「結婚を認めてもらうことが幸せなの?したら幸せは人から与えてもらわなきゃいけないものなの?」

夕見子が高山との結婚についてなつに言った言葉。

「夕見はただ一度も、一度もうそをつかなかった、私に対しても誰に対しても一度だってうそをつかず、うそのない夕見のままでいてくれた、それに私がどんだけ救われたか、今まで生きてきて、タ見のような素直な子に私は会ったことがない、こんなすてきな人見たことない、夕見が計算高くて偉そうだなんて、あんたはタ見のこと知らなさすぎる!あんたと夕見の結婚を私は絶対に認めない!」

なつが夕見子のことを知らない高山にいい放った言葉。

次回の見どころ

夕見子のことが解決したので今度はなつと坂場がどうなるかです。あとは麻子ですね。

なつぞら

Posted by popi