なつぞら第84話のあらすじと感想(2019年7月6日放送)

2019-07-14

なつぞら第84話のあらすじと感想(2019年7月6日放送)

第14週「なつよ、十勝さ戻って来い」の第84話。

妹の千遥に会えなかったなつ(広瀬すず)は、天陽(吉沢亮)を訪ねる。4年ぶりの再会に、ふたりはいろいろな話をする。そして、天陽の隣には…。

第84話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
  • 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
  • 柴田照男(清原 翔)…剛男と富士子の長男
  • 柴田夕見子(福地桃子)…剛男と富士子の長女
  • 柴田明美(平尾菜々花)…剛男と富士子の次女
  • 柴田砂良(北乃きい)…照男の妻
  • 山田天陽(吉沢 亮)…絵を描くなつの友人
  • 山田靖枝(大原櫻子)…天陽の妻
  • 山田正治(戸次重幸)…天陽の父
  • 山田タミ(小林綾子)…天陽の母
  • 戸村悠吉(小林 隆)…柴田家の酪農の従業員
  • 戸村菊介(音尾琢真)…悠吉の息子
  • 佐々岡信哉(工藤阿須加)…なつの幼なじみ
なつぞら登場人物

なつぞら第84話のあらすじ

なつが天陽の家に行くと、そこには嫁の靖枝がいた。なつはおめでとうと言う。良子や門倉が青年団で演劇をやっていて、そこに参加した天陽と靖枝は結婚したのだった。

天陽の家で食事をしたなつは、千遥のことも話した。タミから東京で結婚するのかと聞かれたなつは、仕事が面白いので考えていないと言った。

なつは寂しさを感じて、柴田家に帰り、泰樹と話した。泰樹は一人で生きるなら寂しいの当たり前だと言った。だから支え合うのだと言い、泰樹となつは支え合っていると話した。

明日、東京に帰ると咲太郎が剛男に話しているところに、札幌に行っている夕見子が柴田家に帰ってきた。

咲太郎は信哉に千遥のことを伝えた

咲太郎は信哉に千遥のことを話した。咲太郎は祈ることしかできないが、確信を持って祈ることができるので、それだけでもうれしいと咲太郎は言った。

そっか…

千遥ちゃん写真も残したくなかったのか…

でも この写真があって俺もなつも感謝してるよ

本当にいい写真を残してくれた

ありがとう信

千遥ちゃんの幸せを祈ることしかできないのかな俺たちは

今までと同じだよ…だけどこれからは確信を持って祈ることができる

それだけでもうれしいよ、俺は

そうだな

うん

なっちゃんは牛舎にいるのか?

ああなつは出かけた

昔の友達に会いに行くって言ってた

昔の友達…?

感想

『昔の友達』。ほんの数年で天陽は昔の友達になってしまったのですね。それにしても、写真をいきなり撮って嫌な顔をされてしまった信哉ですが、咲太郎となつはこの写真があったから大人になった千遥を知ることができたんですもんね。結果的には良いことをしたんですね。

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なつが天陽と靖枝の夫婦に会う

なつは天陽のところに行く。天陽を見つけたが、そこには結婚した靖枝がいて声をかけるのをためらった。天陽がなつを見つけて、声をかけた。なつは結婚おめでとうと言い、仕事で式に出られなかったことを謝った。靖枝は家に上がるようになつに言った。

(天陽になつが声をかけようとすると靖枝が天陽を呼ぶ)

陽ちゃん

おう

はい

ありがとう

(天陽がなつを見つける)

なっちゃん…

なっちゃん!

帰ってきたんかい?

うん…久しぶり

本当久しぶりだな…何年ぶりだい?

3年ぶり?

そうか…もうそんなになるかい

天陽君、結婚おめでとう

うん、ありがとう

お~い、やっちゃん!

なっちゃんだ、柴田牧場の

東京で兄貴と一緒に漫画映画を作ってる、あのなっちゃん

ああ!初めまして、靖枝です

初めましてあの天陽君とは幼なじみで…

あ…祝電を頂いてありがとうございました

あっいえ…仕事で式には行けなくてすいませんでした

陽ちゃん、うちに上がってもらったらいいべさ

そだな、母さんも喜ぶし

あっ…ううん、あのちょっと寄っただけだから

せっかくだし…ねえ

うん

感想

天陽の陽をとって「陽ちゃん」とは変わってますね。まぁ、呼び方としては「天(てん)ちゃん」よりはかっこいいけど。じゃあ、』義理の兄である陽平のことは「平兄(へいにい)さん」とでも呼ぶのでしょうか。やっちゃん変わり者疑惑浮上。天陽が「なっちゃん」と駆け寄ったときに一瞬、靖枝が不審そうな顔をしましたね。そうだよ。あなたの旦那はずっとこのなつのことが好きだったんだからね!なつは「初めましてあの天陽君とは幼なじみで…」と言いましたが、本当はこう言いたかったはず「初めまして。天陽くんとは友達以上恋人未満でした。相思相愛でしたが私には夢があって一緒にはなれませんでした」と。

なつは天陽の家族と話す

なつは天陽の家で食事をした。天陽の家では牛が2頭になったと聞く。妹の千遥が結婚するから別れを言いに来たが、すれ違いで会えなかったことを話す。タミは東京で結婚するのかと聞いたが、なつは仕事が面白くて考えてもいないと答えた。すぐに東京に帰るというなつに天陽はまた会えなくなると言ったが、なつはもう寂しくないだろうと言う。

ゆっくりして下さい

なっちゃん、相変わらず何もないけど食べて

わあ…おばさんのそばがき懐かしい…

なっちゃん牛乳…は、もうさんざん飲んだか

ありがとうございます

今は牛が2頭いるんだわ

もっと数を増やしたいんだけどね

まだサイロも建ててないし、牛小屋も広げないとな

それはお前が絵に使ってるからだべ

お義父さん、したってそれも大事だから

分かってるけど…

ありがとうございます…おいしい!

なっちゃん里帰りは初めてかい?

うん、実は…妹が来たんだわ

妹?

もしかして千遥ちゃんのことかい?

そう

本当かい!

子どもの頃別れたままだった妹さんか…えっ柴田の家に来たんかい?

そなの…妹は今度結婚するみたいで、そんで別れを言いに来てくれたんだわ

結婚するのかい?妹さんはいくつになったの?

18です

そうかい…早いもね、時間がたつのは

別れを言いに来たってどういうことだ?

うん…千遥は今ある人の養女として暮らしててね

昔のことは結婚する相手の家の人には知られたくないから

もう二度と会うことはできないって

そんな…

そういうことで差別されることがあるって聞くからね…

戦争の被害者なのにな、全くおかしな話だわ

でも千遥ちゃんには会えたんかい?

いや…結局すれ違いで会うことはできなかったけど…

千遥の気持ちは受け止めれたし

私の気持ちも受け取ってもらえた

うん…そうか

そう思う

東京でなっちゃんは結婚するの?

え?何言ってんのおばさん、そったらこと考えてもないわ

そんな話はいいべや

今の仕事が面白くてそのことしか考えてないから

そんなに楽しいか?漫画映画の仕事は

うん…あっ今度原画を任されることになってね、まあ短編だけど

そんですぐ東京に戻らなくちゃなんないのさ

またしばらく会えなくなるんか

うん、で…でもほら、もう寂しくないっしょ

牛も2頭に増えたし…

感想

なんだかなつは、天陽の家で微妙な顔をしていましたね。靖枝がすっかり天陽の家族と馴染んでいて、もう自分の入るスキはないと感じたのでしょう。靖枝が家に招待したのはこの雰囲気をなつに感じてもらい、天陽は自分のものなんだということをなつに知らしめるためだったのですね。丸顔でニコニコしてるけど、靖枝もなかなか意地悪な人ですね。

なつと天陽が絵を見ながら近況を話す

なつと天陽は展覧会で賞を取った天陽の馬の絵を見ながら話した。「わんぱく牛若丸」の映画も天陽は見たと言う。十勝農業高校で演劇部だった良子と門倉が青年団で演劇をやっていて、天陽も絵を描き、そこで靖枝と知り合った。開拓農家の娘でつらいことも楽しめるからよかったと天陽は言った。靖枝はコーヒーを持ってくる。なつは二人に見送られて帰る。

うわ!これが展覧会で入賞した作品?

うん、こっちが最初のでこっちが去年の

あっ私も馬の絵を描いてたんだわ、東京で

あっ見たよ映画、帯広のあのディズニー見た映画館で…「牛若丸」

本当…わざわざありがとう

まあ別に見なくてもなっちゃんが楽しんで描いてるなら

それでいいんだけどね、俺は

ハハ…昔の友達はありがたいね、いつまでも応援してくれて

あっ十勝農業高校の演劇部で一緒だった居村良子さんと門倉努がいるべ?

うん、よっちゃんと番長?

あの2人が今青年団で演劇やってんだわ

へえ~本当?

その舞台美術をまた頼まれて俺が背景を描いたんだ

天陽君もやってんの?

うん、その舞台を妻も手伝ってたんだわ

あ…

それで仲よくなって、気付いたら好きになってた

そう

うん…

いかったね、いい人が見つかって

まあ結婚して喜んだのは俺より母さんや父さんだったけどね

ふ~ん

俺もいかったと思ってる

やっぱり開拓農家の娘だし、ここでのつらいことも一緒に楽しめるから

そう…

うん

コーヒーいれましたよ

おおありがとう

ありがとうございます!

いえどうぞ

頂きます

熱いかもしれないけど

はい陽ちゃんも

ああ、ありがとう

頂きます

おいしい…

いかった!ハハハ…

(なつは自転車で天陽の家を後にする)

したらな

うん

また来て下さい

お邪魔しました

感想

せっかく天陽となつで久しぶりに話していたのに、靖枝はどんだけ天陽のことを信用してないんですかね。コーヒーなんていらないっての。しかも「陽ちゃん」とことあるごとに連呼して。まぁ、たしかにいくら天陽が友達だと言ってもなつの存在って靖枝にとったらあやしいですよね。靖枝も自分の旦那に悪い虫がつかないように必死だったのでしょう。最後の見送りくらい天陽となつだけにしてあげれば?って思いましたが、なつの選んだ道だもの。しかたないですね。天陽と結婚したら貧乏生活だろうし、なつは東京に出て正解だったと思いたいですね。大丈夫!東京には坂場が待ってるから!

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泰樹は寂しいと言うなつに自分と支え合っていることを教える

なつは柴田家に戻り、仕事をしている泰樹を手伝った。天陽に会ってきたなつは、酪農を続けた方が泰樹もうれしかったかと聞く。泰樹はそんなことは考えるなと言う。さみしいと言うなつに泰樹もさみしいのは同じだが、一人で生きようと思えば寂しいのは当たり前だと言い、だから支え合うのだと言った。

じいちゃん、ただいま

おお、お帰り

私も手伝う

いや…いいから

天陽に会うてきたんか?

うん…

そうか

いいお嫁さんだった

うん

千遥の結婚もあんなふうになるといいな…

うん

やっぱり手伝う

じいちゃん…

うん?

もし私がここに残って酪農を続けてたら、じいちゃんはうれしかった?

そったらこと考えんな、そったらこと考えるなつにはなってほしくない

けどじいちゃん…私だって寂しいんだわ…

じいちゃん…寂しくて寂しくてたまんないんだわ…

じいちゃん…

なつ

ん?

わしだって寂しい…お前がおらんようになってずっと寂しい…寂しくてたまらん

じいちゃん…

人間は一人で生きようと思えば寂しいのは当たり前じゃ

それでも一人で生きなきゃならん時が来る

誰といたってもだ

家族といたって、一人で生きなきゃならんもんだ

だから支え合う

離れていたって支え合える

わしとお前は支え合ってるべ?

うん…

千遥に会えんで寂しいのはわしも同じじゃ

ありがとう

天陽はどうだっていいな…

ハハ…そんなこと言わず、天陽君もお願いします

そうか、ハハ…

感想

なつは、天陽の横に当たり前にいる靖枝をみてショックを受けたのですね。自分のことを好きでいてくれると思ってた天陽からも「気付いたら好きになってた」なんて言葉を聞いて内心ガッカリしたのでしょうね。泰樹はそんななつの心境を察してくれたんだと思います。なつも泰樹に寂しさを共感してもらい、少しだけ元気を取り戻したようですね。

夕見子が柴田家に帰ってくる

剛男は帯広の旅館に聞いたが、千遥の名前はなかったと言った。咲太郎となつは剛男にお礼を言い、明日、東京に帰ると言った。剛男は寂しがったが、そこに札幌に行っている夕見子が帰ってきた。

念のため帯広にある旅館を当たってみたんだけど、千遥ちゃんの名前はなかったな

そうですか…すいません

父さんありがとう

いろいろとありがとうございました

明日東京に戻ります

もう帰っちゃうの?

はい、なつも仕事が忙しいようなので、実は私も…

なつも帰っちゃうんかい?

ごめん、すぐ取りかかんなくちゃなんない、新しい仕事が出来て

あっ実は私も今…

何だかな…残念だな…

いやなつだけでもちょっとはゆっくりできるかと思ったのに!

しかたないしょ、仕事なんだから

ただいま

うん?この声は…

(夕見子が帰ってくる)

ただいま

タ見!

おお!

何さこの家は女は働いて飯を作り、男は座って飯を待つ

相変わらず遅れてますもね

タ見子お帰り!

久しぶりだね、ちゃんと生きてたのかい?

うん

去る者がいれば来る者もいる

なつよ、寂しさを乗り越えて…来週に続けよ

感想

咲太郎が何か言おうとしてるのに、剛男がかぶせてきて面白かったです。ちょうどいいタイミングで夕見子が帰ってきましたね。千遥のことや天陽のことでションボリしていたなつですが、夕見子のお陰で元気になりそうな予感ですね。

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【なつぞら】なつ(広瀬すず)と夕見子(福地桃子)の会話が感動する。二人の関係をまとめました

今日の名シーン

寂しくてたまらないというなつに泰樹が支え合っているべと言ったシーン。

今日の名台詞

「わしだって寂しい…お前がおらんようになってずっと寂しい…寂しくてたまらん。人間は一人で生きようと思えば寂しいのは当たり前じゃ。それでも一人で生きなきゃならん時が来る。誰といたってもだ。家族といたって、一人で生きなきゃならんもんだ。だから支え合う。離れていたって支え合える。わしとお前は支え合ってるべ?」

寂しいと言うなつに泰樹が言った言葉。

「何さこの家は。女は働いて飯を作り、男は座って飯を待つ。相変わらず遅れてますもね」

柴田家に帰ってきた夕見子の言葉。

次回の見どころ

夕見子が帰って来ましたから、なつにどんなことを言うのか楽しみです。夕見子はけっこういいことを言うし、かなりなつに影響を与えている人物だと思います。

なつぞら

Posted by popi